森見登美彦のレビュー一覧

  • 新釈 走れメロス 他四篇

    購入済み

    森見さん凄いわ

    過去の人気作品がこれ程までに残心にかわるとわ、まぁ走れメロスしか読んだ事は無いけども。
    めちゃくちゃ面白い改良、他の四編は少し物悲しい感じでありそこも良かった。

    一話のオモロイ話と、他四編の虚しい様な話とバランス取れているのが凄い。

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    2015年10月10日
  • 宵山万華鏡

    購入済み

    なーる

    なーる

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    2015年09月14日
  • 有頂天家族 (4)

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    最終巻。
    話は原作通り。絵はアニメの絵で補完されてたけど、これはこれで。海星がもう少し可愛くても良かったな。1巻の女子高生矢三郎のほうが色っぽかったような。

    「面白きことは良きことなり」まさにそんな漫画で楽しかった。

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    2015年08月26日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    国語教科書で『走れメロス』を読み,自宅の書庫にあった『人間失格』の冒頭で読むことを諦め,太宰を読むことはそれから数年無かったのだが,森見登美彦氏が好き勝手に書いた『新訳走れメロス』を読み,京都を走る桃色ブリーフに腹を抱えていたのは既に二年ほど前のことである。
    文庫の森見作品もほとんど読んでしまっていた頃,書店でふと目についたのがこれであり,当初はまだ見ぬ森見作品かと思い色めき立ったのだが,読んでみると何かおかしい,いや何もおかしくない。これは森見登美彦の文章ではないのだから当然で,では誰の小説かとよくよく題を見てみれば太宰傑作集としかと書かれていた。
    なんという思い違い,しかし面白い。太宰作品

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    2014年10月28日
  • 四畳半神話大系

    購入済み

    摩訶不思議な恋物語?

    古めかしい語り口で語られる、卑猥なる四畳半パラレル恋物語。
    主人公は孤高なる生き様を貫く?自堕落な大学三回生。
    それに付け入るは、パラレルワールドを行き来し悪事の限りを尽くす妖怪小津。
    無茶な要求ばかりする、仙人のように達観した小津の師匠、樋口。
    樋口師匠と激しい悪戯合戦を繰り広げる城ヶ崎先輩。
    そんな人々 (主に小津) の巻き起こす騒動に巻き込まれながらも、怠惰さを以て抵抗する主人公の前に現れた一輪の華、黒髪の乙女、明石さんとの四畳半での目眩く恋の物語。
    なのでしょうか。

    独特の語り口が印象的な作品です。
    表紙は可憐で古風な乙女が幻想的なタッチで描かれていますが、内容は大正ロマンな乙女の恋

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    2014年09月16日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    森見登美彦氏の『太陽の塔』を読んだ時、これを書いたのは本当に現代人なのかと不思議に思った。まるで太宰治の書いた小説のようだったから。その原点はこれらの小説だったんだなと納得。私は太宰の『斜陽』に心酔し、スウプはひらりと食したいと思っている馬鹿者であるが、こういうヘンテコで愉快な小説も書いていたのかと新鮮だった。「酒の追憶」の途方もない酔いっぷりと、「女の決闘」の創作的解説が印象的だった。最後に「走れメロス」を久しぶりに読めてよかった。

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    2014年05月02日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    森見さんが太宰さんの作品を元にして書いたのかと思いきや太宰さんの作品だったらしい…

    初めて太宰さんの作品をまともに読んだけど面白い。
    面白いの集めたって書いてあったからそりゃ面白いんだろうけど面白い。
    他の作品も読んでみたいという気にさせられたけれど、鬱々した作品はあまり好きではないのでどうしようかと悩むところ。

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    2014年04月18日
  • 有頂天家族

    Posted by 読むコレ

    森見作品の最高傑作との呼び声高い本作を前に、これほど気持ちを昂らせて読書に取り組んだ事などあったでしょうか。
    しかし過度な期待も良くありませんね。
    外したとまでは言いませんが、少し肩透かしを食ったような読了感でした。

    全体的には良く纏まっていて面白かったのですが、突き抜けたものも無かった気がします。
    根底に流れるテーマが重いからか、文章に遊びが少なく主人公の享楽主義設定も宙に浮いた感じでしたが、さりとてどこか諦観めいた狸世界が結末に向かう緊張感も薄めてしまっていた様な。

    とはいえ良作には変わらず。
    これも愛しいが故。

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    2014年04月12日
  • 四畳半神話大系

    Posted by 読むコレ

    何とも不思議な物語に出会ったものです。

    四つの短篇からなる一冊ですが、四篇とも同じ主人公、同じ時系列、同じ場所を中心に広げられる異なる物語。
    いわば読者は四篇の並行異世界を体験する事になります。

    予備知識ゼロで取り組むと、この辺の仕組みを正しく理解するのに半分、約二〇〇頁も要してしまいましたが、理解してからは楽しさ倍増。
    最近氏の作品の世界観も理解し始めてきた所だったので、余計な気を回す事無く純粋に没頭する事ができました。

    ただ、最後の一篇は解決編に見えて読者を混乱させるだけだった様な。
    発想は凄く楽しかったけれど。

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    2014年04月06日
  • ペンギン・ハイウェイ

    Posted by 読むコレ

    初森見作品です。
    かなり胸がざわついてます。
    ちょっと僕の狭い読書経験では得られなかった凄いものを体験してしまったようです。
    読んでいる最中は、これはどんな物語なのかと自問し頭を抱えていました。
    ファンタジー的であり、SF的であり、ミステリ的であり。ジュブナイルの様な、世界の真理を求める難しい問いかけの様な。おふざけなのか、真面目腐っているのか…。
    しかし読み終えた今は、これが少年の大冒険の物語(しかもかなり良質な!)だったと解釈でき、その素晴らしい体験の余韻に心を震わせている訳です。
    これはまた読みたくなるなぁ…。

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    2014年04月04日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    高校生のときに読んだときは、義務的だったのだが、最近読み直してみたらとても面白く感激した。太宰治は人間の厭らしさを書かせたらまさに天才である。自分の体験談を元に書いた小説が多いため、半分ほど私小説を読んでいるような気になるのだが、そのためか、太宰の描くダメ人間の述懐はとてもリアルで身近に感じられる。

    しかし、この作品集は森見登美彦が撰集したものである。ダメ人間の述懐にもどことなく愛嬌とユーモアがあるものが多く、読んでいて思わず笑みがこぼれる。そして、太宰治という人間に会ってみたくなる。愛嬌のあるダメ人間…森見登美彦が最も得意とする人物である。そんな人物が大好きな人は、きっとこの作品も楽しめる

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    2014年02月09日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    ネタバレ

    森見登美彦氏による太宰治傑作集。正直「走れメロス」ぐらいしか以前に読んだことあるのはなかったがいろんな作品があって面白かった。太宰治がほかの人母作品を紹介したものをさらに森見登美彦が紹介するといった「紹介の紹介」があったり面白い。

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    2014年02月06日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治は、人間失格と走れメロスぐらいしか読んだことなかったけど、面白い話とか実験的な小説とか多いんだなと実感した。森見さんの解説を読むと、面白さが増した。女の決闘が特に面白い!

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    2013年11月17日
  • 有頂天家族 (1)

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    ネタバレ

    乙女矢三郎が人目を引くほどかわいいか、はたまた弁天様が妖艶でお美しいかと問われると、首を縦に振るのはなかなか難しい…。がこれはこれで味があるし、京都の風景にも合っているというのか、なんとも言い難い魅力のある絵だなあ。アニメでふはふはの毛玉たちと京都の街を珍道中できたのがとても楽しかったので、漫画でまた京都を巡ることができてこれまた楽しい嬉しいそんな一冊。

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    2013年11月09日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第五集

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    ネタバレ

    やっぱり森見ワールドを漫画にするのは難しいのか…と思った最終巻。終始、異世界や不思議と隣り合わせで。いやでもみんなあったかいなあ。いろんな人がいて、その中から誰を見つけるのか。誰かを見つけたから、いろんな人に出会うのか。まあそんなのは些細なことか。狐がぶっさかわでツボでした。あと、先輩にコンタクトを装着しようとする北大路!

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    2013年09月01日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第四集

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    ネタバレ

    偏屈王編!大好きです。阿呆万歳!宵山万華鏡とも繋がるお話でとにかく楽しい。森見作品のしからしむるところですね。そしてかわいい絵のコミカライズ!阿呆たちの青春活劇、文化祭!あっぱれです!!!北大路かわいすぎるだろ。

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    2013年09月01日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第三集

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    ネタバレ

    北大路イケメンすぎるwww女装もかわいいwwwww乙女のかわいさにもさらに拍車がかかったようで、きゅーんとしてしまいます。パンツさんも男前だ(笑)阿呆がたくさんでほんと楽しいな!コロコロ視点が変わるので、先輩の存在を忘れてしまい、たまに出てくると、あ、いたの!ってなる感覚が面白い。すみません、こんな読者で。

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    2013年08月31日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第二集

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    ネタバレ

    表紙と巻頭の見開きがかわいいいいい!京都をさらに広く巡る展開となっていて楽しいなあ!樋口さんと北大路の出番も多かったし。北大路イケメン(笑)先輩の妄想癖が段々ウザくなってくるんですけども…、それが彼の魅力ということで。かわいそうな人だなあ。森見先生のコメントも、吹きました!

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    2013年08月31日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

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    ネタバレ

    コミック版が出ていたなんて!森見ワールドを文章で読むと、必ず絵や映像を見たくなるので見つけたときはテンション上がりました!随所に京都の風景や、京都らしいものが描かれていて、コミック版夜は短しも楽しめませてもらいました。巻末の森見先生のコメントさながら。マンガも小説も楽しめる人はたいへん幸せ!お酒大好きな乙女好きです!

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    2013年08月31日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    再読4回目。
    いつもにも増して、それぞれのお話の絡み合い方がすごい。理系脳やなぁ。「名作」を腐れ大学生に置き換える、っていうアイデアも面白かったです。

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    2024年09月18日