森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜行

    購入済み

    6年ぐらい前に紙の本を読んだことがあって、もう一度読みたいと考えて購入しました。
    当時とは違う発見があって良かったです!

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    2025年07月24日
  • 恋文の技術 新版

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    7/23ふみの日に読み終えたのは、たまたまです。
    書簡体小説で読みやすく、声を出すほど沢山笑ったわ。これぞ青春だー!!笑
    手紙を書く時間、ポストまでの道中、返信が来るまでの時間、全て含めて『手紙を書く』と言うこと…素敵だな。

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    2025年07月23日
  • 竹取物語

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    竹林作家(?)モリミーによる新訳版、面白かった!リアリティと妄想、ダメンズ達の暴走と恋、ピュアで罪深い美女···あれ?竹取物語と森見作品って共通項だらけ。何百年を経ても似たりよったりな人間の感性にニンマリ。こんな形で古典の面白さに気付くとは。

    喜怒哀楽のない月の世界から追放される程の罪を犯したかぐや姫は、一体何をしでかした?
    とっても気になるんですがそこは触れられていないんですよねー。

    所々に感じる森見節も控えめながらも健在です。ファンとしてはやっぱりこれが嬉しい。

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    2025年07月21日
  • 竹取物語

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    ネタバレ

    森見登美彦訳竹取物語。

    なんとなく知っている物語。きちんと読むと
    登場人物みんな破天荒ですね。
    絵本と違っておばあさんがほぼ出てこないのが
    意外でした。

    ぼんやりとしか読んでなかったですがよくよく
    考えるとかぐや姫もそんなに良い子ではないし。
    なんの罪を犯して地球に来たんでしょうね。

    息子の教科書に出てきたので読んでみましたが
    やっぱり私が中学生だった頃より教科書の内容が
    難しくなってる気がします。

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    2025年07月16日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見登美彦さんらしさ炸裂
    くだらなくておもしろい
    昭和に生まれ、平成時代に大学生だった私の周りのサークル男子もこんな雰囲気だったわ
    今の男子大学生にもこんな人たちいるのかな
    あの頃の大学生にとってのクリスマスって本当に重要でしたよね

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    2025年07月14日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    森見さんが非常に苦しみながら生み出し、そしてそれをまた苦しみながら書き直して、やっとのことで一つの小説になったというのが本書。
    物語として、というよりは一つ一つの盤面に心躍る面白さがありました。

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    2025年07月13日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    前作を上回る「阿保の血」が炸裂した作品だった。

    夷川家とのどんぱちも落ち着いてやっと下鴨家長兄が偽右衛門かぁと思っていたところに矢三郎の不吉な歌。これはまた最後に大荒れな予感…と思っていたら案の定。「面白きことは良きことなり」というセリフがあったように、どんなはちゃめちゃな出来事もどこか楽しげに感じさせる書き方がいい。やたら下鴨家にちょっかいをかける金閣・銀閣をはじめとする夷川家もどこか憎めない。

    個人的にはコメディの表現に「文才さ」を感じる。印象としては「真面目な顔してコメディを描く」作家。森見登美彦さんのような文章の表現ができたらなぁと常々思う。
    あぁ、3作目出ないかなぁ。

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    2025年07月10日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見さんの作品をアニメで見て面白いと思い、これは本も読んでみなくては!と挑戦しました。この世界観はやはり文章でも変わらないんだと実感。
    とにかく面白かったです。

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    2025年07月02日
  • きつねのはなし

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    結末はよく分からない(読み取る能力が足りない)ものの、最後まで楽しめました。四畳半神話大系などのバカ大学生のドタバタ劇も好きですが、不意打ちで来る『夜行』のようなひんやりとした夏の怪談話系もとっても好きです。
     どことなく作品を通して水や龍というものがキーワードな気がします。次読み返すときはそれがどういう意味を持つのか着目しながら読もうと思います。今回は雰囲気だけしか味わえていないのかもしれませんが、それだけでもとっても楽しめる読書体験でした。

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    2025年07月01日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    「サマータイムマシン・ブルース」と「四畳半神話大系」の親和性がすごい。

    映画「サマータイムマシン・ブルース」は見たことがあったので大まかな筋はなんとなく覚えていた。
    読み終わって大満足。最後が良かった。
    ばかばかしい騒動ばかり起こす彼らが、前作より愛おしくなった。
    劇場アニメもあったのは知らなかった。

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    2025年06月30日
  • 四畳半神話大系

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    パラレルワールドが正面から書かれた小説。

    誰しも人生の節目を振り返り、「あの時こうしていれば」と思うことはあるだろうが、まぁ、どの道を選んでも、そう変わらないのかもしれない。そんな話。

    森見作品を読むのは「夜は短し~」に続いて2作目だが、森見節といわれる古風でチョケた文体が癖になる。

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    2025年06月29日
  • 夜行

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    森見登美彦の怪談話。とても好きだった。
    主人公の大橋くんと、学生時代同じ英会話スクールに通っていた仲間たち。その仲間たちがそれぞれ語るエピソードは、「ホラー」ではなく「怪談」という言葉がよく似合う、独特の湿度を感じました。

    読みながらずっと、何かが怖いのに、それが何なのか言語化できず唸っていました。振り返って自分なりに言葉にするなら、各話の語り手は終始普通の体験談として話しているのに、その内容が次第に普通ではなくなっていき、その歯車の狂ったまま語り終わるというところなのかもしれない。

    すべてがハッキリとは説明されず、わかったようなわからないようなままの部分もあります。読み返せば発見はあるか

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    2025年06月28日
  • きつねのはなし

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    有頂天家族は苦手だと話したらこちらをおすすめされた。
    作者独特の表現が少なく、不思議で妖しい雰囲気が非常にはまり、ぞくぞくしながら読むことが出来た。

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    2025年06月27日
  • 恋文の技術 新版

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    仕事の合間に時間があったのでつい読んでしまった。
    森見登美彦のよさが詰まっていると思う。読みやすいし面白い。番外編って「ビックな男になる方法」の小冊子がついてて、笑ってしまった。

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    2025年06月27日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    研究に追われる大学院生とその周囲との手紙交換を覗き見するという形で話が進んでいく。恋文の技術を追い求めて最後まで手紙の形態で書き綴られるが、1番最後の手紙が恋文で締められているのがアツかった。1人1人に対する手紙の内容は少しずつ異なっていて、それが人間は相手によって自分の見せる部分を分けているということを表しているようで面白かった。大文字山から赤い風船に手紙をくくりつけて飛ばすというのがなんとも楽しそうで良い。

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    2025年06月24日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    SFの中に哲学もある、不思議な体験。
    情景が想像しにくい部分もあるので、アニメを観てみようかな。という気持ちにはなった。

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    2025年06月24日
  • 宵山万華鏡

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    森見登美彦というだけで購入して読んでみるも序盤は物語の描写が読み取りにくく、もしかしたら読むのにエネルギーを使う難しめの本かもしれないと思った。でも中盤から短編同士の物語が節々で繋がり始めて読み応えありで読み終わって非常に満足しました。

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    2025年06月24日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    少年とお姉さん、友人達とのやり取りが会話調で軽妙に進んでいき、風や水の音の表現により目を閉じると情景が頭に浮かんでくるようで読みやすい内容だった。

    最後までこの世界観は何だったのか、疑問は残ったままで、少し腑に落ちないところもあったが、それは少年の研究のように読み手の感じ方や想像に任せるところなのかな…と。

    夏の終わりと共に不思議な世界は終わり、日常を取り戻していくことで、最後は少し切なく寂しい思いもあったが、前を向く少年の姿に少年から大人へと成長していく力強さを感じた。

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    2025年06月22日
  • きつねのはなし

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    全編にわたり静かな不気味さが漂う短編集でした。
    「夜は短し歩けよ乙女」から森見さんを知ったので、森見さんのB面を見たような気持ちになりました。
    個人的には「魔」という話の後味の悪さが好きです。

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    2025年06月22日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    あの時こうしてればなーって思う時があるけど、例えどんな選択をしていても良くも悪くも「自分自身の範疇」になっていくし、それが自分らしさに繋がっているんではないかと感じた。数年前に読もうとした時はどうしても主人公に自分のダメな一面を重ねてしまって、読むのを辞めてしまったけど、今読み直して、よかったと感じた。学生時代はどんな下らない事でも、何かをやっていくことに意味があると感じた。

     4つの話が並行世界のような構成で、共通してる部分と、違う部分、それぞれの繋がりをペンで書き込んでまとめてみたい。書き込むようの本を買おうと思った。

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    2025年06月21日