森見登美彦のレビュー一覧

  • 四畳半王国見聞録

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    ネタバレ

    ぶっ飛んでいる。京都でぶっ飛んだ大学生たちが真面目に不真面目な取り組みを広げ、四畳半の下宿先で王国を開いているというぶっ飛んだ発想が繰り広げられている。案の定森見登美彦氏は京都大学の出身者であった。だからぶっ飛んでいるのか。
    どうやったら数学的を好きすぎて証明した事物を具現化することができるだろうか。どうしたら阿呆神を讃える学生像が作れるだろうか。どうしたら黄色地に紫色のブリーフ、太った男で何の利益も生み出さないのに信仰される妙な神が生まれるだろうか。文学的な天才が京都大学という真剣に才能を無駄のベクトルに向けるフィールドでこのアイデンティティを得てしまったことを考えると、やはり京都大学の友だ

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    2025年04月05日
  • 竹取物語

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    森見登美彦訳「竹取物語」です。
    帯の「絶世の美女と阿呆な男たち」⋯絶世の美女はともかく「阿呆な男たち」は森見作品には不可欠と言ってもいいほどですから、竹取物語はまさにぴったりです。
    本編にプラス、全集版あと書き、特別収録「作家と楽しむ古典」、文庫版あとがき、大井田晴彦氏の解題、本編と同じくらいのボリュームであり、大満足。

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    2025年03月28日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    佐渡が特に好きだった

    太宰治のひととなり、人物像がよく見えてくる。社交的で酒豪で真面目でユーモアに溢れている。ふらっと寄った立ち飲み屋で相席して他愛もない会話をしてみたい。

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    2025年03月19日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治は代表作の人間失格と、ほかちょっとした短編しか知らなかったので、ページを開いてびっくり!
    文体がどことなく森見登美彦に似ている! もしかして、太宰の短編を流用して森見オリジナルにしたのかな? と調べてみたけれど、ちゃんと太宰治作でした。

    暗い作品ばかりのイメージだっただけに、ちょっと笑える、愛嬌のある話もあったのか、と新たな太宰治を発見! なんだ、自虐もほどほどにすれば笑えるじゃない、なんて。



    一番好きな話は「黄村先生言行録」
    先生と太宰のやりとりが微笑ましい。
    モデルが井伏鱒二ということで、井伏鱒二が書いた「太宰治」も読んでみたい。
    こちらは、太宰治が亡くなったあとに、太宰を偲

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    2025年03月05日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    最初は、何だか読みづらい感じでダラダラと続くのだろうかという中読み進めていくと、色々なところでの繋がりなどが結びつき、恋文の技術とは一体!?となり面白かった。

    恋文の技術を学ぼうと思い、手に取ったが(冗談です笑)森見登美彦さんの小説ゆえのテンポでの進みに一気に読み切ってしまった。

    恋文を書くという事は体裁を整えてかくよりも、そう、気持ちを載せること。それは愉快で楽しく感情的に。

    そう、自分も文通をしたい。

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    2025年03月04日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見先生デビュー作。地味でもなんだか楽しそうな日常。圧巻の「ええじゃないか騒動」。最後の数ページのほろ苦い恋の思い出と締め括りは最高でした。

    高い志と旺盛な妄想力とガラスのハートを併せ持つちょい残念な京都の学生達。すべてはここから始まったんですね。

    〈心に残った言葉〉
    "幸福が有限の資源だとすれば、君の不幸は余剰を一つ産み出した。その分は勿論、俺が頂く。"

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    2026年01月12日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見さんの作品も、収録されているほとんどの作品も、山月記と走れメロス以外読んだことの無い、本読みの端くれともいえる私なのだが、ちゃぁーんとそれでも楽しめる。
    文庫を開くと最初に入ってくる「走れメロス 逃走図」。走れメロスで逃走…?読めばなるほど、そういうことか。
    藪の中、百物語、桜の森の満開の下の3作は、前述の通り原作を読めていないのだ、それでも楽しめるのは森見登美彦の文才なのだろう。もっとも原作を読んだらまた違う楽しみがありそうだ。
    短編で割とサクサク読めるので森見さんの作品を読み始めるならこの本でもいいのかもね。特に原作たちを知っている人ならば、「あー森見さんてこういう面白い文体で書く人な

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    2025年02月16日
  • 有頂天家族

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    ハートフルで、悲しくて、世知辛く、最後はその破天荒ぶりに爆笑、そして愛でいっぱい。
    徐々に伏線回収されていくところも、なんだか胸が切なくなる。狸なのに、人情あふれる。

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    2025年02月07日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見さんの小説の書き方などについても書かれていて興味深かった。
    夜は短し歩けよ乙女を読んで、お酒の飲み歩きが好きになった。また、日常の隣にある異世界は自分も大好きである。子供の頃は、そんな異世界に生きたくてうずうずしたし、それを描いてくれる作品が好きだった。デジモン、ハリーポッター、ダレンシャン、ブレイブストーリー…

    またいつかパラパラ読み返したいと思った。

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    2025年01月25日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    自分だけではない、関わりのない誰かの人生もを考えたくなる本
    良かった。本編はもちろんのこと、あとがきも解説者の書いた夢十夜も良かった。出だしから終わりまで余すことなく楽しめる本だった。
    原典を知っているものも知らないものもあったが、知らない話はもちろん知ってる話さえも全てが新鮮で新しい話を見ている気がした。山月記をトップバッターに持ってきたのが自分には良かった。この本全体の世界観がスッと掴めた気がする。
    原典を読みたくさせる本だが、たぶん本書の方が読みやすい。純粋に楽しんで、ちょっとだけ内容浸って人生を考えたくなる。

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    2025年01月13日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    5年前くらいに買って読み終えてなかったので、そろそろ読むかと久しぶりに本を開いてみた。

    何故読み終えてなかったか。
    独特な文体と世界観に10数ページ読んだだけでは入り込めなかった。
    "オモチロイ"って何…いつの時代の話なの…読みにくい…10数ページ読んだだけでは分からなかったが、今回最後まで読み進めて何となく世界観が掴めた。

    純粋無垢な少女が京都の街を歩き回り、ある時はお酒をたらふく飲んで、またある時は古本市で運命の本を探し、その他にも大学の文化祭で劇の主役を務めたり、風邪に苦しむ人たちのお見舞いをしたり。この自由奔放さが可愛くポップに感じられた。そんな彼女に恋する先輩

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    2026年04月04日
  • ペンギン・ハイウェイ 01

    無料版購入済み

    大人ぽい小学生が年上のお姉さんに淡い恋心とすこし、ミステリーがよかった。最後は儚いというか少し切ない感じもまた良い。

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    2024年12月22日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    森見登美彦さんの作品はいい意味で頭を使わなくて良い笑
    文字を追ってるだけで情景が浮かんできて世界に入れる気がします。
    ちょっと疲れてる時とか、癒されたい時に読みたい方

    今回の作品も憎めないキャラクターと
    たまに出てくる作者目線でのコメント?みたいなやつがとても良かった
    何作か読んだことありますが毎回ホッコリとさせてもらってます。

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    2024年12月18日
  • わたしの名店

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    様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊

    朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を

    孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を

    人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ

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    2024年11月28日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見登美彦という人を知って(知ったつもりになって)なお面白い!
    これかも、どんどん森見登美彦作品を読んでいこう! そう思えた一冊。

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    2024年11月06日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!!

    赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。

    狸界では偽右衛門は矢一郎に決まりかけるも、夷川早雲の思惑が炸裂し後継者争いの雲行きも怪しくなり…。

    金曜倶楽部はあいもかわらず狸鍋を画策し幻術師天満屋が大暗躍。

    最後はやっぱりタヌキ・天狗・金曜倶楽部が入りまじりはちゃめちゃになっちゃう。

    わかりやすい&期待したい伏線もしっかり回収してくれてどのキャラクターも活躍してくれて嬉し

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    2024年10月08日
  • ペンギン・ハイウェイ

    購入済み

    人生の軌跡

    ペンギンハイウェイは人生の軌跡だ。少年が信念を抱いて、成長していく姿がとても素敵で、可愛らしく、切ない。素敵な物語です。

    #感動する #胸キュン #切ない

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    2024年09月01日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦さんが描く
    いびつでこじれて歪んで、
    でも純粋な大学生の描写は味わい深く、

    一見変人に思うけど、大学生ってそうだったよな、とも思う。

    昔この本が出た頃読んだ時は、走れメロスのバカっぷりに面白がって読んだ記憶があるが、

    今は「桜の森の満開の下」や「藪の中」がとても美しく感じて

    原作も読んでみようかなと思えた。

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    2024年08月28日
  • 宵山万華鏡

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    宵山とは、祇園祭のメインとなる山鉾巡行(7月17日・24日)の3日前・前々日・前日の総称で、いわば前夜祭のようなもの。

    京都に住んでいた頃は真面目な学生だったので、その頃は期末試験の勉強に勤しんでいた。だから宵山に行ったことが無いのは仕方がない。真面目な学生だったので。
    6年間住んだけど1度も行ってない。

    京都の思い出は色々ある。
    特に家から近かった銀閣は格別で、悠久の侘び寂びを感じられ、苔の木陰道を歩くと涼しく、心が洗われる。
    鞍馬は1番好きなところで、叡山鉄道に小一時間揺られると街の喧騒は遠く、すべての音が小さく、しかしはっきり聞こえる。踏んだ落ち葉が割れる音。踏んだ土がキュッと鳴る

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    2024年08月16日