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Posted by ブクログ
『太平記 ラブ&ピース』から、町田康作品2冊目。
発明ともいうべき独特の文体と軽妙な河内弁のリズムに乗って進んでゆくのが心地よく、割とさくさく読んでいたのだが、残り200ページという辺りから暗雲が立ち込め、そして最後はすべてのツケを払うかのように崩壊してゆく。特に何も解決せず、誰かが救われるということもない。
「他人には自分のことを理解できるはずもない」という思いと、「誰かに理解されて救われたい」という思いを同時に抱きながら、拗れに拗れた結果、最期の最期は「なんらの言葉もなかった。なんらの思いもなかった。」である熊太郎の孤独。
自分とはなんだったのか。他の人も同じように思うことがあるのか。自分 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者お得意の叙述トリックと併せて複雑な話が入り組んだミステリー小説。主人公島崎の本職は小説家だが、それだけでは生計を立てられず、ゴーストライターも兼ねていた。そんな中、島崎は依頼人に失踪した息子の伝記を書いてほしいと依頼されて、多額の報酬金を貰えるということで、その依頼を受けることにした。失踪した息子小松原淳の生涯を追うために、島崎はこれまで彼と関わりのある人物に取材していき、彼の人物像が明らかになるにつれて、次々と彼の謎が浮かんでくる。本作は基本的に小松原淳の謎に迫っていくが、それと同時に依頼人の家族の謎、とくに彼女の夫が物語のカギを握る。
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