森見登美彦のレビュー一覧

  • 四畳半神話大系

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    老婆の慧眼に、私は早くも脱帽した。能ある鷹は爪を隠すということわざにあるがごとく、慎ましく誰にも分からないように隠し通したせいで、ここ数年はもはや自分でも所在がわからなくなっている私の良識と才能を、会って五分もたたないうたに見つけ出すとは、やはりただ者ではない(p46)

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    2026年06月22日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    -涙を堪える先輩を見上げながら、「この人はたいへん良い人だなあ」と私は思いました。-

     色々な作品に触れていると、それこそ色々なことがわかってきます。まずその一つに、世間のニュースの解像度が上がるということがあります。それこそ今、伊坂幸太郎がスポットライトを浴びているそうです。5月24日に開催されたオークスG1を制覇した馬の名前が「ジュウリョクピエロ」といい、伊坂幸太郎の代表作「重力ピエロ」からとった名前なのです。その影響で本屋からは文庫本が次々と売り切れ、6月11日から重版が大幅にかかったそうです。これはつい先週「ゴールデンスランバー」を読み終えた私にとって喜ばしいニュースでした。

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    2026年06月21日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    あれだけ有名なのだしひとまず読んでおくかと思って読んだのだけど、
    キャラも文体もストーリーもそこまで好みではなかったのに、高校時代に読んでいたら京都に憧れただろうし、すごく楽しい読後感を得られていて、なるほどなと思った

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    2026年06月20日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    森見登美彦さんが竹取物語、宇治拾遺物語を町田康さんが担当しているのがキャラクターを表していて面白い。そして作家さんが各々「俺が書きそう」「編集部から割り当てられただけだけどお笑い担当なんだな」と言っているのが笑えた。

    今の若い人の言葉と昔のかしこまった言葉の混ざり具合がおもしろかったです。
    →言葉は純粋にやっていくと滅びるんですよね。やっぱり混ぜていかんとね。ただ、混ぜるのもコツがありますね。バンドをやってるとき、よくあったんですよ。各パートでレコーディングした音を最終的にミックスダウンで一つに混ぜるわけですけど、みんな目立ちたいから自分の音量を上げたがる。それでムチャクチャになって全体の

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    2026年06月22日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    思ったよりもSFでした。ワクワクしながら読んでいましたが、私の想像力がないのか、後半はちょっとむずかしかった。
    賢い小学四年生が主人公で、いつも冷静沈着。子供らしいところもあり、おっぱいが大好きな部分が可愛らしいと思った。

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    2026年06月19日
  • 有頂天家族

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    成瀬シリーズから森見さんの作品を辿って2作目。たぬきを中心に天狗と人間の入り乱れる、何とも平和な物語。一応ファンタジーの一種だろうけど、本当にファンタジーだとは言い切れない。凝ったストーリーが展開される訳でもなく、へんてこりんな世界の日常が淡々と描かれているだけなんだけど、どうにも続きが気になってしまう。中毒性抜群。ところで、有頂天ってどういう意味だっけ?ま、どうでもいいか。

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    2026年06月14日
  • 夜行

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    「説明のつかない不気味さ」をじっくり味わう物語

    ˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪

    現実と表裏一体のような別の世界に、知らないうちに足を踏み入れてしまった人物。
    その仲間たちが語る不気味な旅の話の数々。

    たぶんこの作品は、最後に全ての謎が解けて繋がるカタルシスを楽しむ物語ではない。
    むしろ、説明できないものがそこに存在すること自体を味わう物語なのだと思う。

    妖怪や幽霊のようなわかりやすく怖い存在は登場しない。
    それなのに、人間の表情や雰囲気、語り口だけでぞくりとさせられる場面が多かった。
    一部の登場人物は頭の中で勝手にホラー映画のような姿に映像化されてしまい、本気で怖くなったほど。

    ホラー

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    2026年06月14日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    京都、京都大学が舞台。黒髪の乙女。なかなかクセがありますが、京都の街並みが思い浮かんでまあまあ面白かったです。独創的というか個性的な印象でした。

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    2026年06月12日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ●18-26.06.05
    森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』
    森見作品らしい独特な語り口と京都の街を舞台にした阿呆な世界観があるものの、いまひとつ物足りないように感じた。なんとなく話の展開が読めるから?あまりにも「いつもの」森見作品だから?理由はよく分からない。ただ、ひとつ前に読んだ『有頂天家族』と比べると、今作のページをめくる手はどうしても重く、どこか不完全燃焼の感が拭えなかった。
    けれど、これまで「古典は難しそう」と避けていた原典に、この奇妙な新釈を通して興味を持つことができた。
    一冊の小説としての昂ぶりは少なかったけど、新たな扉を開くきっかけになってくたので、この本を手に取った価値は

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    2026年06月05日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    コウペンちゃんの可愛いカバーに釣られて手に取りましたが、正直に言うと不思議でよく分からないお話でした。
    でも冒険はすっごく楽しそうで、読んでいるだけでわくわくしました。

    主人公のアオヤマ君が、太陽が雲の切れ間から一瞬だけ覗いてすぐ暗くなることを「だれかが空のスイッチを入れたり切ったりしているようだ」と表現したり、夜店の電気ややぐらの周りのちょうちんの明かりを「夜の底に光がたまっているみたいだ」と表現したりしているところは、言葉選びが素敵だと感じました。
    私も物事をこんな素敵な言葉で表現できるようになりたいなと思いました。

    私もノート買ってこようかな〜

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    2026年06月01日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    10年ぶりに再読。
    久しぶりの森見節が星のように眼前に広がる。
    しっちゃかめっちゃかしながらお腹が温かくなった。

    古本市の神様と偏屈王の話が特にお気に入り!

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    2026年05月29日
  • 宵山万華鏡

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    華やかで不思議で楽しくもある一方、どこか不気味で不可解な、万華鏡のような宵山での1日を描く。
    とらえどころのない、それこそ夢のような小説であった
    孫太郎虫は食べてみたいかも

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    2026年05月28日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    ネタバレ

    夜は短し歩けよ乙女ぶりに購入。
    すごーくほのぼの。ゆるい。
    出てくる人みんな肩の力が抜けてていい。
    だからなのか少しパンチが足りない。
    京都がもっと身近だったら
    楽しめる部分が増えそう。
    半分近く小和田君が寝てたのは驚いた。
    神様までもが怠け者だったとは…
    こっちも怠けたくなる。
    内なる怠け者には勝てんわ。
    ぽんぽこ仮面が所長とわかってから
    まさか最後はみんな怪人になるとは…
    八兵衛明神の神託恐るべし。
    大日本沈殿党とか桃色資料とか
    ワードもちょこちょこ刺さる。
    がまぐちのの中にがまぐちはかわいいけど
    効果的面な気がする。
    読み終わって色んな人の感想見たけど
    全て土曜日の話ってのに驚き。
    確か

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    2026年05月23日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    初森見作品鑑賞。
    文章がお洒落でユーモア。内容はすごくウブな大学恋物語。距離感の置き方はなんとなくわかる気持ちもあるけど、恋焦がれること、人を想うことが幸せなんだろうなと思った。

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    2026年05月19日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    名探偵とその助手の冒険譚。
    引退宣言をした探偵、それを支える助手の流れで始まる。途中から異世界に入り互いに絆を確かめ合う。そして、結末へ。
    著者のまた違う作風の一面が見られた気がしました。面白かったです。

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    2026年05月17日
  • 四畳半神話大系

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    何を選択しても結果は同じ

    そんな設定を成立させる組み立ては絶妙。逆に最後が読みづらく感じてしまった

    舞台観劇に向けて読んでみたけど、これがどう演出されるのか楽しみ

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    2026年05月06日
  • 夜行

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    著者の普段の愉快な大学生の話ではなくホラーに近い作品。森見氏特有の文章が不気味感を演出する。
    森見氏の作品は大好きなのだが僕はホラーは苦手……

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    2026年05月05日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    第一章から第三章は続きが気になって仕方なく、第四章もこれが熱帯か…!と思って興味深く読んだ。
    ただ第五章はうーん、。期待値が前半で上がりすぎてしまったのか、収集がついていないように思ってしまった。

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    2026年05月04日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    子供の頃の、純粋で全てのものに全力だったあの感覚や匂いを思い出せる小説。
    1日1日が新鮮で、経験が増えた大人にとっては当たり前なことでも、世紀の大発見かのように思えた感覚。
    自分も親や友達に言って回ったことがある気がする。

    夏休みや小学生の放課後ってすごく長く感じて、友達と連れ立って秘密基地だの、特訓だの毎日繰り出していた。
    そんな夏休みの匂いとか気温も思い出した。

    あと小学生の時に考えた「人はなぜ死ぬのか?死んだらどうなるのか?」という疑問。
    私も家族が死んじゃった時のことを思って泣いたこともあった。
    大人になると「そういうものだから」と割り切って、わざわざ考えたり感じたりしなくなるもの

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    2026年04月28日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    森見登美彦の頭の中はいったいどうなっているんだろうと思う。なるほど読み終えて見ればこの作者らしいファンタジーなのか。結局つかみきれないところもあったけれど、読み応えのある一冊でした。

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    2026年04月25日