森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜は短し歩けよ乙女

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    「アジカンのジャケットと同じ絵柄の小説」と長らく認識しながら読めていなかった作品。本屋大賞2007年の2位を獲得。

    ストーリーを一言で表すなら「陰キャの片思い」といったところか。主人公である「先輩」が、後輩である「黒髪の乙女」に思いを寄せ、京大周辺を舞台に東奔西走する。銀魂やスケットダンスを思わせるドタバタコメディ風に物語は進んでいく。

    ■キャラクターの魅力
    2人の主人公のうち、「黒髪の乙女」は実に陰キャ男子から強烈にモテそうなキャラクターをしている。
    第1章で初めての夜の街に足を踏み入れる彼女は、財産を失って途方に暮れている怪しい男も、タダ酒を目的に夜の街を徘徊する怪しい男女もおおらかに

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    2026年03月23日
  • きつねのはなし

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    17年ぶりの再読。4つの異なるお話で構成されていますが、謎めいた骨董屋や不気味なケモノなど、ゆるやかにつながりが垣間見えます。読み進めるほどになかなか目覚められない悪い夢のよう。話があちらこちらとゆらゆら行き交ってお腹の奥のほうがザワザワしてくる怖さ。しかし端正な文体で紡がれる京都の情景が妙に生々しくて美しく、これもまた名作なのだと思います。

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    2026年03月22日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    主人公・守田一郎が京都から能登の研究所に飛ばされ、そこから色んな人に手紙を送る話。
    送る人によって内容も様々で、男友達の恋愛相談に乗り猥雑な話をしたり、強い女性の先輩(魔王?)と一連の攻防を繰り広げたり、著者本人とダメ出しや恋文の相談をしたりと手紙を読むのが面白い。

    これだけ色んな人に文通をしても、肝心の自分の想い人への恋文は失敗続き…
    その気持ち、よく分かります。

    男友達には、偉そうに高説を述べるが自分のこととなると勇気が出ず、言葉や知識を弄するも上手くいかない。恋って、片思いって難しいなと思った。

    最後には、想い人への恋文を認めることができたようで、その後のふたりにサチアレ

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    2026年03月22日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    甘酸っぱい恋愛。
    小説的なファンタジーな要素、初心者には難しい言い回し等完全に理解できたかというと怪しいが、人事を尽くして天命を待つことの大切さとエモさを知ることができた。
    一目惚れした先輩が黒髪の女の子を追う姿がなんとなく自分と重なってしみじみとなった。

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    2026年03月20日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    面白い。
    先輩と乙女による恋愛。
    とは言ってもキラキラ、キャピキャピしたラブストーリーではない。
    乙女が夜の町を巡りに巡り、訪れる所々で、クセ強な人とであい、クセ強な時間を過ごす。
    先輩はそんな乙女を追いかけ、乙女と恋人なる関係になるため四苦八苦する。ちょー一途。
    変わった雰囲気をまとっているが、かと言ってそれが壁になることはなく、むしろ面白さを増幅させまくっている。
    初めて読んだのが大分昔のことなので、感性が変化したであろう今、また読んでみたい一冊。

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    2026年03月18日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    森見さんの世界観もありつつ、登場人物たちの応援したくなる描写も多く、一気に読み進めた。個人的には次男のカエルが好きだった

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    2026年03月17日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    「成瀬は都を駆け抜ける」に出ていたので。

    大変楽しい感じだった。
    奇妙で不思議で幻想的な世界が、
    現実(と思われる)の世界からするすると拡がっていく。
    だが、舞台が、千年の都、神々と妖の人間の躍動を掻き立てる
    京都および京都大学のためか、
    めくるめく場面展開の疾走感のためか、
    違和感も嫌悪感もない。

    良い意味でアニメ化されるための作品と言うべきか。
    (されてるけど)
    と言っても、キラキラした二次元的な妄想の描写ではなく、
    洒脱な文章がかき立てる内なる世界の視覚化なのだが。

    予定調和的な展開、と言っては語弊があるが、
    着地点がど真ん中なのもむしろ心地よい。

    さてアニメを見るべきか、見ざる

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    2026年03月17日
  • 恋文の技術 新版

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    大学生の守田一郎が友人、先輩、教え子、妹、想い人にあてた書簡集。相手によって口調は違えど、揺るぎない守田の偏屈ぶり、憎めない愛らしさがアイデンティティとして感じられて面白かった。

    他人が他人にあてる手紙を読むことは滅多にないので何か後ろめたいこそばゆい気持ちも感じつつ、手紙の独特の行間や書き手の思考の過程が明らかにされている独特なコミュニケーションスタイルなと改めて感じた。

    個人的には、第九話の伊吹さん宛ての失敗書簡集は守田の愛らしさが爆発していて最高だった。あとがきを読み、図らずも守田一郎と森見登美彦の人物像が重なり合ってしまった。

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    2026年03月14日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    10年ぶりくらいに再読
    飲み比べするまでしか覚えてなかったので新鮮な気持ちで読めた

    視点が変わる時の繋ぎが気持ち良かった
    文体が特殊だがめちゃくちゃ読みやすくて驚く
    これに憧れてフォーム崩したやつめっちゃいそう

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    2026年03月14日
  • 美女と竹林

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    小説かなって思ったら、エッセイでした。
    好きなものを考えて、真っ先に「美女」と書けるその潔さがすごい。でも確かに森見先生の小説にはいつだって美女が登場しているし、その美女を追う男たちがたくさん出現しているので、そう思うと自然ですね。
    そして本作のメインである竹林ですが、全編通して先生の竹林愛がすごく詰まっている内容でした。まず先生が竹林を研究していたことも初めて知ったのと、ここまで竹林好きというのも知りませんでした。けれどそれを受けて思い返すと、先生の著作はどこか竹林が似合うというか、竹林が背景に浮かぶような雰囲気が漂っているなーと思いました。

    森見先生のエッセイって初めて読んだのですが、小

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    2026年03月14日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    コメディ×ファンタジー×恋愛小説。森見先生の独特の言い回しと雰囲気が最高!とにかく大好きな1冊です。

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    2026年03月08日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    おもしろかった。
    終わり方と、節々に出てくるユーモラスな文章が好きだ。(京都タワーは京都のジョニーとか)

    はじまりの方は割と危なっかしい感じを覚えながら読んでいたが、読み進めるにつれ惹き込まれ、
    最後にはなんとも言えぬ情緒と余韻が残る。

    どんなに考えても、この物語の結末がわからない。
    こうも読めるし、ああも読める。
    読者の判断に任せているような気もする。
    「結局自分がどう読みたいのか」で読めばいいんじゃないかと思った。

    かなり文学性が高い要素が多く、ちゃんと読もうとすると、何度か読み返して、いくらか考えなければならなそうだ。
    例えば、「太陽の塔」や「夢」、「ええじゃないか」、そして最後の

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    2026年03月07日
  • 宵山万華鏡

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    祇園祭には不思議な力があると私も思っていたので読んでて不思議な気持ちにさせられた。
    今年は祇園祭に行こうと感じさせてくれる

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    2026年03月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    読み終わった後『壮大な無駄時間を過ごした』と感じた。しかしその無駄時間の楽しかったこと。文章はむしろ古臭い文語体のような堅い文章なのに描かれるのは終始一貫した乱痴気騒ぎ。ここまでの乱痴気騒ぎを小説に描いた人がかつて居たろうか。例えばおともだちパンチの説明。『この広い世の中、聖人君子なんて一握り、残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆です。』素晴らしい。『ナカメ作戦』の意味も書きたいっ。

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    2026年03月05日
  • 四畳半神話大系

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    読み終わるまで時間がかかった。
    並行世界の物語。どの人生でも出会う人は出会う、結ばれる人は結ばれる、起きることは起きる。選択の些細な違いで変わってく。
    猫ラーメンはそんなにそそられないが、京都には行きたくなる。鴨川、加茂大橋は見てみたくなる。

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    2026年03月05日
  • 熱帯

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    中々に難しいが面白い。このようなタイプの小説は初めて読んだ。
    千一夜物語を意識して作られているためか、登場人物の話す物語の中の、登場人物が物語を話す、と言ったように話が入れ子になっているため、ちゃんと意識して読まないと迷子になる。
    小説を読むのが好き、読み慣れている人はとても楽しめるかもしれないが、そうではない人は途中で挫折しないだろうか。
    読書が趣味な人にはおすすめできるが、ライトな小説を好む人は気合い入れて読んだ方が良いかもしれない。

    10代からすごく支持された本みたいだが、今の子達はみんな頭いいなぁ

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    2026年03月03日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    国語で「走れメロス」を習ったから読んだ。
    芽野と太宰のメロスとは正反対のことを言っているのに、同じような展開と主張になるのが、すごくおもしろかった。
    舞台が現実の京都というのも、雰囲気が想像できてよい。
    読んでいる間ずっと、ぐふぐふ笑ってニヤニヤしていた。
    書いた人は天才だと思う。
    メロス以外は原作を読んでから読みたい。(中2)

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    2026年02月28日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    小説家、森見登美彦先生。
    その作品が生み出されるまでの裏側や、日々の生活でのこと。非常に楽しく拝読させていただきました。先生が、見て、聞いて、感じて、息をしてちゃんと生きていることを、手に取った紙の束で知れる。好きな作家さんの裏側が覗き見れる。それだけで読者、ファンは幸せなのです。先生に感謝。素敵な読書時間でした。

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    2026年02月25日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    森見登美彦は腐れ大学生ものも好きだけど怪異とかちょっとしたホラーものの方が好き。
    宵山万華鏡という題も良い。繰り返す日々も万華鏡に例えているのだろうか。そして我々読者は彼らの繰り返す日々をのぞき見ることができる。宵山金魚で離れてしまったふたりが、いくつかの宵山のお話しののちに再開する。これも輪になっていると捉えれば短編一つ一つが万華鏡の中の光であり、前編を見通すことで一つの輪が出来上がるようにも思える

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    2026年02月25日
  • 四畳半神話大系

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    夜は短しとの関連性を感じさせる。。。
    小津が夜は短しの主人公?
    んー。いま再び読み返したい所存

    わたしも学生の頃
    違う部活入ってれば
    薔薇色だっただろうなーって
    思ってたけど、
    結局は同じ道筋なんだよって
    納得させられた。
    タイムスリップ妄想がこれでおひらきできそう。
    コロッセオ。

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    2026年02月25日