森見登美彦のレビュー一覧

  • 竹取物語

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    かぐや姫と5人の求婚者達の関係性が、森見登美彦の書く小説と非常な親和性があり、大変読み易く、面白さとあわれさが堪能できた。

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    2025年03月30日
  • 有頂天家族

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    ネタバレ

    流石です森見登美彦先生。
    なんと言っていいか分からないけれど愉しませてもらった。面白く読むほかに何もすべきことはない、解説にあるようにまさに森見作品に通ずる言葉だ。
    狸、天狗、半天狗、人間の愉快で阿呆で破天荒な展開の数々にハラハラしたり、ホロっとしたり。
    最後の初詣の終わり方も良かったなぁ
    森見さんは黒髪乙女や弁天のような妖艶で皆が憧れる女性を描く天才。海星も好き。
    狸やら赤玉先生やら弁天のいる世界に浸っていたい
    そんな余韻があります
    面白きことは良きことなり!

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    2025年03月30日
  • 夜行

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    表紙で勝手に青春ものと思い込み、いつ四畳半とかみたいなわちゃわちゃ青春こじらせ系が始まるのかな~ってわくわくしてたら、ホラーだった…。
    怖いものは何も出てこないんだけど、狂気ともオカルトともつかない得体の知れない登場人物が静かに怖い。淡々と進むところも怖さに拍車をかけている。

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    2025年03月27日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    ファンタジー。すごく不思議な物語だった。
    物語の中で物語が始まるという構成が至るところで観られて読み進めることが楽しかった。

    前半は「熱帯」と、その作者である佐山尚一の謎を追っていく話。後半は佐山尚一の物語。
    個人的には前半のような謎を追っていく中で不思議な現象に巻き込まれたり、個性強めなキャラクターに振り回されたり、と言った展開が好き。池内氏と白石さんのやりとりがもっと読みたかったが、後半も南の島の描写が美しくて良かった。暑いシーンは暑いし、雨が降ると寒かった。熱帯、南の島の空気感や色がありありと感じられて気持ちよかった。

    物語を創作することについても触れている。何もないからこそ何でもあ

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    2025年03月24日
  • 有頂天家族

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    ネタバレ

    京都を舞台にした、下鴨家の狸たちの物語。糺の森や詭弁論部、偽電気ブランなどが登場すると、思わずニヤけてしまう。「夜は短し歩けよ乙女」の李白らしき人物も現れる。

    可哀想だけれど、食べちゃいたいほど狸が好きというのは、さすがに引いてしまった。さすが詭弁論部だ。この人も酔っ払うと詭弁踊りを始めるのだろうか。まあ、それでも、鳥が好きなのにからあげを食べる自分のことを考えると、人のことは言えないか。

    金閣・銀閣の阿呆っぷりが最高だ。「捲土重来、捲土重来」からの「呉越同舟、呉越同舟」には、笑わずにはいられなかった。

    下鴨家の兄弟になりたい。雷が鳴ったら母上や兄弟と一緒にくっついていたい。ちょっとした

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    2025年03月21日
  • 有頂天家族

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    読み進めるのに結構時間がかかった。
    というのも、いろいろイベントは起こるのだが、途中まで、ストーリーの進みが遅く、終わりが全然見えなかったから。ただ、最終章はそれまでの章とは違って、疾走感すら覚えるようなストーリー展開で、没頭して読んだ。これより前の部分の章で登場人物たちの狸柄、天狗柄、人柄が分かっていたからこそ、楽しめたように思った。弁天と赤玉先生の好き勝手にやる感じ、下総家の一致団結感、夷川家の強かな感じが面白かった。純粋にエンタメとして面白かった。アニメ化しても楽しめそうな作品。おもしろきことはよきことなり!

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    2025年03月20日
  • 熱帯

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    『アラビアン・ナイト』や『ロビンソン・クルーソー』、『海底二万里』を読んできた私にとっては類似点を見つけるのがすごく楽しかった。ファンタジー要素強めだったのと、キャラクターを一致させるのが大変だった。あと、池内さんはどうなったのか分からなかった。けど、これも千年一夜のように、誰かの語りをが誰かの語りとなって、、って繋がって行く、ということなのかと思った。

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    2025年03月19日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    差別的発言かもしれないが本をよく読む人は主人公に共感できるところが多いのでは...?ヒーローなんてならなくともゆったり自分の幸せのペースで生きていきたい的な。

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    2025年03月13日
  • 有頂天家族

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    大抵のことは「まあ狸がやってることだし」ですいすい読み進んでいけた。
    理不尽が起こると「天狗だしな」でやり過ごせる。
    独特の世界観とノリでなんとなく読んでいるうちに最後のページに辿り着いていた。
    どこまでもひっそりと影を落とす父の死の裏にそんな真相があったとは、と思いつつも何が明らかになっても立派なとこしかないのもまたすごい(弁天が怖いのもご愛嬌)。
    兄弟っていうのもいいものだなとしみじみ思える物語だった。

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    2025年03月03日
  • 恋文の技術 新版

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    本作者の小説は初めて読んだが、所々のワードセンスが良く、面白かったです。
    好きな人にLINEのメッセージで送るだけでもかなり悩むのだから、恋文となると奇怪なものが出来上がってしまうことは想像に難くないため、文通に馴染みがなくても共感できました。
    また、同じ出来事でも送る相手によって伝え方が変わっていたり、近況以外で手紙に書くエピソードが被っていたり、かなりリアルだと感じました。

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    2025年03月01日
  • 夜行

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    好きなイラストレーターさんがカバーイラストを担当していたので購入しました。
    第四夜までとにかく怖い。
    夜の暗い闇の中ではとてもじゃないけど読めなかったかも。
    第五夜で衝撃の種明かしが。
    つまりどういうこと…!?
    もう一度最初から読み返したくなるお話でした。
    難しい…!

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    2025年03月01日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    森見登美彦ワールドすぎて途中何回も置いてかれたし、ちゃんと読めているのかすらも怪しいけど面白かった!
    最終的に誰が主人公なんだかどの世界線の話なのかもよくわからなかったけど爽快で大好き!

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    2025年02月22日
  • 有頂天家族

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    アニメから入りました。
    森見さんの作品は、今では日常的に使われないような難しい漢字が多く調べながら読みました。
    愉快な狸の話かと思えば、その根底には亡き父の姿があり、常に死と隣り合わせ(狸鍋の可能性)がある、しかし重くなりすぎずバランスのよい作品でした。

    好きな場面がたくさんあるのですが、特に淀川教授と矢三郎がおにぎりを食べる所が好きです。
    しかし!夷川の所業は許せんなぁ!

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    2025年02月20日
  • 美女と竹林

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    ネタバレ

    どこまでが本当でどこからが物語なのか。
    森見さんの実際の創作活動と、活き活きとした文章がさも事実かのように感じられる。
    そして相変わらずの森見節と謎理論。
    全くもって理解できないのに納得させられそうになった。

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    2025年02月16日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    ここまで各短編が森見登美彦色になるとは。
    やはり京都×知的で偏屈で冴えない大学生の組み合わせを書かせたら天下一品。
    初めの山月記が1番お気に入り。
    中島敦の山月記自体が好きというのもあるが、主人公の設定が四畳半の樋口師匠と私を混ぜたような個性的なキャラクターで読んでいて満足感が高かった。

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    2025年02月10日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    「小さな表現の差にこそ大きなぶれがあることを身をもって学んだ。」
    堀江敏幸さんのこの文が表現の芯を食っていて好きだ。

    『堤中納言物語』の「虫めづる姫君」の続きが無いことが本当に悔しい。
    平安時代でルッキズムに苦言を呈してるこの短編が1番好きだったからこそ、悔しい。

    『竹取物語』は1番読みやすかったから、お勧めです。

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    2025年01月29日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治には暗い話のイメージがあり敬遠していたが、思いの外しょーもない人間なのかもしれないとわかって面白かった。「佐渡」と「畜犬談」と「服装について」が好き。小さいことを気にして一人でうにょうにょしてて人間すぎる。

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    2025年01月27日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    走れメロスは原作が原作なだけに森見節に合っていて面白かった。パンツ番長などなど。
    ほかのエピソードは逆に原作が原作なだけにハッピーエンドとは言い難いため、少し物悲しかった。同時に昔の文豪の作品はハッピーエンドというのをあまり意識していなかったんだなと思い知らされた。

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    2025年01月24日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    古典の名作を森見登美彦ナイズした短編集で面白かった。坂口安吾の『桜の森の満開の下』は原作をそもそも読んだことないので読んでみようと思う。他も子どもの頃に読んだものばかりなので再読したくなった。芽野史郎にはちょっと笑ってしまった。

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    2025年01月15日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    京都の宵山の1日の喧騒と、何処かのんびりとした空気の中でどれも憎めない登場人物達の個性が伝わってきて、面白いです。気軽に読めて、通勤時間に最適でした。

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    2025年01月13日