森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜は短し歩けよ乙女

    Posted by 読むコレ

    「夜は短し歩けよ乙女」って素晴らしくリズムが良いし、言い尽くせない魅力を備えたタイトルだと思う。

    メインの登場人物としては、私と彼女。先輩と私。この2人。大学のクラブで籍を同じくする先輩と後輩、二人の男女の物語である。なお、私にも彼女にも、先輩にも私にも名前はない。名前が出てこない。

    4つの連作短編となっていてが、ちょっと古風な文体で綴られる。それはファンタジーであるし、コメディでもあるし、なかなかに不思議なストーリーなのだけれども、舞台が京都なので、それもまた善き哉。なむなむ。

    主役組の他にもたくさんのキャラクターが出てくる。ちなみに主役組以外には名前がちゃんとある。名前が

    0
    2013年04月08日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

    Posted by ブクログ

    太宰治は暗くてジメジメしたイメージがあったが、こんなに面白おかしい話があったのか。
    全く外に開けていない、閉じた中にめいいっぱい広がる妄想と想像がとても良い。
    ロマネスクのトンチンカンな壮大さときたら素晴らしい。
    好きな作家が紹介する話はやはりそれも面白い。

    0
    2013年04月17日
  • 四畳半神話大系

    Posted by 読むコレ

    アニメ化もされ話題の四畳半神話体系、モリミーの
    ブレイク作品。「夜は短し~」しか読んでいなかったですが
    こちらの方が癖も少なく読みやすいですねー。
    ややSFチックなパラレルワールドが展開され、それに
    従ってまるでコピペの様な文章が中毒性あります。

    アホな生活をしすぎて色んな事を悔い改め始めた
    自分が迷い込んでしまった四畳半無間ループ。
    些細なきっかけ一つで過ごす時間は当然違えど、
    やはり諸悪の根源「小津」との出会いや、謎の師匠
    「樋口」、そして麗しく孤高の君「明石」さんとの出会いは
    あって自分の世界はそれほど激変なんかしないのだ。
    選択した後の行動で少しは自分自身や環

    0
    2013年03月08日
  • 宵山万華鏡

    Posted by ブクログ

    再読3回目。

    祭りはハレの日。何があってもおかしくない。京都には祭りがいっぱいあって、祇園の宵山はその最高峰。妖怪やら魑魅魍魎がウヨウヨしてても頷ける。

    0
    2024年09月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第二集

    Posted by ブクログ

    森見 登美彦同名の小説のマンガ化。

    本編で言えば、夏の古本市、というか火鍋祭(?)です。
    だんだんマンガ家さんも好き放題し始めてます。

    絵は相変わらず可愛すぎですが、これはこれでいける、という味が出てきた頃です。

    樋口さんが本領発揮し始め、いや、それよりも先ずは李白翁か。
    もう、好き放題で先輩(私)の不幸がもはや、笑い要素としか思えない。

    0
    2009年11月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第三集

    Posted by ブクログ

    森見 登美彦同名の小説のマンガ版。

    オリジナル?にて羽貫さんと樋口さんの話ががっつりとあります。
    羽貫さんにかかれば樋口さんも本当に赤子だなあ。
    でも、この二人が好きなら結構楽しめます。

    何気に事務局長やパンツ総番長がオリジナル(?)ストーリーで出ていたりして、原作、というより、マンガ家さんファンの方が楽しめるんじゃなかろうか、的な一冊。

    0
    2009年11月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第四集

    Posted by ブクログ

    森見 登美彦同名の小説のマンガ化第四弾。
    きました。文化祭編、もとい、偏屈王編、或いはパンツ総番長編。

    そもそも吉田神社に願をかけるのが間違っている。吉田神社の神さんもいい迷惑だ、とは読者の呟き。

    事務局長は原作でもいい味してましたが、ここぞとばかりにいい味してます。

    0
    2009年11月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第五集

    Posted by ブクログ

    同名のマンガ化。これで最終巻……で良いのか。

    色々思うことはあったが、一番最後の1コマで、原作の良さをすべて表した感がある。

    だから

    「ここで出逢ったのも 何かの御縁」

    であってほしい。

    0
    2009年11月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

    Posted by ブクログ

    同名タイトルのマンガ化。
    乙女よりも、「私」がイメージに近いかもしれない。

    そして、みんな我が道をいきすぎる。

    絵が可愛すぎるのは、ちょっと色々思うことがあり。。。
    いや、良いんだけどね。

    0
    2009年11月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第五集

    Posted by ブクログ

    小説のコミカライズ作品。
    作画の人が好きなんで買った。
    琴音らんまるさんは、エースで絶対絶命都市の漫画版描いてたときに気に入った。
    Forget Me Notとかの読切も読んだ。手元には残ってないけど。
    短編集出してほしいなあ。ストーリーは覚えてるけど、もう一度読みたい
    月刊の読切だったからページ数結構あったはずだし、足りなくはなさそうだけど

    0
    2009年10月04日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

    Posted by ブクログ

    漫画化ってどうなんだろう…と心配していましたが、原作のイメージ通りでとってもかわいい☆
    原作とは違ったオリジナルストーリーも入っていたり、なかなかニクいです。
    漫画になると、原作のファンタジックさがより強調されるのかなぁなんて思ったり。
    目で見られるかたちになると、ほんとに森見先生のお話はファンタジーなんだなって痛感します。
    とにかく乙女ちゃんがかわいくて、先輩は情けなくて、羽貫さんは美人、北大路くんがかっこよい!

    0
    2009年10月04日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

    Posted by ブクログ

    完結したのでまとめ買い。小説のコミカライズですが、時かけといい、作者さんのコミカライズは上手というか、私の好みにはまります。最初は詰め込みすぎ?という感じもあったのですが(これは原作がそういう話なので)、巻が進むことにその辺りもスッキリしてきました。そしてあのカラーのラスト!じんわり温かくなりました。

    0
    2009年10月04日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

    Posted by ブクログ

    何と言っても乙女が可愛い!想像していた乙女像通りで、全く嫌味がない天然になっている。可愛い、可愛すぎる!小説同様、先輩の空回りっぷりが素晴らしい。ただ、樋口さん綿貫さんとの飲み歩きシーンや、李白さんとの飲み比べシーンなど、原作ファンとしてはもう少し細かく描いて欲しいなと思うところもあった。

    0
    2009年10月04日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

    Posted by ブクログ

    乙女ちゃんが可愛すぎる…。そして先輩…他人とは思えないよ。空回りっぷりとダメっぷりが、ホントにもう……。

    0
    2009年10月04日
  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    捉えどころの無い本。毒にも薬にもならないような。
    この作家さんのファンなら、他の作品との関連性が見え隠れしていて面白いかもしれないけれど。
    いくら考えてもお勧めできそうなタイプの人の想像がつかない。

    0
    2025年12月22日
  • 宵山万華鏡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幻想的なようでもあり、ちょっぴりホラーのようでもあるふわふわした掴みどころのない連作短編集でした。森見さん特有のオモチロイ文体ではなかったので最初はあれ?と思いましたが、読んでみるとモリミーワールドは健在でした。お祭りの日独特の現実と異世界が混ざり合ったような雰囲気が色濃く感じられます。モリミーワールド独特のユニークなキャラクター達(特に乙川さん)が良い味を出していると思います。賑わいと不思議な雰囲気のある、祇園祭宵山の1日を訪れたくなりました。

    0
    2025年12月22日
  • 四畳半王国見聞録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふわふわして掴みどころのないモリミーワールドを味わえる短編集。読んだというより、漂ったという表現の方がしっくりきます笑 他人の妄想の世界に迷い込んでしまうとこんな感じなのかな〜と思います。登場人物が皆個性豊かなところが特徴的ですね。「大日本凡人會」でめちゃくちゃ影が薄い能力を生かす無名君がお気に入りです。

    0
    2025年12月21日
  • 夜行

    Posted by ブクログ

    コロナ禍に読んだ記憶がある。
    ジャンルとしては連続怪談集らいしい。
    神隠しという形で物語が始まり一貫して怪談要素がある。
    かなり前に読んだからあまり詳細は覚えていないけれど、ホテルのような場所で男の人に追いかけられる場面が相当怖いと思ったのか1番印象に残っている。
    最後まで読んだもののあまり理解はしきれていないままなのでもう一度読んでみたい。
    神隠しにあった人間が相当人垂らしであったことも中かなり印象深かった。老若男女にモテ過ぎていた。怖い。

    0
    2025年12月18日
  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    久々の登美彦氏の作品
    相変わらず阿呆であるが、楽しく読めた
    電車の中はちょっと危なかったぞ
    書簡体小説なのでその後が書かれないのが寂しい
    「教訓を求めるな」である
    なんだかんだで素直な主人公がよかった

    0
    2025年12月18日
  • 夜は短し歩けよ乙女

    Posted by ブクログ

    初めての森見作品。近代文学のような独特の語り口、先輩の異常なまでに一途な恋心、イマイチ人物像が掴めない不思議ちゃんな乙女と、諸々の要素より読み始めた当初はあまりハマれていなかったが、物語が進むにつれてじわじわと楽しむことができた。

    0
    2025年12月16日