森見登美彦のレビュー一覧
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先日読んだ宮島未奈さんの「成瀬は都を駆け抜ける」のなかで黒髪の乙女のこと話題に盛り上がってましたので読んでみました。
森見登美彦作品を知ることが京都を極める上で不可欠である事を実感しましたw
高尚で優美な語り口調で先輩と黒髪の乙女が交互に心境を聴かせてくれるのですがすれ違いに温度差がありオモチロかったです。黒髪の乙女に近づくため日夜情報収集してさも偶然出会ったかのように何回も出現してさり気なく語り去ってゆく。サブリミナル効果により印象付ける作戦とか外堀を埋めるのに努力を惜しまないところに青春を感じました。
大学に入学して好奇心旺盛に天真爛漫に振舞い出会いに感動する初々しい黒髪の乙女、百鬼夜行を -
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ネタバレ森見ワールド。ヴィクトリア朝京都を舞台にしたホームズとワトソンたちのお話で、ホームズがスランプに陥ってしまうところからお話は始まる。なぜスランプになったのか、12年前の事件が関係している、失踪した少女、謎を追っていくと東の東の間という不思議な部屋に行き着く。ホームズはその謎に立ち向かうべくその部屋に入るが、そこは架空の街ロンドンと繋がっていてそこでは京都と同じようにホームズがいてワトソンがいるけど、ロンドンに潜む謎にはモリアーティ教授が関わっていて、ただその教授は実はホームズで、そもそもロンドンという街はワトソンが書いた架空の街だったのに、こっちの世界では京都が架空で、書いててもよく分からんく
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「神様のカルテ」と似た文体に、そうそうこういうの好き〜!と楽しんで読むことができた。最後の、四畳半に閉じ込められる話は鳥肌。蛾が大群を形成していた理由(数百千の蛾が湧き出てくると思うと……)もわかり、蛾が部屋に各一匹いるなら、「私」も部屋に各一人いなきゃダメなんじゃないの、と。あと、部屋に各一枚のお札のシリアルナンバーがどうなってたかが地味に気になる。
私も、三つの部活どれに入ろうか迷ってたことを思い出した。結局悩みに悩んで入った部活は半年で辞めてしまったけど、そのおかげで今の楽しい私がいる。あとの二つに入っていたら、私はどうなっていたのだろう。どんな自分でも、結局今と変わらなかった気もするけ -
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冴えない大学生の主人公に彼女が出来た。
しかし、振られた。
妄想力豊かな主人公とその友人知人が、クリスマス間近い今日の都で各々蠢き、文字通り「騒動」の幕が開く。
脳内活力が間違ったほうに旺盛な主人公をはじめ、奇妙奇天烈なれど魅力的な登場人物ばかり。
有名な「鴨川等間隔の法則」を「悲しみの不規則配列」にしたり、「まなみ号」なるものが登場したり(文庫解説は本上まなみ)、例のブツ「ジョニー」が出てきたりと独特の描き方は盛りだくさん。
ラストは文字通り「大騒動」が起きる。
発想自体面白いが、このシーンの描写が素晴らしく、我が脳内に鮮明に思い描かれ、余計に笑いを誘った。
文中に「騒動」が挟み込まれる -
Posted by ブクログ
書簡体小説ですが、各キャラクターの個性が強く表現されていてすごいです。
主人公の守田は研究室の友人や先輩、妹などいろんな人たちにひたすら手紙を書き続けています。
本来、物語は主人公と主人公以外の人物や環境による影響によって成り立つと思うのですが、この物語はただひたすら守田からの手紙だけで展開されます。彼の書く手紙の内容から友人たちからの返信があったと推測されるのですが、それを踏まえてさらにまた守田が手紙を書くことで彼らの関係性や人間性がどんどん浮き彫りになります。
物語の最後にしてようやく守田が恋する相手への手紙が出てきますが、結果がどうなったのかを想像できるのもまた楽しみのひとつです。