森見登美彦のレビュー一覧

  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    いやぁ、狸たちの悲喜こもごも、愛らしいですね。
    天狗がいたり、狸たちが化けて普通に街を闊歩してたり、奈良とか京都ってそういうのがありえそうですw
    下賀茂神社とか今度行ったら別の目線で見てしまいそうです。
    ただの阿呆だけではない矢三郎もそこそこ見えて、カエルの次男も井戸から出てきて。恋をしたり結婚したり、、、変わっていく狸たち。
    二代目と弁天とか、四国の狸との交流とかも今後も続いていきそうで楽しみだなぁ。
    狸って何年生きるんだっけ。。。と思いながらも。是非狸鍋にならずに生き残っていただきたいです!

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    2023年07月24日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    ファンタジー的な要素多くて読んでいてとてもワクワクしました。京都に行きたくなるような本です。有頂天家族を読んでから読むと被るところが多く楽しかったです。

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    2023年07月08日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    独特の森見ワールドです。
    登場人物はみな自由に行動しまくる。
    それだけでわちゃわちゃして面白くなるのがこの著者のすごさだとおもう。

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    2023年07月01日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    私自身土日は地蔵のごとくゴロゴロするので、それを肯定されているようで嬉しい。無理をしないで、自分の本心に従って輝くみんなが好きだ!

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    2023年06月18日
  • 美女と竹林

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    森見氏が書くとんでもない連載物。竹林の奥底に美女を見出すことはできなかったが、とにかくオモチロイ小説であった。小説というのはフィクションで現実離れしたものが多いが、ここまで「妄想だよ」とわかる作品は初めて。

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    2023年05月13日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    「畜犬談」が面白すぎて声に出して笑った。他、「黄村先生言行録」の、太宰治の心の中でされるツッコミが面白い。
    星野源とか朝井リョウのくだらないエッセイが好きな人は、きっと好きになると思う。

    森見登美彦は最後に「走れメロス」をもってきてくれてたけど、私はやっぱり好きじゃない。
    中学生の頃読んだ時と印象が変わったことと言えば、最後はちゃんとオチつけてるなあ、と思ったくらい。

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    2023年05月03日
  • 美女と竹林

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    もう広いのか狭いのかわからない妄想の、それをこねくりまわした文章が脇道それまくりで竹を切るだけなのに良く一冊になったなと笑。ただ、やはり単純に楽しく読める。私は好きですよ。

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    2023年03月29日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    山月記、藪の中、走れメロス、桜の森の満開の下、百物語。
    これら5つの作品を森見さん風に書き換えた本作。

    面白かった!! まず走れメロス以外の作品はちゃんと読んだこと無かったから、原作との違いがどれくらいあるか分からないけども、それでも面白かったと思う。
    有名な作品を骨組みに、そこからキャラや内容を上手くいじっていて、構造を使うっていうのがどういうことか分かった。
    そして個人的にはやっぱり森見登美彦は、ホラーが上手いというか、怖い。ハチャメチャにぶっ飛んだ話も面白く読めるけど、その分ホラーはめちゃめちゃ怖いなと思ったり。笑


    山月記、齋藤秀太郎の僅かな人だけが認める天才感が面白い。話のやり取

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    2023年01月07日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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     確かに著者も終盤で書いていたように、一気に読むと胸焼けがしそうだった。日常関連の章が面白く、中でも茄子になった話が格別だった。茄子としての役割を演じることで人見知りの殻を破る森見氏が凛々しくて馬鹿馬鹿しい。たまにさくらももこさんを彷彿とさせるのは、ものぐさな所が似通っているからなのか。京都が好きだから書いているのではなく、モリミーが書いているのは偽京都らしい。よくわからない。『シャーロック・ホームズの凱旋』というタイトルは物凄く好みなのだが、まだ出版されないのかな?

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    2022年12月26日
  • 美女と竹林

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    竹を刈ることに対する大変さや、竹への想いが作者なりの表現で書き表されていてとても面白かったし、勉強になった。
    美女と竹林は等価価値である!!

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    2022年12月11日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    日本の古典文学をパロディ化した新釈。登場人物や舞台が既読の話しが、その深みにはまっていく。森見作品は超好きか・超嫌いかの2極化したが理由が分かった!奇抜な女性の登場があるかどうかだった。走れメロスのパロディでは須磨女史が超インパクトで出てくる(詭弁論部に在籍することわずか二ヵ月でほぼ全員の男を悩殺)。森見さんの独特な雰囲気には奇抜の女性が嵌る;黒髪の乙女(恋は短し)、須磨女史(この本)、大塚女史(恋文の技術)。友人を裏切ろうと逃走し、ブリーフ姿で踊った男性のロマン、悲哀、熱き思いが爆発し、爆笑した。④

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    2022年11月25日
  • 四畳半王国見聞録

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    短編集。森見登美彦とてもらしい、腐れ大学生モノで、いつも通り面白かった。
    タイトルからも明らかだが、四畳半神話体系と似た印象の(スピンオフ的)な作品。各短編がゆるくつながっている模様。はっきりとした物語ではないので、多少読みにくさはあるかも。

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    2022年11月03日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    伊勢物語、きちんと読むの初めて。
    川上弘美さんの日本語は美しいな。
    和歌の訳がそこはかとなく典雅だ。
    物語絵でよく出てくる有名な九段の八橋、宇津山だけにあらず。
    しかし業平はすごいね、さすが歴史に名を残すプレイボーイ…

    三十段の、歌を「逢うのは 一瞬 恨みは 永遠」て訳すのはしびれる。伊勢物語もすてきだけど川上弘美さんもすてき。

    最後125段
    「生きるとは
     なんと
     驚きに満ちたことだったか」
    ってところなんて、めっちゃすてきじゃないですか


    もりみーの竹取物語もすごく面白い。
    もちろん元の話自体が面白いけど、彼の訳がなんともシュールで人間臭くて好きだ。
    しかしなんておもしろい話なんだ

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    2022年09月27日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    アメリのようなファンタジー オーディブルにて

    京都を舞台に繰り広げられる大学生ファンタジー
    いろいろメチャクチャだし時代設定も定かではないけれど、ファンタジーだからそれでオッケー

    ナレーションも素晴らしくよく楽しめた
    少し長めなので、途中飽きもあったが全体としては類を見ない

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    2025年12月12日
  • 美女と竹林

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    作者の馬鹿らしい考え方が、なんとも面白く感じられる一冊。
    何か展開があるとか、意味があることをやっているわけではないが、なんとなく読めてしまう、そんなお話。

    エッセイだが、空想バリバリで描かれているので作者を主人公とした小説として楽しめる。というか、どこまで現実でどこからが空想なのか、読んでいてよくわからない。

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    2022年09月09日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    狸が化け術を駆使して京都を縦横無尽に走り回るお話の第2段。
    そんなあからさまに翻弄されて良いのかよ、と色々と突っ込みたくなる部分が多々あるが、狸なんで馬鹿なんですという設定も相まって、そこら辺含めて楽しめる作品。
    1作目とテイストは変わらなかったかな。

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    2022年09月02日
  • 四畳半王国見聞録

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    森見さんの本は、どれも面白いです。
    読んでいるとグイグイ引き込まれ、一気読みしてしまいました。
    京都が舞台になっていらるのがいいですねー。学生時代を思い出します!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2022年08月15日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    クライマックスにかけての素敵な狂乱ぶりはさすが森見登美彦さん!何にも予定のない休日にグウタラうたた寝しながら読むのに最適な本。大冒険できました。充実した1日だった。
    ●まだ読んでない世界線のわたしへ
    ・夏の暑い時期の予定のない土曜日(もしくは次の日も休みの日)に読むと良い。かつ近くでお祭りがある日だと更に良い。
    ・できれば朝は早起きして、トーストのモーニングがある喫茶店で序盤を読む。
    ・お店が混んできたらどこかでマンゴーフラペチーノを買って帰る。無ければなんか南国っぽいやつ。
    ・お昼ご飯にお蕎麦が食べたくなるはず。材料を準備しておく。
    ・1つ目の文章で違和感を持たないなら絶対読むべき。お祭り行

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    2022年08月15日
  • 有頂天家族 二代目の帰朝

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    実に見事な二巻だった。二代目の帰朝とは赤玉先生の二代目であり、夷川の二代目であり、下鴨家の二代目のことでもあるんだろうな。退場したかに思えた先代達に変わって二代目たちが活躍する話かと思いきや、先代もまだまだ負けてないぞとばかりに出張ってくる。一巻であまり触れられなかった海星やその他の問題にもきちんと解答がでて、ようやく役者の準備が整ったような感じ。いつ出るのやらわからないが、続編も楽しみだ。話の筋としては、舞台説明を含む一巻を下敷に流れをなぞっていくようなイメージ。序盤の平和な物語でも最後に向かって不穏な雰囲気を上手に配置していく文章力が素晴らしい。

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    2022年08月13日
  • 四畳半王国見聞録

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    再読。面白かった。実に面白い。それぞれの登場人物が動き回る短編も面白いな。それぞれに繋がりがあるのも一つの土地で同じ題材を組んでいる妙があるというもの。どの短編も阿呆で実に楽しませてもらった。文字を読んでいるだけ、文章の装飾を見ているだけで面白いという作家は中々いない。個人的に最終作品の流れや、それぞれの纏まりに物語的巧みさを感じた。押さえどころを分かっている。

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    2022年07月25日