森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜行

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    なんてったって難しい。
    自分の中での「こういうことかな?」がほんの少しだけあるけれど、言語化するのが難しい。

    でも最後の最後に、ほんの少しだけ曙光を感じられてほんの少し嬉しかった。
    知りたいことたくさんありまくりだけど。

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    2025年12月05日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦節全開で最高だった。
    森見登美彦といえば京都で主人公が捻くれているが、今回の舞台は主に石川で、主人公の捻くれ具合は今まで読んできた作品の中で過去最高だったと思う。読んでいてずっとクスクス笑いが止まらなかった。「夜行」「夜は短し歩けよ乙女」などと違いファンタジー要素が全くなかったため容易に想像することができたし、作者のおっぱいの好きさ加減も知ることが出来た。
    個人的に森見登美彦作品で1番好きかもしれない。

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    2025年12月05日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦が文豪の有名作品をオマージュした短編集。

    文豪名作に森見ワールドが入り込んでいるが、どちらかというと原作をリスペクトしている印象。

    メロスは森見らしさが強く好きな編でした。

    文豪作品が好きでちょっと味変がしたい方にはおすすめかなと思います。

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    2025年12月03日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    "ヴィクトリア朝京都”という耳を疑う場所を舞台に、世界で一番有名な探偵シャーロックホームズと助手のワトソンが時にはコミカルに慌ただしく、時には寂しげに奔走する。221Bは寺町通りにあるし、警視庁のボートが疾走するのは鴨川だし、モリアーティは鬱鬱してるしスランプに陥ったホームズは竹林に…なんじゃそりゃ、とツッコミを入れたくなるぶっ飛んだ世界観なのに、惹き込まれてしまった。流石の森見ワールドで楽しすぎる。結局何が真実なのか、最後まで正解を教えてくれないのもまた良い。

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    2025年12月02日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦さんらしい、ちょっとざわざわするようなヒヤッとするような怪しい短編集です
    芳蓮堂やナツメさん、道場や、お寺など、共通の場所や人たちが出てきます
    そして、いやに胴が長いケモノ、狐面。
    最初の きつねのはなし がとても怪しくどきどきしながら読みました。
    渡してはいけないもの
    取引してはいけないこと
    が出てくるのはまさに 京都奇譚集ですね

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    2025年11月30日
  • 宵山万華鏡

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    子供の頃、普段通っている道から外れてみて、それだけでも冒険気分になったり、気になる場所があるけど少し勇気が必要で、でも振り絞ってドキドキしながら行った事や人混みの中をはぐれないようにハラハラした事とか。皆さんもそういう体験ってありませんでしたか?

    冒頭そういう記憶を甦させられます。

    本書は不思議な感覚を感じつつ、懐かしくもあり、心地良く感じたり、おののかされたり、そう来たかと思ったり。

    終始、祇園宵山も感じられ良かったですよ^_^

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    2025年11月24日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    古典文学の腐れ大学生バージョン。
    面白かった。
    原作で既読なのが山月記と走れメロスのみなので、他の作品も読んでみようと思います。

    特に印象に残ったのは山月記。元の現作より主人公が身近に感じて、その分心も痛みました。自分の語る夢に自分で苦しめられる経験は誰にでもある。諦めきれず、才能がない自分を認めたくなくて、人知れず消えたくなる。私もそんな思いになることがあります。でも袁傪(今作では夏目)目線で見ると「夢なんて生活の片手間で見たらいいのに、わざわざ人間を辞めることない」って言いたくなる。他人からしたら良くも悪くも人の夢なんてそんな物だなーと再認識しました。

    千野帽子さんの解説で語られていた

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    2025年11月23日
  • 有頂天家族

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    『夜行』に続き、モリミー作品九作目。年納め本の予定が年始め本になってしまった…。でも、物語の時期的にちょうどいいタイミングで"逆に"良きでした!狸、天狗、おかしな人間たち(?)が織り成す「京都疾走物語」はなんと微笑ましいことでしょう。笑。

    好ましいキャラクターが多いことで有名なモリミーですが、いつにも増して多いこと[×2]。その中から厳選して三キャラあげて締め括りたいと思います。弁天、赤玉先生、そして下鴨総一郎。
    面白きことは良きことなり!星四つ半。

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    2025年11月20日
  • 夜行

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    ネタバレ

    昔(2022/12/27)に一回読んだことがあって、そのときめっちゃ面白かった記憶があり、カバーが可愛くなっていたので、買ってしまった…!

    やっぱり面白い。
    森見さんの作品は夜は短し歩けよ乙女とか、四畳半神話大系が好きだけど、この本はふざけが全くない。

    森見さんがふざけなしで本気で書いたらこういう感じの話になるんや…!と感動

    珍しく、京都だけに焦点を絞らず、尾道や、東北など、各所での儚くて摩訶不思議な物語が描かれていた。
    書く物語も、オチが本当に切なくてロマンチックで素敵

    1番メインの場所は、貴船口駅周辺
    以前京都に住んでいたこともあり、貴船のあの有名観光地なのに飾りすぎない京都らしい

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    2025年11月13日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    数年前にアニメ映画で一度観ていたので、お姉さんがペンギンを生み出す場面であったり、〈海〉について想像しやすかった。ペンギンやお姉さんの正体とは何かがはっきりと示されていないので、想像力で補う系統の作品である。小学生のアオヤマ君は、論理的で純粋であるために問題を抱えながらも、自分にはない幼さがとても羨ましく思う。

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    2025年11月07日
  • 竹取物語

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    モリミーが『竹取物語』の現代語訳・・だと・・?
    これは読まずにはいられないでしょ!

    思えば“かぐや姫の物語”って、小さい頃読んだ昔話の絵本だったり紙芝居だったりの内容のまま止まっていて、『竹取物語』をちゃんと読んだことなかったかも。
    そんな訳で、竹林といえばモリミー、黒髪の乙女に翻弄されて右往左往する殿方といえばモリミー・・つまり、竹取物語×森見氏というまさにナイスマッチングな本書をワクワクしながら読ませて頂いた次第です~。

    うむ!読みやすくて良き!
    『新釈 走れメロス 他四篇』のような、モリミーワールド全開というのではなく、さすがに“ちゃんと訳して”いるので、所謂“森見節”的なものは控え

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    2025年11月05日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    失恋ってこんなに痛かったんだっけ?
    青春ってこんなに痛かったんだっけ?

    森見登美彦さんはじめまして
    次男君が貸してくれました

    好きです!!
    愛すべき陰キャたち!!

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    【私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! 】

    裏表紙 内容紹介より

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    誇大妄想ぎみのさえない京大生の「私」と、愉快な仲間たちの、愉快な日常が描かれた青春小説。

    水尾さんに振られた後も「なぜ私のような人間を振ったのか」を副題とした『水尾さん研究』

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    2025年11月01日
  • ペンギン・ハイウェイ

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     物語に起伏がなくて、小学生と知り合いのお姉さんの絶妙な関係と小学生の日常の描写が続きます。何が面白いのかいまいち分からないまま読み進めます。
     そう思いながら最後のページをめくると、まだ終わってほしくない。この子達の話がまだ続いて欲しい。と、思いました。
     森見登美彦先生の作品の登場人物は癖のある人物が多いのに、最後にはみんな好きになってしまうのが不思議です。また読みます。


    (海の描写からレムのソラリスを想像しました。あっちもこんな素敵なものだったら良いのにね)

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    2025年10月30日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    一時期、京都に暮らした人間としては、京都の大学生たちの生活を描いた小説は非常に懐かしく、読みながらストリートビューを見たりすると、まさに自分の学生時代が蘇るようでした。

    森見登美彦フレーバーたっぷりの古典作品。

    ただ、自分の読書体験が走れメロスしかないことが悔やまれます。
    他の作品も知っていれば、もっと楽しめたかなぁと思いつつも、楽しかったです。

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    2025年10月24日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    太陽の塔好きとしては見逃せない、森見登美彦のデビュー作。確かに、太陽の塔出てきたけどね、
    あとはもうずっと「なにやってんの」の連発、デビュー作から森見節は炸裂していたんですね。京都の大学生ってこうなの?…読んでる間ずっと一緒に走ってたみたいな疲労感、でも嫌いじゃないですよこの感じ。

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    2025年10月16日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    何の気なしに読んだらなんと森見登美彦デビュー作。
    デビュー作から森見登美彦ワールド炸裂といった印象。

    男子学生の失恋を、ここまでコミカルに独特な表現で描けるのはやっぱり森見さん故。
    こういうタイプのコミカルは表現、憧れるなぁ
    ゆかりの地・京都も最初からふんだんに描かれていて、さも故郷のように感じられる妙。
    まだまだ引き続き作品を生み出していってもらいたいと思えるデビュー作だった。

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    2025年10月09日
  • 夜行

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    精神的に来る恐怖体験を描いた連作集。とくに最初の3話がよかった。文章もいい。

    1話目、妻の得体のしれなさが怖い。配偶者って家族だけど他人でもある。その距離感が得体の知れない不気味さにつながるのだろうか。
    2話目は語り手が気持ち悪い。登場人物全員しょうもない。ミシマさんは存在感がある。
    3話目の語り手も怖い。幼ななじみの少女ってそういうことだろうなと思ったら案の定。

    終わりの2話は話に収拾をつけようとして説明的になり尻すぼみ感。その説明も微妙だし、オチのない悪夢のような連作集でよかった気がする。

    あと表紙の女性はこちらに背中を向けていた方が雰囲気あったと思う。

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    2025年10月07日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    普段SFは読まない為、ついていけないと思うところはあったものの、面白いストーリーだった。後半のスピード感はドキドキしたし、アオヤマ君のキャラが良かった。結末は、アオヤマ君の気持ちを想像して、胸が痛くなった。私は、小学校中学年の頃、毎日何をしていたかな?この本を読んでから、ずっと思い出そうとしている。

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    2025年10月06日
  • 宵山万華鏡

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    宵山に行く前に何か面白そうな小説でも読もうと言う感じ。読み終えぬまま、途中で断念して宵山観光(暑かった)に行き、なかなか読み進まず読み終えたのは秋。通りの名前を把握していたら更に理解しやすいだろうと思い地図を片手に読むことに。
    短編どうしが繋がっているのを知らず、ループしているのも知らずに、それがわかった時から読むスピードが俄然上がる。この小説そのものがどこから読んでもいいのでは?そんな小説は初体験でした。

    宵山の雰囲気、暑さ、湿度、ひといきれ、全て実体験と重なった。良かった。

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    2025年10月02日