熱帯

熱帯

1,001円 (税込)

5pt

どうしても「読み終えられない本」がある。結末を求めて悶えるメンバーは東奔西走。世紀の謎はついに…。第6回高校生直木賞受賞作。

【電子書籍特典付き】電子書籍特典として森見さんの書き下ろしエッセイ「私の熱帯」をPDFでダウンロードして読むことができます。

※この電子書籍は2018年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

熱帯 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    不思議な夢を見た後のように、この本を介して見た景色や感覚がぼんやりとずっと記憶に残っていて、読んだのは何年も前なのに、時たま思い出す。〈熱帯〉で過ごした日々と、私の実生活における過去の日々は、同様に記憶の中でしか存在しない確かな人生の一部となっていき、作者の空想でしか無いはずのその記憶は、時が経つ

    0
    2025年10月02日

    「熱帯」について

    現代日本版の「千夜一夜物語」は、古川日出男の「アラビアの夜の種族」や星野智幸の「夜は終わらない」などの名作がありますが、森見登美彦の「熱帯」もその系譜に繋がる作品だと思う。

    語り手は作者の分身である「モリミン」。小説が書けず、スランプ気味のある日、謎の本をめぐる物語を思いつく。
    「汝にかかわりなき

    #シュール

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    「熱帯」という本を巡って、話が入れ子のように次々と展開していきます。
    途中からはこんがらがってくるので、あまり考えず流れに乗って読み進めました。
    謎解きあり冒険あり、気づいたらこんな所に来てる…みたいな。煙に巻かれてるような不思議な読書体験。コレ好きかも!

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    「あらゆることが『熱帯』に関係している。この世界のすべてが伏線なんです」

    一冊の本、『熱帯』を巡る物語。
    その本は誰も、結末まで読み終えることが出来ない不思議な本だった。
    『四畳半神話大系』『有頂天家族』など、コミカルな作風でお馴染みの森見登美彦先生の作品からは少し離れた様な、不思議な読み味のする

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    こんな本は初めて読んだ。
    読むのに時間がかかるけど、おもしろい。
    森見登美彦さん曰く、『熱帯』は『ペンギン・ハイウェイ』の遠い続編であり、『夜行』と対になる小説であるらしい。確かにそんな感じがした、かも。
    ぐるぐる回って、目が回ったような感覚になる。

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    余韻を楽しんでいる。しばらく他の本読めない。
    「全国の10代が熱狂!」って紹介やめてほしい。私も熱狂してる。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    海を切り裂いていくようにずんずん読み進めてしまった…。どうなっていくんだろうってのめり込んでしまう。不思議な冒険譚だった。

    「森見節」というとあの慇懃な文語調の語り口を思い浮かべるけど、その文体でなくとも「へっぽこ」「風邪のときに葛根湯」「なーる」等々散りばめられた言葉たちから森見さんの作品っぽさ

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    まさに今読んでいる本が物語の中の本。読み始めたのはいいのですが、自分が読書会に行き、京都に行き、旅をして、タイムスリップして、いつのまにかページは終わっていた。なんだか狐に化かされているような‥
    きっと、最後まで読んでいない。
    幻の本を読んでいたような。
    謎を追い続けて、何度でも追跡したくなる。

    0
    2024年09月19日

    Posted by ブクログ

    「千一夜物語」をモチーフにして、決して読み終えることが出来ないという幻の本「熱帯」を追い求める物語。

    素晴らしく魅力的な設定だが、この作者のことなので当然ひとすじ縄には行かない。
    入れ子構造の複雑な構成で、今、誰が語っている話を読んでいるのか、だんだん分からなくなっていく。そして、熱帯の島々で繰り

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    物語の展開が複雑怪奇だった+読んでて楽しそうでやってみたくなった。って感じで、登場人物の行動になぞって自分なりの相関図やメモなども書き留めながら読みました!

    これからどうなるんだろう…!っていう先が読めない展開にワクワクしながら、気になった事を都度書き留めていく。その習慣がなかった自分からすると「

    0
    2025年06月16日

熱帯 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

森見登美彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す