森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーディオブックで聞いた。早熟で研究ノートを欠かさずつけ立派な大人になることを目標に「昨日よりも賢く」なるよう常に研究熱心な小学生男子が、歯科医院のお姉さんがコーラの缶をペンギンに変化させた不思議を友達と一緒に研究する様を描いたSF小説。
細々とした地理地形の話と小学生の村社会の話が中心でスケールが小さく聞いていて途中かなり退屈であった。終盤一気に加速するが、謎解きは「仮説」の段階で正解は明かされない。
読後、少年のひと夏の思い出の話だったんだな、という感想を抱いた。出会いと別れで、これからも少年の人生は続いていく。
終盤の超自然現象は森見登美彦らしい。今の所作者の本は3冊のみ既読だがどれも -
ネタバレ 購入済み
よくわからない
好き嫌いは分かれるのだろうが、以前読んだペンギンハイウェイがなにが言いたいのかよくわからず。あれは作風も異端であるとどこかで読んだので、人気もあるらしいこちらにチャレンジしてみた。
冒頭のお友達パンチあたりはおもしろく読んだが、読み進むに連れ荒唐無稽ぶりついて行けなくなった。
ファンタジーなの?
頭がかたい私向けではなかったです。 -
Posted by ブクログ
「これからは竹林の時代であるな!」
小説の締め切りに追われて現実逃避中の登美彦氏は、将来の安泰のために多角的経営を思いつく。
幼少のころより心惹かれていた竹林の経営のために、竹林を所有する知人の実家に向かった。
荒れはてた竹林と苦闘する登美彦氏の脳裏に浮かぶのは、MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、TIME誌の表紙を飾る自分の姿。
がんばれ登美彦氏、竹林の未来のために!
はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。
作者お得意のフィクション風妄想エッセイ。
くだらない、シュールすぎる、ギャグが寒い、楽屋オチ等々、読んだ方の感想は大体そこらへんにまとまるかと