あらすじ
社会人2年目の小和田君は仕事が終われば独身寮での夜更かしを楽しみとする地味な生活。ある日、狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」との出会いから、めくるめく冒険の一日が幕を開ける。第2回京都本大賞受賞作!
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人気者が実際誰なのかって、とても気になりますよねえ。そんな素朴な疑問から始まる物語。
展開が忙しいのが楽しい本。
森見さんのキャラは本当に面白い。
どうしたんだい、とか落ち着いた感じの話し方なのに個性が出る。それが読んでていて美味しい。
面白かった。
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長い長い土曜日の話。
愉快だった。
道に迷ったときつい地図アプリを見てしまいがちだけど、たまには大いに迷ってみようかなと思った。
とりあえず次の土曜の朝ごはんはだし巻き卵のサンドイッチとコーヒーにしよう!
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森見登美彦さんの作品はいい意味で頭を使わなくて良い笑
文字を追ってるだけで情景が浮かんできて世界に入れる気がします。
ちょっと疲れてる時とか、癒されたい時に読みたい方
今回の作品も憎めないキャラクターと
たまに出てくる作者目線でのコメント?みたいなやつがとても良かった
何作か読んだことありますが毎回ホッコリとさせてもらってます。
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これぞ森見登美彦! 狸がかわいい! 宵山行きたい! わははと笑えて、なんだかほっこり
奇想天外奇天烈で、登場人物たちが自由気ままに物語を縦横無尽に闊歩する。
森見登美彦の物語は、ほかではちょっと味わったことのない独特の文体と世界観。〇〇風とか〇〇っぽい、みたいな喩えができない唯一無二の文体と世界観だと思う。
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森見登美彦先生の本はいつも私達をわくわくさせてくれる。
今年の春大阪から上京し、関西を思い、恋い焦がれながら毎日を過ごしている。
東京に来てわかったことがある。
京都は心の拠り所だったということだ。
東京も京都も計画的な街なのに、
京都には昔から日本人の心に響く残り香がある。
とてもとても懐かしい残り香が。
京都に初めて来たときも、初めてのはずなのに
そんな香りがした。
そんな残り香を森見先生の本を読んでいると思い出す。
頭の中に京都をつくる。
その間だけ、私はこの計画的で効率的な現在の都から、烏丸へ逃避行できるのだ。
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森見登美彦さんの作る世界観がここぞというばかりに発揮されていて、この文体に惹きつけられる。京都に住んでいたので、地名や喫茶店の名前に馴染みがあり、この物語の中に自分も迷い込んだような気持ちで読めておもしろかった。
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森見さんが非常に苦しみながら生み出し、そしてそれをまた苦しみながら書き直して、やっとのことで一つの小説になったというのが本書。
物語として、というよりは一つ一つの盤面に心躍る面白さがありました。
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京都、宵山の大冒険
森見ワールド前回の素晴らしい作品
頭の中を覗いているようで、
本当に楽しい
はちゃめちゃだ、
脳みそが複雑に絡まってどうしようもない人なんじゃないかとつくづく思う。
そんな小説を好きになる僕も大概
人間の前に、怠け者だから
わざわざ楽しかった気持ちを文字に起こさない
心にあれば十分でしょう
だってそうでしょう
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森見登美彦を読み続けている人ならニヤリとする関連付けが各所にあって、また読み返したくなる程よい物語でした。
宵山の迷宮に迷いたくなる一冊です。
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差別的発言かもしれないが本をよく読む人は主人公に共感できるところが多いのでは...?ヒーローなんてならなくともゆったり自分の幸せのペースで生きていきたい的な。
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京都の宵山の1日の喧騒と、何処かのんびりとした空気の中でどれも憎めない登場人物達の個性が伝わってきて、面白いです。気軽に読めて、通勤時間に最適でした。
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京都エキセントリックワールドたるや!
小冒険を嗤う者は、小冒険に泣く
割と確信ついてる気がする。
人が多い場所が嫌いで、大学生時代を京都で過ごしたにもかかわらず祇園祭に一度も行かなかったために、毎年7月に後悔するおじさんに成り下がっています。
適度に冒険には出たいですね。近くにもたくさん冒険はありますし!
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ファンタジー的な要素多くて読んでいてとてもワクワクしました。京都に行きたくなるような本です。有頂天家族を読んでから読むと被るところが多く楽しかったです。
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昔、京都で学生をしていた時、友達の半分ぐらいは怠け者だったような気がする。かくいう私も確かに怠け者だった。祇園祭の日も出かけるのが億劫で近くの銭湯に行き、そのあとは下宿で無駄にテレビをかけラジオをかけ流し漫画を読みボケーっと寝落ちをし気づいたら朝だったという経験がある。今思えば街に繰り出し充実した日々を送ればよかった。この物語のような、京都という摩訶不思議な空間にやられたに違いない。そうに違いない(笑)
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クライマックスにかけての素敵な狂乱ぶりはさすが森見登美彦さん!何にも予定のない休日にグウタラうたた寝しながら読むのに最適な本。大冒険できました。充実した1日だった。
●まだ読んでない世界線のわたしへ
・夏の暑い時期の予定のない土曜日(もしくは次の日も休みの日)に読むと良い。かつ近くでお祭りがある日だと更に良い。
・できれば朝は早起きして、トーストのモーニングがある喫茶店で序盤を読む。
・お店が混んできたらどこかでマンゴーフラペチーノを買って帰る。無ければなんか南国っぽいやつ。
・お昼ご飯にお蕎麦が食べたくなるはず。材料を準備しておく。
・1つ目の文章で違和感を持たないなら絶対読むべき。お祭り行く気ゼロで読む本を物色してるあなたにピッタリの本です。
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京都の長い、短い一日の話しである。
京都には色々と思い出があり、しばしそれらが思い出され中々、前に進まなかった。
祇園祭。本宮は私の誕生日でもある。
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『有頂天家族』ほど勢いのある抱腹絶頂コメディではなく、『宵山万華鏡』ほど不可思議に怯えず取り掛かれる…どっちも要素として入りつつ、森見節という言い回しが楽しめる一冊。筆者はタヌキが好きなんでしょうか?キャラクターそれぞれの個性的具合と、まともなようで誰もまともではない感じが相変わらず「おもちろい」一冊でした。一回読んだだけだと味わい尽くせてないだろうな…という気持ちを感じる作品。
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森見登美彦さんの作品を読むときは、今回は京都のどの辺りが出てくるか楽しみになります。今回は祇園祭の日のお話。朝から夜まで、大忙し、てんこ盛りのお話でした。
所長の充実した日を送らないと負債で人生終わってしまうという焦りは、共感できたが、私も小和田さんと同じく充実するために何か行動を起こすのは億劫。結論、私も怠け者なんですね(笑) 読書を楽しむ事だけは、怠らないようにしたい。
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京都の宵山という激しいお祭りの中で起こる騒動と、かなりの怠け者の主人公の対比が面白かった。とことん怠ける主人公が人間臭く、共感できるのはもちろんだが、こちらの作品は全ての登場人物がどこか抜けていて人間らしい。人間みな怠け者なのだ。
森見登美彦作品に共通する団体や狸も登場する。独特の緩い雰囲気が、この作品にはぴったり。
緩い雰囲気を楽しむ中で、最後の方がファンタジー感が強すぎたかなと感じた。
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森見さん3作目。今回もやっぱり京都を舞台にくだらない。しかしそのくだらなさが良い。
キャラクター達が本当に個性豊か。全員キャラが濃い(笑)。
「僕は人間である前に怠け者です」
小和田くんの決めセリフ。ある意味真理を得ている。
日常生活を送る中で変な思考のドツボにハマることがあるが、そんなとき森見さん作品はそのくだらなさで救い出してくれる。いつもお世話になってます。
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祇園祭・宵山の京都で、オモチロイ不思議な旅を。
森見登美彦ワールド全開の奇妙な冒険。
森見登美彦氏の作品と言えば、私の中で「京都の大学生を主人公にした話」というイメージ。
今回は登場人物ほぼ社会人。
「ぽんぽこ仮面」を巡って、祇園祭・宵山の京都を舞台に森見ファンタジーが大暴れ!
ちなみに『宵山万華鏡』や『有頂天家族』とも関連しそうな小ネタが仕込まれていますが、未読でも問題ないようです。
忙しい現代にピッタリな怠け者と反怠け者たちの冒険。
皆さん、たまには内なる怠け者の声にも従いましょう。
さすればオモチロク素敵な一日が過ごせるやもしれません。
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可愛い表紙と登場人物の挿絵に誘われて読み始めました。
神様が出てきたり、ファンタジーな部分もありつつ、主人公や周りの登場人物の性格からか、細い?が残りながらも、地に足のついた、日常の延長線のような冒険を楽しむ事ができました。
山なし谷なし
他の小説家さんの本も含めて一番好きな本が有頂天家族です。小説を読むきっかけになったのも夜は短かし〜で、森見さん大好きなのですが、この本は山もなく谷もなく、変わった言い回しをしているだけでストーリーが平坦でただただ読むのがしんどかったです。ペンギンハイウェイとこの作品は良さがまるでわかりません。