ブックライブの高評価レビュー

すべての高評価レビュー

  • 残火

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    ものすごい小説というのが第一の感想。
    被害者遺族と加害者家族の選択。それをテーマにした小説と思いきや、二転三転、深い深い小説であった。
    今年読んだ中では一番かも。辻堂ゆめ。今後もフォローし続けて間違いない!

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    2026年10月09日
  • けものたちは故郷をめざす(新潮文庫)

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    安部公房の隠れた名作
    シュルレアリスム的な展開はないが、話の展開が面白い!が暗く、辛い
    完全なフィクションとも言いきれない、有り得た話なのも辛すぎる、、

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    2026年10月09日
  • 冬霞

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    実の父・足利尊氏に疎まれ、叔父・足利直義の養子となる足利直冬。
    父・護良親王を直義勢に殺された女子・霞。

    後醍醐天皇没後の南北朝時代、北朝と南朝の争いから尊氏と直義との決裂からその後まで。
    直冬と霞との関係も入ることで固くなりすぎない。
    史実の中に作家の想像力が魅力的に加えられ、南北朝時代を分かりやすく、熱く、ドラマチックに。
    自分に合う作家さんに出会えた。
    35歳とは思えない作家さん。
    北方謙三、今村翔吾に続く私の好きな歴史小説家。
    これからの作品も楽しみだ。

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    2026年10月09日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    成瀬のファンです!
    真っ直ぐで清々しく、魅力的な成瀬に元気をもらいました。
    読みやすくて面白かったです。
    また成瀬に会いたいです。

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    2026年10月09日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    冒頭読んで今年1を引き当てた!と思った。
    続編はあまり期待していなかったが想像以上だった。
    全部すきだったが春に翔ぶが特に好きだった。北原先生は本当に暖かい愛のある人だなぁ、、他人をそこまで思いやれるのは容易いことではないのに。
    編集者さんたちが櫂くんと尚人くんの作品を最後まで届けてくれたのはとても感動した。そこに2人がいればもっとよかったなぁ、、。
    汝、星のごとくから星を編むまでとても素晴らしい作品だった。映画も観に行きます。

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    2026年10月09日
  • 777 トリプルセブン

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    おもしろかった。読み終わるのが惜しいくらいに。
    やっつけるのずいぶん簡単だねとツッコミつつも、業者(殺し・回収・逃しなどなど)だしエンタメだからねと楽しめた。
    登場人物が絡み合いながら、最後一つ方向にうまくまとまった終わり方だった。
    いちばん悪いのは一見社会的に高い地位にいる奴だったが、因果応報・自業自得の結果となりとりあえずよかった。

    呼び名の付け方が、ずっと前に読んだグラスホッパーに似ているなと思っていたら、殺し屋シリーズの4作目であることを知った。他の2冊も読んでみたい。

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    2026年10月09日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    短編集。どの作品も、あ、そういう気持ち、あるかも…そういうこと言っちゃうかも…という嫌な人の気持ちを浮き彫りにされる作品!

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    2026年10月09日
  • MR(下)

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    MRさんの仕事ぶりを通じて、製薬業界のあれこれを専門用語少なめで分かりやすく表現されていました。主人公たちの奮闘に爽快感もあり、ほぼ一気読みでした。

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    2026年10月09日
  • 一次元の挿し木

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    さすがこのミス大賞作品!
    DNAや、遺伝子、海外の湖で200年前に発掘された人骨と、なかなか理解が及ばないものも多いが、何しろスピード感があって引き込まれた。
    次々と人が殺されていく描写は怖かった…

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    2026年10月09日
  • 寂しい生活

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    現代社会は「もっとお金を使わせろ」「気安く買わせろ」という戦略のもと、様々なメッセージが消費者に投げかけられている。「家事は面倒」という、もともと人が抱いていなかった考えを脳内に植え付け、家電を欲しいものだと思わせる。しかし、実際に家事の負担を減らすことができたかと言われるとそこまででもないというのは確かに、と思った。

    特に都心に住んでいると、「欲」と「欲じゃないこと」がほんとうに曖昧になってくる。人との繋がりも薄くて、人は一人で生きていけるものと思わざるを得ない。
    そして、つり革広告に新しくできるお店の数々。綺麗な女性も多いし、美容の基準や意識が無意識に高くなっていたことにも気づいた。常に、「あなたはまだ満たされていない」というメッセージを至るところから受ける。

    最近自分の中で、まつ毛パーマは本当に必要なことなのかと考えていたけど、こういったものもこの本の中でいう「たくさんのチューブに繋がれた重病人のようなもの」なんだと思う。まつ毛パーマをしていない状態が怖くて、失いたくない。「きれいなまつ毛を手に入れること」は、いい風に見える反面、「綺麗な上に上がったまつ毛を手に入れなければ幸せになれない、気分が上がらない」という思い込みも手にしているのだと思った。

    「誰かと差をつけることが豊かさ」「差をつけることがリッチなのだ」という際限のない競争地獄から抜け出すには、所有じゃなくて、シェアする。

    良い車も、良い洋服も、高い学歴も、常に私たちが受け取るメッセージだ。私たちは、小さいころから、「他人よりも優れた結果や物を持つことが幸せや豊かさにつながる、可能性が広がる」と教わってきた。しかし、それは本当に自分を豊かにしているのか?と懐疑的に考える機会は、与えられてこなかった。

    この本を通じて、もう一度自分の中にある思い込みや身の回りのものを見直してみようと思った。

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    2026年10月09日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    再読。
    十二国記エピソード2。

    今回は十二国の中の 戴国(たいこく)のお話。

    10歳まで蓬莱(日本)の子として育った泰麒が、こちら(戴)へ帰国し、麒麟としての役目を果たすための苦悩と成長を描いた物語。

    日本での泰麒を知ってるだけに、こちらへ来てみんなから愛されて大切にされてる泰麒の姿に 序盤からうるうる。。。
    そしてまた泰麒がなんともけなげで、ほんと愛しすぎた。
    私も泰麒の仙女になりた〜い笑

    まだ10歳なのに こんなに重い責任を背負って 思い悩む泰麒に胸がぎゅっとなる。
    再読だけど、どうなるんだかすっかり忘れてたので ドキドキして読むのやめられなくて一気読み⤴︎
    。
    景麒も延王も六太もみんな優しいんだよな。
    泰麒推しの私にはたまらないエピソード2だった(*^^*)

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    2026年10月09日
  • ファイア・ドーム 下

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    次から次へと明らかにされる衝撃の真実。
    思いもよらなかった展開に
    圧倒されてしまった。

    多くを語るとネタばれになりそうなので
    中身には触れず…

    辻村深月の新たな代表作となること間違いなし。
    今年の本屋大賞はこの上下巻で決まり!

    あっ…
    2026の本屋大賞はもう決定してましたね。

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    2026年10月09日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

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    久しぶりに再読♪(上下巻まとめての感想)

    日本で生まれ育った女子高生の陽子が、ある日突然現れた男に異世界に連れ去られる物語。

    あ〜やっぱり面白い!
    おおまかなとこしか覚えてなかったので、またドキドキハラハラしながら 十二国記の世界にどっぷり没入してしまった。

    弱々しかった陽子が いろんな過酷な困難に遭いながらも 立ち向かい、たくましく成長していく姿がめっちゃ良い♪
    たくさん裏切られ失望したけど、いいやつだっている!
    楽俊〜〜!!会いたかったよ〜〜( ; ; )
    再読なので 下巻に入って そろそろか?そろそろか? 、、、楽俊来たーー!!って歓喜した⤴︎

    世の中 きっとどこかに味方はいる!

    あらためて読むとこの「月の影 影の海」には十二国記の概要がめっちゃ書かれてたんだな〜と思った。
    十二国記のいろんな事がよく理解できた。

    今回もめっちゃ面白かった!!
    さ、次行こ!






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    2026年10月09日
  • 【無料サンプル版】空海の言葉に学ぶシリーズ 高野山開創1200年 空海1 すごい言葉

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    空海

    空海は、天才だと言われていますが、直ぐに何でも成し得た訳では無くて、空白の時間かあったとは意外でした。現代訳で解説してあるので、難解な空海の言葉もスーッと頭に入ってきました。他の空海の書物を読みたくなりました。

    #タメになる #深い

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    2026年10月09日
  • 方舟

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    ネタバレ

    最後のシーンではえ…?と声を出しそうになるくらいの衝撃を受けた。
    5人の結末を考えると気持ちが重くなるとともに、面白かった気持ちが重なってよく分からない感情になった。

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    2026年10月09日
  • ゾンビ回収婦

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    正直感想が難しい作品だ。
    煙に巻かれたような、自己陶酔しているような文書で途中まで何が言いたいのか分からなかった。
    最後まで読んで何か「分かった」気がしたが、それも言語化するのが難しい。
    ロールプレイングゲームの中と、現実の世界の境目は一体なんなのか。仕事とはいったい何なのか。
    主人公の気持ちや思想は分かるような気がするし分からないとも思う。
    NPCと私達の違いはあるのか?

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    2026年10月09日
  • ゆるキャン△ 1巻

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    本栖湖でソロキャンプ中の志摩リンが出会ったのは、本栖高校に転校してきた各務原なでしこ。キャンプをきっかけに、2人や野外活動サークルのキャンプが始まった。

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    2026年10月09日
  • 幕が下りたら名前を呼んで 【電子限定おまけ付き】

    ネタバレ 購入済み

    良かったです!

    作家さん買いでしたが購入して大満足な作品でした!翔太くんは、最初はチャライケメンって感じだったのに昴さんにハマってから、どんどん変わっていくのがカッコよかったです✨️昴さんもコウキさんから昴さんに戻れる場所が見つかって本当に良かった(*^_^*)これからも好きなお仕事頑張れそうですね!絵が本当にキレイで内容も私好みで、とても楽しい作品でした✨️

    #胸キュン #ハッピー #カッコいい

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    2026年10月09日
  • 青い壺

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    有吉佐和子『青い壺』文春文庫。

    昨年末にテレビで取り上げられてから、じわじわと売れているようだ。

    美しい青磁の壺をテーマに描かれる13話から成る連作集。

    1人の陶芸家が焼き上げた見事な出来栄えの青い経管型の壺。誰もが魅了される壺の持ち主は次々と変わり、様々な人間模様を見せてくれる。

    ストーリー的には、馳星周の傑作『少年と犬』にも似ている。もっとも馳星周の方がだいぶ後になるし、犬と青い壺では大きく異なる。何故、馳星周の『少年と犬』を思い出したのかと言えば、この『青い壺』という作品がそれほど面白かったのだ。


    『第一話』。才能や技量だけでなく、様々な偶然や運が重なり、芸術は成立する。なかなか思うような作品が作れないのが、陶芸の世界なのだろう。

    父親の後を継ぎ、青磁ひとすじに制作を続ける陶芸家の牧田省造。ある日、デパートの注文品とともに焼き上げた一点物の経管型の青い壺は見事な出来栄えで、見る者を魅了した。青い壺は道具屋が古色を付けたら買い取ると言ったのだが、デパートの社員が美術品コーナーに展示したいと引き取っていく。


    『第二話』。馬車馬のように50年間も働き続けた男が定年を迎えた時、やはり壊れていくのだろうか。自分自身60歳を超え、未だに普通に働いているが、65歳まで残り3年を切ったが、まだ定年後の暮らしなど想像も出来ない。

    定年後半年が過ぎても、家でぼんやりする夫の寅三を持て余した妻の千枝は、寅三が68歳まで世話になった副社長の原へのお礼にデパートで青い壺を買い、寅三に持たせた。


    『第三話』。生け花の世界も奥が深く、難しそうだ。ましてや青い経管型の壺となると難易度は上がるようだ。

    副社長夫人の芳江は青い壺に美しく花を生けようと悪戦苦闘していた。そんな中、で夫の部下の女性と甥っ子が見合いのために相次いでやって来る。見合いは不首尾に終わり、帰りしな甥っ子が言い残した言葉が気になる芳江。


    『第四話』。親族同士の財産争いは、時として醜い争いになるらしい。中には父親が亡くなり、母親に遺された遺族年金の果てまで寄越せという子どもが居るようだ。遺族年金の申請用紙に子どもたちが相続を放棄することに同意する欄があるのは、昔からそのような争いがあったということなのか。

    副社長夫人の芳江は、青い壺に美しく花を生けようと奮闘する。そんな時、孫を連れた娘の雅子が急に帰ってきて、婚家の醜い遺産争いを愚痴始める。芳江はその話を夫に伝えていると、青い壺を目にした夫は突然、青い壺を誰かにあげてしまえと言い出した。青い壺は次に誰の手に渡るのか。


    『第五話』。白内障は手術を受けると驚くほど回復するようだ。一昨年、自分の母親は両目の白内障の手術をしたが、日帰りで翌日には眼帯が外れ、驚くほど見えるようになった。

    東京の狭いマンションで1人暮らしを続ける千代子は老いて目が見えなくなった母親を引き取る。2人暮らしが始まり、生活に張り合いが出て来た千代子は、都内の老人病院を知り、母親を診察してもらうことにした。左目は緑内障でどうにもならなかったが、幸い右目は白内障で、手術をしてもらうと母親の右目は見えるようになった。目が見えるようになった母親が千代子の部屋で目にした綺麗な青い壺。あの青い壺は千代子の元にあった。


    『第六話』。今年は戦後80年だと言う。本作が書かれたのは50年前ということで、描いている時代は戦後30年である。戦後30年というと今よりは戦争の記憶が残っていたのだろう。

    夫婦2人で、戦後の焼け跡から始めたこぢんまりとしたバア。バアの客の医師の石田は『御礼』と書いた細長い荷物を置いて帰った。『第5話』で千代子の母親が白内障の手術を行った医師の石田に、あの青い壺を感謝の印に贈っていたのだ。

    『第七話』。物資や食糧が不足した戦時中に何とも粋なことをする人も居たものだ。

    医師の石田一朗の忘れ物だと言って、バアのマダムの梶谷洋子が届けてくれた青い壺を見た年老いた母親は、戦時中に外務官僚だった亡き夫との思い出が甦り、夫の粋な計らいについて饒舌に語り出した。そして、我々は千代子の母親の名が鈴木キヨであったことを知る。


    『第八話』。まさかの急展開に息を飲んだ。あの青い壺は一体何処へ……

    長女が嫁ぎ、長男はアメリカに留学。姑が他界し、夫と2人きりになった厚子は部屋を片付けていた。毎日、帰りの遅い夫を待つある日、上機嫌で帰ってきた夫から次の土曜日にレストランに行こうと誘われる。我々は夫の名を石田一朗であることを知り、鈴木キヨの白内障の手術を行った石田の手元にまだ青い壺があることを知り、安堵するのだが……


    『第九話』。なかなか青い壺は登場しないのだが、最後の最後に新たな持ち主の手に渡る。自分も数年前に中学校時代のサッカー部の仲間から同級会に誘われたが、残念ながら中国出張と重なり、欠席した。その後、新型コロナウイルス感染禍が始まり、再び集まる話は無かった。

    女学校の卒業から半世紀、弓香は同級生たちと久しぶりに京都で集まる。戦争を経て子育ても終えた彼女たちは、家庭の状況も経済状態も健康状態もそれぞれであったが、楽しい時を過ごす。


    『第十話』。青い壺の持ち主は目まぐるしく変わる。どうやら青い壺は持ち主に幾ばくかの幸運をもたらすようだ。弓香が京都旅行から戻り、骨董市で僅か三千円で手に入れた、あの青い壺を孫娘の悠子に土産に渡す。

    母校だったミッションスクールの初等科に栄養士として就職した弓香の孫娘の悠子は、子供たちに野菜を食べさせたいと工夫を凝らすが、ある日、真っ黒なほうれん草のスープを作るという大失敗してしまう。


    『第十一話』。青い壺は何処へ行ってしまうのか。肉親との別れほど悲しいものはない。昨年末、自分も父親を亡くしたが、涙こそ流しはしなかったが、心にポッカリと穴が空いたような気分が続いている。

    世話になったシスターが45年ぶりにスペインに帰郷すると聞いた悠子は、青い壺をプレゼントする。


    『第十二話』。スペインに渡った青い壺はどうなったのか。青い壺は1人の男性がスペインから日本に持ち帰っていた。

    スペイン旅行中に急性肺炎になったという入院患者の男は、病室に飾った青い壺に触られそうになると、怒鳴るのだった。


    『第十三話』。最終話。因果応報。人生とは人との繋がりで、与えた物、貰った物が、巡り巡る仕組みになっているのかも知れない。青い壺の運命は……

    スペイン旅行中に急性肺炎になった男は高名な美術評論家だった。その男に呼び出されて、家を訪ねた陶芸家の牧田省造は、男がスペインのバルセロナの骨董店で見付けた12世紀初頭の掘り出し物だと言う青い壺を見せられる。 

    本体価格770円
    ★★★★★

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    2026年10月09日
  • 20代を無難に生きるな(きずな出版)

    Posted by ブクログ

    抽象的なテーマでありつつ、提案している内容は具体的かつパワーがあった。
    ビジネス書や若者に宛てた本を複数読んできたが、それらの内容も含まれつつ、独自の観点と伝え方で非常にまとまりのあるメッセージが感じられる。
    個人的には、20代特有の「4つ焦り」が、20代のあるあるを的確に言語化したものであった印象。

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    2026年10月09日