森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【2026年98冊目】
冴えない大学生活を送る私はどこで人生を間違えたのかと逡巡する。道を間違えていなければ今ごろ黒髪の乙女と薔薇色のキャンパスライフを送っていたかもしれないのに…時には映画サークル、時には師匠に弟子入り、時には巻き込まれ、閉じ込められる、四畳半を軸に繰り返すパラレルワールド。
再読です。初めて読んだのは10年以上前でしたが、読み始めてすぐに「ああ、こんな感じだったかも」と思いました。森見登美彦ワールド全開の今作、繰り返されるようでどこか違う世界。選択を変え、少しずつ異なる世界が繰り広げられていく。それでも、平行世界線の要所要所はどうやら同じようで、物語が進むにつれ因果関係も明らかになっていきます。
最終話が一番好きですね、一番不可解であり、先も読めず、でもちゃんとこれまでの章にちりばめられた内容を回収していく感じ。最後の2行も良い締めくくりでした。
大学生の頃に読むともっと面白いかもしれません。本棚に置いておきたい一冊です。
初読:2012/11/2 -
Posted by ブクログ
ネタバレしてやられた。そうだ、森見登美彦さんはそういう作者だったじゃないの。最後まで読めない本がある。その熱帯を巡って謎を解く人達の話を読んでたはずなのに、いつの間にか語り手が次々に引き継がれて、いつの間にか熱帯の話の中にいて、あれ?途中まではよく覚えてるのに最後はてんでバラバラであまり覚えてない。でもいつのまにか物語は終わってて、どんな話だった?と聞かれると、熱帯の謎を解く主人公達のようによくわからなくなってしまう。天才すぎてあっぱれしか言えない平凡な私、残念。
もう一度読んだらよくわかるのかな。途中中弛みしてたけど、謎が気になって最後まで読んでしまった。
結局人生という名の物語は自分が作り上げるんだよねえ。 -
Posted by ブクログ
とにかく1日の疲れが最高値に達した時のお風呂に入らなきゃっていうのが億劫過ぎる。
で、入んなきゃ〜入んなきゃ〜って思ってる間にうたた寝。
こんな生活が多いので、本の帯の文句にどんぴしゃり。
くたくたに疲れて帰った日、ショート動画でだらだら時間を溶かしてしまう日。
「お風呂に入らなきゃ」と頭では分かっているのに入る覚悟が決まらない!
→まさに私のこと。
なので気になって買いました。
お風呂にまつわるいろんなジャンルの話が読めて楽しかったけど、一つ一つが短いから何となく物足りなかったかな。
でも、お風呂に入った時の開放感、安堵感、そういうのに改めて気付かされたというか。もうさっさとお風呂に入ろうって思えました。
入っちゃえば気持ちいいんですよね。
いいなと思ったのは日向夏さんの『回復の泉』です。 -
Posted by ブクログ
実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。
書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。
余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。
私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。
コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱり酔えんのよと思いながらも、おかげで読書が捗ったことを思い出します。