森見登美彦のレビュー一覧

  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    面白い!森見さん初読みでしたが言い回しや世界観が独特でとても新鮮でした。内容としては、とある問題を解決する為に、突如現れるタイムマシンを使って今日と昨日を行き来するというだけ、と言ってしまえばそれまでなのですが、その中に色々な要素(キャラの個性や人間関係、恋の行方など)が散りばめられれてて、エンタメ性が高い作品だと思います。割と短めで簡潔なのも良かった。シリーズもの?だったのかどうかも知らずに、成瀬の影響もあり、まずは本作を手にしてみましたわけですが、とても楽しめる作品に出会えたと思います。他の作品も読んでみたいと思います!

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    2026年01月21日
  • 四畳半神話大系

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    「成駆」を読んで森見登美彦さんの作品が読みたくなり、手に取った。

    大学生の「私」が、さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。

    序盤はイマイチ進まず…( 'ᵕ' ; )
    中盤あたりから、段々面白さが分かってきて、終盤あたりはページを捲る手が止まらなかった。

    こんな構成の作品、初めて読んだかも。
    「私」の些細な選択肢の違いが、彼に全然違う人生をもたらしていく。
    世界線によって人物の相関図や「私」との関わりが微妙に違う。
    でも、登場人物たちの本質は変わらない。
    そして、どんなルートを辿ったとしても、変わらないこともある。

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    2026年05月05日
  • 有頂天家族

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    会社の尊敬する先輩に頂いた本。

    下鴨神社に暮らす狸の家族、そして、天狗と人間。京都の街の情景を思い浮かべながら、果たして、この物語はどこへ向かってゆくのだろうと、不思議な気持ちで読み進めました。

    いろいろな事が起きるのだけど、結局は、みんな同じ「阿呆の血」が流れる、そんな兄弟の有難さと、

    “とりあえずみんなが生きており、とりあえず楽しければよいだろう”

    という台詞に集約される気がします。
    ただ、ただ面白かった。


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    2026年01月10日
  • 恋文の技術 新版

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    手紙、文通!今時それか?
    でも、おもしろい。さすが森見氏(本人も登場)、個性的な登場人物たちも、うまくかみ合っている。楽しく拝読しました。

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    2026年01月09日
  • 有頂天家族

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    可愛い。登場人物(登場狸?)たち一匹一匹、一人一人がとてつもなく真剣でいて阿呆らしい。
    ホワホワ感満載!と思えば、「父は鍋に突き落とされた」という事実がいきなりバイオレンスでぎょっとしたり。
    主人公は狸だし、天狗も出てくるし、現実世界とは全く違うのに、要所要所でこんなに熱い気持ちになるんだと思いました。
    総じて変わったファンタジーを読みました。

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    2026年01月06日
  • 熱帯

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    部屋の中の部屋。物語の中の物語。箱の中の箱。いま自分はどの層にいるのか分からなくなる。ナンコメノハコ?この本を読みながらふとうたた寝をする。夢を見た。確かにその世界に生きていたように思うが自信はない。夢を見る前と後で私たちは同じ世界を生きているのか?自信はない。語られる=読まれることで物語が動き出す。そのなかの人物は読まれた回数だけ生を賜う。彼らは彼らであったことを知っている?分からない。私たちはあることないことを繋げて、ひとつの物語にする。それはちょうど星座みたいに。この物語は終わらない。終わることができない。ないがある?

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    2026年01月06日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    難しい言葉たくさん出てくるけど、それでもページをめくる手が止まらなくなる本。
    ユーモアたっぷりで大好き。

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    2026年01月02日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦の霊圧ゼロで読みやすかった。
    でも森見登美彦の霊圧ゼロなことに動揺してて内容理解度もほぼゼロ。森見登美彦の文章が好きなのでそれでもよい。沁みた。

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    2025年12月31日
  • 美女と竹林

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    くすっとできる文章で楽しかった
    妄想→現実をいったりきたり
    これ読んでると、心の中の声?がこの文体になって、それも楽しい笑

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    2025年12月28日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    大阪が舞台かと思いきや、中心なのはやっぱり京都。この物語も捻くれた男子大学生が主人公で、これこれ!と嬉しくなった。


    偶々だけどちょうどクリスマスの時期の内容だった。クリスマスは恋人のいない私たちにとっては憎き日。その日が近づくにつれ恨めしくなる主人公たち。当日に起こしたええじゃないか騒動。

    仲間に入れて欲しいような、入れて欲しくないような。私にとっては似たもの同士、居心地の良い登場人物達だった。

    主人公と水尾さんの今後の関係も気になるところ。

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    2025年12月26日
  • 宵山万華鏡

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    こういう風に、短編でも微妙に繋がってる話が好き。
    でも宵山から娘が戻って来ない話は怖かった。
    華やかなお祭りの対称に底知れぬ怖さがあって。
    それを垣間見た時にはもう万華鏡から抜け出せないのかもしれない。

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    2025年12月25日
  • 奇想と微笑~太宰治傑作選~

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    太宰治の作品の中から、「ヘンテコで愉快である」ことに主眼置いて、森見登美彦氏が19篇選んだ太宰治傑作選。

    「カチカチ山」が痛烈すぎて面白かった。
    『晩年』にも入っていた「ロマネスク」は、森見さんも評するように傑作だと感じた。
    「令嬢アユ」は、令嬢について、田舎の緑の中を白いワンピースで麦わら帽子で、みたいなそんな清潔でジブリの『風立ちぬ』的なイメージを抱いて、最後にやりきれない思いになった。令嬢アユ、君は…。となる。
    「畜犬談」も面白い。犬を恐れるが故に犬に好かれるが、断じて犬は嫌いであると強情を張る、が、である。

    森見さんの編集後記が興味深い。「太宰治なんて、『走れメロス』と『生まれてき

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    2025年12月21日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体小説。森見登美彦節が炸裂してたけど、今までで1番するする読めた。さすがに森見登美彦作品に慣れてきたのかも。
    守田一郎1人が書いた手紙で文通相手の返事はまったく書かれてないのに、起きている出来事やキャラクターの人物造形が立体的に思い浮かぶから不思議だ。
    恋文の技術と言いながら、結局手紙では告白しないところが芸術点高くて好き。
    ずっとくだらないけど、このくだらない日々がずっと続け!と思わずにはいられなかった。

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    2025年12月17日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    冴えない大学生の主人公に彼女が出来た。
    しかし、振られた。
    妄想力豊かな主人公とその友人知人が、クリスマス間近い今日の都で各々蠢き、文字通り「騒動」の幕が開く。

    脳内活力が間違ったほうに旺盛な主人公をはじめ、奇妙奇天烈なれど魅力的な登場人物ばかり。
    有名な「鴨川等間隔の法則」を「悲しみの不規則配列」にしたり、「まなみ号」なるものが登場したり(文庫解説は本上まなみ)、例のブツ「ジョニー」が出てきたりと独特の描き方は盛りだくさん。

    ラストは文字通り「大騒動」が起きる。
    発想自体面白いが、このシーンの描写が素晴らしく、我が脳内に鮮明に思い描かれ、余計に笑いを誘った。
    文中に「騒動」が挟み込まれる

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    2025年12月11日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体小説ですが、各キャラクターの個性が強く表現されていてすごいです。
    主人公の守田は研究室の友人や先輩、妹などいろんな人たちにひたすら手紙を書き続けています。
    本来、物語は主人公と主人公以外の人物や環境による影響によって成り立つと思うのですが、この物語はただひたすら守田からの手紙だけで展開されます。彼の書く手紙の内容から友人たちからの返信があったと推測されるのですが、それを踏まえてさらにまた守田が手紙を書くことで彼らの関係性や人間性がどんどん浮き彫りになります。
    物語の最後にしてようやく守田が恋する相手への手紙が出てきますが、結果がどうなったのかを想像できるのもまた楽しみのひとつです。

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    2025年12月10日
  • 宵山万華鏡

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    祇園祭の宵山を芯に据えた6つの連作短編集。『夜行』のような幽玄な幻想譚かと身構えれば、『四畳半〜』のようにいつもの悪ふざけが炸裂する話もあったり。森見さんの要素がぎゅっと凝縮されていて、この本を開くたびに無限に模様を作り出す万華鏡を覗く時さながらのワクワクした気持ちになれた。特に「宵山劇場」にも登場する、意味のないところに意義を見出そうと踠く徒労で愛らしい人物たちがとっても好き。

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    2025年12月09日
  • 夜行

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    ネタバレ

    著者に多いポップな作風とは対照的に深い影を帯びた作品だった。京都を基盤にしつつ、尾道や奥飛騨、津軽で広がる物語は異界への誘いのように幻想的でホラーチック。「夜行」と「曙光」、表と裏の境界が溶け合い鮮やかに反転していく描写が見事だった。

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    2025年12月09日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    様々な世界線が入れ子になって交わっている不思議な感覚。途中までなかなか話に入り込めなかったのに、ラストの50ページくらいから一気に引き込まれた。読み終わって、え?どういうこと?となって、すぐにもう一度読みたくなる作品だった。

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    2025年12月07日
  • 夜行

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    なんてったって難しい。
    自分の中での「こういうことかな?」がほんの少しだけあるけれど、言語化するのが難しい。

    でも最後の最後に、ほんの少しだけ曙光を感じられてほんの少し嬉しかった。
    知りたいことたくさんありまくりだけど。

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    2025年12月05日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦節全開で最高だった。
    森見登美彦といえば京都で主人公が捻くれているが、今回の舞台は主に石川で、主人公の捻くれ具合は今まで読んできた作品の中で過去最高だったと思う。読んでいてずっとクスクス笑いが止まらなかった。「夜行」「夜は短し歩けよ乙女」などと違いファンタジー要素が全くなかったため容易に想像することができたし、作者のおっぱいの好きさ加減も知ることが出来た。
    個人的に森見登美彦作品で1番好きかもしれない。

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    2025年12月05日