森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜は短し歩けよ乙女
    初めてこのような文体の本を読んだが、とても面白かった。最初は、なんだか頭に入ってきづらい文章だなと思いながら読んでいたが気づいたらおもしろくてページを捲る手が止まらなかった。
    表現や言い回しがユニーク!!
  • 夜行
    好きすぎる、、、、

    何年経っても忘れられない作品。内容を細かく覚えているというよりは、この本の世界観、不思議さ、現実と虚像の混同。そういった感覚だけが今でも鮮明に残ってる。
    また読み返したいな
  • 夜は短し歩けよ乙女
    ふわふわしてどこか暖かくなるような世界観とキャラクター達。みんながみんな好き勝手幸せそうに生きていてこの本が大好きになった。
  • 有頂天家族 二代目の帰朝
    狸や天狗が誇りと命をかけて繰り広げる大騒動は相変わらずスリリングで可笑しい。
    赤玉先生と二代目、二代目と弁天。それぞれのガチンコ対決に漂う焦燥感はなんとも言えず、赤い毛で結ばれた2組の純愛はとっても愛おしい。「健気さの途方もない無駄遣い」この表現好いですね。
    ドタバタ劇の中、家族愛が大きな柱となって...続きを読む
  • 夜行
    日本の色んな土地の描写があり、とても詳細に描かれていました。実際に行って見てみたくなる程です。怪談要素がややありますが、「絵画」を通して表裏一体を表現しているのではないかと思いました。
    朝も夜も、今も昔も。
    旅行気分をとても味わえる面白い作品です。
  • 夜は短し歩けよ乙女
    自分を読書の世界へ引きずり込ませてくれた大切な本です。この文体、世界観に嵌ってしまったら最後、抜け出せなくなること間違いないです。
    アニメ映画も出ているのでそちらも是非。
  • シャーロック・ホームズの凱旋
    この本を読んだきっかけは、「森見登美彦」の名に惹かれたからです。 きっかけは、それだけでした。

    私は、「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」の幻想を彼に求めていました。早くあの京都の夜を、またあなたの幻想と共に見せて欲しい。あなたの幻想なしでは、もう私は現実を直視できない。その想いから、先日バ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの凱旋
    サクサク読めた
    森見登美彦劇場
    言葉選びや物語の流れが好き
    起承転結がはっきりわかり読みやすかった
    謎が残る場面もあり煙に巻かれた感もある
    あの世界の人たちにもう会えないと思うと寂しささえ感じる
    森見登美彦先生の次作も楽しみになった
  • 熱帯
    読み終わった後に大きな溜息が出てしまう。散々掻き乱された。解釈なんて出来ない、この物語に、読み手は何も手出しできない。入れ子構造になっているのかと思いきやそれだけじゃない、着地点もおかしい、初めての感覚。
  • 恋文の技術
    まだ私は森見登美彦氏の小説を大して読んでいないが、これが一番好きな小説になるのではないだろうか。
    書簡体小説は初めてだったが、なんの問題もなく楽しめた。
    守田くんの手紙がほとんどなのに、相手がどんな手紙を送ってきたか、どんな人物なのかがはっきり分かる。
    気づけば自分も守田くんの立場にあり、彼の気持ち...続きを読む
  • 有頂天家族
    アニメを深掘りする感覚でじっくり読んだ原作。独特な文体で世界にどっぷり浸からせてくれる。アニメで印象深かった弁天。気紛れで高飛車で脅威の存在なのだけどどこか寂しげなのは狸、天狗、人間そのどれにも属さない立ち位置であるが故?にしてもやっぱり「私はただの鈴木聡美です」はパワーワード!!
  • シャーロック・ホームズの凱旋
    なかなか楽しく読めるものの、だんだん読み進むにつれ、むむむ、結構問題作かも。最近のモリミーらしいとは言えそう。
  • 夜行
    予想していた内容と全く違うホラーミステリーでしたが、いい意味で期待を裏切る面白い作品でした。
    森見登美彦さんの不思議な世界観が、恐ろしくもあり、悲しくもあり、なぜか清々しくもある物語の舞台を作り出しています。
    ゾクっとする場面が多々あり、結末もまた寂しいものに読み取れることもありますが、私はとてもす...続きを読む
  • 夜は短し歩けよ乙女
    先輩と黒髪の乙女が運命的にすれ違いながらも近づいていくラブコメ×ファンタジー。難しい文体にたじろぎながらもどんどん森見ワールドに引き込まれていく不思議。約15年ぶりの再読だけど昔読んだときとはまた印象が変わって面白かった。
  • シャーロック・ホームズの凱旋
    やっぱり森見登美彦さんの作品は大好き。
    純粋に小説を楽しめる。

    スランプに陥ったシャーロック・ホームズの復活劇

    どのキャラクターも魅力的でなんか憎めずに好きになっちゃう。
  • 新釈 走れメロス 他四篇

    最高

    森見登美彦さんの本は言葉のチョイスが最高なんよな。原作を読んでみたくなるし、難しい言葉もいっぱいあるのにカジュアルな感じに仕上がっていてスルスル楽しく読めた。
  • 夜は短し歩けよ乙女
    言葉遣いとか乙女の姿勢が好き
    ちょっと昔の京都が舞台なのも良い

    主人公の臆病な感じが自分ぽいが、
    逃げずに外堀からでも動いてて真っ直ぐ

    「人事を尽くして天命を待つ」
    「できることからコツコツと」

    この本自体、お互いが順番に話すような構成
    最後のシーン、カフェでの会話
    そのままこの本なんじゃない...続きを読む
  • 夜は短し歩けよ乙女
    タイトルが美しい。刺さった。

    はじめての森見登美彦さん作品だったから
    表現とか構成、内容が難しくて読み進めるのが
    ゆっくりだったけれど、
    慣れてくると面白くて、言葉の言い回しの凄さにも気づけた!!

    彼女のような、魅力あふれる愛らしい女性になりたいものですな〜
  • 恋文の技術
    まだ読んでいる途中なのですがお腹を抱えて笑い転げてしまい次のページに進めません。初めて活字でこんなに笑いました。こんなに私を笑い転がして、森見先生はいかがなさるおつもりか。転げて転げて自転車の車輪になりそうだ。
  • 恋文の技術
    能登から京都への書簡体小説。実にタイムリーだなといった印象で、縁を感じた。
    初めは、パロディー以外も読んでみたいなと思い手に取った作品だったが、様々な方への返信が物語性を持って展開していく様が勉強になって読んで正解だったと思う。さすが我が直感!などと、自己肯定感も高まった。
    この感想に関して言えば、...続きを読む