森見登美彦のレビュー一覧

  • 熱帯

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    ネタバレ

    不思議な物語にどっぷり浸りたい時、夜なかなか眠れない時、現実逃避したい時にぴったりの本。
    ページ数は多いけど、いつまでも続いて欲しくて、1ページ1ページが愛おしかった。やっと読み終えた!という達成感と終わってしまった…という切なさが同時に押し寄せてきた。読み終わってもまた最初から読み直したい衝動に駆られている。でも、他にも積読がたくさんあるから、今は我慢。また内容を忘れ始めた時にでも…。
    表紙の伏線回収が好き。
    森見さんの作品は初めて読んだけど、世界観がとっても好きだなと思った。好きな作家さんに仲間入りする可能性大。他の作品もこれから読んでいきたい。

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    2025年02月05日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    森見さんの作品を様々読んできたが、今までとは異色。一文字一文字を読んでいきたい感覚は変わらないが、とても感動させてくれる。

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    2025年02月01日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    あの四畳半の住人たちが帰ってきた!
    あの頃見ていた下鴨幽水荘の下宿人たち・・・彼らのひと夏のドタバタ劇など、見て面白いに決まっていた。

    原案であるサマータイムマシン・ブルースは未視聴であるが、これを見て観たくなった。タイムマシンによる時空の整合性を取るため、奮闘する大学生たちの姿は、滑稽かつ青春の生暖かい風を読書に吹きかけてくれる。

    私と明石さんの恋の進展もあり、またさらに先を見たく思った。四畳半は永遠なり!

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    2025年01月30日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見さんの小説の書き方などについても書かれていて興味深かった。
    夜は短し歩けよ乙女を読んで、お酒の飲み歩きが好きになった。また、日常の隣にある異世界は自分も大好きである。子供の頃は、そんな異世界に生きたくてうずうずしたし、それを描いてくれる作品が好きだった。デジモン、ハリーポッター、ダレンシャン、ブレイブストーリー…

    またいつかパラパラ読み返したいと思った。

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    2025年01月25日
  • 熱帯

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    余韻を楽しんでいる。しばらく他の本読めない。
    「全国の10代が熱狂!」って紹介やめてほしい。私も熱狂してる。

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    2025年01月23日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見節は個人的好みであり、本作も効いている。

    四畳半神話体系より、最後の感動は無い。オチも予測できるが、それでも面白い。
    「成就した恋ほど語るに値しないものはない」

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    2025年01月19日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    自分だけではない、関わりのない誰かの人生もを考えたくなる本
    良かった。本編はもちろんのこと、あとがきも解説者の書いた夢十夜も良かった。出だしから終わりまで余すことなく楽しめる本だった。
    原典を知っているものも知らないものもあったが、知らない話はもちろん知ってる話さえも全てが新鮮で新しい話を見ている気がした。山月記をトップバッターに持ってきたのが自分には良かった。この本全体の世界観がスッと掴めた気がする。
    原典を読みたくさせる本だが、たぶん本書の方が読みやすい。純粋に楽しんで、ちょっとだけ内容浸って人生を考えたくなる。

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    2025年01月13日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    楽しいドタバタ劇。テンポよく、キャラクターの個性もよく出ている。また作中に出てくる京都の地名や風景にも独特の趣があり引き込まれる。主人公の恋愛成就もつい応援してしまう。

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    2025年01月04日
  • 恋文の技術 新版

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    外で読まなくてほんっとうによかった。「ねえ、モナミ」で笑い、「方法的おっぱい懐疑」で笑い「やぷー」で笑い、言葉の通り抱腹絶倒でした。笑いすぎて涙が出たのなんていつぶりかな。想像を絶する守田くんのヘンテコ具合に笑ってしまったけど、本当に、相手に伝えたいことほど伝えるのが難しいなと思う。素直に言えばいいはずなのに、できないんですよね。伝えられる自分になりたいです。この本を友人に薦めるときには「書簡体でさらっと読めるから、移動の電車のなかとかで読むのがおすすめだよ」って言おうと思う。やむを得ぬ!

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    2025年02月28日
  • 熱帯

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    海を切り裂いていくようにずんずん読み進めてしまった…。どうなっていくんだろうってのめり込んでしまう。不思議な冒険譚だった。

    「森見節」というとあの慇懃な文語調の語り口を思い浮かべるけど、その文体でなくとも「へっぽこ」「風邪のときに葛根湯」「なーる」等々散りばめられた言葉たちから森見さんの作品っぽさを感じる

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    2024年12月22日
  • ペンギン・ハイウェイ 01

    無料版購入済み

    大人ぽい小学生が年上のお姉さんに淡い恋心とすこし、ミステリーがよかった。最後は儚いというか少し切ない感じもまた良い。

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    2024年12月22日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見登美彦さんとヨーロッパ企画好きにとっては1冊で2度美味しい本です。ストーリー的にはサマータイムマシンブルースをなぞっている感じですそこは四畳半の面々が期待通り暴れまくってくれます。そして最後の最後に幸せな気持ちになれるはずです。アニメも探してみなくては。

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    2024年12月18日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    森見登美彦さんの作品はいい意味で頭を使わなくて良い笑
    文字を追ってるだけで情景が浮かんできて世界に入れる気がします。
    ちょっと疲れてる時とか、癒されたい時に読みたい方

    今回の作品も憎めないキャラクターと
    たまに出てくる作者目線でのコメント?みたいなやつがとても良かった
    何作か読んだことありますが毎回ホッコリとさせてもらってます。

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    2024年12月18日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    まちがいない事実、いや真理として男の子は小・中学生までに冒険と研究、そしておっぱいに胸を馳せる。例外はない。

    本書は、小学生の男の子が上記3つに胸を馳せながら、まちでおこる不可思議な現象のなぞを解き明かしていくSF青春物語。

    海辺のカフェで仲良くなったお姉さんは、コーラをペンギンに変えることができ、そして胸が大きかった。これだけで掴みは完璧。心が躍る。

    主人公とその友だちは、山奥で浮遊するゼリー状の何かをみつけ、ペンギンやその秘密を共有しつつ、なぞの解明に挑む。

    なぞの浮遊物の実態、まちに出没するペンギン、そしてお姉さんの体調不良の波。これらが1つ繋がる時、事態は思わぬ方向に進み、最後

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    2024年12月08日
  • わたしの名店

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    様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊

    朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を

    孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を

    人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ

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    2024年11月28日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見登美彦という人を知って(知ったつもりになって)なお面白い!
    これかも、どんどん森見登美彦作品を読んでいこう! そう思えた一冊。

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    2024年11月06日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!!

    赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。

    狸界では偽右衛門は矢一郎に決まりかけるも、夷川早雲の思惑が炸裂し後継者争いの雲行きも怪しくなり…。

    金曜倶楽部はあいもかわらず狸鍋を画策し幻術師天満屋が大暗躍。

    最後はやっぱりタヌキ・天狗・金曜倶楽部が入りまじりはちゃめちゃになっちゃう。

    わかりやすい&期待したい伏線もしっかり回収してくれてどのキャラクターも活躍してくれて嬉し

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    2024年10月08日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見登美彦さん初読み
    なんで今まで読まなかったんだと後悔した
    古風で大袈裟な文章、独特の語句と大胆な比喩表現が散りばめられていても難しく感じず、本当に登場人物がいるように錯覚させる情景描写、リアリティある会話の可笑しさ
    タイムマシーンについて深く考え出すとこんがらがったのでやめたが、SFがあまり好みでない私でも、大学生たちに仲間入りして過去でわちゃわちゃできるんじゃないかと思うほど入り込めた

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    2024年10月03日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    クーラーのリモコンが壊れたり、悪友に振り回されながらも宇宙を救うことはできるのか。
    「私」のひそかな恋の行方は?
    森見登美彦先生らしい阿呆な大学生たちの青春ストーリー。

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    2024年09月21日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    世界の崩壊を防ぐためにタイムトラベルしてリモコンにコーラをかける話、なんともスケールが大きいのやら小さいのやら
    ヘンテコな人々のヘンテコに巻き込まれ、勝手気ままな悪友に振り回されながらも世界の為に昨日を必死で奔走する
    そんな森見小説の阿呆な青春さが大好きです
    本の装丁もとても良き
    ここに断言する。有意義な夏を過ごせた、と。

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    2024年09月06日