森見登美彦のレビュー一覧

  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    小学4年生の主人公が、街に突如現れたペンギンとお姉さんの謎を解き明かしていく物語。

    ペンギンは何処から現れたのか。
    お姉さんは何故ペンギンを作ることが出来るのか。
    空中に浮かぶ"海"は一体何なのか。

    主人公達は上記を含む沢山の謎を解くために、観察と研究を重ねる。

    読んでいると小学生の頃を思い出すような、とてもワクワクする小説だと思った。

    少年と(少年が通う歯医者で働いている)お姉さんの関係が読んでいて心地良い。年の差はあるけど対等な感じ。

    少年は真面目で探究心があって、起こった出来事や考えをせっせとノートにまとめる研究熱心な男の子。年の割に落ち着いていて、いじめら

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    2026年03月23日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    「アジカンのジャケットと同じ絵柄の小説」と長らく認識しながら読めていなかった作品。本屋大賞2007年の2位を獲得。

    ストーリーを一言で表すなら「陰キャの片思い」といったところか。主人公である「先輩」が、後輩である「黒髪の乙女」に思いを寄せ、京大周辺を舞台に東奔西走する。銀魂やスケットダンスを思わせるドタバタコメディ風に物語は進んでいく。

    ■キャラクターの魅力
    2人の主人公のうち、「黒髪の乙女」は実に陰キャ男子から強烈にモテそうなキャラクターをしている。
    第1章で初めての夜の街に足を踏み入れる彼女は、財産を失って途方に暮れている怪しい男も、タダ酒を目的に夜の街を徘徊する怪しい男女もおおらかに

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    2026年03月23日
  • きつねのはなし

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    17年ぶりの再読。4つの異なるお話で構成されていますが、謎めいた骨董屋や不気味なケモノなど、ゆるやかにつながりが垣間見えます。読み進めるほどになかなか目覚められない悪い夢のよう。話があちらこちらとゆらゆら行き交ってお腹の奥のほうがザワザワしてくる怖さ。しかし端正な文体で紡がれる京都の情景が妙に生々しくて美しく、これもまた名作なのだと思います。

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    2026年03月22日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    主人公・守田一郎が京都から能登の研究所に飛ばされ、そこから色んな人に手紙を送る話。
    送る人によって内容も様々で、男友達の恋愛相談に乗り猥雑な話をしたり、強い女性の先輩(魔王?)と一連の攻防を繰り広げたり、著者本人とダメ出しや恋文の相談をしたりと手紙を読むのが面白い。

    これだけ色んな人に文通をしても、肝心の自分の想い人への恋文は失敗続き…
    その気持ち、よく分かります。

    男友達には、偉そうに高説を述べるが自分のこととなると勇気が出ず、言葉や知識を弄するも上手くいかない。恋って、片思いって難しいなと思った。

    最後には、想い人への恋文を認めることができたようで、その後のふたりにサチアレ

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    2026年03月22日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    甘酸っぱい恋愛。
    小説的なファンタジーな要素、初心者には難しい言い回し等完全に理解できたかというと怪しいが、人事を尽くして天命を待つことの大切さとエモさを知ることができた。
    一目惚れした先輩が黒髪の女の子を追う姿がなんとなく自分と重なってしみじみとなった。

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    2026年03月20日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    森見さんの世界観もありつつ、登場人物たちの応援したくなる描写も多く、一気に読み進めた。個人的には次男のカエルが好きだった

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    2026年03月17日
  • 恋文の技術 新版

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    大学生の守田一郎が友人、先輩、教え子、妹、想い人にあてた書簡集。相手によって口調は違えど、揺るぎない守田の偏屈ぶり、憎めない愛らしさがアイデンティティとして感じられて面白かった。

    他人が他人にあてる手紙を読むことは滅多にないので何か後ろめたいこそばゆい気持ちも感じつつ、手紙の独特の行間や書き手の思考の過程が明らかにされている独特なコミュニケーションスタイルなと改めて感じた。

    個人的には、第九話の伊吹さん宛ての失敗書簡集は守田の愛らしさが爆発していて最高だった。あとがきを読み、図らずも守田一郎と森見登美彦の人物像が重なり合ってしまった。

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    2026年03月14日
  • 美女と竹林

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    小説かなって思ったら、エッセイでした。
    好きなものを考えて、真っ先に「美女」と書けるその潔さがすごい。でも確かに森見先生の小説にはいつだって美女が登場しているし、その美女を追う男たちがたくさん出現しているので、そう思うと自然ですね。
    そして本作のメインである竹林ですが、全編通して先生の竹林愛がすごく詰まっている内容でした。まず先生が竹林を研究していたことも初めて知ったのと、ここまで竹林好きというのも知りませんでした。けれどそれを受けて思い返すと、先生の著作はどこか竹林が似合うというか、竹林が背景に浮かぶような雰囲気が漂っているなーと思いました。

    森見先生のエッセイって初めて読んだのですが、小

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    2026年03月14日
  • 宵山万華鏡

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    祇園祭には不思議な力があると私も思っていたので読んでて不思議な気持ちにさせられた。
    今年は祇園祭に行こうと感じさせてくれる

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    2026年03月06日
  • 四畳半神話大系

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    読み終わるまで時間がかかった。
    並行世界の物語。どの人生でも出会う人は出会う、結ばれる人は結ばれる、起きることは起きる。選択の些細な違いで変わってく。
    猫ラーメンはそんなにそそられないが、京都には行きたくなる。鴨川、加茂大橋は見てみたくなる。

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    2026年03月05日
  • 熱帯

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    中々に難しいが面白い。このようなタイプの小説は初めて読んだ。
    千一夜物語を意識して作られているためか、登場人物の話す物語の中の、登場人物が物語を話す、と言ったように話が入れ子になっているため、ちゃんと意識して読まないと迷子になる。
    小説を読むのが好き、読み慣れている人はとても楽しめるかもしれないが、そうではない人は途中で挫折しないだろうか。
    読書が趣味な人にはおすすめできるが、ライトな小説を好む人は気合い入れて読んだ方が良いかもしれない。

    10代からすごく支持された本みたいだが、今の子達はみんな頭いいなぁ

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    2026年03月03日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    国語で「走れメロス」を習ったから読んだ。
    芽野と太宰のメロスとは正反対のことを言っているのに、同じような展開と主張になるのが、すごくおもしろかった。
    舞台が現実の京都というのも、雰囲気が想像できてよい。
    読んでいる間ずっと、ぐふぐふ笑ってニヤニヤしていた。
    書いた人は天才だと思う。
    メロス以外は原作を読んでから読みたい。(中2)

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    2026年02月28日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    森見登美彦は腐れ大学生ものも好きだけど怪異とかちょっとしたホラーものの方が好き。
    宵山万華鏡という題も良い。繰り返す日々も万華鏡に例えているのだろうか。そして我々読者は彼らの繰り返す日々をのぞき見ることができる。宵山金魚で離れてしまったふたりが、いくつかの宵山のお話しののちに再開する。これも輪になっていると捉えれば短編一つ一つが万華鏡の中の光であり、前編を見通すことで一つの輪が出来上がるようにも思える

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    2026年02月25日
  • 四畳半神話大系

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    夜は短しとの関連性を感じさせる。。。
    小津が夜は短しの主人公?
    んー。いま再び読み返したい所存

    わたしも学生の頃
    違う部活入ってれば
    薔薇色だっただろうなーって
    思ってたけど、
    結局は同じ道筋なんだよって
    納得させられた。
    タイムスリップ妄想がこれでおひらきできそう。
    コロッセオ。

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    2026年02月25日
  • ペンギン・ハイウェイ

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     『シャーロック・ホームズの凱旋』を新聞で見つけて、著者検索をしてみると懐かしい題名『ペンギン・ハイウェイ』を見つけました。小学生5年生の頃に読んだが、なぜか忘れられなくて読み返してみました。小学生の時は、アオヤマ君がすごいと思っていたけれど、今はアオヤマ君のお父さんもすごいと思うようになって、自分の成長を感じて嬉しかったです。
     アオヤマ君の大人っぽく振る舞いながらも、大人になりきれていない子供っぽいところがとても好きです。
     アニメ映画の方も絵柄が可愛くて、とても綺麗でオススメです。

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    2026年02月23日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    すごくすごく面白かった。多分私好みの文章なのだと思う。
    頭のいい人の屁理屈で自分が選んだ運命を嘆いている。それも理系の。京大に受かる人はそんな人ばかりなのだろうか?
    最終話で、それまでの話で起こった少し不思議なことの答え合わせがされる。全部が少しづつ作用して、同じ出来事なのに少し違う。
    私は自分が良いと思った機会を逃さないように生きてきたが見事に失敗だった。でも、それすらも大目に見てやるにやぶさかではないと思えた本だった。

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    2026年02月20日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    たまにある森見登美彦の森見登美彦感を極限まで抑えた美文の大海原で展開だけ大森見登美彦ワールドが炸裂してるハチャメチャ森見登美彦ファンタジー、最高すぎる。
    めちゃくちゃやってんのに文章うますぎるから考えようとしなくても情景が全部イメージできて楽しかった。
    とはいえごめんやけど展開がジェットコースターすぎて一周じゃ雰囲気しか掴みきれない。でもこの散々あっちこっち連れ回されて理屈とかリアリティとか考えたほうが負けみたいな世界観で広げるだけ風呂敷広げて最後しんみり締めてく感じ、乙女とか四畳半もそうだけどこの収束からでしか得られない快感ある気がしてるから雰囲気が掴めればいいかとも思う。
    ていうか一章終わ

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    2026年02月20日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    1番お気に入りの作品。なぜなら、ペンギンもアオヤマ君もお姉さんも全員かわいい。アオヤマ君の学ぶ姿勢が気持ちいいし、お父さんが理想のお父さんすぎる。どうやって育ったらそんなに素敵なお父さんになるのか知りたい。

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    2026年02月19日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    ネタバレ

    森見登美彦が好きなのでその眼鏡もかかっています。

    デビュー作でありながらちゃんと森見節で好きだった。小難しい言葉をこねくり回して高尚なことを言っているように見える偏屈な人達。でも話し言葉は普通で、そこがなんとも人間臭い感じがする森見作品の主人公たち。
    この主人公は研究とか言いながら元カノのストーカーしている。
    でも、終盤、遠藤のメールを後押ししてしまったり、ええじゃないか騒動の中で水尾さんの姿を追いかけてしまったり、水尾さんに振られた日のこと、そして付き合っていた頃の愛おしい彼女の姿を書き連ねたり。きっと彼なりに彼女を愛していたのだろうな、とも。
    飛び切り阿呆ででもじんわりほろ苦いのが良かっ

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    2026年02月19日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    キャラの個性が引き立っていてよかった。最初はアオヤマくんとお姉さんの日常を描くものかと思ったが、まさかのsf。後半の少年の気づきは切なかったなあ

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    2026年02月17日