森見登美彦のレビュー一覧
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怠け者の主人公小和田くんが、ぽんぽこ仮面の騒動に巻き込まれて、貴重な貴重な土曜日に大冒険することになった話。
「充実した土曜日の朝は、熱い珈琲とタマゴサンドウィッチから始まる」
素敵なフレーズだ、間違いない!と思いながら、私は土曜の朝現在(もう11:38)、ソファに横たわりながら本作をだらだら読んでいる。充実した土曜日とは言い難い、ぐうたらした始まりである。
来週の土曜日こそ近くの喫茶店に行って充実した休日の始まりを迎えたい。
こんな風に本作では貴重な休日の初日である土曜日をいかに過ごしたいかが、それぞれの登場人物視点で語られる。ぐうたらな主人公は所長とも恩田先輩とも違って、何にもせず怠 -
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Posted by ブクログ
登場人物の発話表現にとっても森見登美彦らしさを感じた、読みやすい古典新訳!
このシリーズがそもそも古典に気軽に触れるいい橋渡しになっててとても意義ある試み。
原文が読めればいいだろうけど、時代が移ろい言葉も文章表現も変遷を辿る中、やはりその時代にあった表現に新訳することで、初心者にとってのハードルが下がる。ましてや有名な作家が訳してるなら尚更。
女性(かぐや姫)を中心とした色恋沙汰で、かつコミカルな要素もあるならまさしく森見登美彦一択!
解説でどんなところに注意しながら訳していったのかもわかるし、何よりイメージしやすかった。
他のシリーズも読みたいなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「楽しい!」をめちゃめちゃに詰め込んだかのような世界観。致死量のユーモアを浴びた。
真面目にアホするのっていいなあ。一番楽しいよなあ。
第一章は色んな場所へ飲み歩きに行く話だった。
詭弁踊り参加するのはワロた。
先輩が李白のズボン剥がしの被害にあってたのもワロた。
第一章でぐっと引き込まれた感がある。私もこんな愉快な一夜を過ごしてみたい。
第三章の学園祭もたくさん人が登場して楽しかった。
「ごはん原理主義者VSパン食連合」
「一目惚れした女性に会えるまでパンツをかえないと心に決め、下半身が病気になってしまった番長」
アホや。この大学絶対タテカンあるやろ。
局員たちが偏屈王を追っている時エロ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ森見さんの作品を初めて読んだ。
「正体が分かりそうで、最後まで分からない」ところが魅力的だった。
読み始めたとき、怖いというより、まず「懐かしい」と感じた。
物語に出てくる古い家や薄暗い部屋の描写は、子どもの頃に行った両親の実家や親戚の家を思い出した。
昔の田舎の家はどこか似た造りをしていて、トイレは家の端の暗いところにあるから怖く感じたし、雨の日には床や木のサッシが湿気を含んで色濃くなり、雨音が響いていつもより寂しい雰囲気に感じた。
大人になった今なら、暗くてよく見えないから怖かったのだとか、人は暗闇で不安になりやすいのだとか、いくらでも怖く感じる理由をつけられる。
でも子どもの頃に感じて