森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜は短し歩けよ乙女

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    10年振り再読。独特な文体と世界観が魅力的で面白かった。けど10年前に読んだ時の方が面白く感じた気がする。
    3章の話が特に好き。

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    2025年10月09日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    読むのに物凄い時間がかかった。なんでだろう笑
    アオヤマ君、一見私より絶対賢いしなんで頭の良い子なんだろう!と思ったけど、所々見られる子供っぽさが可愛かった。ハマモトさんと同じくスズキ君うざいと私は思ってしまったけど、アオヤマ君はやっぱり怒らなくてさすがだと思った。
    SF系?はあまり読まないから、最後の方の不思議な現象はまず想像するのにいっぱいいっぱいだった。
    想像力が乏しいからか、結局お姉さんはなんだったのかとか海はなんだったのかとかそんなことばかり考えてしまう‥あとでたくさん考察を見てみよう。
    探究心って大切なんだなぁと思った。あとは、学べば学ぶほど人生がより豊かになりそうだと改めて思った。

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    2024年10月07日
  • きつねのはなし

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    謎の獣に遭遇する若者たちの話。森見さんの書かれる怪談は語り口がさっぱりしているからするする読めて読み心地がいいね。2番目の話が一番好き

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    2024年12月14日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    原典を読みたくなる改変さもあり、それぞれのストーリーを京都の街で繋げてるところがやはり森見登美彦さんという感じで良い。

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    2024年09月30日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    心地よく文学的な文章で、主人公の堕落した生活を描写するギャップが面白い。ダメだなーと思いつつ、どこか主人公に共感してしまう。
    いつもなぜか明石さんとうまくいく感じになることが予想できるが、そうなることに安心してしまう。
    時空間を行き来することで、読者をどこか違う場所に連れて行ってくれる感じも好き。
    人生の選択肢は無数にあり、どれを選ぶかで無数に分岐していくが、どれを選んでも影響は大差なく、変えることができるのは自分の心の持ち様だけと感じる。どんな場所に置かれても、自分からが変わらなければ変わらないし、逆もまたしかり。

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    2024年09月06日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見作品の独特な言葉選びと京都の大学生たちが本当に好きでたまらない。山月記と走れメロスしか元を知らないから他作品の原作を読んで森見作品の面白さをより楽しむ必要有り…

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    2024年09月01日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    考えることの好きな少年が、美人お姉さんと同級生たちとの関係の中で、突如あらわれたペンギンたちの謎を追っていく話。
    オーディブルで聞いたので、少年少女向けだとは思わなかった。しっかりと面白い。
    特に会話文と自分語りがよく、ストーリーに関係なくいつまででも聞いていられた。

    SFの分類に入るのだろうけど、夢だったとか酔ってたとか宇宙人だったみたいな設定は、使うのはいいけど、オチに持ってこられると萎えてしまう。そこだけは個人的にマイナスポイント。
    今まで読んでたのなんだったんだろうなーって。

    でも、森見さんは文章が面白いので、他の作品も面白そう。
    内容もそれなりに深いので誰に対してもオススメです。

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    2024年08月29日
  • 美女と竹林

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    筆者本人を第3者の視点で描く。なぜか竹林にハマりつつ、だらしない作家であり、伐採がなかなか進まない、という話。かなりくだらないが、どこからが妄想でどこからが現実なのか、、、くだらねぇと思いつつ楽しんで読める。独特の表現系も良かった。
    最終回にすべりこみたまえ

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    2024年08月19日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    京都エキセントリックワールドたるや!

    小冒険を嗤う者は、小冒険に泣く

    割と確信ついてる気がする。

    人が多い場所が嫌いで、大学生時代を京都で過ごしたにもかかわらず祇園祭に一度も行かなかったために、毎年7月に後悔するおじさんに成り下がっています。
    適度に冒険には出たいですね。近くにもたくさん冒険はありますし!

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    2024年08月18日
  • 宵山万華鏡

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     かなり好きだった。
    祇園祭の宵山に起こる不思議な出来事を寄せ集めたオムニバス形式。

     とくに、『宵山回廊』が気に入った。
    宵山の美しさと妖しさ、物語のそこかしこから立ち昇る不穏な予感、登場人物それぞれが抱える微妙な心境、全部が泣きそうになる。

     宵山の夜は、本当に不思議な世界に繋がっているのではないか?と思わせてくれる。
     すぐ再読したくなり、なかなか読むのを止められず、ループしてしまう。これぞ宵山的現象かもしれない。

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    2024年07月28日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    先に「夜行」を読んじゃったから少し似てるものを感じたけどこっちのが全然古いんだね。森見さんのこういう繋がってなさそうで繋がってる、みたいな話だいすき。祭りの喧噪に紛れて不思議なものが紛れるっていうのよくあるけど森見節が効いてて楽しかった。京都を旅したくなったな~。

    金魚の話で脳内がポニョの妹たち?浮かんだ(笑)

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    2024年10月30日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    終始快調な森見節。名だたる名作の物語の中で、懊悩しながら右往左往するキャラクターたちが真剣に馬鹿馬鹿しく可笑しい。

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    2024年06月18日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 宵山万華鏡

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    京都の宵山の日の幻想的な物語
    お祭り独特の、心が騒ぐような、不思議な、異世界のような雰囲気が伝わってきます
    色や音が目や耳に流れてくるよう
    それでいて、森見登美彦さんらしいユーモアもあって、よかった〜

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    2024年05月11日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    真実とは 事実というものは存在しない、存在するのは解釈だけである。そんなニーチェの言葉を思い出しました。読書中には幼少時代に見た犬のシャーロックホームズを頭に浮かべながら、学生時代に歩いたことのある京都に思いを馳せながら、楽しい時間を過ごせました。

    そもそも、京都が本当にシャーロック・ホームズの舞台だったように錯覚しかけた頃に、ロンドンが舞台になった時には息が止まりました。そして、二つの世界がパラレルワールドのように表裏を成している展開、森見登美彦さんの世界観にやられました。達磨や詭弁が出てくるのにもやられました。

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    2025年12月03日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    真剣な馬鹿なことに取り組めるって素敵ですね どうして学生時代は馬鹿げたことを真剣にできたんでしょうか。今は怖くて何もできない状態に近いです。4畳半のアパートではなかったですが私も学生時代は一人暮らしをしていて、夜な夜な仲間とワイワイガヤガヤ、沢山の人に迷惑をかけてしまいました。。。申し訳ございませんでした。

    鹿男あおによしと同じ出版社なだけあって、同じ匂いを感じました。張り詰めた毎日の息抜きに読んでみてはいかがでしょう。

    私の青春時代をはるかに超えるワイワイガヤガヤやっている4畳半の部屋にまつわる物語でした。羨ましいやら阿保らしいやら、ニヤニヤしながら読んだので周りは驚いていたと思

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    2025年12月03日
  • きつねのはなし

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    デビュー当時の作品から読み始めて、これはまた、少し違った魅力ですね。
    柳田國男、読み直したくなりました。

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    2024年04月18日