森見登美彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
不毛に思われる学生生活を怠惰に送る主人公。悪友の小津に1回生の時に出会わなければ2年間無駄に過ごさずに薔薇色のキャンパスライフを送れたと夢想しながら並行世界で違った選択をした話が4本で構成されてました。
主人公はどのサークルに入っても小津と出会い騒動に巻き込まれて最後に明石さんとねんごろになってゆきそうなのにそこは語らない。
悶々とした精神世界を彷徨っているところが歯痒いけど、歯科助手の羽貫さんに、師匠と呼ばれる樋口氏に彼のライバルの城ヶ崎氏。元はと言えば何が原因だったか忘れられても代々続く「自虐的代理代理戦争」とかラブドールの香織さん誘拐事件とか笑かしてくれました。彼女もいなくジョニーを抑え -
Posted by ブクログ
題材と作者で読まずにいられない組み合わせ。
ホームズものは原作は一通り、パスティーシュなどもある程度読んでいる状態なので、触れたことがない人がどう感じるかは不明。
京都を舞台にした四畳半的グータラホームズの物語かと思って読み進めたものの、中盤以降は「熱帯」にも似た入れ子構造のファンタジーに。
正体のわからない「熱帯」に比べて、ホームズがどういったものかわかっている分、広がりは限定的。
またホームズ物ではあるんだろうけれど、推理小説ではなくあくまでファンタジー。
原作をある程度把握していれば面白さは増すかと。
個人的には大きな話にならずにビクトリア朝京都でグータラホームズが右往左往す