森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜は短し歩けよ乙女

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    難しいことを考えず

    身を任せ

    ただ揺蕩えば良いのです

    「諸君、異論があるか!?あればことごとく却下だ!!」

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    2026年02月08日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    硬派で古風な文体と語り手の知性的で捻くれた語り口調が、京都の風情と相まって、贅沢なモラトリアムと趣を感じられる。森見先生の独特な文体が本当に魅力的でした。
    『脱出の可能性が見えないため、私の希望と絶望に影響されて、千円札の値打ちは乱高下した。』←四畳半から出られない絶望を表しただけの一文だけど、お気に入り

    他キャラも独特かつ魅力的。

    絶対的な自分軸をもつ樋口師匠
    『可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である』

    小津との掛け合いは捻くれの中にクスッと笑ってしまうような、いじらしさとあいらしさ
    『我々は運命の黒

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    2026年02月05日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    編集後期で森見さんが「太宰治にも奇想天外で愉快な作品があるよ、ということを、とくに若い読者に知らせる本である」と書いている。私も中期の明るめ太宰が好きなので、森見さんと同意見!
    『カチカチ山』『畜犬談』あたりは学生時代から好きなので殿堂入りとして、自分をさむらいに例えだす『佐渡』、黄村先生へのツッコミが冴え渡る『黄村先生言行録』が今回特に面白く感じた。
    『新釈諸国噺』からの3編の、読点だけで続けて延々と書く独特のリズムとか、『走れメロス』の激情に任せて書き綴られたような熱い文章もいい。太宰の文章って、こっちを乗せて高揚していくような熱狂があると思う。
    『人間失格』で太宰は好きじゃないわ、と思っ

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    2026年02月05日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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     四畳半神話体系が「30分もの」×4本とするなら、本作は1時間スペシャルといった形。前作の雰囲気を踏襲しながら、よりストーリーを練ってきた今作。本当に最初は独特な文書も不明な点も読みづらかったのですが、徐々に話が繋がり、キャラクターたちも頭の中で勝手に踊るようになり、忘れられない一冊まで昇華しました。

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    2026年02月04日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    わたしは少し不思議な話が大好きなので、森見登美彦先生大好き。
    今回もとても面白かった。
    まずヴィクトリア朝京都って何ぞや?と思ったが、古きレンガ造りのロンドンと古都京都が思いのほかマッチして創造するのが楽しかった。是非模型にしてほしい。

    最後大団円で終わって良かった。もしかして帰ってこれないバッドエンドでは?と思ったが、メアリのおかげで帰ってこれて良かった。

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    2026年02月02日
  • 四畳半神話大系

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     スルメ小説とは良く言ったもので、短編集の章が進めば進むほど、独特の文体に慣れ、掴みづらかった世界観が掴め、この小説の良い意味でのくだらなさと本当の意味での奥深さが理解できてきます。唯一無二の世界観のある小説だと感じました。

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    2026年02月01日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    時代背景はちがうだろうけど、なぜかコクリコ坂くらいの時代の雰囲気を想像してしまいました。
    文章の感じが昔っぽい。
    そこがいいし、おもしろいのですが。

    主人公、なんだかんだ毒舌を言いつつ親友と呼ぶところがいいですね。
    逆に羨ましい関係かも。
    小学生同士がブーブー言いながら戯れてるみたいでかわいいですね。
    川に落ちたのを川に入ってまで助けてあげるし、お見舞いも行ってあげて、優しい。
    最後のやりとりもいい。

    明石さん、いい

    師匠がかわいいし、ほっとけないというか、関わりたくなってしまうのわかるな。
    まさに、樋口マジック。
    弟子は大変そうだけど。

    第二話以降で、第一話で出てきた人たちとの関係性

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    2026年01月29日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    四字熟語や難解な言い回しなど、独特な語り口でなかなか入り込めないと思っていましたが、話の展開が面白くだんだんと森見ワールドに夢中になっていきました。
    登場人物それぞれが個性的で可愛らしかった。
    特にお気に入りは樋口さん。
    彼のように地に足をつけず、周りの人を頼りながら生活できたらどんなに良いだろうととても羨ましく思います。

    オモチロイ作品でした。
    印象に残った言葉
    「おともだちパンチ」「偽電気ブラン」「なむなむ」「パンツ総番長」


    四畳半神話体系も絶対に読みたい。

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    2026年01月23日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    愛おしい、、なんなんだこいつらわ。学生時代に叡山電鉄お世話になってたし元田中に友達が下宿してて溜まり場にしてたし、全部が自分たちのクソみたいな青春とピッタリと重なる。ここまで稲中を文学的に変換出来るのかと感動すら覚えた。オールタイムフェイバリット認定。

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    2026年01月23日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    アオヤマ君がまっすぐでかしこい少年で、周りの大人も立派でかっこいい大人たちなので、自分の生き方がふにゃふにゃした時にまた戻って来たい本。

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    2026年01月22日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    どうしてこの小説を中学生の頃に読んでいなかったのだろう、読んでいれば、京都の大学を選んでいたものの......学力が足りず京大は厳しいけれども。くそぅ!

    独特の文体に拒否感を覚え、読まず嫌いをしてはや10年ほど。成瀬のおかげで読み出すことができました。今までの私、本当になぜ読まなかった!あー面白かった♪

    「恥を知れ。然るのちに死ね」←積極的に使っていきたい
    「人事を尽くして、天命をまて」←奥手の私にはありがたいお言葉

    二人がしあわせに大学生活を送ることを心から祈る。隣の府より。

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    2026年01月19日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    「四畳半神話大系」の続編。

    「四畳半神話大系」と舞台「サマータイムマシン・ブルース」のコラボなんですね。
    「サマータイムマシン・ブルース」は映画にもなっているようだったので、読む前に観てみようと思ったのですが、私が加入しているサブスクでは配信されておらず残念でした(。•́•̀。)

    結果「サマータイムマシン・ブルース」を知らなくてもすごく楽しめた。
    むしろ「四畳半神話大系」しか知らなかったことで、シリーズ特有の語り口、テーマの割には哲学的になりすぎない軽やかさ、割とどうでもいいことに全力な登場人物たち(褒めてる)にハマってた気がする。

    前作から引き続き使われている技法?が正当な理由をつけら

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    2026年01月15日
  • 四畳半神話大系

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    最初は文体があんまり得意じゃないかなと思ったが、章を重ねるごとにキャラクターたちの魅力に惹かれた。小津がどの平行世界で仕事量が多すぎて笑った。森見先生の他の話も読みたい

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    2026年01月13日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    個人的に、森見登美彦の文章は少し読みにくいのだが、それによって時間をかけたり何度かに分けて読んだりできてそこが魅力なのかもしれないと思った。

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    2026年01月09日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    夜は短し...の後に読んだ、おそらく森見登美彦2作目。これがあまりにも好きで、森見登美彦に魅了されたんだと思う。どこから現れたかわからないペンギン、草原に浮かぶ不思議な球、物知りな青山くんのお父さん、謎の多い歯医者のお姉さん、賢くて健気な青山くん。全てが好き。自分の頭の中で球を想像しながら読んでたけど、映画で実際に球を見た時は想像のまんまでびっくりした。青山くん、お姉さんにまた会えたらいいね。

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    2026年01月04日
  • 夜行

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    夜の闇が持つ、根源的な恐怖と抗いがたい魅力という二面性。その二つともを強烈に感じられる作品だと思う。読み進めていくにつれ、自分も夜の世界へと引きずり込まれていくような感覚になった。

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    2026年01月02日
  • 四畳半神話大系

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    再読。

    定期的に森見登美彦を摂取しなければいけない体なので、一年の最後にはいずれかの作品を読むと決めている。

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    2025年12月31日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    夜行が好きすぎて、森見登美彦ホラー3作品のうちの1つであるこの話を待望していました。年末に時間ある時に読めてよかった。
     まるで万華鏡が創り出す、幻想的で、どこか懐かしくて淡く寂しい、その中に自分が取り残されたような気持ちになりました。無限に続く宵山の世界、幾人にも増える赤い着物を着た女の子たちはまさに万華鏡が作り出す世界をよく体現していたなって思いました。(休日なら同じ毎日を繰り返してもいいかも笑)
     ギャグテイストの方向で書かれていた「宵山劇場」も実はこの話全体にしっかりと関係していたのがあとになって分かって驚きでした。「偽祇園祭」を企画した乙川の目的はただの悪ふざけじゃなくて、意外にしっ

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    2025年12月30日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    著者による名作の新釈(おもしろ改編)。森見さんの作品は気になるものは何作かあったけど、今作が初めて。出てくる人物がなかなかの曲者揃いで、好みの文体、テンポ感だった。短編が単体で存在しているのではなくて、全体がゆるーく繋がっているのも好み。
    一番好きなのは「走れメロス」かな。キャラや設定がぶっ飛んでいて一気に駆け抜けていく感じが面白かった。百物語は原作を読んでみたい。
    最近走れメロス関連の本を読むことが多いな

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    2025年12月29日
  • 有頂天家族

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    大好きで何度も読んだ作品です。
    毎年年末には必ず読みたくなる。
    狸と天狗と人間が登場人物で、本当にこうだったらいいのにな、と思う世界観です。
    お話の内容は賑やかで楽しくて少しだけ切ない。
    この作品らしく最後は大円団で終わるので、毎年年の瀬に一年の締めくくりとして読みます。
    面白きことは良きことなり!

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    2025年12月29日