森見登美彦のレビュー一覧
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「黒髪の乙女」に恋焦がれる「先輩」は、彼女を追って京都を西へ東へ。
夜の木屋町を皮切りに、古本市に学園祭と追っては行くものの、乙女は「奇遇ですねえ」の一言。
そんな中で出会う、正体不明な老人に自称天狗の樋口さん、大酒吞みの羽貫さんに、象のお尻の精巧なオブジェを作る女性、果てはその名も強烈なパンツ総番長と、奇妙奇天烈な登場人物たち。
そんな彼らが居合わせるのだから、起きる出来事も珍事件ばかり。
はてさて、先輩の想いが彼女に届く日は来るのだろうか。
「キュートでポップな恋愛ファンタジー」とあるものの、ただの恋愛小説ではない。
先輩は恋焦がれているものの、その好意はストーカーと紙一重。
むしろ登場 -
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冴えない大学生の主人公が、バラ色のキャンパスライフを求めてサークルに参加するも、悪友や謎の自由人に振り回されて全くの逆方向に進んでしまう。そんなお話。
入学時にどのサークルを選んだかで、それぞれどんな経緯を辿って行くのか、それを独特の語り口で進めていく。
映画サークル「みそぎ」、「弟子求ム」という奇想天外なビラ、ソフトボールサークル「ほんわか」、そして秘密機関「福猫飯店」。
これらサークル名を並べただけでも、すでに言葉のチョイスが普通じゃない。
それら奇妙なサークルを選択したのをきっかけに、別れた同一世界観での平行世界を描いたお話。
例の独特の語り口かつ圧倒的な語彙を用い、1つの選択に -
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四畳半神話大系の事実上の続編。
タイムマシーンをどうもくだらないことに使おうと奔走する腐れ大学生の物語。
四畳半神話大系を読んだ後に読んでください。
ただそれだけでよろしい。
例のごとく四畳半に集う剽軽者どもの夏はどうも暑い...
なんといっても構成が見事、それでいて森見特有の阿呆ながら妙に達観した語りやキャラクター達、目まぐるしいドタバタが200ページ強に詰め込まれていて最高です。
彼らは無事宇宙を救うことが出るのか!!
そしてすべてが繋がったとき、この本の真の面白さに気づくはず...!!
感想を語り合いたい(投げつけたい...)作品の筆頭、是非ご覧ください!! -
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森見ワールド全開、阿呆踊る愉快な名作。
とある四畳半に住む腐れ大学生の存在し得た幾ばくかの世界線の物語。
全4編、パラレルに進む世界では構成・手法がなんとも奇怪。
タネが分かってからも本番、ピッタリはまるデジャヴが気持ちいい。
キャラクターもなんとも奇怪、いや妖怪である。
奇妙な友情、恋情に四畳半の主は振り回されながらもどこか楽しそうなのは我々も底なしの阿呆であるからだろうか。
そして気になる彼らも登場、キャラクターがどんどん好きになる!!
色褪せない阿呆どもをぜひに...
「僕なりの愛ですわい」
追記:
「四畳半タイムマシンブルース」も併せて読んでいただけると200倍楽しめますので -
Posted by ブクログ
おもしろかったー!!読み終えたくない気持ちで最後ツラかった…
正直、「神話大系」のみだと他の森見作品(有頂天、夜は短し)の方が好みだったけど、「タイムマシン•ブルース」を含めると「四畳半」が一番好きだ。
「神話大系」は話の性質上『私』と小津がメインで他のキャラが深堀りされていないように感じたのだが、「タイムマシンブルース」により明石さんをはじめとした他のキャラ達も魅力的に動き回り読んでいてワクワクした。
『私」というフィルターを通さない城ヶ崎、相島の二名がとても魅力的に見えたのは個人的に面白かった。特に城ヶ崎先輩がユーモラスで彼の活躍をもっと見たい。樋口・羽貫・城ヶ崎の大学時代?のエピソードと -
Posted by ブクログ
天才的に面白かった。最高だった。
四畳半神話体系から好きだった自分にとって
下鴨幽水荘!明石さん!師匠!小津!
知ってる名前たくさん!聞いたことあるセリフ!
もう楽しくて楽しくて仕方がなかった。
タイムマシンがこの世にあったら?と考えたことはないけれど、あったらあったで大変なのかもな〜なんて思いつつ、今を変えないようにこっそり覗き見るのも楽しそうだな〜って思ったり。
結局たくさんの選択をして今の自分があるから、
それがきっと正解なんだと思う。
過去を変えて今の自分が変わるのも寂しいし。
最後の最後。
ニヤニヤしながら読んだ。
森見さん。天才です。 -