森見登美彦のレビュー一覧
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森見さんの作品も、収録されているほとんどの作品も、山月記と走れメロス以外読んだことの無い、本読みの端くれともいえる私なのだが、ちゃぁーんとそれでも楽しめる。
文庫を開くと最初に入ってくる「走れメロス 逃走図」。走れメロスで逃走…?読めばなるほど、そういうことか。
藪の中、百物語、桜の森の満開の下の3作は、前述の通り原作を読めていないのだ、それでも楽しめるのは森見登美彦の文才なのだろう。もっとも原作を読んだらまた違う楽しみがありそうだ。
短編で割とサクサク読めるので森見さんの作品を読み始めるならこの本でもいいのかもね。特に原作たちを知っている人ならば、「あー森見さんてこういう面白い文体で書く人な -
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議な物語にどっぷり浸りたい時、夜なかなか眠れない時、現実逃避したい時にぴったりの本。
ページ数は多いけど、いつまでも続いて欲しくて、1ページ1ページが愛おしかった。やっと読み終えた!という達成感と終わってしまった…という切なさが同時に押し寄せてきた。読み終わってもまた最初から読み直したい衝動に駆られている。でも、他にも積読がたくさんあるから、今は我慢。また内容を忘れ始めた時にでも…。
表紙の伏線回収が好き。
森見さんの作品は初めて読んだけど、世界観がとっても好きだなと思った。好きな作家さんに仲間入りする可能性大。他の作品もこれから読んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
5年前くらいに買って読み終えてなかったので、そろそろ読むかと久しぶりに本を開いてみた。
何故読み終えてなかったか。
独特な文体と世界観に10数ページ読んだだけでは入り込めなかった。
"オモチロイ"って何…いつの時代の話なの…読みにくい…10数ページ読んだだけでは分からなかったが、今回最後まで読み進めて何となく世界観が掴めた。
純粋無垢な少女が京都の街を歩き回り、ある時はお酒をたらふく飲んで、またある時は古本市で運命の本を探し、その他にも大学の文化祭で劇の主役を務めたり、風邪に苦しむ人たちのお見舞いをしたり。この自由奔放さが可愛くポップに感じられた。そんな彼女に恋する先輩 -
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赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!!
赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。
狸界では偽右衛門は矢一郎に決まりかけるも、夷川早雲の思惑が炸裂し後継者争いの雲行きも怪しくなり…。
金曜倶楽部はあいもかわらず狸鍋を画策し幻術師天満屋が大暗躍。
最後はやっぱりタヌキ・天狗・金曜倶楽部が入りまじりはちゃめちゃになっちゃう。
わかりやすい&期待したい伏線もしっかり回収してくれてどのキャラクターも活躍してくれて嬉し -
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宵山とは、祇園祭のメインとなる山鉾巡行(7月17日・24日)の3日前・前々日・前日の総称で、いわば前夜祭のようなもの。
京都に住んでいた頃は真面目な学生だったので、その頃は期末試験の勉強に勤しんでいた。だから宵山に行ったことが無いのは仕方がない。真面目な学生だったので。
6年間住んだけど1度も行ってない。
京都の思い出は色々ある。
特に家から近かった銀閣は格別で、悠久の侘び寂びを感じられ、苔の木陰道を歩くと涼しく、心が洗われる。
鞍馬は1番好きなところで、叡山鉄道に小一時間揺られると街の喧騒は遠く、すべての音が小さく、しかしはっきり聞こえる。踏んだ落ち葉が割れる音。踏んだ土がキュッと鳴る -