森見登美彦のレビュー一覧

  • 太陽の塔(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    むかーし買った本の再読。
    森見登美彦の作品は読むたびに「一体なにを見せられたんだろう…」って気持ちになる。(褒め言葉)
    男たちのむさ苦しさ、阿呆さ、そして繊細さが詰まったお話。

    0
    2026年04月24日
  • きつねのはなし

    Posted by ブクログ

    ジットリとした何だか嫌な湿気と京都の文化・歴史の空気が入り混じったような雰囲気が味わえた。起承転結の転に入るのもスッと自然に入り込んでくるので、その意外な事実も一瞬当たり前のもののように受け取ってしまっていて、読み返すようなことがあった。それは敢えて京都という町といつでも隣り合わせに存在する異界の空気感、そこを意図せず出たり入ったりする感じを作者は表現したいのだろうなと思ったし、それがこの作品の味わい深いところなのかなとも思う。転と同様に結も余白を遺したすべてを語らないもので、人によっては煮えきらない内容に一体この物語はなんだったのだろうか。。。となってしまうような、そんな感じだった。私は嫌いではなかった。ものすごく好きだ!というほど自分の中で形を得てもいない、ふわふわというのか、ぼんやりというのか、そういう読後感だった。

    0
    2026年04月18日
  • 熱帯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    530ページより抜粋
    どことなくM•C•エッシャーの騙し絵を思わせる不思議な中庭である。どういうわけか『熱帯』のことがしきりに頭をよぎる。

    この引用がピタリと当てはまるような不思議な本。視覚の錯覚を駆使して描いた、現実には存在しえない不思議な空間や構造物がエッシャーの騙し絵なのに対し、思考の錯覚による終わりのない読み終えることができない作品。

    0
    2026年04月17日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    厳密には、原作を知らないものは読まないでおいたので、いつかちゃんと読破したいです。
    走れメロスは最初「なんじゃこりゃ」と思いましたが、面白かったです。某曲の「君を信じなかったんじゃなくて 君が裏切ると信じてたのさ」という歌詞が頭をよぎり、ぴったりだなぁと思ったりしました。

    0
    2026年04月11日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    Posted by ブクログ

    何も考えず気楽に本を読みたくて再読。

    森見流の『走れメロス』は ばかばかしくて
    痛々しくてねじくれた友情の物語で、若いっていいな〜、京都中を駆け回ることのできるバイタリティいいな〜、としみじみうらやましくなってしまった。
    ドタバタの話の後の『桜の森の満開の下』と『百物語』も、ほの暗い世界に迷い込むようで良かった。

    0
    2026年03月31日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    雑にまとめると、ストーカーの主人公がずっと言い訳してる話。
    主人公が極端な正当化をする話は結構好きだから楽しみながら読めた。展開がハッキリしているってよりは、ちょっと日常系寄り。

    文章の緩急の付け方や比喩表現が極端で、度々「なにそれ!?」ってなりながら読める。
    『サンタクロースを数匹仕留めてサンタ鍋をやろうと思っていた』の文章はヤバ過ぎて流石に二度見した。
    例えがコミカルでカワイイ。『ころころと笑った』みたいな言い回しも好き。

    あとは太陽の塔、見たくなる。もっと言うと、太陽の塔へ向かう列車に乗りたくなる。

    ▼好きなシーンめも
    ・遠藤が手紙を返信するところ
    ・水尾さんとの思い出を羅列するところ

    0
    2026年03月30日
  • 四畳半王国見聞録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容紹介の数学氏の話はおもしろかった! けど、他はふつうかな。 というよりも、登場人物が多くてわけがわかんなくなってきてだね。 このキャラはどこで登場したどんな人だっけ? って考えてしまうと、なかなか話に入っていけない。 あえて語り手の名前を出してない話になると、この語り手は私の知っている人か否か?と悩みだすと、素直に読めなくなって、少し寂しい気持ちになりました。 すっごい簡単でいいから、相関図とかがあると個人的に嬉しいです。

    0
    2026年03月26日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    期待していた「山月記」と「走れメロス」にグッとこなかったのが残念でしたが、原作を知らない「藪の中」「桜の森の満開の下」はとても気に入りました。 この2つは一度原作を読んでみたいです。

    0
    2026年03月26日
  • 有頂天家族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森見さんの語り口調の文体は読みやすくて、そう話に起伏があるわけでもないのにすらすら読み進められました。 擬音にセンスがあるし。マジメすぎる長兄狸の矢一郎がぷりぷり怒ってるとかかわいくないですか。 最後まで読み進めてもよく分からないところも多いんですが、そこは想像におまかせなんでしょうかね。 弁天が先生と距離を置いていたことに明確な理由があるのか、先生って本当に地震を冷やかしに行ったの?とか、ちょっと気になるんですが。 阿呆だらけのアニメが今から楽しみです。

    0
    2026年03月26日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    Posted by ブクログ

    原作と同じ味がする!とは思わなかったけど、原作を知らない若い読者たちのとっかかりになりうる本だとは思った

    0
    2026年03月16日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

    Posted by ブクログ

    『無類の竹好き、男のアホさを書く作家。そんな僕が[竹取物語]の現代語訳を依頼されたんだから、もちろんお引き受けしました』と語る森見登美彦さん

    石上麿足を『中学や高校のときにいた、ちょっと思いこみの激しい優等生』とイメージしたり
    和歌をポエムとして訳したり

    『古事記には、勝利を祝い、人の強さを誇る話は少ない。いつも敗れた者に寄りそい、人の弱さを嘆きます』池澤夏樹さんの古事記

    古典の現代語訳が載っているのかと思っていたら、作家さんたちのインタビューだったりの裏話の本でした

    0
    2026年03月16日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    Posted by ブクログ

    古典文学の名作を森見登美彦流にアレンジされた作品5編。
    原作を読んだことが無い作品ばかりでしたが、うろ覚えの「走れメロス」や「山月記」は原作を読んでみたくなりました。
    個人的には「桜の森の満開の下」が面白かったです。
    たぶん全て、原作とはかけ離れた作品だったのだろうと思う。
    京都在住の私には、知ってる場所や風景が多く出てきて楽しめました。

    0
    2026年03月13日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

    0
    2026年03月11日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森見登美彦世界は好き。読む度、ちょっと歪んだ空間を含んでいる京都に住んでいる人が羨ましくなる。
    デビュー作なる「太陽の塔」。「ええじゃないか」騒動いいですね。「どうでもええわけがない。どうでもええわけがあるものか」(223)そこから、かなり切ないし、結局泣いてるし。
    あぁ、大学生活ってこんなんだった!

    0
    2026年03月06日
  • 四畳半王国見聞録

    Posted by ブクログ

    7編の連作短編集。良い意味で、よく分からない時の森見登美彦さんという印象。『四畳半神話大系』の小津や『有頂天家族』に出てきた淀川教授など、他作品との関連もありファンサービスを感じた。学生時代の青春をギュッ凝縮し、勢いそのままに描かれたような作品です。

    0
    2026年03月05日
  • 聖なる怠け者の冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初森見登美彦さん作品。プライベートで悲しいことがあった際、本読み友達が「ゆるりと楽に読んでくすっと笑える作品」として貸してくれたもの。
    独特のテンポ、キャラクター、繰り返したり筆者が登場したり、あまり読んだことがない世界観。千と千尋の神隠しを思い起こすような、登場人物全員どこか情けなくいやらしいところがあるのになんだけ憎めない、不思議な感覚。

    人物設定は子供が想像した落書きのようにコミカルなのに、なぜこんなに「読ませる」のか。続きが気になってどんどん読んでしまった…なんだこれは…この新しい読書感覚を知れただけで読んだ甲斐がありました。小説って、設定の目新しさや作り込みのうまさだけではないのですね。

    最後、所長がこの先どうするのか、なぜそんなにも晴れやかなのかが気になり…それが探偵への依頼に繋がるのか?続きがあるのか?貸してくれた人に聞いてみようと思います。

    いつか京都の八兵衛明神様にお参りしたいですね。
    重なったがま口を忘れずに。

    印象に残ったフレーズ「あくびとは内なる怠け者たちの咆哮である。」

    0
    2026年03月15日
  • 聖なる怠け者の冒険

    Posted by ブクログ

    再読。改めて筆者らしさが出ている作品だと感じました。京都、脱力感、そして繰り返しのある世界観。ドキドキハラハラするだけが冒険ではないっていうことを感じられる、日常系だけど非日常的な話でした。

    0
    2026年03月01日
  • 聖なる怠け者の冒険

    Posted by ブクログ

    森見登美彦らしさが色濃い話だけど、登場人物達から一歩引いた視点の語り部?著者?の語り口があまり馴染まなかった。
    こちら側に語りかけてくるメタ的な存在が見えると、小説の世界に入り込めない・・・

    序盤は少し退屈だったけど、宵山重来以降の怒涛の展開はこれぞ、という感じがして良かった。
    八兵衛明神の登場や永遠に続く宴などはどこか千と千尋の神隠し味を感じた。忙しなく俗っぽい神々の世界と言うべきか。

    夜行を読んで鞍馬の火祭に出かけたけど、次は祇園祭の宵山に行きたい。

    0
    2026年02月26日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

    0
    2026年02月17日
  • 有頂天家族

    Posted by ブクログ

    オーディブルで。
    ところどころ聞き飛ばしてしまった感じがあったけど、段々おもしろくなってきて、じーんとくる場面もあった。

    0
    2026年02月08日