森見登美彦のレビュー一覧

  • 有頂天家族

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    脚本家上田誠さんの解説が秀逸でした。

    上司の薦めで読んだのですが、小説に現実逃避とカタルシスを求める私にはあまり合わず…読み終えるのにすごく時間がかかりました。
    色とりどりのエピソード、ツッコミどころがあまりにも多過ぎてお腹いっぱいです。

    私も矢三郎のように悟りたい。

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    2026年06月27日
  • 竹取物語

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    森見さんの超訳かと思ったら真面目に現代語訳されていて、物足りないかもしれないと思ったが、やはり森見登美彦!テンポよく現代語訳されていてとても読みやすい。そして現代語訳した際の講義やあとがきもしっかり読み応えがありとても良かった。

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    2026年06月26日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    森見作品はお初にお目にかかったため、森見節なのかこの作品が異形なのか独特な世界観であった。第一章は独自性ゆえあまり馴染めなかったが、読み進めて第二章以降はこの作品の虜になっていった。
    序盤から現実的ではない描写が見られて後半には幻想的な世界にもなり、現実的な非現実作品と言えばいいだろうか。文学的ロマンティックなドラマである。世界観は未成年にもおすすめしたくなるが、豊富な語彙に少々振り回される危険があるため取り扱い注意。
    厳しい日常に疲れたときには、この一冊なんていかがでしょう。

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    2026年06月23日
  • 有頂天家族

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    最初は、なかなかページが進まなくて困った。途中から、森見登美彦節に慣れてきたのかストーリーが流れ始めたのかスムーズに読めた。この世は楽しむためにある、と悟っている(?)タヌキたちが、化けたりケンカしたり、天狗のじいさんを介護(!?)したり、京都のタヌキの頭領を誰にするかで政治的駆け引きしたり、というエンターテイメント小説。
    解説の上田誠さんの文を読んで深く頷いた。そう、ストーリーの核は何かと余分だと思うところを削ぎ落とすと本当に面白くなくなるのだ。割愛されそうになる些末なエピソードこそが妙な煌めきを持っている。

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    2026年06月21日
  • 四畳半神話大系

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    -「成就した恋ほど語るに値しないものはない。」-

     以前テレビで、スターウォーズを制作順ではなくエピソード順に鑑賞したらどうなるのか、という企画を見ました。実験台となった芸人は「フォース」「ジェダイ」などの特殊な用語に疑問を抱いたり、エピソード4のルークをみて親心のようなものを抱いたりと、それはそれで面白そうでしたが、制作順に見ると得られる感動が損なわれてしまっている印象もありました。

     先日投稿した森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』の書評では、同作者の『四畳半神話大系』を刊行順的に先に読むことを強くおすすめすること、そして今私自身がそのアニメを見ていることについて書きました。もはやこの記事

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    2026年06月21日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    黒髪の乙女と、彼女に恋をする“先輩”を描いた物語。乙女は自由奔放に京都の街を歩き回り、さまざまな出来事に巻き込まれていく。一方の先輩は、なんとか乙女との距離を縮めようと奔走するが、なかなか思いは伝わらない。

    奇遇を装って何度も出会いながらも、すれ違い続ける二人の関係がもどかしくも微笑ましかった。先輩の不器用な奮闘ぶりには思わず応援したくなる。次々と起こる不思議な出来事も楽しく、独特の世界観に引き込まれた。

    さまざまな出来事を経て少しずつ距離が近づいていく様子に心を動かされ、読後はとても爽やかな気持ちになれた。外堀ばかり埋めていた先輩の想いが報われて、本当に良かったと思える作品だった。

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    2026年06月21日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    やっと読むことができた。積読10年超。
    成瀬は〜を読み、私も確か積んでるはず、と存在を思いだし、金曜日の本屋さんでまたもや作中に出てきたので、これは「何かの御縁」と読み始め、本作最後の一文が「何かの御縁」で締めくくられているあたり…感慨深い。

    作品はとにかく黒髪の乙女が可愛らしく、嬉々として京都をねり歩く様子が、まさに作名どおりで楽しい作品でした。20年くらい前の作品なのに古さが全くなくいつどんな世代の人が読んでも面白いと思いました。

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    2026年06月20日
  • 四畳半神話大系

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    ネタバレ

    『四畳半神話大系』は、とても新鮮な読書体験だった。

    まず印象に残ったのは、独特な言い回しと世界観である。現実と幻想の境界が曖昧で、どこか夢を見ているようだが、京都ならどこか納得できてしまうのは不思議だ。

    四つの章は繰り返し構造になっている。
    気付いた時は率直に面白い試みだと思った。同じような文章や出来事が何度も現れる一方で、そのたびに少しずつ違う部分が見えてくる。その差異を探しながら読む楽しさがあった。

    一方で、四章目だけは異なった雰囲気を感じた。
    これまでの章とは違い、主人公が世界の歪みに巻き込まれ、不安定で不穏な雰囲気が漂っていた。
    しかし、繰り返し構造や過去を語るモノローグ、「八十

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    2026年06月17日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    笑い、笑い、笑い、ちょっとときめき、笑い
    みたいな感じ 終始言葉使いがおもしろくて愉快って言葉がぴったりなお話 京都が舞台で知ってる地名がたくさん出てきたので、下鴨幽山荘探しに行ってみようかな

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    2026年06月19日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    世の中には解決しない方がよい問題ってのもあるんだなあと。雨上がりのような爽やかで少し切ない物語。
    お姉さんが四畳半蔓延る古都の夜を歯抜と名前を変えて魍魎跋扈してくれていることを願うばかりだ。

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    2026年06月14日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ファンタジー色と独特でユーモラスな文体に溢れる森見登美彦ワールドが楽しめる作品。小学生らしくない個性的な価値観と世界観を持つ小学4年生のアオヤマ君と不思議なお姉さんが織りなす、とても不思議な出来事とちょっと切ない物語。自分が小学4年生の時を思わず思い返してしまった。

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    2026年06月07日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    学生時代にとてもお世話になった森見登美彦作品。
    あの頃と違った視点で読めるかなと思ったけど、結局学生に戻った気分で読んでしまっていました。(学生の話ではないけれど…)
    自分の中の内なる怠け者とゆっくり過ごしながら拝読することが出来ました。

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    2026年06月07日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    『夜は短し歩けよ乙女』を読み終えてまず感じたのは、これは恋愛小説でありながら、恋愛そのものを描いた小説ではないということだった。

    物語の軸には、「黒髪の乙女」に恋をする先輩がいる。普通なら、どうやって距離を縮めるのか、どうやって告白するのかが中心になるはずだ。しかし本作は違う。先輩は乙女を追いかけているのに、なかなか想いは届かない。その間に京都の街では古本市が開かれ、学園祭が始まり、怪しげな人物たちが現れ、現実と幻想の境界がどんどん曖昧になっていく。読んでいるうちに、「恋愛の行方」よりも、「次はどんな出来事が起こるのか」が気になってくる。

    この作品の魅力は、何よりも森見登美彦らしい独特

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    2026年06月07日
  • 四畳半神話大系

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    面白かったーーーーーーー!
    不思議な作品だった。
    これみたいにパラレルワールド的話は、他にも沢山あるけれど、どれもロジック的な脳汁が出るドーパミン系の作品が多かったように思える。それは、平行世界には現世界と決定的に違う改変が行なわれているからだと思う。この時この選択肢を取ったから、ゆくゆくはこんな最悪な世界に、、!的な。
    そういう意味では今作は全くそんなことはなく、自堕落な学生生活を送る主人公が入学時にどの選択を取っていたにせよ未来はさほど変わってはいない。
    斬新だなと思った。
    というか、残酷だなあと思った。
    どのように動いたにせよ、運命論的に人生の結末は決まっている。2本目に樋口が「人の人生

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    2026年06月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    初めての森見登美彦さん
    独特な言い回しに戸惑いながらも読み進めるうちにユニークな表現に笑ってしまう自分が居た

    終盤は人が町から居なくなる程の風邪が大流行し、状況がコロナと重なり過ぎて少々怖くなった

    アジカンも中村さんの絵も好きで原画まで見に行ったのになぜ今まで読んでこなかったのか…
    次の森見作品は何にしようか楽しみ

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    2026年06月07日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    有名作品のパロディ的短編小説集。
    表題の「走れメロス」だけでも読むべき!


    -----藪の中
    人の認識には結構相違があるのかもしれないと思う。自分の中に解釈としての物語が生まれる。

    -----走れメロス
    あらすじの期待など優に超えた。
    友のあり方に一石を投じる、ズギャーンと響く言葉があった。

    著者の「夜は短し〜」のネタというか設定も自然に応用されていてファンには嬉しい内容。
    (「四畳半〜」は未読のため不明)

    原典を読む時は、これを横に置いて読んでみたい。

    「山月記」「走れメロス」は大体の内容を知っていた自分からすると「藪の中」は原典を知らなくても面白かった。他二つは、よくわからなかっ

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    2026年06月01日
  • 有頂天家族

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    面白おかしく進んでいく物語、
    芯がないけどストーリーはあって、
    感想なんて書けない気がする。

    家族の物語だから、父の偉大さ、母を思う気持ち、
    兄弟の助け合い、家族の大切さが語られるが、ごった煮のような入り混じった面白さであり、好きな箇所を好きなだけ面白がったらいいと思う。

    合わない人には合わない。
    なんだってそうでしょ。僕は好きだ、それでいい。
    面白ければそれでいいよな。

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    2026年05月30日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    まだ読んでる途中。
    言い回し的に古い時代背景なのかな?と思ってたらまさかの現代!

    内容はリアルなんだけど、そのギャップがなかなか癖になって面白い。

    舞台は京都。実在する知ってるお店も出てきたり。

    まさかの下ネタ展開なのも斬新…
    昔の京都を知ってる人に喋ってたら、団体客に入ってお酒飲んでる人が本当にいたというの衝撃だった笑

    細かいところだけど、だるまが転がってくる伏線回収も良かった。
    ロマンチック•エンジン、なむなむ、オモチロイとか言葉がかわいい笑

    ずっと何言ってんねんとツッコミたくなる作品。

    学園祭、鼻毛が1メートル伸びた男性が仕事も恋人も失って転落していくドキュメンタリー気になり

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    2026年06月01日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ


    めっちゃ面白いね?
    一気に読んじゃった。
    どんでん返しからのどんでん返しって帯に書いてる小説ってあるけど予想出来ちゃって面白くない小説よくあるけど。これこそどんでん返し小説じゃない?

    違和感を感じながら読み進めて、京都が嘘だったのかと騙されて、ちょっと興醒めしてからのロンドンの話も面白くて、京都が嘘でもいいかと思ったところで京都世界に戻ってくる。

    結局どっちが真実の世界か、何が本当か正直分からないけど。
    みんなが幸せになれる方がいいんだから。ロンドンが偽物で京都が真実。これで良かったんだな。

    まさかファンタジー?SF?な内容だと思ってなかったから、途中からぐんぐん引き込まれて本当に一気

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    2026年05月26日
  • 熱帯

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    読み終える前になくなってしまって誰も読み終えたことがない謎の本をめぐる冒険。『はてしない物語』のように、話の面白さに惹き込まれているうちに物語の境界線があいまいになっていく。それで私は今誰の視点で読めばいいんだっけ?という瞬間がページが進むと増えていく。再読するなら、時間をかけずに一気に読みなさい!私!!

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    2026年05月22日