森見登美彦のレビュー一覧

  • 竹取物語

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    かぐや姫の物語 森見登美彦さんのおかげで改めてかぐや姫の物語、竹取物語を読むことが出来ました。こんなお話だだったなと懐かしく思いました。

    もっと森見登美彦さんらしさが出ているかと思ったのですが、私にはかなり控えめに感じました。原作へのリスペクトを感じました。

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    2025年12月03日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体小説は初めて読みました。
    森見先生も登場して、クスクス笑えるお手紙。
    森見登美彦に対して蔑むような書き方が面白かった。
    伊吹さんのやむを得ぬ!の精神大事にしたい。

    能登が舞台なのも良い。震災後に書かれた新版あとがきで能登に対する思いを知りました。

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    2025年04月11日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見登美彦のエッセイ集であり、雑文集でもある。
    一冊のテーマがある訳ではなく、あちらこちらで書き散らした文章を集めて一冊にしたもの。
    どれも何だか同じような事を何度も言っているようで、面白味はあまりない。
    ご本人もエッセイは苦手だと書いているが、確かに大して面白くない。

    森見登美彦氏には、ヘンテコでSFチックな物語を期待したい。

    星は3つ。3.3とかかな。

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    2025年04月11日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    新鮮味に欠ける。

    つまらないわけではないが、特に面白いものではなかった。

    使い古しを読まされたような感覚。

    同じところをぐるぐる回っている。
    もっと、新しいものが読みたい。

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    2025年04月06日
  • わたしの名店

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    有名な作家さんが実在する思い出のお店をエピソードとともに紹介してくれる。
    28名の作家さん(中にはルイ53世さん、バービーさんなどの芸人さんも)のエピソードの中で美村さんの鴨のロースト、塩谷舞さんのガパオライスはお店をブックマークするほど惹かれてしまった。

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    2025年04月02日
  • 四畳半王国見聞録

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    面白かったが他の四畳半系の作品と比べたらそこまで惹かれるものはなかったかな。相変わらず個性的なキャラクターが登場してきて京大という魔境へ魅了されてしまった。個人的に一番面白かったのは、研究室の桃谷さんが母親から送られてきた水玉ブリーフを馬鹿にした次のページですでに履いているシーン。水玉ブリーフにはそんな魅力があるのか、

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    2025年04月01日
  • 竹取物語

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    ネタバレ

    古典のかぐや姫を現代小説に翻訳した作品であった。
    森見さんは、原作を忠実に再現することを心がけていたため、いつもよりも森見節が少ないように感じた(勿論森見節はあるが)。
     しかしながら、森見さんが読者にとって読みやすいような工夫が散らばれてるし、ここはこういう風に解釈するからこのように翻訳する、という解説も読める点が面白かった。
     最後のワークショップで、古語を翻訳してみようと言う箇所があったので解釈をした。自分の文章と比較した結果、森見さんのよりキャラが際立った翻訳していたのが驚いた。今後、作品をピックアップし、現代の小説っぽく翻訳するのも面白そうだと思った。

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    2025年03月30日
  • 竹取物語

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    この世が
    この世である不思議さは
    生きていることが
    生きていることの不思議さを
    もたらすということ

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    2025年03月25日
  • 夜行

    匿名

    購入済み

    最初から最後まで不気味でした。ホラーに近い感じがしました。不思議な気配にいつの間にか絡め取られて、もう一つの世界に紛れてしまったような心細さも感じましま。

    #怖い

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    2025年03月20日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    個性豊かなキャラクターたちと軽快な文体。
    しかしキャラクターの相関が覚えられなかったのと、物語の時間軸がよく理解できなかった

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    2025年03月17日
  • 有頂天家族

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    狸と天狗と人間のドタバタ劇という感じで面白かったが感想が難しい。京都を舞台にしており、私もよく訪れるので、知っている場所が舞台になると何だか得した気分になります。文体が特徴的でシリアルな場面でも所々で笑えるため、リズム良く読めました。狸鍋にされて食べられるという恐怖は普段人間が行っている残酷さが身に沁みました。最後は少し感動があり、主人公の家族が全員無事で安心しました!

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    2025年03月14日
  • 夜行

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    ネタバレ

    登場人物が語る不思議な旅の話を聞けば聞くほど、不気味さが募るばかり。
    最後まで、「なーるほどね!チャンチャン!」とはならず、変にフワフワした余韻が残る。
    著者は面白おかしい話もうまいけど、こういう妖しい世界を作るのもうまいなあ。

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    2025年03月12日
  • 有頂天家族

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    高嶺の美女を描くのがほんとにうまい人だなと実感。主人公も含め狸同士の争いの中に天狗(元人間)の弁天が関わるとどうなるのか。「金曜倶楽部」では毎年暮れに狸が一匹狸鍋にされるが、主人公が恋している弁天も参加者の1人であり、彼女が狸を食べる理由が「食べちゃいたいくらいかわいい」から本当に食べちゃう、というところがおもしろい。ただ弁天はそれ以上に「おもしろきこと」が大好きなので、イタズラ好きの主人公とはウマが合い、弁天に気に入られていられてしまうということは文字通り身の危険にも繋がると同時に狸間の争いに一石を投じることにもなる、という構造が「どう転ぶかはすべて弁天次第」という感じがありワクワクした。

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    2025年03月08日
  • 夜行

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    やっぱり森見さんの世界観が好き。
    このなんとも言えない不思議な気持ちになる、唯一無二な感じの世界観にすごく惹かれる。
    読み終わって、どういう話だった?と聞かれても上手く伝えられない、自分の中に刻まれる物語みたいな感じも好きなポイント。
    今作は最近ハマっているホラー要素があって、より楽しめた。
    物語の舞台は行ったことのない、知らないところばかりだけれど、風景描写からはっきりと想像できるし、この場所知ってるかもとなるのも面白い。
    再読もしたいし、森見さんの他の作品も色々読んで、浸りたい。

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    2025年02月27日
  • 夜行

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    ネタバレ

    行方不明になった長谷川さんの仲間を10年ぶりに大橋くんが集めて、長谷川さんこ行方不明になった鞍馬の火祭りに行くことにする。
    仲間たちの、岸田さんという銅版画家の「夜行」にまつわる偶然と思われる話が続く。
    最後になり、大橋くん以外の人にとっては、大橋くんが行方不明になっていることがわかる。その世界では「曙光」という大橋くんの世界では存在が未確認だった連作が存在した。
    長谷川さんがいなくなった大橋くんの世界と大橋くんがいなくなった長谷川さんの世界との関わりがよく分からないまま終わってしまった。鞍馬の火祭り、長谷川さん、大橋くん、岸田さんがポイントだったのだろうけど、読み解けないまま読み終わってしま

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    2025年02月14日
  • きつねのはなし

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     私の本棚より。


     ざっくりとしか読んでいないので、細かいことは書けないのだけれども、本書の場合は、それでちょうど良いのかもしれない。

     森見登美彦さんのシリアスなホラー寄りの作品という情報を聞いて、大分前に古書店で購入していたのだが、読んでみると、単純にホラーと位置付けていいのかどうか分からない曖昧さが強く、それが物語の展開の意味合い的にも同様であるところが、好みの分かれるところとは思われるけれども、それ故の面白さも感じられて、特に「果実の中の龍」の先輩の存在感には、物語の生み出される源が、あくまでも人間の心の中にあることを教えてくれながら、その手段が異なるだけで、こうも印象が変わって

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    2025年02月02日
  • 熱帯

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    物語の仕組みがおもしろい!
    作者が出会った熱帯という妙な本をきっかけにミステリーから冒険へといざなう痛快小説。
    本を開けば意識をその世界に無理やりもっていける感覚を物語の中で再現している。
    現実世界からいなくなったような感覚。
    まさに熱帯は現実離れした世界に後半は持っていかれる。
    まさにマトリョーシカのように物語から別の物語へと続き語り手も変わり、最後まで読み切ってもまだ物語は続いているんだろうなって感じる小説だった。
    謎は解いてはいけない。謎は謎のままの方が都合がいい。

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    2025年02月01日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見ワールド炸裂。
    「走れメロス」
    信頼しないという形をとった信頼、友情に見えない友情…笑
    芽野くんの阿呆具合に感服した。

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    2025年01月28日
  • 四畳半王国見聞録

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    最初から最後までよく分からないまま進み、変な夢を見ている気分だった。長編小説だと思いながら読んでいたから余計混乱したのかも…一応短編集らしい。
    たぶん四畳半神話大系を読んでからの方が良かったのだろう…

    森見さん構文は相変わらず面白かった。特に四畳半王国を築き上げた男の一人語り。

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    2025年01月25日
  • 美女と竹林

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    ぐだぐだの話だよ全く

    「常人よ手を出すな!」
    妄想に精を出し、隣人の世界観さえにも魅力を感じ、
    登美彦氏の頭の中を覗き込む勢いと、
    のこぎりを手にしたもののみ読むがいい。

    親友には勧めない、、かもしれん

    竹林と美女は等価交換なのだ!
    竹林の夜明けぜよ!

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    2025年01月19日