森見登美彦のレビュー一覧

  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」
    この書き出しは「太陽の塔」という物語を非常によく表していると思う。
    終わり方も、うん、良い。
    主人公やその仲間たちのひねくれ方や馬鹿さに笑いが止まらないところもあれば、どこか切なく胸がキュッとなるところもある、そんな物語だった。

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    2026年09月09日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    2作目も文句なく面白くて読み終わってしまうのが勿体無いくらいだった。アニメ2期未履修だから観るの楽しみすぎる。淀川教授じゃないけど、最近狸が愛おしすぎる。

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    2026年09月09日
  • 有頂天家族

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    面白さ爆発だった。難解な熟語を使いこなす教養ある阿呆な矢三郎の軽妙な語りが癖になりそう。くだらないやり取りが阿呆に緩くて可愛いシーンが盛りだくさんだった。

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    2026年09月09日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ただでさえ、わけわからん世界にわけわからん人々が蠢く森見ワールド。
    その舞台で、馴染みの面々が、時空をバタバタと駆け回る真夏の騒動。バカバカしくて暑苦しい。
    なのに、何なんだこの爽やかな読後感!
    映画もまた観たくなる!

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    2026年09月08日
  • 四畳半神話大系

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    アニメとはまた少し異なるストーリーだけれど、すごくすごく面白かった!!
    あの時に違う選択をしていたら…!!ていう、人間誰しも考えたことのあるタラレバ物語が、上手く面白おかしく描かれていた。

    無類の味とされる猫ラーメン、ぷりぷりとした魚肉ハンバーグ、ひとりで食べるには孤独を感じるほど大きなカステラ、食べたくなった。

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    2026年09月02日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    心温まる恋愛コメディ。先輩の不甲斐無さが人間味があって親近感がわく。
    ところどころ難しい言葉が使われるけど、文のテンポが良くスラスラ読める。

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    2026年08月29日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    ネタバレ

    下鴨一家、ふわふわで、個性的で、団結力があって、阿保で、愛おしい!!
    前作に増してファンタジーだった今作。天満屋は摩訶不思議過ぎる!
    呉一郎はずっと訝しんで読んでいたけど、やっぱり。
    二代目と弁天は、どうなっていくかな。

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    2026年08月29日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    ラブコメディの一言のみで、この作品を語ること勿れ。
    作中の人物、皆摩訶不思議にて、その巻き起こしたる事件の数々もまた不思議なり。
    黒髪の乙女の純朴たるや、未開の地に咲く一輪の花の如し。
    先輩の愚鈍にして滑稽なるは、古の銀幕の喜劇の如し。
    黒髪の乙女には可憐にして心奪われ、先輩には他人事ならず心寄せたり。
    世に言う「非モテ」をくぐり抜けし同士たる諸君にとっては、胸を打ち、また胸の痛みを思い起こすこと請け合い。
    最後の場面に微笑んだ後は、黒髪の乙女と先輩との間に幸多からんことを祈るのみである。
    なむなむ。

    最も驚いた章としては、第四章を挙げねばなりません。
    令和の初頭を襲った、あの疫病のことを描

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    2026年08月28日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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     人によって好みが分かれるかもしれない、どこか古めかしいような独特の文体。
     私は最初「なんだこりゃ」と面食らったものの、それにも数ページですぐに慣れ、やがてすっかり虜になってしまった。
     物語の面白さももちろんあるけど、それ以上に、この愉快な文章を読むこと自体に楽しみを見出していた。

     不思議の国のアリスの世界に迷い込んだような、夢を見ているような、不思議な世界観。
     現代が舞台の物語のはずだけど、頭の中に浮かぶ映像はなぜか大正ロマンのようなイメージを纏っている。

     黒髪の乙女のどこかズレた天然っぽい言動も好きだけど、何より先輩の頓狂な独白と恋の空回りぶりが本当に滑稽で面白い。
     これま

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    2026年08月29日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    こんなにもヘンテコで奇怪な背景描写に馴染みのない言い回しだらけなのに、なぜか読み手が咀嚼できてしまう、読ませる力がすごい。
    ホワホワしました。

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    2026年08月28日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    大好きなサマータイムマシンブルースと四畳半神話大系とのコラボ。最高。四畳半神話大系は未読なので、早急に読みたい

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    2026年08月27日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    学生もののコミカルな空想物語を久しぶりに読んで、可愛らしかった。あとがきのイラストが、まさに!という感じだった!

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    2026年08月25日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    特徴的なフレーズといかにも文学を連想させるリズムの良い文章が好き。先輩と後輩のなんとも不思議な恋?の話がテンポよく綴られる。電気ブラン飲みたいな。私も自由に楽しく行きたいと思う

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    2026年08月24日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    何食ったらこんな設定が生えてくるのか、きっと魚肉ハンバーグと猫ラーメンに違いない。

    軽妙な、知的なようでどう考えても知的でない会話が心地いい。意味のない会話がいちばん楽しいんだから。

    最後に、ファンデルワールス力と分子結合は別物だろ。ぎょええええ

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    2026年08月23日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    しっかり、SFだった!
    情景も分かりやすくて読みやすかった〜〜

    かしこくなりたい男の子がたくさんの知識を使っていろんな研究をするお話
    不思議なことがたくさん起きているのに落ち着いて対応する感じ、「とても」じゃなくて「たいへん」って言う感じ、好きでした

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    2026年08月21日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

     結局この物語は「今ある自分の人生を生きてみろ」という話だったのではないかと思う。
     「もっと別の選択をしていれば」「あのとき別の道を選んでいれば」と考えることは、いかにも前向きな反省のように見える。しかし、この小説で「私」が四畳半を無限にやり直していく姿を見ていると、可能性というものは、必ずしも人生を豊かにしてくれるわけではない、むしろ「まだ別の人生がある」と思い続けることで、目の前の人生を生きることから逃げられてしまう。
     樋口師匠の「可能性を無限に使ってはいけない」という趣旨の言葉が、この小説の核心なのだと思う。
     これは妙に逆説的で、だからこそ好きだ。普通なら「可能性は無限大だ。何にで

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    2026年08月20日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    オーディブル読書。
    楽しかった!本で楽しいって変かもだけど、ファンタジー要素がほどよくってテンポよく聴けた。
    登場人物もみんな個性的なのに親しみやすい。いやパンツ総番長はなんでやねんだけど。
    大学祭なんてすごく楽しそうだわ〜。
    この世界観をまた味わいたいから、森見さんの他の本も気になるわ。

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    2026年08月17日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    珍しい手紙形式の本。
    全てが手紙となっている。ただ、最初はそれがわからず、読んでいてもよくわからなかった。
    手紙だと気づいてからは、面白く読めた。手紙形式だけなのに、相手がどう返信をしたのかもわかるし、続きがどんどん気になる!
    森見登美彦らしい阿呆阿呆ワールド全開の作品!

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    2026年08月17日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    めっちゃ面白かった
    ひとりひとりのキャラがいい、特に小津と樋口師匠
    話してることも話し方も考え方も面白い

    恋に悩む主人公の心情がピュアでこれまた良い

    展開は辻褄が合うようによく出来てる

    最後の1文には思わず「くぅぅ〜〜〜!!!」と唸ってしまった( ◜ω◝)

    サマータイムマシンブルースと四畳半神話大系も観たいし読みたい

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    2026年08月17日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    「夜は短し、歩けよ乙女」

    古風な文体と登場人物によるユーモア溢れる言動の組み合わせが癖になった。伊坂さんが好きな人におすすめと聞いて読んでみたけど、魅力的なキャラクターたちとテンポよく進んでいく物語が確かに似ているかも。あとは何気ない会話やなんでもないような描写が後の伏線となって回収され、意味のあるものになっていくのが気持ちいい。ここも共通点で好きなところ。他の著作も読んでみたい作家さんになった。

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    2026年08月16日