すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
第33回(2023年度)Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作とのことで、東急線の電車内広告でたびたび見かけたために気になって買ったのですが、ずっと積ん読にしていて、今月ようやく読み終えました。
ちなみに、『源氏物語』は高校時代に古文の授業でいくつかの節を学んだほか、大人になってから瀬戸内寂聴訳で途中まで読みました(「藤裏葉」の途中で挫折)。
平安時代に作られた『源氏物語』には現代では受け入れ難い、現代の社会規範に反する描写がたくさんあります(ルッキズム、ロリコン、不倫など)。それでも『源氏物語』の読書を楽しむにはどう読んだらよいか、を解きほぐしているのが本書です。
語り口はやわらかで、『 -
購入済み
最後
最高は泣きそうになる。性癖やら声我慢やら文化祭の女装やら楽しい感じだったのに。そっかー文化祭に呼べなかったのかー寂しいけどスイの優しさでもあるし複雑。春虎も優しくて本当に良い彼氏。
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ネタバレ 購入済み
イケメンリーマンだなぁ
寝具メーカー勤務なのに不眠症って笑笑
偽装結婚から離婚、ワンナイトのはずが同じ会社の同僚で、新人の時の指導担当だった子が痩せてイケメンになってて〜って、盛りだくさん過ぎる!!
先輩後輩の再会愛。どっちもゲイだけど、攻めの後輩くんはオープンで、受けの先輩は偽装結婚までしてたクローズ。一途な後輩くんの粘り勝ち。 -
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Posted by ブクログ
やっぱりこの人の文章が好きだ。前作と内容や登場人物が被る部分も多いのに、読みたくなってしまうのは、ひとつの出来事や同じ人物に対して、小原さんが特定の感情にこだわることなく、色々な感度から覗きこんで、色々な可能性を含んだ解釈をしているからだと思う。特に「ほんとうはやさしい子」「兄のサービス」なんかは、前作の兄への印象とは大きく異なっていてすごく印象に残った。生き様は真逆でも、同じ人間から生まれ、同じ家で、同じルールのもと育ったから共有できる感覚みたいなものをここまで表現できるのはすごいと思う。
それから、わさびとテストの話を読んでどこに江國香織を感じるのかまた少しわかった。恋人の善意を無碍にで
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