森見登美彦のレビュー一覧

  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【気になった言葉】
    「小説を読むということは別世界への「旅」である。」 (P 198)
    「俺は恥ずべきことは何もしていない」 (P 221)

    【感想】 森見登美彦先生の背景がふんだんに盛り込まれており、今まで読んできた数々の森見登美彦先生の小説の別の見方を教えてくれる。何よりもうらやましいのが先生が処女作(本内では童貞作)『太陽の塔』のモデルとなった友人の姿である。「君の恥ずべき行状が暴露されてしまうがいいのか?」という問いかけに「かまわん」「俺は恥ずべきことは何もしていない」という一言が印象的だ。
    こんな素晴らしい友人に出会ってみたい。

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    2020年08月08日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    森見登美彦氏の日常と非日常がここに。

    様々なところに掲載されたエッセイを集めたもので、色々な著者の面が描かれている。スランプだったんだ、とか。書くことに対する姿勢とか。

    「まえがき」にもあるが、確かにこれは眠る前に読むべき本かもしれない。どこからでも読み始められ、どこでも終われる。そして暗い気持ちにはならない。ぽかぽかした気持ちで本を閉じられるのだ。

    著者はどうも「京都」を書く作家というポジションを与えられがちだ。でも、この本を読んで、どちらかというと「奈良」かな、と思った。あくまで、私のイメージの「奈良」だけど。本にもあったが、「奈良的静寂」「古事記時間」ということばがしっくりくる、緩

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    2020年08月02日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    なんとなしに読むのが最適。

    エッセイではあるけれどすべての文章に物語を感じるところがらしい。

    しかし、体調を崩していたとは存じ上げず、どうか元気に妄想的物語をじゃんじゃん生んでほしいと静かに願う・・

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    2020年07月08日
  • 夜行

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    「世界はつねに夜なのよ」とつぶやく彼女。大橋くんの英会話スクールの仲間に起きた不思議な出来事。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡で見た夜の家。不気味な暗室に取り込まれるように連作「夜行」を作り続けた銅版画家。10年前に失踪した長谷川さんは見つかるのか。裏表紙には、怪談x青春xファンタジーと書かれていたが、青春とファンタジーがぶっ飛ぶほど怖い怪談でした。いつもの意味不明の明るい森見登美彦作品の方が好きです。

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    2026年01月12日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    中学校の国語の時間。「走れメロス」の音読テープに耳をふさいだ森見少年は、その後、くっついたり離れたりを繰り返しながらも、太宰の世界に惹かれていった―。「生誕百年」に贈る、最高にステキで面白い、太宰治の「傑作」選。

    太宰作品は思春期のころすべて読破したつもりでいたけれど、今回森見登美彦が選んだ作品の中にはいくつか読んだ記憶にないもの、ユーモアあふれるものがあった。森見の手による編集後記と合わせてこの文庫本を読んだ甲斐があった。自虐と含羞…私が思う太宰と森見に共通するところ。
    (Ⅽ)

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    2019年07月28日
  • 夜は短し歩けよ乙女(角川つばさ文庫)

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    大学生か高校生くらいの頃に凄く話題になっていた本で、当時数ページ読んで文体が好きじゃないなぁと思って読むのを諦めてしまっていた。
    おすすめの恋愛小説にウェブで上がっていたので改めて読んでみた。
    癖のある文体だけれど、作者のこだわりでここまで徹底的にされているのであればむしろ美しく思った。
    主人公の先輩は失敗したくないからなかなか一歩が出ないというあたりが、ゆとり世代のようで共感する人は多いだろうなと思った。
    ストーリーはライトノベルのように分かりやすいが、ライトノベルよりもボキャブラリーが段違いに多い。
    どこかちぐはぐな感じがして、それがまた面白い。

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    2019年07月13日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    映画になるから読んでみたけど、これ映画にするほどか?
    しかも宇多田ヒカル主題歌で…

    ハッキリ言わずにモヤモヤにして「なんか良いもの」として見せてるような…

    映画のCMだと「一夏の感動!」って感じだけど、そんな感動無いな。

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    2018年08月11日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    森見さんの竹取物語目当てで読んだ。真面目なようで小馬鹿にした感じが面白い。伊勢物語と堤中納言物語も予想外に面白かった。平安時代って和歌のセンスが問われて大変そう。代筆多かったんだろうな…。

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    2018年04月02日
  • 夜は短し歩けよ乙女

    ネタバレ 購入済み

    よくわからない

    好き嫌いは分かれるのだろうが、以前読んだペンギンハイウェイがなにが言いたいのかよくわからず。あれは作風も異端であるとどこかで読んだので、人気もあるらしいこちらにチャレンジしてみた。
    冒頭のお友達パンチあたりはおもしろく読んだが、読み進むに連れ荒唐無稽ぶりついて行けなくなった。
    ファンタジーなの?
    頭がかたい私向けではなかったです。

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    2017年03月20日
  • 美女と竹林

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    「これからは竹林の時代であるな!」
    小説の締め切りに追われて現実逃避中の登美彦氏は、将来の安泰のために多角的経営を思いつく。
    幼少のころより心惹かれていた竹林の経営のために、竹林を所有する知人の実家に向かった。
    荒れはてた竹林と苦闘する登美彦氏の脳裏に浮かぶのは、MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、TIME誌の表紙を飾る自分の姿。
    がんばれ登美彦氏、竹林の未来のために!
    はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。

    作者お得意のフィクション風妄想エッセイ。

    くだらない、シュールすぎる、ギャグが寒い、楽屋オチ等々、読んだ方の感想は大体そこらへんにまとまるかと

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    2025年02月24日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    文学全集なんて・・・!と絶句しないで。このまったく新しいシリーズには漱石も、谷崎も、源氏も古事記も、村上春樹もあります。古典作品は森見登美彦、町田康といった若い作家が訳していてとっつきやすく、この巻の川上弘美訳『伊勢物語』でも、ひたすら恋に泣く男と女の姿が見えてきて古典の印象が変わりますよ◎

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    2016年02月04日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰世界に迷い込ませられた。
    太宰治という人間を見た心持ちになったけれど、これはきっと選者の森見さんから見えている太宰の一部なんだろうな。

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    2015年07月01日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    読みやすいものばかり。人間失格のイメージが強かったので、自分にとってよかったです。
    改めて、森見さんは太宰治が好きなんだなと思った。似てる。繊細すぎるところとか、根が優しい優しい感じとか…笑

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    2014年09月18日
  • 宵山万華鏡

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    つくづく不思議な魅力を持った作品を紡ぐ方と感心しきり。

    氏の作品に科学的根拠を追うのはとうに諦めましたが、さりとて百鬼夜行を望む類のものでもない。
    その微妙な曖昧さの中に心を委ねると、当たり前の風景の片隅に当たり前でない何かが潜んでいる気になるのが不思議な所。

    本作は祇園祭の宵山を舞台に重なる人間模様が描かれたものですが、京都に全く縁のない自分の白紙に近い宵山に神秘的なイメージが重ね塗りされ、現実と幻想の狭間に在る様な不思議なお祭りが定着してしまったのが可笑しくもあり困った所。

    これは一度宵山を見ねばなりません。

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    2014年04月07日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第五集

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    漫画を読んだら原作を読むべきである。
    逆も然りで原作を読んだら漫画も読むべきだと私は思う。
    人これを相乗効果という。

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    2013年08月19日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第四集

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    原作と本作の最大の違いは『かわいらしさ』を増量した事にあります。
    それを良いととるか否かは是非読んでいただいてから決めてもらいたい。

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    2013年08月19日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第三集

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    森見ワールドの一部、と断定できます。あとから読み返すと実はつながっていたり?……
    という遊び方もできるコミックです。

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    2013年08月19日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第二集

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    コミカライズ? パロディ? オリジナルエピソード? どんとこい!
    2巻の原作者コメントが読めるのはここだけ(そりゃそうだ)

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    2013年08月19日
  • 夜は短し歩けよ乙女 第一集

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    世界は広がり続けるものだ。
    これもまた『夜は短し〜』の世界の一部である。
    巻末には森見氏のコメントもあるぞ!

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    2013年08月19日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    森見さんが選んだということで普段は読まない太宰治の作品を読んでみた。なるべく暗くない作品を選んだということもあって、暗いというより面白いっていう作品が多かった。人に進められる太宰治な気がする。

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    2013年04月19日