森見登美彦のレビュー一覧

  • 美女と竹林

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    「竹林」をキーワードに妄想が暴走。意味も脈絡もない馬鹿馬鹿しい文章が続いてるだけなのに、とにかく読んでいる間は面白い。真に意味不明になる一歩手前のギリギリで話を繋げているところが、うまいというか自分の感性に合っていた。頭を空っぽにして読める、これぞ本当のエンタメ小説だと思う。
    2022年の読み初めがこれで良かったのか、、というところではあるが、気持ちが明るくなれたので良しとしたい。

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    2022年01月03日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    前作がとても好きだったので、本作の前半部分は少し物足りなく感じていたのだか、終盤から怒涛の勢いで物語が動いて読む手を止められなかった。

    とりあえず、狸が愛くるしい。

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    2021年12月31日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    筆者が勧める通り、毎日寝る前に二、三話ずつチビチビと読み進めてきたので読み切るまで1ヶ月近くかかった。一つ一つのお話は長さも内容もさまざまなので飽きることなく、毎日ワクワクしながら読んだ。寝る前の読書タイムが楽しみで就寝時間が早くなったほど。

    エッセイだが、共感できるところがたくさんあって、私ではうまく言い表せなかった気持ちが森見さんの巧みな言い回しと豊かな語彙で表現されていてなんだか、スッキリした。四畳半主義者としての独自の切り口もユーモラスで楽しい。森見さんの本を読むと四畳半で一人暮らしをしてみたくなる。

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    2021年12月19日
  • 美女と竹林

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    ほぼほぼMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の妄想と竹林へ行けないことの言い訳で構成されている。第三者の視点で書かれているのでエッセイというよりは小説のようだった。

    竹林だけでここまで話を膨らませられるのは尊敬する。読んだ後は無駄に竹の知識がついた。本当に面白かった。机上の竹林が発売されたらぜひ買いたい。

    また、友人の明石さんもユーモラスで魅力的。明石さんというと「四畳半神話大系」のヒロインが思い浮かぶが、それは実際の友達をモデルにしていたのだろうか。気になる。

    修学旅行で訪れた嵐山の竹林を思い出して、また京都に行きたくなった。

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    2021年12月19日
  • 四畳半王国見聞録

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    『四畳半神話大系』の続編だと思って読み始めたが、早々にそうではないと気づいた。しかし、森見作品のスピンオフ短編集のような位置付けで、これまでの作品と世界観や登場人物が重なる部分も多くあり楽しめた。

    「蝸牛の角」では『四畳半神話大系』の樋口師匠や小津、私、明石さんなどのおなじみのメンバーや『新釈走れメロス』の芽野や芹名、『有頂天家族』の淀川教授まで登場し、旧友に再会したかのような懐かしく、うれしい気持ちを噛みしめた。「真夏のブリーフ」と「四畳半統括委員会」に出てくる真夏に四畳半で開催された鮨詰め鍋パーティーはたしか、『太陽の塔』で飾磨たちも参加したと言っていたような気がする。

    これらが本を超

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    2021年12月18日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    角川つばさ文庫だったので読みやすかった。
    主人公がしっかりしてる小学生だったので自分まで賢くなったようだった。
    お姉さんを好きになるのは恥ずかしくないとか大人なら恥ずかしいし当たり前だと言えないことをズバって言ったり、したりしてて良かった。
    最後に気持ちの名前が分かったのは良かった。
    ファンタジーとしても面白く、映画を観たくなった。

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    2021年06月12日
  • 四畳半王国見聞録

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    楽しかった!
    難しいことを言ってるみたいな堅苦しい文章だけど、わからない人を責めない。
    わからないけど面白い。

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    2021年06月10日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    錚々たる方々の訳した古典文学!
    竹取物語がモリミーの手にかかると、翁や貴公子たちの下心がスケスケで困惑するかぐや姫が目に浮かんでしまう。
    和歌の訳がまたニヤニヤ。
    むかし男ありけり、の伊勢物語はこんなに長いお話だったのかと驚いた。恋愛だけでなく友情や仕えた親王とのやり取りが印象的だった。
    男としか出てこないので、これが業平のことなのか、時期はいつなのかとモヤモヤもするけれど、一遍の凝縮ぶりに愕然とする。
    堤中納言物語はいろんなテイストの話が襲いかかってきて気が抜けない。
    和歌の訳が絶妙!
    有名な虫めづる姫君の女房たちの嫌らしさときたら、普通に和歌を訳しただけでは伝わってこないかも。
    土佐日記、

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    2021年06月06日
  • 美女と竹林

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    無計画、ご都合主義からの大団円。
    中身は…だが、とにかく森見節が面白すぎる。
    ヘンテコな文章がオモチロイ!好きだなぁ♡

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    2021年04月09日
  • 美女と竹林

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    愉快、無計画、御都合主義!
    桂は西の竹林を横目にバスに乗る事が多い時期があったけど、もしかしたら登美彦氏たちが刈っていた鍵屋さんの竹林がその一帯の一部やったかもしれないと思うと興奮してきました

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    2021年03月19日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治の印象が変わる一冊。
    作者も編集後記で述べているが、自殺やらなにやらでネガティブで暗い印象を抱かれがちな太宰(がち、と書いたが、世間の人たちはそうではないのかも知らん)は、こんなにもユニークで、リズミカルで、面白い作品を書いているということを、この本を通じて感じることができる。そして、太宰治の、人間観察眼と、それをありありと言葉にして描き出して読み手にぶっ刺してくる表現力の凄さに感嘆する。
    森見氏の編集後記と本編とを代わる代わるに読むと、さらに味わえるのかな?とも思った。
    お気に入り?という言葉を使うのは、少し違うが、特に印象に残ったのは「親友交歓」。うへー、こんなやつ来よったらたまらん

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    2021年02月08日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    前半は軽妙で、それこそニヤリと笑ってしまうところもあったのに、後半に行くほど引きつった顔しかできなくなってしまった。
    特に、台湾の雑誌に掲載していたというエッセイ集、読むほどに気持ちが重くなっていく。
    小説家のスランプほどつらいものはないんじゃないだろうか。
    迫る締め切り、埋まらない空白、動かない頭、先走る心、寄せられる期待の目、いっそ隠れたい。
    自分や周囲を切り取って小説に書く人ならなおさら、小説が書けないということは、自分自身を見失うことでもある。ような気がする。
    不調も3年続けば実力、という境地に至るまでに、どんなにぐるぐるしただろう。
    想像するほどに、つらい。
    けれど、ここで書き終えて

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    2020年10月22日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まえがきにある、「眠る前に読むべき本」という解説がぴったりくるエッセイ集でした。

    森見さんの作品はいくつか読みましたが、好きだと思えるものもあれば、自分には合わなかったものもあり。それらがどんな風に生まれてきたか、いくつかの作品については当時の様子も書かれていて興味深いです。

    14年分の文章が集められていて、その主張が一貫しているところがすごいと感じました。
    ・とりあえず書いてみて、妄想がどう膨らんでいくかに委ねる
    ・構想の範囲におさまるなら書かなくていい
    ・物語のかけらは日常の端に転がっている
    ・奈良
    ・四畳半
    ・京都を描いているけれど京都が好きで好きでたまらないわけではない

    「四畳半

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    2020年10月17日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    古典文学を訳すにあたり、作家たちがどう読み取って現代語訳に落とし込んだか、その思考の一端に触れることができる。
    訳された作品だけでも面白いが、本書も合わせることでより読み易くなったと感じる。
    是非一緒に読んでもらいたい。

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    2020年10月07日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    教科書、それも抜粋でしか触れたことがなく、苦手意識もあった古典文学が、現代語訳と更に訳者の個性も加わったことで、とても読み易く物語に入り込めた。
    また、この全集には対となる「作家と楽しむ古典」という本がある。
    訳者自身による解説で、原典への解釈やそこから感じた思いなどを知ることができて、物語への理解がより深まったように思う。
    是非合わせて読んでもらいたい。

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    2020年10月07日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語・森見登美彦/伊勢物語・川上弘美/堤中納言物語・中島京子/土左日記・堀江敏幸/更級日記・江國香織。現代語訳で読みやすいが、例えば森見ならもっともっと森見節で書いて欲しかった。伊勢は元が好きでないが、歌の訳が流石。堤中納は初見。虫愛ずる姫君のみ知ってた。他に図々しい坊主など。土佐日記初見、愚痴じゃん。ひらがな辛い。更級日記。猫に宿った姫君の話。「焦がれた物語を読む楽しさといったら妃の位も及ばない」そうそう!

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    2020年10月05日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    文豪の名作を腐れ大学生に当てはめたもの。

    【山月記】李徴役の斎藤秀太郎の変人っぷりがメイン(に見える)。李徴の時に感じた共感や同情が、なぜだろう、あまりわかない。

    【藪の中】いろいろな角度から同じ事件を見る話のはず。

    【走れメロス】身代わりとなった友のため走る話のはずが…
    笑ってしまうので、公共の場で読むときは注意。

    【桜の森の満開の下】
    心理描写や情景描写が丁寧。
    原作未読。読んでみよう。

    【百物語】
    暑苦しさは伝わってくる。
    原作未読。読んでみよう。

    全体を通して元ネタを知っていた方が面白いと思う。

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    2024年04月11日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    単行本は読んでいたので、増補された部分を目的に再度手に取った。
    特に西東三鬼『神戸・続神戸』の解説と、追加されたあとがきでより最近の登美彦氏の心情が読み取れる。
    苦心されて居られるようだけど、それでも新作も出たことだし、これからも末永く楽しませていただければと心から願うばかり。

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    2020年09月05日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    くすくす読んでるうちに、思いがけず真面目な内容にはまり込み、結局最後まで読みきってしまった。それなのにあとがきに「一気に読むのはオススメしない」とある。そういうことは最初に言ってください。言われてもやめないけど。著者と自分の経歴は微妙に重なったり交差したりする部分があるので、個人的にはとても読みやすく理解しやすい。でもだからこそ他の多くの人がこの本をどう読むのかさっぱりわからない。読書はごく個人的な行為だと思うので、それでいいと思うけど。

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    2020年07月19日
  • 夜行 下

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    勝手なイメージかも知らんけど、モリミーの世界観と少女漫画の画風が相容れない。だからこそ、原作とは違った趣があるという見方もできるけど。本作に関しては、漫画化によって、原作よりもホラー要素が強まっている印象。原作の時にはあまり感じなかったけど、そこかしこで恐怖感が感じられる仕上がりになっている。それはそれでアリかもね。

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    2020年06月17日