作品一覧

  • あかんたれ 土性っ骨
    5.0
    1巻458円 (税込)
    明治の半ば、大阪・船場の大きな呉服問屋に二人の男の子が同時に生まれた。一人は正妻の子、もう一人はめかけの子として……。めかけの子・秀太郎は本家に丁稚奉公に上げられるが、その家には冷たい正妻と、腹違いの子どもたちがいた。丁稚・秀松となった少年はみじめな日々を送るが、次々と起こる苦難に立ち向かい、次第にその頭角を現してゆく。お母はんと一緒に住みたい、それだけを胸に秘めて……丁稚から大商人へとど根性で駆け昇った男の苦難と栄光の一代記。
  • どんとこい(電子復刻版)
    -
    1巻550円 (税込)
    島村光一は大手商社をやめ、あえて経営難に苦しむ既製服製造卸問屋・小松屋の店員になった。それは、小松屋の先代の妾だった母親の懇請にほだされたからだが、光一を待ち受けていたのは、敵意と策略の渦だった。しかし、今は亡き父親から受けた唯一の遺産“どんとこい”精神で、商人として逞しく成長して行く……。妾の子という宿命を逆バネに成り上がった男の感動の商魂ドラマ。

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  • 流れ蝶(電子復刻版)
    -
    1巻605円 (税込)
    夜子、黒ずくめの衣装で現われた謎の女。胸にゆらめく金の蝶があやしく男を惹きつける。マダム三津江は、夜子にひと目惚れしてしまった。だが、三津江は恋人江川と夜子の仲がただならぬものであるのを知った。しかも夜子は、店の上客市井の姪であった。謎の女、夜子――。パリで育ち厳格な躾を受けて育った汚れを知らぬ娘が、愛に裏切られながらもたくましく女になっていくホステスロマン。

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  • 銀座牝(電子復刻版)
    5.0
    1巻605円 (税込)
    銀座のホステス・モコの妖しい肢体に心を奪われない男はいない。父親はギリシャ系で母親は元華族という毛並みの良さに加え、怒りが込みあげてくると体は燃え、男を抱かずにはいられない激しい気性。正にモコは男をくいちぎる“銀座牝”。陣笠代議士の演説草稿にいたずらをしたのを手始めに、得意のカマトト戦術を駆使してネオン街を自由奔放に生きる銀座牝のユーモア溢れる痛快ホステス物語。

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  • こわし屋甚六(電子復刻版)
    -
    1巻605円 (税込)
    こわし屋甚六はタフでハンサム、女が放ってはおかないいい男。だが独身、なぜなら、女に惚れても自分で仲をこわしかねない《こわし屋》が商売なのだ。そんな甚六が恋をした。相手は何と初恋の先生のその娘である。果たして……。社会の裏で生きる人たちの珍商売、効果屋、知識屋、当て屋、見せかけ屋、分散屋そしてこわし屋。不思議な人々の織りなすユーモラスでちょっと哀しい人生模様。

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  • 銭 牝(電子復刻版)
    -
    1巻825円 (税込)
    大阪豊中の高利貸し徳兵衛の娘敬子は、金がすべての環境に育った。十八歳になり美しく成長した敬子は芦屋の高利貸し香取五之助に目をつけられ、男と寝れば金になることを知る。いまでは金を見ると異常に欲情する敬子は、五之助の死後、大阪キタのホステスになりそのひたむきさゆえに愛されながら本能のおもむくまま、男たちをセックスの術中にはめ、籠絡してゆくのだった。セックスを武器にした女の出世譚。

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ユーザーレビュー

  • 銀座牝(電子復刻版)

    Posted by ブクログ

    親が昔購入した本が本棚に眠っていた。主人公モコが才能豊かに暗躍する小品16作品。
    どれもすこぶる面白かった。
    花登筐作品もっと読んでみようかなと思う。

    0
    2021年04月11日

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