森見登美彦のレビュー一覧

  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    名作をオマージュした短編集。
    百物語以外は原作を読んだことがあったので、より楽しめた気がします。この本きっかけで百物語も読んでみたいなぁと思わせてくれましたね。
    登場人物が各作品でリンクしてるのが、なんともいい。連作短編集とでも言うのでしょうか。好きですね。

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    2025年01月10日
  • きつねのはなし

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    2025年最初の一冊。京都はやっぱり「怪異」が似合う街だと思う。それは多分、京都という土地が人の思いとともに積み上げてきた歴史がそうさせているのだと思う。その歴史は良いことばかりではなく、歴史の闇に消えていった人々の怨嗟も含んでいる気がする。言霊、ではないけれど、京都の地名に感じる魅力はそういった歴史の積み重ねがあるからだとも思う。だから京都は「ホラー」でも「怪談」でもなく「怪異」が似合う。この作品はそんな怪異を扱った作品だ。
    森見登美彦氏は文体がどこかユーモラスで、正直個人的にはそんなに怖さを感じなかった。ホラー小説と思って読むと拍子抜けするかもしれない。しかし前述の通り、私はこれを「怪異小

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    2025年01月02日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    四畳半神話体系と同じ世界線の話。神話体系が春の物語であるのに対して今作は猛暑の夏が舞台。四畳半という限られた空間の中でタイムマシーンが登場することで時間的な空間が広がり物語も実際には2日間なのにそれ以上の時が過ぎているかのような内容の濃い作品となっていた。神話体系もそうだけど内容はくだらないのに主人公の語り口調が無駄に畏っているのがいい。明石さんのような黒髪の乙女が周りにいたらなと、樋口さんに師事するくらい面白い人なんだから一緒にいたら面白いだろうな

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    2024年12月22日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    こんな時に読むものではない。
    こんな時だからこそ読むのか。

    森見登美彦は、
    童貞作「太陽の塔」を書いたのは必然だった
    彼は万博公園のそばで幼少期を過ごした
    万博自体は彼にとってカンブリア紀であり
    公園は安上がりに済ませる遊具場だった
    1998年森見は京大農学部に入学した
    父親は迷うことなく
    四畳半の下宿を見つけた
    学業も小説書きも入社も恋も腐れてゆき
    彼は逃げるように大学院へ
    そして四畳半小説を書くのである。

    おゝまるでわたしの四畳半の大学生活
    そのパラレルワールドを延々と繰り返す
    何処かの男の青春のようではないか

    森見登美彦とわたしを別つのは
    第一作をものした
    それに尽きる
    そこには偶

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    2024年12月17日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    日本の名作をオマージュした短編集。
    原著を読んだことあるのは「山月記」と「走れメロス」の二作のみだったが、森見さんのエッセンスは全開ながら、原作の芯の部分の世界観を再構築している感覚で、作品へのリスペクトも感じられたところが良かった。
    あとがきの中で、この本を通して原作にも興味を持ってもらえたら嬉しいという事が書かれていたが、読み終わってみればその言葉の通り興味が湧いている自分がいる。
    原作と本作両方読んでさらに楽しめると思うと2倍お得な作品かもしれません。
    オマージュ作品でいうと先に「シャーロックホームズの凱旋」を読んでいたのでこちらの方が好みかな。
    「桜の森の満開の下」は後の「夜行」に通じ

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    2024年12月06日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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     偶然手に入れたタイムマシンを使って、クーラーのリモコンを復活させるために奮闘する大学生たちのドタバタを描く、SFコメディ。

     初のオーディブルで味わいました。

     映画「サマータイムマシン・ブルース」(以下STB)が大好きで、本作をいつか読みたいと思っていたところだったので、オーディブルを試してみた次第です。

     コラボ作品の「四畳半神話大系」は未読ですが、「STB」の世界観を聴覚で十分に味わうことができました。

     「STB」の随所に散りばめられた伏線の回収を始め、くすっと笑ってしまうギャグシーンも見事に再現されていて、「STB」がさらに好きになった感じがしました。

     当然、映画とは違

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    2024年12月01日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    過去の名作を現代に置き換えて書かれた小説5篇

    原作を知っていても知っていなくても楽しい。元が名作ということもあるが、それだけではここまでにはならないはず。

    著者の小説は初めてであったが、どうしても「四畳半神話体系」や「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ的なものが頭の中で再生されてしまうのは致し方がない。

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    2024年11月21日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    山月記を読んで、森見登美彦だなあ!と思って、走れメロスで色々だめだった。電車で読むものじゃない笑 この生真面目なのにユーモアがある文章と内容とのギャップが素晴らしくて、毎回すごいなと思う。走れメロスが一番好きです、

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    2024年11月16日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    表題「走れメロス」が、ザ・森見登美彦といった感じで面白かった。

    後の話に前の話の登場人物の名前が出てくるとニヤッとしてしまった。

    こういう、直接は関係ないけど舞台を同じくしている感じの話が好き。

    最後の「百物語」は少しあっけない感じがしたけど、原作もそうなのだろうか。

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    2024年11月08日
  • 宵山万華鏡

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    最初の一編だけ読んだ時はつまらなくて読むのをやめてしまったけど、全体を通してみると繋がりがあって面白い。

    不気味な話、バカバカしい話の落差が激しくて混乱する(褒め言葉)。

    来年は祇園祭に行こうと思った。

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    2024年11月08日
  • 宵山万華鏡

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    短編を一つ一つ読んでいくごとに、宵山で起きたことの全容がみえてくる。
    恐ろしくも美しい、摩訶不思議な世界中。

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    2024年10月30日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    四畳半アニメもサマータイムマシンブルースも大好きな私にとっては、最高の一冊でした。
    全体的な流れはサマータイムマシンブルースとほぼ同じですが、四畳半の個性あふれるキャラクターが絡む事で、よりユーモアのある作品となっていました。
    映画も面白かったです。
    作者の独特な文体も最高。

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    2024年10月18日
  • きつねのはなし

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    謎の獣に遭遇する若者たちの話。森見さんの書かれる怪談は語り口がさっぱりしているからするする読めて読み心地がいいね。2番目の話が一番好き

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    2024年12月14日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    原典を読みたくなる改変さもあり、それぞれのストーリーを京都の街で繋げてるところがやはり森見登美彦さんという感じで良い。

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    2024年09月30日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見作品の独特な言葉選びと京都の大学生たちが本当に好きでたまらない。山月記と走れメロスしか元を知らないから他作品の原作を読んで森見作品の面白さをより楽しむ必要有り…

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    2024年09月01日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    考えることの好きな少年が、美人お姉さんと同級生たちとの関係の中で、突如あらわれたペンギンたちの謎を追っていく話。
    オーディブルで聞いたので、少年少女向けだとは思わなかった。しっかりと面白い。
    特に会話文と自分語りがよく、ストーリーに関係なくいつまででも聞いていられた。

    SFの分類に入るのだろうけど、夢だったとか酔ってたとか宇宙人だったみたいな設定は、使うのはいいけど、オチに持ってこられると萎えてしまう。そこだけは個人的にマイナスポイント。
    今まで読んでたのなんだったんだろうなーって。

    でも、森見さんは文章が面白いので、他の作品も面白そう。
    内容もそれなりに深いので誰に対してもオススメです。

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    2024年08月29日
  • 美女と竹林

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    筆者本人を第3者の視点で描く。なぜか竹林にハマりつつ、だらしない作家であり、伐採がなかなか進まない、という話。かなりくだらないが、どこからが妄想でどこからが現実なのか、、、くだらねぇと思いつつ楽しんで読める。独特の表現系も良かった。
    最終回にすべりこみたまえ

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    2024年08月19日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    京都エキセントリックワールドたるや!

    小冒険を嗤う者は、小冒険に泣く

    割と確信ついてる気がする。

    人が多い場所が嫌いで、大学生時代を京都で過ごしたにもかかわらず祇園祭に一度も行かなかったために、毎年7月に後悔するおじさんに成り下がっています。
    適度に冒険には出たいですね。近くにもたくさん冒険はありますし!

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    2024年08月18日
  • 宵山万華鏡

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     かなり好きだった。
    祇園祭の宵山に起こる不思議な出来事を寄せ集めたオムニバス形式。

     とくに、『宵山回廊』が気に入った。
    宵山の美しさと妖しさ、物語のそこかしこから立ち昇る不穏な予感、登場人物それぞれが抱える微妙な心境、全部が泣きそうになる。

     宵山の夜は、本当に不思議な世界に繋がっているのではないか?と思わせてくれる。
     すぐ再読したくなり、なかなか読むのを止められず、ループしてしまう。これぞ宵山的現象かもしれない。

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    2024年07月28日