森見登美彦のレビュー一覧
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ネタバレ書簡体小説なるものをたぶん初めて読んだ。学校の教科書に出てきてなければ確実であると思ったが、夏目漱石のこころがそうらしい。こころは全部読んだけど、そうだっけ?
森見登美彦節全開の作品である。第一章の「外堀を埋める友へ。」というタイトルだけでもうやられたと思った。
そして、期待通りの拗らせ大学生主人公の守田。恋文で世の中のいかなる女性を籠絡させる技術を身につけることを目指すってなんやねん。最初から面白すぎる。谷口さんの紹介文も面白くて好きだった。精力ドリンクのところである。手紙の文章が憎たらしくもう愉快極まりないのだが、それぞれへの人物への手紙が重なることでさらに面白くなる。あと森見さんって、 -
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ネタバレ不思議な物語にどっぷり浸りたい時、夜なかなか眠れない時、現実逃避したい時にぴったりの本。
ページ数は多いけど、いつまでも続いて欲しくて、1ページ1ページが愛おしかった。やっと読み終えた!という達成感と終わってしまった…という切なさが同時に押し寄せてきた。読み終わってもまた最初から読み直したい衝動に駆られている。でも、他にも積読がたくさんあるから、今は我慢。また内容を忘れ始めた時にでも…。
表紙の伏線回収が好き。
森見さんの作品は初めて読んだけど、世界観がとっても好きだなと思った。好きな作家さんに仲間入りする可能性大。他の作品もこれから読んでいきたい。 -
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赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!!
赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。
狸界では偽右衛門は矢一郎に決まりかけるも、夷川早雲の思惑が炸裂し後継者争いの雲行きも怪しくなり…。
金曜倶楽部はあいもかわらず狸鍋を画策し幻術師天満屋が大暗躍。
最後はやっぱりタヌキ・天狗・金曜倶楽部が入りまじりはちゃめちゃになっちゃう。
わかりやすい&期待したい伏線もしっかり回収してくれてどのキャラクターも活躍してくれて嬉し -
Posted by ブクログ
宵山とは、祇園祭のメインとなる山鉾巡行(7月17日・24日)の3日前・前々日・前日の総称で、いわば前夜祭のようなもの。
京都に住んでいた頃は真面目な学生だったので、その頃は期末試験の勉強に勤しんでいた。だから宵山に行ったことが無いのは仕方がない。真面目な学生だったので。
6年間住んだけど1度も行ってない。
京都の思い出は色々ある。
特に家から近かった銀閣は格別で、悠久の侘び寂びを感じられ、苔の木陰道を歩くと涼しく、心が洗われる。
鞍馬は1番好きなところで、叡山鉄道に小一時間揺られると街の喧騒は遠く、すべての音が小さく、しかしはっきり聞こえる。踏んだ落ち葉が割れる音。踏んだ土がキュッと鳴る