森見登美彦のレビュー一覧

  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    学生時代、同じことをしていたわけじゃないけど、懐かしさ、若さゆえの恥ずかしさみたいな気持ちを思い出した。文体から知的な感じもあるから、少し冴えない学生の話が面白くじる素晴らしさがある。

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    2026年03月20日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    「なむなむ!」って言葉が印象的だった。かわいらしい。文章のリズムもよくて、テンポよく進んでいく。全体的にかわいらしい雰囲気。たとえば達磨とかでてくる。なぜ達磨?と思うけど、そのアイテムひとつで独特なかわいらしい空気が流れる。あと渋さ。渋さとかわいらしさの融合した作品だった。

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    2026年03月18日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見登美彦らしい、いけてない大学生のいけてない話。これ読んで馬鹿らしいなー!と思いたいが、共感できる部分があり、悲しくなります。

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    2026年03月17日
  • 夜行

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    ネタバレ

    10年前に長谷川さんが鞍馬の火祭りで失踪して以来、初めて集まった当時の5人は、この10年の間にそれぞれが、岸田道生の「夜行」という銅版画にまつわるストーリーを持っていた…。
    それぞれの語るエピソードはどれもひんやりとする怖さを持っており、所々に出てくる情景の浮かぶ美しい言い回しとともに、どこか魅せられてしまうものばかりだった。バラバラに見えるストーリーたちが最後にきちんと終着するのか、半信半疑だったが、思わぬ最終章の繋がりに、驚きもあった。派手な終わり方ではないが、ホラーちっくでもなく温かみのあるもので、後味は良かった。
    この著者は作品によって合う、合わないがありそうだが、もう一作くらい著作を

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    2026年03月14日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    女性視点と男性視点の話の転換が面白く、今までにないタイプの話の進展が良かった。文学少女のような黒髪乙女の口調が可愛らしく、audibleで聴いているからこそ、小動物のような声で可愛らしさがより伝わってきた。男性視点は、ストーカー目線のようで気持ち悪かったが、硬派な性格だとあのような行動になるのか。京都の先斗町がよく出てきたので、京都ならではの変わった人たち(京都大学の偏見)が多いのだと思った。

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    2026年03月13日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    世の中のほとんどは妄想でできているという言葉をそのまま表したような本だった。
    イケてない男子大学生の頭の中を覗いているような感じ。京都の街並みとマッチした世界観で自分が大学生に戻ったような感覚だった。

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    2026年03月11日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    とても癖の強い文章で情景が浮かばない時もあったけれど、個人的にすごく好きな作品だった。

    京都の地名が出てきたり、妖怪や神様といった京都をすごく感じれる作品で、この作品を読むと京都に行きたくなると思う。ぜひ京都に行く前に読んで欲しい。

    小説を読んだあと映画も見たが、映画を先に見ると絶対に理解できないと思った。あんなに奇々怪々な映画は初めて見たのですごく不思議な気持ちになった。

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    2026年03月09日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    先輩と彼女、二人の視点で物語が進んでいく。両者の体験がリンクして各章のラストで二人が出会うという流れで、先輩が陰で奮闘していることに彼女が気づいていく展開が面白かった。
    ラストに二人が会ってこれまでの出来事を話そうとすることが、冒頭から二人が交代で語る形式に繋がっていて美しかった。
    印象に残ったシーンとして、四章で先輩が風邪で寝込みながら彼女やこれまでの自分の言動を振り返っているのが、直近の自分と重なって応援したくなりました。
    ファンタジー要素が所々あるけど不思議と違和感なく読めた。彼女の後ろ姿の世界的権威みたいな言い回しや、パンツを履き替えない男のような独特なギャグも好みだった。

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    2026年03月09日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    これぞ、森見登美彦節!
    内容もさることながら、まるで生きているかのような躍動感のある文体は、読むほどに味わい深い!
    小説というより、まるで芸術を見ているかのような一冊でした!

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    2026年03月08日
  • 四畳半神話大系

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    学生の頃、『夜は短し歩けよ乙女』を読んだことがあったため、こちらを手に取った。数年実家の本棚に眠らせたあと最近読み始めた。

    結論から言うと、読み進めるにつれて全体像が掴めて夢中になってしまう面白さであった。

    簡単に言ってしまえば「奇妙で平凡なSF物語」。森見氏の文章は好き嫌いが分かれるらしいが、私は好みなので、森見氏節で紡がれる「私」のまわりの愉快な人々に会ってみたくなった。
    小津、明石さん、樋口師匠、城ヶ崎先輩…等、森見登美彦の世界は魅力的な人々ばかりである。

    解説で書かれていたデビュー作も気になるので、是非手にとってみたい。

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    2026年03月08日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    京都が舞台のシャーロックホームズ!めちゃくちゃ良い、日本が舞台だったり、ファンタジーになったりするとキャラの設定と妙に食い違ってきそうだと思ったが気にならずに読めた。さすが、言葉遣いも巧みで勉強にもなった!ただ!何か謎があるのか?どう解決するのか?気になってたけど、ファンタジーで片付けられたのはショック。

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    2026年03月08日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    「きっとホームズさんは凱旋します。偉大な探偵なんですから」
    スランプに陥ったヴィクトリア朝京都のホームズ
    「探偵の役割とは、この世界に秩序をもたらすことだ。その聖なる義務を果たさない人間に探偵の資格はない。ホームズ君は謎に立ち向かう気概を失い、その義務をみずから投げ捨ててしまった。」

    『ホームズが大文字山でピクニックに出かけている』
    『万博のスローガン「人類の進歩と調和」は、マスグレーヴ家の家訓でもあった』
    などと、京都風異世界が舞台。

    後半、視点がぐるっと変わって、びっくり
    そうだったのかと、納得させられる展開
    この世界にやっぱりはまります

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    2026年03月07日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    好奇心旺盛な子供のときを思い出す瞬間が多かった。少年はかなり好奇心旺盛で利口でまるで科学者みたいだった。
    登場人物はみんな魅力的で少しクセのある、でもこういう人いたかもと思えるような人たちで、嬉しくなった。特に好きだったのは、ペンギンをつくりだすことができるお姉さん。少年!と呼ぶお姉さんの声が何度も頭の中で繰り返された。SFということもあり、想像力のいる作品だったけれど楽しかった。

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    2026年03月07日
  • 竹取物語

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    あとがきで森見さんご本人もおっしゃっていたけれど、かなりの意訳。というか超訳。もちろん森見さんなりの信念と理由があってのそうした訳スタンスで、それはあとがきを読んだら納得できた。とはいえだいぶ森見作品になっているところが好きか嫌いか読者それぞれだろうな。
    私は、だいぶ竹取物語じゃなくなっていてうまく作品に集中できなかった。

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    2026年03月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    『成瀬は都を駆け抜ける』に引用されていたので、気になって読みました!

    開始早々面白い文体に引き込まれました。そして、読後、春夏秋冬一回りしたのに、一体今まで何を読んでいたのだろう?という気持ちになりました(笑)不思議不思議。これが噂の森見登美彦作品か!!!

    「黒髪の乙女」と「先輩」が交互に語っていくスタイル。私の記憶違いかもしれませんが、結局最後まで二人の名前出てきてないような?主人公なのに、そんなことありますか?(笑)
    クセ強主人公たちが活躍(?)する作品なので、周りのキャラクターたちは普通の人が多い、と思いきや、周りもクセ強キャラクターばかり。何この世界?(笑)圧倒され過ぎて、感想も「

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    2026年03月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ギャグ小説。

    いや、衝撃。
    文字の羅列だけを見ていると、重厚な内容に思えるのに、ずっとお調子してるやないかい。

    黒髪の乙女が「本物の天然」で、その周りにヘンテコな人物が次々と現れるお話だった。

    可笑しい。

    星5にしようかとも思ったけれど、ハレンチ度合いが高目なので、星4。

    先輩、これからも黒髪の乙女に振り回されてね。
    なむなむ。



    これを読んで、さらに『成瀬は都を駆け抜ける』の面白さが深まる。

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    2026年03月05日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    ネタバレ

    「ぼく」の住む街に突然現れたペンギン。まったく違うものをペンギンに変える能力を持つ、歯科医院のお姉さん。森の中の草原に現れた、水のような物資でできた謎の球体。不思議な世界観でありながら押し付けがましくなく、小学生とは思えない落ち着きの「ぼく」の冷静な研究によって導かれた仮説は、きちんと繋がっていて感心してしまった。冷静な「ぼく」だったからこそ、お姉さんとの別れを経ての最後の一文にグッとくるものがあった。

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    2026年03月03日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦のリアルとファンタジーの間がボケてくる感覚と、文学との相性がマッチしていた。純文学っぽい話や気味の悪い話など盛りだくさんで贅沢な一冊。
    もとの文学自体にも興味が湧いたので、これから読んでみようと思う。

    個人的には走れメロスが好みだった。友のもとに向かわないという選択が、友情の証になるというなんとも阿呆な話だが、妙に納得してしまった。実際の走れメロスと逆のことをしているのに、友情の熱さは伝わるという話の構造には感動を覚えた。

    26-04

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    2026年03月03日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    すごく面白かった!
    プロローグと第一章までは、スランプに陥ったホームズ(とモリアーティ教授)がグダグダするだけの話かと思ったら、東の東の間の存在からオカルト的な雰囲気が漂い、それがタネも仕掛けもない「本物」と分かってからは怖さもあった。ワトソン君がロンドンに入ってホームズを救うところは、読んでいてドキドキしっぱなしで、二人の友情にウルウルきた。
    原作を知っていると、ホームズとモリアーティ教授が仲良しというところにかなり驚かされるし、これは森見登美彦の創作した世界でしかあり得ないことだと思う。そういうところもまたメタ設定なのかな。
    読んでよかった一冊でした。

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    2026年03月02日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    成瀬シリーズから来ますた

    てか、この作品の存在はずっと以前から知ってたけど、表紙のイラストで食わず嫌いだった。正直。読んでみたら大変面白い。ずっと読まなかったこと後悔だよ。そして四畳半と本作を読んだけど、あらためて、中村氏のイラストは、違うなあ、って思った。単に自分の好みでないってこともあるが、いや、作品世界と違くない?? アニメにもなってるけど、違くない?? みんなこれ、ぴったりって思ってんの??
    いや、いろいろあるけど、よのなか、ラノベとその挿絵・アニメとか。たとえば、最近のマケインとか、いみぎむる先生の絵がほんとうにぴったりじゃん。そういうぴったり感が、この小説とイラストには、残念なが

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    2026年02月28日