森見登美彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白かったーーーーーーー!
不思議な作品だった。
これみたいにパラレルワールド的話は、他にも沢山あるけれど、どれもロジック的な脳汁が出るドーパミン系の作品が多かったように思える。それは、平行世界には現世界と決定的に違う改変が行なわれているからだと思う。この時この選択肢を取ったから、ゆくゆくはこんな最悪な世界に、、!的な。
そういう意味では今作は全くそんなことはなく、自堕落な学生生活を送る主人公が入学時にどの選択を取っていたにせよ未来はさほど変わってはいない。
斬新だなと思った。
というか、残酷だなあと思った。
どのように動いたにせよ、運命論的に人生の結末は決まっている。2本目に樋口が「人の人生 -
Posted by ブクログ
有名作品のパロディ的短編小説集。
表題の「走れメロス」だけでも読むべき!
-----藪の中
人の認識には結構相違があるのかもしれないと思う。自分の中に解釈としての物語が生まれる。
-----走れメロス
あらすじの期待など優に超えた。
友のあり方に一石を投じる、ズギャーンと響く言葉があった。
著者の「夜は短し〜」のネタというか設定も自然に応用されていてファンには嬉しい内容。
(「四畳半〜」は未読のため不明)
原典を読む時は、これを横に置いて読んでみたい。
「山月記」「走れメロス」は大体の内容を知っていた自分からすると「藪の中」は原典を知らなくても面白かった。他二つは、よくわからなかっ -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ読んでる途中。
言い回し的に古い時代背景なのかな?と思ってたらまさかの現代!
内容はリアルなんだけど、そのギャップがなかなか癖になって面白い。
舞台は京都。実在する知ってるお店も出てきたり。
まさかの下ネタ展開なのも斬新…
昔の京都を知ってる人に喋ってたら、団体客に入ってお酒飲んでる人が本当にいたというの衝撃だった笑
細かいところだけど、だるまが転がってくる伏線回収も良かった。
ロマンチック•エンジン、なむなむ、オモチロイとか言葉がかわいい笑
ずっと何言ってんねんとツッコミたくなる作品。
学園祭、鼻毛が1メートル伸びた男性が仕事も恋人も失って転落していくドキュメンタリー気になり -
Posted by ブクログ
ネタバレ
めっちゃ面白いね?
一気に読んじゃった。
どんでん返しからのどんでん返しって帯に書いてる小説ってあるけど予想出来ちゃって面白くない小説よくあるけど。これこそどんでん返し小説じゃない?
違和感を感じながら読み進めて、京都が嘘だったのかと騙されて、ちょっと興醒めしてからのロンドンの話も面白くて、京都が嘘でもいいかと思ったところで京都世界に戻ってくる。
結局どっちが真実の世界か、何が本当か正直分からないけど。
みんなが幸せになれる方がいいんだから。ロンドンが偽物で京都が真実。これで良かったんだな。
まさかファンタジー?SF?な内容だと思ってなかったから、途中からぐんぐん引き込まれて本当に一気 -
-
Posted by ブクログ
理屈っぽいけど純粋な小4の少年アオヤマ君と、中性的でミステリアスなお姉さんが主人公。突然ペンギンの群れが出現する不思議な現象「ペンギン・ハイウェイ」や、森の奥で見つけた謎の球体〈海〉の調査を通し、アオヤマ君が成長していく姿を描くSF冒険譚。SFというよりはファンタジー要素強め。
途中の〈海〉の描写が自分の空間認識能力が無さすぎが問題なのか、なかなか映像としてうまくイメージ出来なくて、読むのに時間がかかったから先にアニメを見たらよかったのかも、、、^^;
だけど、最後はウルっときた。
研究は、知識が増えるというだけではなくでお父さんの言うように傷つくことでもあるけど、だけど確実にアオヤマ君を成長 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「黒髪の乙女」と「先輩」がそれぞれが体験した事や思いを語る。
春の先斗町の夜で
夏の古本市で
秋の学園祭で
冬の風邪が蔓延する京の町で
「黒髪の乙女」は好奇心の赴くままに。
「先輩」は恋する黒髪の乙女に「ナカメ作戦」を決行し、外堀を埋めるために。
(ナるべく カのじょの メにとまる作戦)
黒髪の乙女の天真爛漫さが可愛い。
先輩の若気の至がいじらしい。
ちょっと独特な文章が、京都の町と空気感を浮き立たせているようでした。
そして、登場人物は癖があったり、どうしょうもなかったりするけれど、それぞれの考えがあって、みんなが一様に愛おしい。
京都の夜、不思議で少し温かいドタバタ騒ぎにお酒片手 -
Posted by ブクログ
私の知識不足で全ての作品をオリジナルと比較できたわけではないんだけど、それでもすごく読み応えがあって感動した。文体を見るだけでも、原作に対するリスペクトと愛がひしひしと伝わってきて、こうやって物語は後世に受け継がれていくのかなと感じた。
とはいえ、森見登美彦アレンジが強すぎて、原型を留めてない箇所もあるというか、もう別作品であることは間違いない。だが、それがよかった。
個人的には桜の森の満開の下が一番お気に入り。私の好みが安吾なのかもしれない。暗い青春も好きだったし。
とにかく森見登美彦作品を読み漁りたくなった。そして京都に行きたい。なんなら高校からやり直して京大行きたい。