森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最高×最高=至高。
若い頃に大好きだった青春映画の金字塔と青春小説の名作がコラボしていた本作をなんで僕は今の今まで見逃していたんだろう。
サマータイムマシンブルースを観たのは確か二十歳の時だった気がする。若い頃に触れた映画や小説ってやっぱり特別で、その作品の記憶が当時の自分自身の思い出とセットだ。甘酸っぱくほろ苦い気持ちに浸れる。
この小説の主人公のように輝かしく尊い青春時代を送れなかった者としては眩しさに目がくらみそうになった。ちくしょう、俺もこんな青春がしたかったなぁ。
なんだかサマータイムマシンブルースを俄然もう一度観たくなってきた。この本で青春成分を摂取したい欲を刺激されたせいだ。
四畳半神話体系の原作ももう一度読みたいし、アニメも観たい。今作もアニメ化されているからそれも観たい。青春成分の底なし沼だ。流石に致死量の青春に目が潰れてしまうかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年前に長谷川さんが鞍馬の火祭りで失踪して以来、初めて集まった当時の5人は、この10年の間にそれぞれが、岸田道生の「夜行」という銅版画にまつわるストーリーを持っていた…。
それぞれの語るエピソードはどれもひんやりとする怖さを持っており、所々に出てくる情景の浮かぶ美しい言い回しとともに、どこか魅せられてしまうものばかりだった。バラバラに見えるストーリーたちが最後にきちんと終着するのか、半信半疑だったが、思わぬ最終章の繋がりに、驚きもあった。派手な終わり方ではないが、ホラーちっくでもなく温かみのあるもので、後味は良かった。
この著者は作品によって合う、合わないがありそうだが、もう一作くらい著作を読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
面白かったですwww
ただしこれは森見作品に耐性のある方でないと
訳がわからんwwwって結果になる可能性大です。
さらに元の作品を多少なりとも・・・
せめてあらすじだけでも頭に入れておくほうが尚よろしい。
でないと森見作品に慣れてる人でも意味わからんwww
ってなります。
そして最後まで意味わからんwww
となりながらなんか面白かったという謎の読後感に襲われます。
・自意識のこじれ
・変な理屈
・どうでもいい寄り道
みたいなもんで構成されてて、
そして東大ではない、関関同立でも絶対ない。
京大だから成り立つ不思議な世界です。
特に重たいシリアスな物を読んだ後におすすめです。
どうぞ皆様お愉しみ下さい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初森見登美彦。だいぶ身構えてたけど想像より読みやすいかも
途中からやめられなくなって一気読みしてしまった
短編で読みやすいところから少しずつ怪しげな世界に連れてかれるのが気持ち良い
宵山劇場の金魚鉾の電飾とか、天狗と狸が出てくる感じとかとても有頂天家族。アニメしかみたことなかったけど、有頂天家族の小説もチャレンジしてみたいなあ
・頭の天窓を開く
・つくづく自分に満足しているという感じ
乙川のヘンテコだけど不気味さがない感じ好きだな
て思ってたのに後半ちゃんと不気味になってくるのなんでやねん笑
・伝統が台無しになっちゃったことこそものぐるほしけれ。笑
・俺はたいへんワガママだが、己のワガママがもたらす苦しみに耐える男だ。己の行為の報いは己で引き受けるーーただし、文句だけは人一倍言わせてもらう
・働く人の目の前で、日の高いうちから飲む麦酒はうまいなあ。背徳的な味がするよう…
・山田川には想像力があるのではない そんなけっこうなものではない。あれは妄想だ。しかも湧き上がる妄想に脈絡がない
小長井と山田川の喧嘩良すぎ。「内圧で脳味噌を吹っ飛ばしてやる。亡き者にしてやる」「亡き者にされてたまるか!」
こういう小気味良いやり取りとても良い。もう少し浴びたい。
・最後に収録されてる宵山万華鏡に出てくる大坊主は高薮さんではなくて鞍馬天狗なんだろうし、舞妓は岬先生じゃない。
鞍馬天狗、「姪っ子の狸にやる風船」って言ってたけど、有頂天家族でそんな天狗いたんじゃなかったかな