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歩けるうちは、人は死なない
長生きしたくないという高齢者が増えている。
不健康寿命が延び、ムダな延命治療によるつらく苦しい最期は恐ろしいと感じるからだ。
著者は2000人以上を看取った元外科医の緩和ケア医。
「歩けるうちは死にません」「抗がん剤をやめた方が長く生きる」「病院で体力の限界まで生かされるから苦しい」「認知症は長生きしたい人にとって勝ち組の証」「ひとり暮らしは、むしろ楽に死ねる」など「延命より満足を、治療より尊厳を」という選択を提唱。
医療との向き合い方を変えることで、家で人生を終えるという幸せが味わえるようになる!
2000人の幸せな最期を支えた「在宅」緩和ケア医が提言
病院に頼りすぎない“生ききる力”とは?
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Posted by ブクログ
タイトルに「棺桶」と「歩こう」
ウォーキングがメインなのか、死がメインなのかわからず読み始めた。
読み終えて、著者に共感。
抗がん剤で弱って苦しんで死ぬのではなく、
ガンが大きくなっても、ろくに食べられなくなって体重が減っても、
人は歩ける限りは死なない。
歩くために必要なのは筋力ではない。気力だ。
なので、病院で抗がん剤と点滴で死を待つのではなく、
家族に見守られて励まされて、最後まで歩いて、死のう。
乱暴に言えばそういう内容の本。大いに共感する。
病院は生かすのがミッション。転ばれても困る。だから動けなくなる。
栄養は与え続ける。どんどん具合が悪くなる。
そうではなく、最後まで自分で歩いてトイレにも行って、
歩けなくなった時が死ぬとき、でいいではないか、と。
死なせないよりよく生きる、だ。
同感、納得。
前橋の先生だった。
第一章 歩ける人は死なない(病院で大往生はできません;新米外科医には「看取り」はつらすぎました ほか)
第二章 がんばって背筋を伸ばそう(ほめてあげよう、ありがとうと言おう;歩くのに必要なのは食事や栄養ではありません ほか)
第三章 人は病気ではなく、老化して死ぬ(「80歳の壁」を超えるなんて恐ろしい;成功者、金持ちほど寂しく死ぬ? ほか)
第四章 がんと闘うな、はほんとうか?(「心臓マッサージはしない」「胃ろうはしない」など細かく言い残す;「穏やかな死」をじゃまするのは、実は家族が多い ほか)
第五章 一人でも、いや一人のほうが大往生できます(一人暮らしのほうがむしろハッピーに死ねます;「孤独死」ではありません、「孤高死」です ほか)
Posted by ブクログ
人はがんが大きくなって死ぬのではなくて、癌に栄養を吸い取られて、老いて、弱って死ぬ。一番大事な糖を使っているのが、脳と心臓。筋力は、重いダンベルを3回のほおが良い。軽いダンベル100回は持久力をつける。大股てゆっくり、理想は早く歩く。長生きするのは日数の長さではない。いつ死んでも悔いがない生き方。身体にいいことより、心にいいことをした方が長く生きられる。人は病気で死ぬのではなくて、老化で死ぬ。病気は老化の段階に名前を付けているだけ。平均寿命は
女性87.2歳、男性は81.7歳。健康寿命は、女性75.2歳、男性72.2歳。制限のある生活は、女性11.6年、男性8.5年もある。、ビンビンコロリは、ゆくゆくは認知症になる。せん妄とは、入院すると確率が高くなる。分のやからないところに連れて行かれる、怖くて精神がおかしくなる。これは高齢者の入院によるせん妄は認知症の道。がんを治療しなければ、身体は老化して行き、枯れるように死んで行ける。リビングウィルとは、生前の意思。生前遺言書、と訳される。生まれた時は、おめでとう。死ぬ時はありがとう。棺桶に歩いて入る!これが最後まで目一杯生きること。
Posted by ブクログ
去年、ひょんなことから、ある病気を重症化させてしまって、半月ほど入院をしたが、「入院すると、歩かないから早く死ぬ」を擬似体験。たった半月でもそれを実感。かつ、エレベーターを使わず、階段を使って上り降りしていたのにも関わらず! それは「病院では大往生はできません」につながっていくので、出来る限り、入院は避けたいもの。
〈本から〉
病院では大往生はできません
ちょこちょこ歩きだと、そろそろ寿命かな?
抗がん剤治療は、好きに生きられないからつらいのです
もっと生きたいよね? じゃあ歩きましょう
人の寿命は歩幅と背筋でわかります
入院すると、歩かないから早く死ぬ
1時間に10回立ち上がれれば歩けます
ストレッチをがんばれば痛みは引いていく
背筋を伸ばしてかっこよく座れますか?
大股でゆっくり、理想は速く歩こう
嚥下リハビリを続ければ死ぬまでむせることはない
ごくごく飲み込まないで、少しずつ気合をい入れて真剣に飲み込んでみてください。「今、飲み込んだものがどこを通っているか?」と意識しながら飲み込むだけで、嚥下のリハビリになります。
Posted by ブクログ
母から渡されたので読んだ。母が亡くなる時の理想がこの本の内容とのことなので、読んで欲しいと言われた。
親子だからなのか、私もこの本のように亡くなりたいと思った。
私は30代ではあるが心配性なので、自分が先々病気になることを想像してお金を貯めたり、物を減らしたり、終活の一歩手前のようなことをしてしまっていた。
この本を読んで、死ぬイコール病気で亡くなると思っていた自分に気づけた。
もちろん病気をきっかけに亡くなることはあるが、病気になったことで心が弱ってしまうことが、最終的な要因なのだろうと思った。
一応まだまだ若いので過度な心配は辞めて、それよりも心身健康でいられるように過ごそうと思った。
実家に帰ったら、また両親としっかり話そうと思う。
“死“の話は縁起が悪いから親の前で話すものではない!という考えの両親でなくてありがたい。
死と向き合うことは、結局、“生“と向き合うことなのだと感じる。
Posted by ブクログ
病院では、何とか命を救い、少しでも長く生きられるように治療することが使命だと思っていた。しかし、人は必ず死を迎える。本書を読んで、ただ命を延ばすことだけではなく、最期まで自分らしく生きることも大切なのだと考えさせられた。
著者は、2000人以上を看取ってきた緩和ケア医として、「延命より満足を、治療より尊厳を」という考えを示している。緩和ケアを受けながら、最期を自宅で家族と過ごすという選択も、その人らしい最期を迎える一つの方法なのだろう。家族がそばにいて、最後の時間を一緒に過ごせることは、とても大切なことだと思う。
「無理な治療はしない」と母は言っている。私も、母がそう望むのであれば、その思いを尊重してあげたいと思っている。ただ、いざその時が来たら、本当にその通りにできるのだろうか。命を少しでも長くしてほしいと思ってしまうのではないか。死を遠ざけるのではなく、どう生ききるかを考えることも、家族にとって大切な準備なのだと感じた。
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