森見登美彦のレビュー一覧

  • 有頂天家族

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    ネタバレ

    京都を舞台にした、下鴨家の狸たちの物語。糺の森や詭弁論部、偽電気ブランなどが登場すると、思わずニヤけてしまう。「夜は短し歩けよ乙女」の李白らしき人物も現れる。

    可哀想だけれど、食べちゃいたいほど狸が好きというのは、さすがに引いてしまった。さすが詭弁論部だ。この人も酔っ払うと詭弁踊りを始めるのだろうか。まあ、それでも、鳥が好きなのにからあげを食べる自分のことを考えると、人のことは言えないか。

    金閣・銀閣の阿呆っぷりが最高だ。「捲土重来、捲土重来」からの「呉越同舟、呉越同舟」には、笑わずにはいられなかった。

    下鴨家の兄弟になりたい。雷が鳴ったら母上や兄弟と一緒にくっついていたい。ちょっとした

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    2025年03月21日
  • 有頂天家族

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    読み進めるのに結構時間がかかった。
    というのも、いろいろイベントは起こるのだが、途中まで、ストーリーの進みが遅く、終わりが全然見えなかったから。ただ、最終章はそれまでの章とは違って、疾走感すら覚えるようなストーリー展開で、没頭して読んだ。これより前の部分の章で登場人物たちの狸柄、天狗柄、人柄が分かっていたからこそ、楽しめたように思った。弁天と赤玉先生の好き勝手にやる感じ、下総家の一致団結感、夷川家の強かな感じが面白かった。純粋にエンタメとして面白かった。アニメ化しても楽しめそうな作品。おもしろきことはよきことなり!

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    2025年03月20日
  • 熱帯

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    『アラビアン・ナイト』や『ロビンソン・クルーソー』、『海底二万里』を読んできた私にとっては類似点を見つけるのがすごく楽しかった。ファンタジー要素強めだったのと、キャラクターを一致させるのが大変だった。あと、池内さんはどうなったのか分からなかった。けど、これも千年一夜のように、誰かの語りをが誰かの語りとなって、、って繋がって行く、ということなのかと思った。

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    2025年03月19日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    差別的発言かもしれないが本をよく読む人は主人公に共感できるところが多いのでは...?ヒーローなんてならなくともゆったり自分の幸せのペースで生きていきたい的な。

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    2025年03月13日
  • 夜行

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    好きなイラストレーターさんがカバーイラストを担当していたので購入しました。
    第四夜までとにかく怖い。
    夜の暗い闇の中ではとてもじゃないけど読めなかったかも。
    第五夜で衝撃の種明かしが。
    つまりどういうこと…!?
    もう一度最初から読み返したくなるお話でした。
    難しい…!

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    2025年03月01日
  • 美女と竹林

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    ネタバレ

    どこまでが本当でどこからが物語なのか。
    森見さんの実際の創作活動と、活き活きとした文章がさも事実かのように感じられる。
    そして相変わらずの森見節と謎理論。
    全くもって理解できないのに納得させられそうになった。

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    2025年02月16日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    ここまで各短編が森見登美彦色になるとは。
    やはり京都×知的で偏屈で冴えない大学生の組み合わせを書かせたら天下一品。
    初めの山月記が1番お気に入り。
    中島敦の山月記自体が好きというのもあるが、主人公の設定が四畳半の樋口師匠と私を混ぜたような個性的なキャラクターで読んでいて満足感が高かった。

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    2025年02月10日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    「小さな表現の差にこそ大きなぶれがあることを身をもって学んだ。」
    堀江敏幸さんのこの文が表現の芯を食っていて好きだ。

    『堤中納言物語』の「虫めづる姫君」の続きが無いことが本当に悔しい。
    平安時代でルッキズムに苦言を呈してるこの短編が1番好きだったからこそ、悔しい。

    『竹取物語』は1番読みやすかったから、お勧めです。

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    2025年01月29日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治には暗い話のイメージがあり敬遠していたが、思いの外しょーもない人間なのかもしれないとわかって面白かった。「佐渡」と「畜犬談」と「服装について」が好き。小さいことを気にして一人でうにょうにょしてて人間すぎる。

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    2025年01月27日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    走れメロスは原作が原作なだけに森見節に合っていて面白かった。パンツ番長などなど。
    ほかのエピソードは逆に原作が原作なだけにハッピーエンドとは言い難いため、少し物悲しかった。同時に昔の文豪の作品はハッピーエンドというのをあまり意識していなかったんだなと思い知らされた。

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    2025年01月24日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    古典の名作を森見登美彦ナイズした短編集で面白かった。坂口安吾の『桜の森の満開の下』は原作をそもそも読んだことないので読んでみようと思う。他も子どもの頃に読んだものばかりなので再読したくなった。芽野史郎にはちょっと笑ってしまった。

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    2025年01月15日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    京都の宵山の1日の喧騒と、何処かのんびりとした空気の中でどれも憎めない登場人物達の個性が伝わってきて、面白いです。気軽に読めて、通勤時間に最適でした。

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    2025年01月13日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    名作をオマージュした短編集。
    百物語以外は原作を読んだことがあったので、より楽しめた気がします。この本きっかけで百物語も読んでみたいなぁと思わせてくれましたね。
    登場人物が各作品でリンクしてるのが、なんともいい。連作短編集とでも言うのでしょうか。好きですね。

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    2025年01月10日
  • きつねのはなし

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    2025年最初の一冊。京都はやっぱり「怪異」が似合う街だと思う。それは多分、京都という土地が人の思いとともに積み上げてきた歴史がそうさせているのだと思う。その歴史は良いことばかりではなく、歴史の闇に消えていった人々の怨嗟も含んでいる気がする。言霊、ではないけれど、京都の地名に感じる魅力はそういった歴史の積み重ねがあるからだとも思う。だから京都は「ホラー」でも「怪談」でもなく「怪異」が似合う。この作品はそんな怪異を扱った作品だ。
    森見登美彦氏は文体がどこかユーモラスで、正直個人的にはそんなに怖さを感じなかった。ホラー小説と思って読むと拍子抜けするかもしれない。しかし前述の通り、私はこれを「怪異小

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    2025年01月02日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    こんな時に読むものではない。
    こんな時だからこそ読むのか。

    森見登美彦は、
    童貞作「太陽の塔」を書いたのは必然だった
    彼は万博公園のそばで幼少期を過ごした
    万博自体は彼にとってカンブリア紀であり
    公園は安上がりに済ませる遊具場だった
    1998年森見は京大農学部に入学した
    父親は迷うことなく
    四畳半の下宿を見つけた
    学業も小説書きも入社も恋も腐れてゆき
    彼は逃げるように大学院へ
    そして四畳半小説を書くのである。

    おゝまるでわたしの四畳半の大学生活
    そのパラレルワールドを延々と繰り返す
    何処かの男の青春のようではないか

    森見登美彦とわたしを別つのは
    第一作をものした
    それに尽きる
    そこには偶

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    2024年12月17日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    日本の名作をオマージュした短編集。
    原著を読んだことあるのは「山月記」と「走れメロス」の二作のみだったが、森見さんのエッセンスは全開ながら、原作の芯の部分の世界観を再構築している感覚で、作品へのリスペクトも感じられたところが良かった。
    あとがきの中で、この本を通して原作にも興味を持ってもらえたら嬉しいという事が書かれていたが、読み終わってみればその言葉の通り興味が湧いている自分がいる。
    原作と本作両方読んでさらに楽しめると思うと2倍お得な作品かもしれません。
    オマージュ作品でいうと先に「シャーロックホームズの凱旋」を読んでいたのでこちらの方が好みかな。
    「桜の森の満開の下」は後の「夜行」に通じ

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    2024年12月06日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    過去の名作を現代に置き換えて書かれた小説5篇

    原作を知っていても知っていなくても楽しい。元が名作ということもあるが、それだけではここまでにはならないはず。

    著者の小説は初めてであったが、どうしても「四畳半神話体系」や「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ的なものが頭の中で再生されてしまうのは致し方がない。

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    2024年11月21日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    山月記を読んで、森見登美彦だなあ!と思って、走れメロスで色々だめだった。電車で読むものじゃない笑 この生真面目なのにユーモアがある文章と内容とのギャップが素晴らしくて、毎回すごいなと思う。走れメロスが一番好きです、

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    2024年11月16日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    表題「走れメロス」が、ザ・森見登美彦といった感じで面白かった。

    後の話に前の話の登場人物の名前が出てくるとニヤッとしてしまった。

    こういう、直接は関係ないけど舞台を同じくしている感じの話が好き。

    最後の「百物語」は少しあっけない感じがしたけど、原作もそうなのだろうか。

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    2024年11月08日
  • 宵山万華鏡

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    最初の一編だけ読んだ時はつまらなくて読むのをやめてしまったけど、全体を通してみると繋がりがあって面白い。

    不気味な話、バカバカしい話の落差が激しくて混乱する(褒め言葉)。

    来年は祇園祭に行こうと思った。

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    2024年11月08日