森見登美彦のレビュー一覧
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かの有名なシャーロック・ホームズの舞台が、森見登美彦の手にかかれば京都の街へと早変わりしてしまう。京都が舞台になるとなれば森見登美彦の右に出る者は誰一人いない。そんな一冊だ。面白くないわけがない。
一世を風靡した名探偵・シャーロック=ホームズはスランプに陥り、相棒のジョン=ワトソンはどうにかこうにかホームズを立ち直らせようと奮起する。そんなところから物語は始まる。この時点で面白くないわけがないのだが、進むにつれて登場人物たちが化学反応を起こして(アドラーとの対決やメアリの思い、モリアーティ教授の行動も必見、絡まり合う心霊主義など)超新星爆発的な面白さを生み出していた。それでいて原作を踏襲して -
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古典文学の腐れ大学生バージョン。
面白かった。
原作で既読なのが山月記と走れメロスのみなので、他の作品も読んでみようと思います。
特に印象に残ったのは山月記。元の現作より主人公が身近に感じて、その分心も痛みました。自分の語る夢に自分で苦しめられる経験は誰にでもある。諦めきれず、才能がない自分を認めたくなくて、人知れず消えたくなる。私もそんな思いになることがあります。でも袁傪(今作では夏目)目線で見ると「夢なんて生活の片手間で見たらいいのに、わざわざ人間を辞めることない」って言いたくなる。他人からしたら良くも悪くも人の夢なんてそんな物だなーと再認識しました。
千野帽子さんの解説で語られていた -
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ネタバレ昔(2022/12/27)に一回読んだことがあって、そのときめっちゃ面白かった記憶があり、カバーが可愛くなっていたので、買ってしまった…!
やっぱり面白い。
森見さんの作品は夜は短し歩けよ乙女とか、四畳半神話大系が好きだけど、この本はふざけが全くない。
森見さんがふざけなしで本気で書いたらこういう感じの話になるんや…!と感動
珍しく、京都だけに焦点を絞らず、尾道や、東北など、各所での儚くて摩訶不思議な物語が描かれていた。
書く物語も、オチが本当に切なくてロマンチックで素敵
1番メインの場所は、貴船口駅周辺
以前京都に住んでいたこともあり、貴船のあの有名観光地なのに飾りすぎない京都らしい -
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モリミーが『竹取物語』の現代語訳・・だと・・?
これは読まずにはいられないでしょ!
思えば“かぐや姫の物語”って、小さい頃読んだ昔話の絵本だったり紙芝居だったりの内容のまま止まっていて、『竹取物語』をちゃんと読んだことなかったかも。
そんな訳で、竹林といえばモリミー、黒髪の乙女に翻弄されて右往左往する殿方といえばモリミー・・つまり、竹取物語×森見氏というまさにナイスマッチングな本書をワクワクしながら読ませて頂いた次第です~。
うむ!読みやすくて良き!
『新釈 走れメロス 他四篇』のような、モリミーワールド全開というのではなく、さすがに“ちゃんと訳して”いるので、所謂“森見節”的なものは控え -
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失恋ってこんなに痛かったんだっけ?
青春ってこんなに痛かったんだっけ?
森見登美彦さんはじめまして
次男君が貸してくれました
好きです!!
愛すべき陰キャたち!!
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【私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! 】
裏表紙 内容紹介より
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誇大妄想ぎみのさえない京大生の「私」と、愉快な仲間たちの、愉快な日常が描かれた青春小説。
水尾さんに振られた後も「なぜ私のような人間を振ったのか」を副題とした『水尾さん研究』