【感想・ネタバレ】美女と竹林のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月25日

「その人だけの文体」を持っている作家が大好きな私にとって、森見さんはもう最高。
何のことない出来事を書いていても、こんなに違う。
面白い話を書く小説家はたくさんいるけど、文章そのものに世界観がある書き手って、じつはすごく少ないと思う。
奇跡のような、宝石のような存在。

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Posted by ブクログ 2021年07月18日

登美彦氏節全開で楽しい。MBCからの妄想爆発なんて、愉快愉快。昨年くらいから竹の花が咲いているようだが20年竹はなくなるの?

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Posted by ブクログ 2021年05月01日

「人生に必要なものの一切が竹林にある」

作家だけでは将来ちと不安である。

そうだ、竹林経営だ。

眼前に広がる孟宗竹。
脳内に拡がる妄想竹。
微笑む美女、逸れる脇道。

竹の用途は幅広いな!

万感の思いで竹を割ると、
中身はしかしカラッポであった。

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竹林伐採→竹林経営→竹林成金...続きを読む→MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)カリスマ経営者になり安泰暮らし!人生バラ色!

生い茂る孟宗竹を凌駕する《妄想竹》物語。行動力ある根暗で阿呆で大変愛すべき方だなぁと、ますます推せてしまう

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Posted by ブクログ 2021年02月17日

 森見先生のブログを読んでいて、ただストーリーとかではなく、先生の文章が読みたいなと思って購入していた。
 非常に面白く読めた。2011年の全誌休載事件などを経る前だから、まだ新人っぽい感じもあって、僕が言うのもなんだけど、やや初々しい気もする。日常を面白おかしく脚色する、いわゆるエッセイとしては少...続きを読む々型破りな感じもするが、これはこれで全然面白かった。

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Posted by ブクログ 2020年08月24日

ひたすら森美 bamboo 登美彦が竹林で活躍する話。
明石氏や鱸氏と共に竹林に入っていき、御母堂の歯ごたえのあるケーキを食べ、のこぎりでぎこぎこし続ける。たまに締め切りに追われる。
特に何が起こるわけでもなく、マッスルトミーの妄想がさく裂していた。
これもまたよし。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

竹林にまつわる登美彦氏のエピソードや妄想が書かれている作品だ。妄想の部分では竹林経営に進出し,モリミーバンブーカンパニーの社長となっているが,現実では何も進んでいない。現実の方は編集者や明石くんと竹を刈った思い出話だ。妄想と現実との乖離があって,たまにどっちかわからなくなる。

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Posted by ブクログ 2024年03月27日

ザ・森見登美彦ワールド!っていう感じの一冊。ただただ「竹林を切る」というだけなのにこんなに膨らませて膨らませて一冊の本になっちゃうのはすごいと思う。どの森見登美彦作品にも言えることだけれど、奇想天外な妄想が延々と広がっていって、でも収集つかないってことはなくうまいこと辻褄が合って収まっていくのがとて...続きを読むも好きだなと思う。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

竹林をテーマに、森見氏が竹の伐採をして事業を興し一攫千金とムキムキの肉体を手に入れる。そんな構想(妄想?)を描いて竹林と格闘する体験記の様な小説ですが、なかなか竹の伐採までに至らず、ダラダラとした状況が長く続きます。がそれもまた面白かった。森見氏の人間性がよく分かる作品でした(笑)

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Posted by ブクログ 2023年05月13日

森見氏が書くとんでもない連載物。竹林の奥底に美女を見出すことはできなかったが、とにかくオモチロイ小説であった。小説というのはフィクションで現実離れしたものが多いが、ここまで「妄想だよ」とわかる作品は初めて。

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Posted by ブクログ 2023年03月29日

もう広いのか狭いのかわからない妄想の、それをこねくりまわした文章が脇道それまくりで竹を切るだけなのに良く一冊になったなと笑。ただ、やはり単純に楽しく読める。私は好きですよ。

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Posted by ブクログ 2022年12月11日

竹を刈ることに対する大変さや、竹への想いが作者なりの表現で書き表されていてとても面白かったし、勉強になった。
美女と竹林は等価価値である!!

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Posted by ブクログ 2022年09月09日

作者の馬鹿らしい考え方が、なんとも面白く感じられる一冊。
何か展開があるとか、意味があることをやっているわけではないが、なんとなく読めてしまう、そんなお話。

エッセイだが、空想バリバリで描かれているので作者を主人公とした小説として楽しめる。というか、どこまで現実でどこからが空想なのか、読んでいてよ...続きを読むくわからない。

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Posted by ブクログ 2022年05月29日

美女と竹林。それは、自分がやみくもに好きなもの。竹林を拝借した作家は、将来の多角的経営を夢見る。だが、美女はどこだ? 虚実入り混ぜて綴る、妄想と執筆に明け暮れた多忙にして過酷な日々。『小説宝石』連載を単行本化。

どこまでが本当でどこからが妄想か???

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

面白かった! 
森見さんで言う竹みたいに何か自分の好きなものがはっきり一個決まってるっていいな-と思う。
エッセイと言いつつ作者の妄想多めで、あんまりエッセイが好きではない私でも楽しく読めました

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Posted by ブクログ 2022年01月03日

「竹林」をキーワードに妄想が暴走。意味も脈絡もない馬鹿馬鹿しい文章が続いてるだけなのに、とにかく読んでいる間は面白い。真に意味不明になる一歩手前のギリギリで話を繋げているところが、うまいというか自分の感性に合っていた。頭を空っぽにして読める、これぞ本当のエンタメ小説だと思う。
2022年の読み初めが...続きを読むこれで良かったのか、、というところではあるが、気持ちが明るくなれたので良しとしたい。

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Posted by ブクログ 2021年12月19日

ほぼほぼMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の妄想と竹林へ行けないことの言い訳で構成されている。第三者の視点で書かれているのでエッセイというよりは小説のようだった。

竹林だけでここまで話を膨らませられるのは尊敬する。読んだ後は無駄に竹の知識がついた。本当に面白かった。机上の竹林が発売されたらぜひ...続きを読む買いたい。

また、友人の明石さんもユーモラスで魅力的。明石さんというと「四畳半神話大系」のヒロインが思い浮かぶが、それは実際の友達をモデルにしていたのだろうか。気になる。

修学旅行で訪れた嵐山の竹林を思い出して、また京都に行きたくなった。

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Posted by ブクログ 2021年04月09日

無計画、ご都合主義からの大団円。
中身は…だが、とにかく森見節が面白すぎる。
ヘンテコな文章がオモチロイ!好きだなぁ♡

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Posted by ブクログ 2021年03月19日

愉快、無計画、御都合主義!
桂は西の竹林を横目にバスに乗る事が多い時期があったけど、もしかしたら登美彦氏たちが刈っていた鍵屋さんの竹林がその一帯の一部やったかもしれないと思うと興奮してきました

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月30日

小説ではないけれど、森見さんのブログを愛する者としては大歓迎!やっぱり笑かしてくれるわ。
竹林を使っての多角経営を志し、同僚の家の竹林を刈る森見さん。いや、正確には刈ろうと志すも、ほぼ忙しくて刈れてはおらず、ただ竹林に思いを寄せるだけの森見さん。笑MBC(森見・バンブー・カンパニー)って妄想が広がり...続きを読む過ぎだ。想像通りだな~。筋肉なさそうだもんな~。けどそこがステキ!笑

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Posted by ブクログ 2020年05月28日

エッセイながら至る所に妄想が散りばめられて現実との境界が曖昧になのが不思議と心地良い。
思わず「阿呆や…」とニヤニヤ呟きながら読み耽ってしまった。
気負わずに読める正に竹林に癒やされるような気持ちになる文章たちでした。

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Posted by ブクログ 2020年04月19日

『太陽の塔』に続き、モリミー作品五作目。彼独特の文体で綴られた、大変良き作品でした(^^ 私もMBCに入社して竹を刈りたいゼw 嗚呼、和むわ〜。星四つ。

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Posted by ブクログ 2019年11月21日

自叙伝的。こんなにも竹林から話を膨らませて書けるのか、という程半分妄想で作られた話。半分どころじゃなく実は全て机上だけの話だとしたら、それはそれでキモいな。主人公が森見登美彦だからこそ感慨深いものがある。

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Posted by ブクログ 2019年10月07日

まさに『机上の竹林』である。

日常のなんでもないことをオモチロイように書いてしまうのがこの作者の特徴である。

京都は不思議な場所だがこの作者の文章もまた不思議な魅力をはなっている。

まるで深淵を覗くかのような表現でありつつも実際は深いわけでもなんでもない詭弁が重ねられた文章だったり、それが「妄...続きを読む想的」と言わしめる所以なのだろうと思った。

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

登美彦氏が竹林を刈ろうとして中々刈らない話だ。

内容はもはやどうと言うことはないのだが登美彦氏の文章が読みたいそこのあなたにはとても満足の行く本ではないか知らん?

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Posted by ブクログ 2023年02月04日

女子の会話という物は、ほぼ妄想で展開していくものだと思うし、私自身も妄想癖がある方だと思う。でも、森見作品を読んでいると、いつも私の妄想なんて可愛いもんだと感心させられる。この作品は妄想エッセイ。はっきり言わせてもらうと中味はない。なのに、こんなに惹きつけられるのは、どうしてなんだろう。

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Posted by ブクログ 2022年09月23日

「これからは竹林の時代であるな!」
どうしてそうなった。
なにがすごいって、「竹林に入って竹をきった」だけしかしていないのに1冊のエッセイになって、それで人を最後まで笑わせてくるところだと思う。竹林の時代だと思うのもすごいんだけど。

この本の内容を圧縮して言うと、著者が竹林に分け入り、基本的に大変...続きを読むだという趣旨のことをブチブチ言いながら微量の竹を切り、肉か何か食べる感じだ。その日々の合間にスルリと妄想が入り込む。このスルリと入ってくる妄想が、うっかり暑い日に昼寝した時の夢くらいアクが強い。アクの強い妄想と過去の風景と竹林がグルグル回るようで、読書しながら酩酊するような思いをする森見さんの文章が好きだ。
『夜行』の時も思ったけど、夢のような世界を言語化するのってすごいな。するりと夢の世界に引っ張り込まれる。

そういえば、森見さんが農学部で竹の研究をしていたと、このエッセイで知った。それと京都の竹林は11月でも蚊が出ることも知った。

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

妄想多めのエッセイ(?)
登場人物がとても面白くて愛せます。
他の本で似たエピソードあったなぁっていくつか思ったので、実体験から色んな話が生まれて派生してるんだなぁと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年07月31日

森見登美彦節全開。無益な文章にくすくす笑い続ける。この人の妄想力と言葉選びが好き。
森見登美彦(MBC最高経営責任者)今、すべてを語るがお気に入り。

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Posted by ブクログ 2021年04月17日

竹林に挑む登美彦氏による、胡乱なエッセイ風小説。
フォントが大きくて読みやすいが、内容について期待してはいけない。
それこそ、竹の節の中身の如しだからだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年07月16日

どんな本かと聞かれて、これほど説明するのが難しい本はなかなかないだろうな(笑)
華麗なる語彙力の無駄遣い!要約すれば一行で済むことを、よくもあれだけ面白く書けるものだなぁ。

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