森見登美彦のレビュー一覧

  • 恋文の技術 新版

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    全て手紙形式で、始めは読みにくいかと思ったけど、登場人物の相関図がなんとなく分かってきてから少し面白く感じた。

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    2025年08月30日
  • 熱帯

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    友達からお薦めしてもらって読み始めました。
    中盤までは、色々繋がっているんだなぁと思ったのですが終盤は何が何だかぐらい迷走でした。最後まで読んで、さまざまな解釈ができる物語だと感じました。

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    2025年08月30日
  • 熱帯

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    どうしても読み終わることの出来ない「熱帯」という不思議な本を巡る物語。
    確かに面白くて最初は引き込まれたけどやっぱり途中で訳がわからなくなった。
    何度も読み直してみたくなる物語だった。
    森見さんらしさもあって訳がわからないながらも読んでいて楽しかった。

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    2025年08月28日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ホームズとワトソンが京都に⁉︎
    スランプ中のホームズが解決できなかった事件と再び向き合う時、摩訶不思議アドベンチャーが始まる。

    京都がロンドンで、ロンドンが京都。
    何が実在で、何が幻か。
    なんだか煙に巻かれたような、狐につままれたような作品だった。

    コナンドイルの作品を彷彿とさせるが、それとは全く別物の、森見登美彦氏のホームズとワトソンでした。

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    2025年08月27日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    ネタバレ

    内容はいつもの非モテ京大生のホモソ呪詛が多めなんだけれど、さすがの文才でテンポよくするする読めてしまう。
    最後あたり、ようやく主人公が本音を出してくれて夢か現かじんわりとした光景で幕を閉じるのは幻想的だった。

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    2025年08月25日
  • わたしの名店

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    店に、料理に、店主に、お客さんそれぞれの情とか思い出とかがある。良さを感じるポイントもそれぞれで店主の動きや店の空気感、その店にしかない癖など、そうゆうところ見るんだーといろんな視点を楽しめた
    素敵な店、料理、発見したこと、感心したこと、その時自分が置かれていた状況とか気分とか合わせて言語化することでより深く色褪せない思い出に残るように思う。そうやって少しでも言語化してみたい。

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    2025年08月22日
  • 熱帯

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    森見登美彦さんらしい、SF作品でした。一つの本から始まり、そこから自然とつながる新しい物語にのめり込んでいきました。時間軸、登場人物など複数の事象がより複雑に絡み合って不思議な世界観です。

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    2025年08月19日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    シャーロック・ホームズの凱旋

    ホームズの冒険譚が京都で・・・
    森見氏と京都を切り離す方法はないのか?
    京都で活躍していたホームズがスランプに。なんとかす乱舞を脱出させようと奔走するワトソンをよそに、ホームズは引退を決意してしまいます。
    宿敵モリアーティ教授やメアリ・モースタン、アイリーン・アドラー、ハドソン夫人などホームズ譚の登場人物が数多く登場しますが、その役割は微妙に異なっているところも面白く読みました。コナン・ドイルが晩年にはまっていた心霊現象も物語の中心として描かれます。
    森見氏の小説のいつものごとく、終盤は幻想と現実が入り交じり反転するドタバタとなりますが、その収め方が見事なので、

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    2025年08月18日
  • 夜行

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    森見登美彦さんの作品らしいと感じる一方、感じ方が違う作品でもありました。怪談の要素もありながら、パラレルワールドの世界観もあり。個性的な作品です。

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    2025年08月15日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    去年とあるチャットアプリにて紹介?された本。
    読み終えるまでにかなり時間を費やした。
    つまらなかったわけではない。ゆっくりなのだ。

    途中から現実と空想の区別がつかなくなり振り回される感覚が楽しかった。時代も変わるし。

    結局何だったんだろ熱帯。
    思い出せない本、最後まで読めない本。
    本についての本っておもしろい設定だよね。

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    2025年08月09日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大学生の青春小説。ページ数も短くあっさり読み終えました。主人公の日記形式になっており、フレーズ一つひとつが面白かった。また終わり方がハッピーエンドというよりは切ない感じだったことから、これもまた青春だという気持ちになりました。

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    2025年08月06日
  • わたしの名店

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    著名人の心に残る数々のお店や、極上の一品の物語。どれも美味しそうで行ってみたいけれど、場所が伏せてあったり、行けそうにない場所だったりで、まぁたぶん行くことはないだろうけれども、やっぱり食べてみたい!そう思わせてくれる本だ。

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    2025年08月06日
  • 有頂天家族

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    ネタバレ

    2008年本屋大賞
    森見作品を手に取るのは何作目だろう?
    森見ファンタジーワールド全開。

    主人公は京都のに暮らすタヌキで下鴨家兄弟三男「矢三郎」。モットーは「面白く生きる」。亡き父「総一郎」は狸界の頭領「偽右衛門」と呼ばれた名狸だったが人間たちの「金曜倶楽部」によって狸鍋にされてしまった。その衝撃的な死を発端に、物語は動き出す。
    父の死を受け、次期偽右衛門を目指す長男「矢一郎」と奇人肌の弟たち。それぞれが父から受け継いだ力や誇りを胸に、狸・天狗・人間が入り混じる京都で日々の珍騒動。天狗の大先生「赤玉先生」の世話や、美しくも妖しい金曜倶楽部女史「弁天」との交流、そして夷川家の「金閣」「銀閣」と

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    2025年08月18日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    小学生のアオヤマくんとお姉さんを巡る不思議な体験の物語。解釈が追いついてないが、おそらくパラレルワールド的な思考の物語で、〈海〉と呼ばれる時空の裂け目的なものを修復するためになんやかんやあってお姉さんが消失…みたいな感じ。

    ませた小学生の語り口で進むこの物語は児童書的な側面がありながらわりと小難しいことを言ってたり。
    でも、森見登美彦の新たな一面を見せられつつも、期待してるのはこう言う感じじゃ無いんだよな〜、もっとふざけてほしいなあってのが本音。「四畳半神話大系」にも「夜行」にも似つかぬ新領域。

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    2025年07月13日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    一気読みしようと思ったが、そういった読み物ではなかった。
    少しずつ、少しずつ読んでいき、少しずつ森見さんのことを知った気になれた。(エッセイはあくまでフィクションだそうですので。)
    小説から感じられる森見さんの作家像は、アイデアが溢れてしょうがなくさぞスラスラと書きまくっているのだろうと思っていたが、真逆。

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    2025年07月13日
  • 宵山万華鏡

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    森見さんのホラーはよくわからない不思議現象が起こり、そしてそれがあまり説明されない。
    なんだろう、こういうことだろうか、どういうことだろうか、と考えながら読み進むのが、楽しい。裏を返すと、説明されたい人には不向きと言える。
    結局、人間は自分の想像力が一番恐ろしいと思う。

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    2025年07月13日
  • 四畳半神話大系

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    奇天烈奇妙な読み応えがあった
    最終章にようやくタイトルの意味が腑に落ちる

    大学生ならではの、しょうもない、どうしようもないけれど掛け替えがなく向上性のない充実した日々が人生の薬味のように感じる一冊です。

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    2025年07月08日
  • 竹取物語

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    思いのほか、かぐや姫の影が薄く、むしろ求婚する5人の求婚者の方が主役のようで、かぐや姫に手玉にとられる様子が滑稽で哀愁があってとてもよい。
    自分の中にあったのは絵本の「かぐや姫」が古典の「竹取物語」に上書き・バージョンアップした感じ。

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    2025年07月06日
  • 熱帯

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    読みたくてずっと積ん読にしていた本。
    やっとこ読みました。

    森見作品は結構読んでて、やっぱりあの少しふざけた森見節が大きな魅力のひとつだと思う。
    ところがどっこい、この『熱帯』はその森見節が鳴りを潜めている。
    『夜行』とかもそうだったなぁと思いつつ、それはそれで期待。

    内容は詳しく書かないけど、というか簡潔に書くのが難しい笑
    一言で言うなら不思議。
    初めて知ったけど、「入れ子構造」という書き方がされていて誰かの語りの中でまた違う誰かが語り始め、さらにその中でまた誰かが…というマトリョーシカ形式。
    少し混乱するところもあったけど面白い形式だなぁと。

    ただいろんな世界線が混じり合っていて謎や

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    2025年07月01日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    一文読むだけで誰が作者かすぐに分かる個性的な文体と奇抜な表現は流石だと思う。水尾さんの人物像が凄く曖昧で、あまり語られないのが、もう彼女は思い出の一部であり幻想の一種のように感じられて良かった。あと京都に住んだことないのに、描写が細かくて京都の優雅な雰囲気を感じられて心地よかった。あんまり刺さらない内容だったけど文体を直に感じるのは楽しかった!最後の「ええじゃないか」が文章の隙間にたくさん入ってるの、カオスを感じる騒音の中躍動感あふれる描写を想像できてすっごい好き。

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    2025年06月28日