森見登美彦のレビュー一覧

  • きつねのはなし

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    ネタバレ

    「きつねのはなし」京都の古道具を舞台に不思議な雰囲気の短編。『xxx HOLiC』の世界観のようだった。願いを叶えるためには対価が必要なことだったり、その対価のための対価が膨れ上がって行ったりと。狐に摘まれているような話だった。

    「果実の中の龍」物語の中の物語に沈んでいく先輩の話。他人の物語のはずなのにさも自分の体験であったかのように語っていたことにより、自分の体験であると言う錯覚に陥ってしまった話。想像や妄想と現実の区別がつかなくなってしまうのは苦しいことだろう。その区切りの意味で、先輩は別れを受け入れたのかもしれない。

    「魔」魔が刺すとはこのことなのか、と。この人さっきまで相談にも乗っ

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    2025年05月25日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    前作以上に楽しかった!

    前作からの伏線も多く、この本を読むことで世界観をより一層楽しめました。
    登場キャラが前作より増え、ハチャメチャ感が強くなった気がします。

    胸キュンあり、ピンチあり、どんでん返しありの盛沢山で最後まで充実していて飽きなかった!
    すっかりこの人間と天狗と狸が織りなす奇想天外ワールドに引き込まれてしまっているなあ。
    毛深い表現が個人的に大好きです。

    ただただ楽しかった!面白きことはよきことなり。
    次作を心待ちにしております。

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    2025年05月15日
  • 四畳半王国見聞録

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    舞台の大学に通っている(あるいは通っていた)人々にとって特に楽しめる内容だと思う。学生時代を思い出して、感傷に浸ることができた。

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    2025年05月11日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    タイムマシンがあったとしても過去は変わらない。
    それはタイムスリップものとしての新しい解答であり、さりげなく現在を肯定してくれる素晴らしい視点。四畳半メンバーの暴れっぷりはやっぱり笑えてどこか懐かしい匂いのする夏風をふわりと感じて本を閉じた。一節ごとの区切りが短いので読みやすいことこの上なし。「成就した恋ほど語るに値しないものはない」

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    2025年05月08日
  • 竹取物語

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    前に同作者の「超訳 走れメロス」を読んだことがあったのでそれと似たような文体かと思っていたら、真面目な現代語訳だったので意外に思った。ただ節々の言い回しから森見作品らしさを感じられた。
    また、物語本編だけでなく、あとがき、講義、解題まで載っているため、より物語の解釈が広がるし、竹取物語についてもっと勉強したくなる。古典の入門編として、手に取りやすい本だと思う。

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    2025年05月05日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    研究に向いてない根性の足りない理系院生が主人公で、自分と設定が同じすぎる。将来に悩んでる今のタイミングで読めて良かった。

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    2025年05月04日
  • 有頂天家族

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    とっても、楽しかった…!!
    こんなにずっと楽しくてワクワクさせられた小説ははじめてかも。
    独特の世界観に思わず引き込まれてしまいました。

    まずなにより、森見登美彦らしい古風でもありポップな文章がとっても好き!
    こういうファンタジー要素強めの内容が、森見登美彦の文章表現と非常に相性が良いように思います。
    くすっと笑ってしまうようなユニークな比喩表現がとても好きだ…
    一文一文が文学的でもあり、ポップでもあり、素敵で楽しい表現ばかりで、毎ページ楽しくてもう。。。たまらん!文章好きすぎてうっとりしてました。

    舞台は京都。
    狸と天狗と人間とが入り混じった世界。
    何それ!?って感じの奇想天外な設定やけ

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    2025年04月29日
  • 恋文の技術 新版

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    主人公が様々な友人と手紙を交わす物語ですが、ついつい笑ってしまうような場面もありサラッと読めてしまいしました!
    最近こういった本に巡り会えていなかったので満足のいく1冊でした!

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    2025年04月25日
  • 竹取物語

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    黒髪の乙女に恋するウザ男の阿呆ぶりを書かせたら天下一品の森見登美彦が、竹取物語の新訳に挑む。いつものモリミーとはひと味違う、絶世の美女かぐや姫に翻弄される間抜けな求婚者たちの阿呆ぶりを…って、いつもと同じやないかーい!

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    2025年04月23日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治の短編集。森見登美彦さんが好きなので読んだ。
    特に、『服装に就いて』『満願』『女の決闘』が好み。
    最後の森見さんの編集後記もおもしろい。

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    2025年04月21日
  • 竹取物語

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     中学の国語の授業で「今は昔、竹取の翁といふものありけり。またの名を讃岐の造となむいひける。…」とか覚えさせられたなぁ、というのが「竹取物語」の印象である。
     以前から古典作品全般に苦手意識があり、現代語訳版があったとしてもなんだか読む気になれずにいたのだが、森見登美彦が訳しているとなると話は全然変わって来る。
     森見作品のクセの強い独特な世界観が好きで、古典オブ古典の「竹取物語」とどんな化学反応を示すのか、ワクワクしながらページをめくった。あっと言う間に引き込まれた。

     作者のあとがきにも記されていた通り、本当に森見登美彦が「竹取物語」の作者ではないのかと錯覚するくらい、森見作品の世界観と

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    2025年04月26日
  • 恋文の技術 新版

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    京都の大学院から研究のため遠く離れた実験所に飛ばされてしまった主人公、守田一郎。彼はそこでの寂しさをうめるため、京都に住む同級生の友人、先輩、妹、教え子の少年、彼らへ文通修行と称して手紙を書く。友人の恋の相談、先輩との因縁、妹への講釈、教え子の少年の近況、おっぱい事件など……

    守田一郎、愛すべき阿保である。彼のへそ曲りで、言い訳がましく、どこか拗らせた手紙が私は大好きだ。
    この本を読んでる間ずっと笑いっぱなしだった!!

    この本を読み終わった後は、無性に手紙を書きたくなる。ただの手紙ではなくて、守田一郎の手紙のように読み手がクスッと笑える手紙を書きたい!
    森見登美彦先生、どうやったら守田一郎

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    2025年04月09日
  • 夜行

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    ちょっと怖くて不思議な、「夜行」という絵にまつわるいくつかの話。
    都市伝説を高解像度の映像で近距離から眺めているような不気味さ!
    とてもおもしろかった。

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    2025年04月06日
  • 四畳半王国見聞録

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    ネタバレ

    ぶっ飛んでいる。京都でぶっ飛んだ大学生たちが真面目に不真面目な取り組みを広げ、四畳半の下宿先で王国を開いているというぶっ飛んだ発想が繰り広げられている。案の定森見登美彦氏は京都大学の出身者であった。だからぶっ飛んでいるのか。
    どうやったら数学的を好きすぎて証明した事物を具現化することができるだろうか。どうしたら阿呆神を讃える学生像が作れるだろうか。どうしたら黄色地に紫色のブリーフ、太った男で何の利益も生み出さないのに信仰される妙な神が生まれるだろうか。文学的な天才が京都大学という真剣に才能を無駄のベクトルに向けるフィールドでこのアイデンティティを得てしまったことを考えると、やはり京都大学の友だ

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    2025年04月05日
  • 竹取物語

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    森見登美彦訳「竹取物語」です。
    帯の「絶世の美女と阿呆な男たち」⋯絶世の美女はともかく「阿呆な男たち」は森見作品には不可欠と言ってもいいほどですから、竹取物語はまさにぴったりです。
    本編にプラス、全集版あと書き、特別収録「作家と楽しむ古典」、文庫版あとがき、大井田晴彦氏の解題、本編と同じくらいのボリュームであり、大満足。

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    2025年03月28日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    佐渡が特に好きだった

    太宰治のひととなり、人物像がよく見えてくる。社交的で酒豪で真面目でユーモアに溢れている。ふらっと寄った立ち飲み屋で相席して他愛もない会話をしてみたい。

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    2025年03月19日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治は代表作の人間失格と、ほかちょっとした短編しか知らなかったので、ページを開いてびっくり!
    文体がどことなく森見登美彦に似ている! もしかして、太宰の短編を流用して森見オリジナルにしたのかな? と調べてみたけれど、ちゃんと太宰治作でした。

    暗い作品ばかりのイメージだっただけに、ちょっと笑える、愛嬌のある話もあったのか、と新たな太宰治を発見! なんだ、自虐もほどほどにすれば笑えるじゃない、なんて。



    一番好きな話は「黄村先生言行録」
    先生と太宰のやりとりが微笑ましい。
    モデルが井伏鱒二ということで、井伏鱒二が書いた「太宰治」も読んでみたい。
    こちらは、太宰治が亡くなったあとに、太宰を偲

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    2025年03月05日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    最初は、何だか読みづらい感じでダラダラと続くのだろうかという中読み進めていくと、色々なところでの繋がりなどが結びつき、恋文の技術とは一体!?となり面白かった。

    恋文の技術を学ぼうと思い、手に取ったが(冗談です笑)森見登美彦さんの小説ゆえのテンポでの進みに一気に読み切ってしまった。

    恋文を書くという事は体裁を整えてかくよりも、そう、気持ちを載せること。それは愉快で楽しく感情的に。

    そう、自分も文通をしたい。

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    2025年03月04日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦さんらしく、少し変わった人物たちの物語。
    主人公の恋路がどうなっていくのか、そしてどうなったのか。個人的には、報われて欲しいが、なんか厳しそうな気もする。
    読んでいて、楽しくページをめくることができました。

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    2025年03月01日