小説 - 徳間文庫作品一覧
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3.0結婚して東京で暮らす月光(つきみ)のもとに急な連絡が入った。 故郷の京都で暮らす双子の妹・冬花が殺人の容疑で逮捕されたという。 被害者は、冬花の高校時代の同級生・川井喜代。 二十年前、冬花を自分の思うままに支配し、不幸にした喜代が許せず、二人を引き離したはずだったのに、なぜ……。 京都に戻った月光は、冬花に思いを寄せる男・杉田とともに真相解明を解明しようとするが、新たな殺人が起きる。 第一章 月光と冬花 第二章 再会 第三章 母娘 第四章 帰郷 第五章 見えない脅迫者 第六章 真夏の夜のパーティー 第七章 深まる謎 第八章 収獲の時期 第九章 失踪、そして逆転劇 最終章 犯人の素顔 解説 千街晶之
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3.7真っ白な自称人魚の男と寺で同居することになった私。いつしか奇妙な力が芽生えて…。奇想小説の異端児が放つ長篇が待望の文庫化 小さい刻の愉しい記憶をもう一度味わうために、私は誰もいない寺に帰ってきた。私が池で見つけたのは、真っ白な自称人魚の男『うお太郎』。人魚にも見えないが、人間とも思えない不思議な生物だった。うお太郎は「この寺の周辺には奇妙な石が埋っており、私にはそれを見つける力がある。石には記憶を忘れさせたり、幽霊を閉じ込めたりする力が宿っている。早く見つけろ」と言うのだが……。書評家熱賛!奇想小説の異端児が放つ長編が待望の文庫化。
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-連続殺人、放火…… 脅迫犯を追って、人情刑事、薩摩路を駆ける! 松本市内の繁華街で、地元の不動産会社社長の船田慎士が刺殺された。 いつも持ち歩いていた数百万円の現金がなくなっていたことから物盗りの犯行と思われた。 十日後、やはり松本市内で、ホステス・三池かなえの刺殺体が発見された。 捜査の結果、被害者の二人のみならず、参考人として事情を聴いた金武咲人までも鹿児島出身者であることが判明。 長野県警松本署の刑事・道原伝吉は鹿児島に飛んだ! 次々と明らかにされる関係者の予想外の過去…。 第一章 寂しき被害者 第二章 鬼日 第三章 鹿児島捜査行 第四章 山の名前 第五章 天文館 第六章 黒い服 第七章 底のない夜
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-長野県松本市の住宅街で8月の白昼、火事が発生。住人の上条貞彦夫婦と住み込みのお手伝いが焼け出された。放火の疑いが濃厚だった。捜査の結果、付近の防犯カメラに映っていた初老の男に容疑がかかる。一方、観光で松本を訪れていた男が、泊まっている宿の名前も場所もわからないと、交番に保護された。自分の名前すら思い出せないという。その男が防犯カメラに映っていた男によく似ているとの情報を得た、松本署の刑事・道原伝吉の捜査が始まった! 静岡市清水区に住む味川星之助と断定されるが、味川は認知症を発症しており、自分の行動を覚えていないことが判明する。やがて、日本平で味川の刺殺体が発見された! かつて、味川の父親が疎開していた松本郊外の家が二度にわたって放火された事実を掴んだものの、道原たちの捜査は暗礁に乗り上げる…。会心の長篇ミステリー。
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