森見登美彦のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    京都が舞台のシャーロックホームズ!めちゃくちゃ良い、日本が舞台だったり、ファンタジーになったりするとキャラの設定と妙に食い違ってきそうだと思ったが気にならずに読めた。さすが、言葉遣いも巧みで勉強にもなった!ただ!何か謎があるのか?どう解決するのか?気になってたけど、ファンタジーで片付けられたのはショック。

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    2026年03月08日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    「きっとホームズさんは凱旋します。偉大な探偵なんですから」
    スランプに陥ったヴィクトリア朝京都のホームズ
    「探偵の役割とは、この世界に秩序をもたらすことだ。その聖なる義務を果たさない人間に探偵の資格はない。ホームズ君は謎に立ち向かう気概を失い、その義務をみずから投げ捨ててしまった。」

    『ホームズが大文字山でピクニックに出かけている』
    『万博のスローガン「人類の進歩と調和」は、マスグレーヴ家の家訓でもあった』
    などと、京都風異世界が舞台。

    後半、視点がぐるっと変わって、びっくり
    そうだったのかと、納得させられる展開
    この世界にやっぱりはまります

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    2026年03月07日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    好奇心旺盛な子供のときを思い出す瞬間が多かった。少年はかなり好奇心旺盛で利口でまるで科学者みたいだった。
    登場人物はみんな魅力的で少しクセのある、でもこういう人いたかもと思えるような人たちで、嬉しくなった。特に好きだったのは、ペンギンをつくりだすことができるお姉さん。少年!と呼ぶお姉さんの声が何度も頭の中で繰り返された。SFということもあり、想像力のいる作品だったけれど楽しかった。

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    2026年03月07日
  • 竹取物語

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    あとがきで森見さんご本人もおっしゃっていたけれど、かなりの意訳。というか超訳。もちろん森見さんなりの信念と理由があってのそうした訳スタンスで、それはあとがきを読んだら納得できた。とはいえだいぶ森見作品になっているところが好きか嫌いか読者それぞれだろうな。
    私は、だいぶ竹取物語じゃなくなっていてうまく作品に集中できなかった。

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    2026年03月06日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    「ぼく」の住む街に突然現れたペンギン。まったく違うものをペンギンに変える能力を持つ、歯科医院のお姉さん。森の中の草原に現れた、水のような物資でできた謎の球体。不思議な世界観でありながら押し付けがましくなく、小学生とは思えない落ち着きの「ぼく」の冷静な研究によって導かれた仮説は、きちんと繋がっていて感心してしまった。冷静な「ぼく」だったからこそ、お姉さんとの別れを経ての最後の一文にグッとくるものがあった。

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    2026年03月03日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦のリアルとファンタジーの間がボケてくる感覚と、文学との相性がマッチしていた。純文学っぽい話や気味の悪い話など盛りだくさんで贅沢な一冊。
    もとの文学自体にも興味が湧いたので、これから読んでみようと思う。

    個人的には走れメロスが好みだった。友のもとに向かわないという選択が、友情の証になるというなんとも阿呆な話だが、妙に納得してしまった。実際の走れメロスと逆のことをしているのに、友情の熱さは伝わるという話の構造には感動を覚えた。

    26-04

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    2026年03月03日
  • 四畳半神話大系

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    京都が舞台、中村佑介の表紙、ずっと前から知っていたけど読んだことのなかった森見登美彦の本、と気になる点満載だったので買ってみたが、とっても不思議な本だった。
    文章が取っ付きづらく、いつの時代かもわからないし、登場人物のクセが強すぎるし、最初はだっらだらと読んでいたが、徐々に徐々に無意識にのめり込んでいく感じ。

    主人公はどの世界線でも結局、悪友兼親友の小津と関わりを断ち切れないところが好き!
    あと読み進めていくうちに、妖怪のような見た目かつ性根が腐っている小津が愛すべき存在に見えてくるのも不思議現象。

    あとは、下記の言葉も刺さった。
    「我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから

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    2026年04月05日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    すごく面白かった!
    プロローグと第一章までは、スランプに陥ったホームズ(とモリアーティ教授)がグダグダするだけの話かと思ったら、東の東の間の存在からオカルト的な雰囲気が漂い、それがタネも仕掛けもない「本物」と分かってからは怖さもあった。ワトソン君がロンドンに入ってホームズを救うところは、読んでいてドキドキしっぱなしで、二人の友情にウルウルきた。
    原作を知っていると、ホームズとモリアーティ教授が仲良しというところにかなり驚かされるし、これは森見登美彦の創作した世界でしかあり得ないことだと思う。そういうところもまたメタ設定なのかな。
    読んでよかった一冊でした。

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    2026年03月02日
  • わたしの名店

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    表紙の絵から、スイーツ系名店だと思いこんでいたけれど違った(;´Д`)皆さんの名店への熱い想いや、美味しそうな食べ物を読んでいるとお腹がペコちゃん(*´﹃`*)

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    2026年02月26日
  • 四畳半神話大系

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    尊大に見えて自虐的な筆調がクセになる。
    冷静に考えて四畳半の空間にフルパーツのラブドールがあるのかなり居心地悪そう笑

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    2026年02月25日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    非常に面白かった。
    森見登美彦は雰囲気を作るのが本当に上手い。
    自分と同年代の人に紹介できる作品ではない。というか、この作品を本当の意味で楽しめる年齢の人は非常に少ないのではないかと思う。
    大前提として、主人公が小学生であること、登場人物の文化は小学校のそれであり、一方で、物語は抽象的で、知識や経験も求められること。
    小学生が読むには難しい、中学生は精神的に小学校文化を嫌い、高校生以降になると想像力の固定化や小学校文化の忘失で、楽しめない。
    小学生で主人公並に賢い、中学校の比較的早い段階でこの本を読む、大人になっても本当の意味での想像力を保ちつつ、抽象的な事柄への理解力を使用する、の3パターン

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    2026年02月23日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    こんな大学生活楽しそうだなあと思った。
    高校生みたいな男っ気勝りの男達が恋愛に対してもやもやしながら、向き合っていく姿が面白かった。
    もっと上手くやれよ思うけど、自分もこんな感じかもしれない。
    男の性欲ってこんな感じよなぁと思いつつ読んでた。
    作者の独特な比喩が良かった。

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    2026年02月21日
  • 恋文の技術 新版

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    高松美咲さんが全面帯がついたものを購入。キャラクラーのイラスト、頭の中で浮かべながら読めたのがよかった。
    ずっと何の話してるんだ…でも、そこが面白い。
    理屈ぽくて、くだらなくて、憎めない。はちゃめちゃ感が楽しくて明るい気持ちになる本。
    地名がたくさん出てきて、能登が身近に感じられた。

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    2026年02月20日
  • きつねのはなし

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    ホラーなのだが、とにかく京都で学生生活を過ごした人が何となく羨ましくなる。
    それぞれの話につながっていないようで、芳蓮堂など繋がりを微妙に感じさせるところも良い。
    果実の中の龍の先輩とか本当にいそうだなあと思ってしまう。

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    2026年02月19日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    おもしろかった。シンプルに、おもしろかった。

    森見登美彦作品らしい腐れ大学生的な成分と、『夜行』に通じる表と裏が反転するようなSF的感触が、ちょうどいいバランスで同居している。
    森見先生の作品が好きな自分としては、『太陽の塔』に次ぐ好みの一冊だった。

    できることなら、この世界の続きをもう少し読んでみたい。続編があればうれしいなぁ

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    2026年02月23日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    面白かったですwww
    ただしこれは森見作品に耐性のある方でないと
    訳がわからんwwwって結果になる可能性大です。

    さらに元の作品を多少なりとも・・・
    せめてあらすじだけでも頭に入れておくほうが尚よろしい。

    でないと森見作品に慣れてる人でも意味わからんwww
    ってなります。

    そして最後まで意味わからんwww
    となりながらなんか面白かったという謎の読後感に襲われます。

    ・自意識のこじれ
    ・変な理屈
    ・どうでもいい寄り道

    みたいなもんで構成されてて、
    そして東大ではない、関関同立でも絶対ない。
    京大だから成り立つ不思議な世界です。

    特に重たいシリアスな物を読んだ後におすすめです。
    どうぞ

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    2026年02月18日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦さんの作品は不思議でコミカルな作品が多いけれどきつねのはなしはちょっと不気味でそれが面白かった。

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    2026年02月17日
  • 美女と竹林

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    森見ワールド全開、妄想竹林エッセイ?とでも言いましょうか
    登美彦氏によると、美女と竹林は等価交換の関係だそうだ。美女=竹林 ?
    捻くれた妄想の中に知性が見え隠れする、森見先生の文章からしか摂取できない栄養がある感じ、たまりません。
    森見先生のエッセイは初だったが、世間からの評価がましていく中で、世間とのギャップに戸惑っているような描写もあり、人間味を感じられた。親近感も増したので、今後の他の作品の読み方にも良い影響がありそう。

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    2026年02月16日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    初森見登美彦。だいぶ身構えてたけど想像より読みやすいかも
    途中からやめられなくなって一気読みしてしまった
    短編で読みやすいところから少しずつ怪しげな世界に連れてかれるのが気持ち良い
    宵山劇場の金魚鉾の電飾とか、天狗と狸が出てくる感じとかとても有頂天家族。アニメしかみたことなかったけど、有頂天家族の小説もチャレンジしてみたいなあ

    ・頭の天窓を開く
    ・つくづく自分に満足しているという感じ
    乙川のヘンテコだけど不気味さがない感じ好きだな
    て思ってたのに後半ちゃんと不気味になってくるのなんでやねん笑
    ・伝統が台無しになっちゃったことこそものぐるほしけれ。笑

    ・俺はたいへんワガママだが、己のワガママ

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    2026年02月12日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ヴィクトリア朝京都の寺町通221Bに住むシャーロック・ホームズという奇天烈な発想に舌を巻く。
    二つの異世界を描く魔法的な筆力に脱帽。
    ホームズとモリアーティ教授だけでなく
    森見登美彦自身もスランプだったのではと邪推。

    二つの世界のつながりの謎ははぐらかされた印象が残った。

    こういうメタ構造を持つ作品では作者自身が
    造物主として登場することもあるけど、この作品では作者はでてこなかった。

    いやいや、

    作者は「見守るだけ」の○○に仮託されているのかもしれない。

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    2026年02月11日