森見登美彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
audibleにて。
森見さんの作品はこれで5作目。
1番最初に読んだ「夜は短し歩けよ乙女」では かなり苦戦したんだよな〜。
こちらもそういう雰囲気がプンプンしてたので どうかな?と思いつつ、、
最初はなかなか取っつきにくくて やっぱりか〜と思ったけど、2章目の途中くらいで仕組みが分かりだした頃には文体にも慣れて それなりに面白くなった。
薔薇色のキャンパスライフを夢見る、京大3回生の「私」。
だけど、現実は悪友や 風変わりな先輩に振り回され、何も実益もない2年間を過ごしてしまった。
もしもういちど、1回生に戻れるならば、、サークルを別のものにしていれば、、
タラレバを実現した4つのパラ -
-
Posted by ブクログ
前に読んだ同じ森見登美彦の「四畳半タイムマシンブルース」における「四畳半神話大系」と「サマータイムマシン・ブルース」の悪魔合体もヤバかったが、へっぽこな青春と名作文学の悪魔合体も相当ヤバかった。
5編の内、坂口安吾「桜の森の満開の下」と森鴎外「百物語」は未読だが、それ以外は読んだことがあったため、原典の芯を捉えた換骨奪胎の見事さに舌を巻いた。
李徴が、多襄丸たちが、メロスが、阿呆な大学生に転生を果たすとこんなにも破廉恥な青春を謳歌し始めるのか。抱腹絶倒なんだけど、ちょっぴり切なかったりもして⋯
独特な世界観の中で、原典の魅力を損なわずパロディして、青春の阿呆さと儚さを心に染み渡ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ下鴨幽水荘に住む大学生の私は、仲間たちとモラトリアム真っ只中。
ひょんな事からタイムマシンを手に入れた彼らの2日間に渡るどたばた劇。その発端は、クーラーの故障から賑やかに始まって…。
後半に行くほど良い!
登場人物がちょっと地味なのか、中盤過ぎても顔のイメージがつかない人がいる。更に、これはいけないそれはダメと、未来を変えない為に奔走するシーンが続く。把握しきれない登場人物が、状況整理を要求してきているという状況は、私には少々難易度が高く、半ば飽きてきていた。
それが、終盤に差し掛かって幽水荘の犬が庭から100年前に落としたエアコンのリモコンを掘り出す。このシーンが実に馬鹿馬鹿しくてくだらな -
Posted by ブクログ
拝啓。
桜は散り、ナガミヒナゲシは咲き乱れ、百花繚乱の季節に、ひとりジョイフルに引き籠もるこの頃、如何お過ごしでしょうか。
『恋文の技術』刊行15周年を記念して2024年11月5日に発行されたポプラ文庫新版であります。書影には出てないようですが、高松美咲さんが記念版のカバーを描いています。彼女が漫画「スキップとローファー」で、石川県能登半島珠洲市を一部舞台にしているために起用されたのだと推察致します。さすがプロ!登場人物たちを見事に創造しております。
後輩、先輩、友人、教え子、妹に手紙を書きまくる主人公守田一郎くんは、唯一片想い彼女にはラブレターが書けないのです。理系ヘタレらしく、シワシ