森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2008年本屋大賞
森見作品を手に取るのは何作目だろう?
森見ファンタジーワールド全開。
主人公は京都のに暮らすタヌキで下鴨家兄弟三男「矢三郎」。モットーは「面白く生きる」。亡き父「総一郎」は狸界の頭領「偽右衛門」と呼ばれた名狸だったが人間たちの「金曜倶楽部」によって狸鍋にされてしまった。その衝撃的な死を発端に、物語は動き出す。
父の死を受け、次期偽右衛門を目指す長男「矢一郎」と奇人肌の弟たち。それぞれが父から受け継いだ力や誇りを胸に、狸・天狗・人間が入り混じる京都で日々の珍騒動。天狗の大先生「赤玉先生」の世話や、美しくも妖しい金曜倶楽部女史「弁天」との交流、そして夷川家の「金閣」「銀閣」と -
Posted by ブクログ
読みたくてずっと積ん読にしていた本。
やっとこ読みました。
森見作品は結構読んでて、やっぱりあの少しふざけた森見節が大きな魅力のひとつだと思う。
ところがどっこい、この『熱帯』はその森見節が鳴りを潜めている。
『夜行』とかもそうだったなぁと思いつつ、それはそれで期待。
内容は詳しく書かないけど、というか簡潔に書くのが難しい笑
一言で言うなら不思議。
初めて知ったけど、「入れ子構造」という書き方がされていて誰かの語りの中でまた違う誰かが語り始め、さらにその中でまた誰かが…というマトリョーシカ形式。
少し混乱するところもあったけど面白い形式だなぁと。
ただいろんな世界線が混じり合っていて謎や -
Posted by ブクログ
翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく――千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林に並々ならぬ思いを寄せる作家・森見登美彦が現代語訳した必読の一冊!
森見さんだなあという擬音語や表現が楽しい。意訳している部分とかが後の解説で語られていて、こんなところに注目したのか、とか、5人の求婚者の特徴みたいなのが面白い。『竹取物語』は正直昔話として定着しすぎていて今更面白さを感じたりしたことはなかったけれど、こうやって新訳でたくさんの人に届くって素敵なことだ -
Posted by ブクログ
とにかく笑えると噂を聞いていたので
お初の森見登美彦さん作品はこれにしたかった。
書簡体小説で文章が小難しいのかなぁなんて思っていたけどそんなことはなく、バラエティに富んでいて、ユーモアの溢れる文章で飽きることがない。
守田一郎目線の手紙だけでこれほどまでに登場人物の性格を表現し、また物語の情景が目に浮かぶとは…
構成や巧みな表現、森見さんの技術には感服!
やはりなんといっても”守田一郎”のどこか憎めない滑稽さがポイントなのだろう。
毎度違う、宛名と署名の書き方。これには幾度となく笑いがこみあげた。
とは言え、なんだかんだ言っても
文通武者修行で培った技術の成果
集大成となる最後の伊吹さん -
Posted by ブクログ
2011年本屋大賞
ご存じ『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦作品。
四畳半神話神話シリーズに続き森見作品を手に取った。
私の廻りにはいなかった、将来名を残す天才は子供のころはこんな感じなんだろうなと思わせる主人公のアオヤマくんと、歯科助手の不思議なお姉さんとの物語。
アニメ映画化されているようだ。機会があれば見て見てみようかな。
色々研究熱心な主人公の街にペンギンの大群が現れる。嗚呼、森見ファンタジーの真骨頂。
このペンギンは何?どこから現れたのか?研究し明らかにする主人公なのであった。
研究熱心な主人公が地頭の良いパパから習い実践している問題解決のための3つのアプローチ。
1. 問 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都の実際の街並みを想像しながら読むとリアリティがあって、よりゾクゾクする。
宵山をテーマにしたホラー。
森見さんらしい、京都と摩訶不思議を織り交ぜた感じ。
いつもと違うなと思うのは、各短編を読み進めるごとに、宵山の真相がわかっていくこと。若干ミステリーチックな感じが珍しいなあと思った。
-----ネタバレ------
姉妹妹:宵山さんに連れ去られかける
藤田くん:乙川くんに宵山様に処刑されるドッキリを仕掛けられる
小長井くん:乙川くんのドッキリの助っ人バイトとして奮闘
河野画伯:昔、娘が宵山様に連れ去られる
ある宵山の日娘を万華鏡で見てから自分も宵山の日から抜け出せなくなる
→娘と宵山様