森見登美彦のレビュー一覧
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森見登美彦さんの初期作品。なんだかご本人じゃないかな、と思えるような理屈っぽい小学生と、お姉さん、そしてハマモトさんというクラスの女性、ウチダくんという研究仲間。いじめてくるスズキ帝国の皇帝スズキとその仲間。ペンギンがたくさんいる、こんな変な事態からスタートする。実は、このペンギンはお姉さんがコカコーラのカンから作り出したものだ。小学校の時には、みなすごい想像力で、いろんなことを想像していた。切ないくらい悲しい事もあったけど、ケロッと忘れて冒険の旅に出る。友達と冒険する経験は、大人になる上で最も大事な事だったような気がする。本作は、子供がどんどん成長して大人になる、でもそれは勉強や本を読んで行
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読み終えたあと、不思議なことに物語の筋よりも、夜の空気だけが身体のどこかに残っていた。街は現実の京都でありながら、角をひとつ曲がるたびに別の世界へ滑り込んでしまう。その曖昧さが心地よい。
黒髪の乙女は自由に歩き続け、「先輩」はその背中を追いかける。その距離は近いようで遠く、遠いようで近い。人と人との関係というものは、結局そんなふうに少しだけ届かない場所にあるのかもしれない。
この物語を読んでいると、人生は最短距離で進む必要なんてないのだと思えてくる。少し遠回りをし、寄り道を重ね、思いがけない誰かと出会う。その積み重ねが、いつの間にか目的地そのものになっている。
本を閉じても、夜はまだ終わってい -
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Posted by ブクログ
昔、映画を観た。内容は忘れてしまったが、すごく好きだったことだけは、覚えている。だから、小説を読んでその時の「好き」を思い出そうと思った。
ちなみに、私は「ペンギン」が好きだ。街にいきなりペンギンが出現したら、驚くとは思うけれど、嬉しくなってしまうだろうな。「なんかよくわかんないけど、すごい!うれしい!」……少なくとも、小4の私だったらそこで終わる。だから、この現象と向き合って、大真面目に研究をしていくアオヤマ君たちは、とてつもなくかっこいいのである。
非科学的な現象VS科学の子。
どんなことでも、ノートに記録をしながらあくまで論理的に原因を探っていく姿は、大人っぽくもありながらど -
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アニメを第2期まで完走したので再読しました。
洛中を駆け回り、面白きことは良きことなり!で突き進む毛玉一家の奇天烈なお話。
ふわふわと面白かったです。
アニメを見たばかりなので、登場人物たちの声が聞こえてきます。
主人公の矢三郎とその家族の下鴨家の状況はかなりシビアで、特に『母の恩人が、父を鍋にして食った金曜俱楽部の一員』というのはかなりつらい(父は金曜倶楽部でそのことを知り、その上で食われた)けれどそれでも家族力を合わせて生きているのがいいな。
シビアだけれど、狸なので深刻にはなれない。『阿呆の血のしからしむるところ』で済ます。
天狗の赤玉先生も弁天も暴君ですごい。岩屋山金光坊さんの穏やか -
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あ〜あ
人生が5回くらいあったらいいのになあ!
そしたらあたし
5回とも違う町に生まれて
5回とも違うものをお腹いっぱい食べて
5回とも違う仕事して・・・
それで5回とも・・・同じ人を好きになる
久保帯人.BLEACH.237話.井上織姫
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・・・ただし、腐れ縁の悪友もセットである。
あの時の「もしも」を題材とし、異なる世界に夢を馳せる。もしあの時、違う選択肢をとっていたら私は薔薇色の大学生活を送っていたに違いないと。もしもの世界が四畳半を通してつながる。そんなおはなし。
さて、本作はパラレルワールドを題材とした作品である。主人公は冴えない大学生である。取得単位は恐る