森見登美彦のレビュー一覧

  • 夜行

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    ネタバレ

    登場人物が語る不思議な旅の話を聞けば聞くほど、不気味さが募るばかり。
    最後まで、「なーるほどね!チャンチャン!」とはならず、変にフワフワした余韻が残る。
    著者は面白おかしい話もうまいけど、こういう妖しい世界を作るのもうまいなあ。

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    2025年03月12日
  • 有頂天家族

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    高嶺の美女を描くのがほんとにうまい人だなと実感。主人公も含め狸同士の争いの中に天狗(元人間)の弁天が関わるとどうなるのか。「金曜倶楽部」では毎年暮れに狸が一匹狸鍋にされるが、主人公が恋している弁天も参加者の1人であり、彼女が狸を食べる理由が「食べちゃいたいくらいかわいい」から本当に食べちゃう、というところがおもしろい。ただ弁天はそれ以上に「おもしろきこと」が大好きなので、イタズラ好きの主人公とはウマが合い、弁天に気に入られていられてしまうということは文字通り身の危険にも繋がると同時に狸間の争いに一石を投じることにもなる、という構造が「どう転ぶかはすべて弁天次第」という感じがありワクワクした。

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    2025年03月08日
  • 夜行

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    やっぱり森見さんの世界観が好き。
    このなんとも言えない不思議な気持ちになる、唯一無二な感じの世界観にすごく惹かれる。
    読み終わって、どういう話だった?と聞かれても上手く伝えられない、自分の中に刻まれる物語みたいな感じも好きなポイント。
    今作は最近ハマっているホラー要素があって、より楽しめた。
    物語の舞台は行ったことのない、知らないところばかりだけれど、風景描写からはっきりと想像できるし、この場所知ってるかもとなるのも面白い。
    再読もしたいし、森見さんの他の作品も色々読んで、浸りたい。

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    2025年02月27日
  • 夜行

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    ネタバレ

    行方不明になった長谷川さんの仲間を10年ぶりに大橋くんが集めて、長谷川さんこ行方不明になった鞍馬の火祭りに行くことにする。
    仲間たちの、岸田さんという銅版画家の「夜行」にまつわる偶然と思われる話が続く。
    最後になり、大橋くん以外の人にとっては、大橋くんが行方不明になっていることがわかる。その世界では「曙光」という大橋くんの世界では存在が未確認だった連作が存在した。
    長谷川さんがいなくなった大橋くんの世界と大橋くんがいなくなった長谷川さんの世界との関わりがよく分からないまま終わってしまった。鞍馬の火祭り、長谷川さん、大橋くん、岸田さんがポイントだったのだろうけど、読み解けないまま読み終わってしま

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    2025年02月14日
  • きつねのはなし

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     私の本棚より。


     ざっくりとしか読んでいないので、細かいことは書けないのだけれども、本書の場合は、それでちょうど良いのかもしれない。

     森見登美彦さんのシリアスなホラー寄りの作品という情報を聞いて、大分前に古書店で購入していたのだが、読んでみると、単純にホラーと位置付けていいのかどうか分からない曖昧さが強く、それが物語の展開の意味合い的にも同様であるところが、好みの分かれるところとは思われるけれども、それ故の面白さも感じられて、特に「果実の中の龍」の先輩の存在感には、物語の生み出される源が、あくまでも人間の心の中にあることを教えてくれながら、その手段が異なるだけで、こうも印象が変わって

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    2025年02月02日
  • 熱帯

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    物語の仕組みがおもしろい!
    作者が出会った熱帯という妙な本をきっかけにミステリーから冒険へといざなう痛快小説。
    本を開けば意識をその世界に無理やりもっていける感覚を物語の中で再現している。
    現実世界からいなくなったような感覚。
    まさに熱帯は現実離れした世界に後半は持っていかれる。
    まさにマトリョーシカのように物語から別の物語へと続き語り手も変わり、最後まで読み切ってもまだ物語は続いているんだろうなって感じる小説だった。
    謎は解いてはいけない。謎は謎のままの方が都合がいい。

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    2025年02月01日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見ワールド炸裂。
    「走れメロス」
    信頼しないという形をとった信頼、友情に見えない友情…笑
    芽野くんの阿呆具合に感服した。

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    2025年01月28日
  • 四畳半王国見聞録

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    最初から最後までよく分からないまま進み、変な夢を見ている気分だった。長編小説だと思いながら読んでいたから余計混乱したのかも…一応短編集らしい。
    たぶん四畳半神話大系を読んでからの方が良かったのだろう…

    森見さん構文は相変わらず面白かった。特に四畳半王国を築き上げた男の一人語り。

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    2025年01月25日
  • 美女と竹林

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    ぐだぐだの話だよ全く

    「常人よ手を出すな!」
    妄想に精を出し、隣人の世界観さえにも魅力を感じ、
    登美彦氏の頭の中を覗き込む勢いと、
    のこぎりを手にしたもののみ読むがいい。

    親友には勧めない、、かもしれん

    竹林と美女は等価交換なのだ!
    竹林の夜明けぜよ!

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    2025年01月19日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    森見登美彦さんの小説は文章が難しく、なかなか頭に入ってこなくて読むのが遅くなってしまうのですが、
    いつも終わり方が綺麗なので、読後はそんなに悪い印象を抱かないんですよね。

    今回印象に残ったのは、避難勧告が出た後にみんなで学校を抜け出すシーンです。こういう逃走劇は大好きです(o^^o)
    その後アオヤマくんが捕まった時に、スズキくんが逃がしてくれたシーンもいいなぁと思います。
    スズキくん、大人たちに色々話してしまったのが後ろめたかったんでしょうね…。
    騒動の後、ハマモトさんも含めてみんな仲良く過ごせていることを願います。

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    2025年01月07日
  • 熱帯

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    熱でうなされている時に見る夢のような本だった。
    最初から最後まで同じ様なモチーフが繰り返しグルグルと語られ続けて脇道にそれて深掘りされて出発点も終着点も分からなくなってきたところで元の振り出しに戻ったかと思うと、それもまた違う何か別のもので。
    語りについての語り、についての語り、についての語り、についての語り、についての語りが、実は最初の語りだったように見えるけれどよくよく見てみると全く別物だった、という悪夢のような話。

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    2024年12月29日
  • わたしの名店

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    著名人達が自分のお気に入りのお店を、エピソードともに描く。それぞれ個性が出ていて面白いし、一話がちょうど良い短さで終わるので、とても読みやすい。

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    2024年12月03日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ファンタジーでした!
    様々な研究は自分が小学生だった時のことを思い出した。スズキくんやハマモトさんもクラスに絶対いるキャラだった。
    懐かしい感じもしつつ、海やペンギンなどの不思議な世界も味わえて素敵な作品。

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    2024年11月21日
  • わたしの名店

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    おいしい一皿と題されてはいるが、決してグルメ店巡りの内容ではない。
    28名の著名な方々にとって、思い入れのあるお店を紹介しながらその由来をエッセイとして綴られている。
    三浦しをんさんを筆頭に、西加奈子さん、瀬尾まいこさん、藤岡陽子さんたちが自分だけの大切なお店を語っておられるのだ。
    単なる食事処ではあるのだが、やはり食と人生の繋がりは人それぞれにあるものだと、読書後に思い至った。

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    2024年11月16日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    やっぱり森見さんの文章は面白い!
    くだらなさが絶妙で終始面白いけど、最後にはきちんと解決して日常におさまったこと、お見事です。
    田村くんのお母さんが明石さん、ということは父親は… 未来が楽しみですな

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    2024年10月31日
  • わたしの名店

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    そのお店が好きなんだなぁと伝わる内容だったと思うけど、時間がたって、覚えているのは朝井リョウだけ…。

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    2024年10月27日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    久しぶりの森見登美彦シリーズ。夫の好きな「サマータイムマシンブルース」の原作とは知らず。
    シンプルな構成のはずなのに、ごちゃごちゃと話をかき乱していく登場人物たち。
    巻き込まれるのはまっぴらごめんだが、側から見ている分には愉快で面白かった。

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    2024年10月04日
  • 宵山万華鏡

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    バレエ教室の帰り、ある小学生の姉妹が宵山という
    夢と幻想の世界に迷い込む。全6編の連作短編集。

    それぞれ色が違う、まさに「万華鏡」といった話が
    連なり、同じような時間軸で各話が交差しており、
    最終話を読んで全容が分かる構成となっている。

    初の森見登美彦作品でした。
    個人的には、3つ目と4つ目の乙川の話は、キャラが良く(漫画的で)特に面白かったです。

    京都の土地勘があればより楽しめるのかな、何となく好みが分かれそうな作風かな、と思いました。

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    2024年09月07日
  • 四畳半シリーズ【2冊合本版】 『四畳半神話大系』 『四畳半タイムマシンブルース』

    A

    購入済み

    読み手が探さないと面白さがでてこないタイプの本でした。
    面白いとは思うけど、私には合わなかったかもしれない。

    タイムマシーンブルースの方は
    各登場人物の目的がはっきりしてたので
    分かりやすかった。

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    2024年08月31日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    覚悟はしていたが、そこはやはりさすがの森見登美彦ワールド。
    表題作「新釈 走れメロス」は靴下を裏表ひっくり返すように太宰メロスを見事に裏返しにして見せた。
    著者の後書にあるように文学史に名を残した人達の名と自分の名を強引に結びつけることに成功していると思う。

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    2024年08月08日