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ネタバレ 購入済み
文句なしの☆5
前作でハマりきれなかった私ですが、この作品を読んで全部に納得しました。前後編、もしくはこの先も続けてほしいほどの作品です。
今作ではお付き合いが始まってからの物語なのですが、ノンケ同士だからこその思いやみんなが通るであろうことカミングアウトの話、環境が変わったからこその強みと弱み、性行為への道程など、ひとつずつひとつずつ育んでいく姿が見られます。それがとても丁寧で慈しむようで、お互いがお互いを大切にしていてとても良いんです!
あんなに執着のなさそうだった優男の嫉妬が見られるとは思ってなかったのでそこも大収穫!
すごく丁寧に相手を思いやる分、大切さが伝わってくるので大感動。まだまだ人生は続く -
Posted by ブクログ
ネタバレどうしようもない父親から、母子が逃げ出す。
よくある設定で、父と息子の確執が物語の主軸というのもあるあるです。
それなのに、父・哲治が死亡したという連絡が、警察から届いたことから、主人公の嘉人の、父親の見る角度が変わっていく過程が、違和感なく描かれています。
それも単純に「実はいい人だった」というドンデン返しでもなく、次元と超えた二人の和解というファンタジーに走るでもない。
主人公の進路を方向づけた、恩師とのまさかの再会や、その恩師と哲治の意外な接点、貸本屋が存続し続けたことは(そんなことあるかなぁ)でしたが、総じて人の見方を今よりも多角的に変えていこうと思われるには、十分過ぎるほどの感動 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の名前が最後まで分からない連作短編。名前がなくても、この人のやわらかいまなざしは一貫していて居心地が良かった。
一話ずつご近所さんたちが登場して、ちょうどよい距離感でそれぞれ交流して、だんだん季節が巡っていくのが良かった。こんな風に付かず離れず穏やかに周囲と関わって生きていけたら、幸福な人生と言えると思う。少し寂しい別れもあるところが良い。
人間社会で暮らす熊、梨の妖精、叔父の幽霊、河童、壺の魔人、鬼、人魚。色んな存在が世界を共有していることが不思議で可愛くておおらかで、少し怖い。
生きることに疲れたらこんな本を読みたいと思わせてくれる、どこかあたたかい作品だった。 -
購入済み
著者の初期短編集
描き下ろしで続編のある作品の方が良質でしょうか。
読切作品なので色んなタイプの短編が入っていて、これはこれで良いです。
百合っ気のある作品の方が向いているような気もしますが、ちょっとした負の感情が現れるような作品の方がお得意な方かとも思います。
兄弟姉妹の絡む話も印象に残りました。
使い魔に翻弄されるのも嫌いじゃないです。 -
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