森見登美彦のレビュー一覧

  • 熱帯

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    物語の展開が複雑怪奇だった+読んでて楽しそうでやってみたくなった。って感じで、登場人物の行動になぞって自分なりの相関図やメモなども書き留めながら読みました!

    これからどうなるんだろう…!っていう先が読めない展開にワクワクしながら、気になった事を都度書き留めていく。その習慣がなかった自分からすると「こんな読書の形もあるのか!」と、とても楽しみながら読み進めていく新鮮な読書体験になりました!

    これからも時々、メモや相関図、印象に残った文言などを書き留めながら読書する機会を作りたいなと思いました。

    面白かったぁ〜

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    2025年06月16日
  • 熱帯

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    ネタバレ

    誰も結末まで読み終えられない本、「熱帯」。
    そんな摩訶不思議な本に魅了された人々は、結末を知るために記憶を擦り合わせる。いつの間にか、小説であったはずの「熱帯」は、現実世界にまで入り込んでくる。ふと気がつくと、我々読者も、熱帯の無人島を彷徨い歩いているようだ。

    物語の中の登場人物がまた新たな物語を紡ぎ、それが繰り返される。だんだんと、どちらが現実でどちらが幻想の物語かの境界線が曖昧になってくる。「千夜一夜物語」を元に、現実と幻想を丸ごと取っ替えるかのようなよい読書体験だった。

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    2025年06月15日
  • 太陽と乙女(新潮文庫)

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    肩肘張らずにのんびり読みました。随所に森見節が盛り込まれており、ニヤニヤしながら読んでました。
    空転小説家の中で、「慰みは散歩と妻だ」と書かれていて、とても共感しました。

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    2025年06月13日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    アオヤマ君、小4とは思えない冷静さと研究家で、本人が思っている通り大人になったらずいぶん偉くなっていると思う。
    アオヤマ君・ウチダ君・ハマモトさんがすごく落ち着いているから、スズキ君がめちゃくちゃ子供っぽく感じたけど、これが一般的な小学生だよな〜って思った(笑)
    アオヤマ君がたまに見せる子供っぽい一面がとてもかわいかった。最後めっちゃ切ない。

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    2025年06月09日
  • 宵山万華鏡

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    最初の書き出しとか最高にワウワクして手に取ってしまうのに、いつも難しくて読みきれない森見登美彦。
    短編でよかったです....。

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    2025年06月08日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦さんらしい、京都を舞台にした大学生を主役にした古典作品をリブートした物語でした。
    中でも、本の主題にもなっている走れメロスは、阿呆な青春時代を強く感じられた。
    他の作品では、少し怖さも感じられるバラエティに富んだものになっているように思えます。
    面白かったです。

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    2025年06月08日
  • 竹取物語

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    森見登美彦の竹取物語と言うだけで読まざるを得まい。

    竹取物語自体通して読んだことが無かったので良い機会であった。

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    2025年06月03日
  • 夜行

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    コウペンちゃんカバーのバージョン買ったのですが、カバーでのファンタジー✖️ホラーと書かれていたのとカバーが合わさって、ちょっと怖いけど最終的に心温まる系かなと思ったら大間違い!怖い描写はしっかり怖く、途中何度諦めようと思ったことか。内容がとても不思議で、読み終わった今もあまりはっきりしていません。

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    2025年06月03日
  • 恋文の技術 新版

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    はじめての森見登美彦さん。
    最初がこの作品で良かったのだろうか…
    と不安になりながら読みつつも
    進むに連れてだんだんのめり込めしまった。

    登場人物全てキャラが立ってて
    なんとも愛着が湧く世界観。
    楽しかった。

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    2025年06月03日
  • 熱帯

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    物語の中に物語があり、それを語っていくことで続いていくというのがこの本の一貫したテーマだったのだろう。徐々にファンタジー的な要素が強くなっていきどんな結末を迎えるのだろうとワクワクして読み進めた。しかし残り少ないページ数になっても謎は解かれそうにない。結局、1番最後になってもよく分からなかった。その謎に放り込むのがこの本の目的だったのかもしれないが、私としてはモヤモヤした気持ちにもなってしまった。誰かと語り合うことでまた変わるのかもしれない。

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    2025年06月02日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    名作文学を新釈で描き直した連作集。単なる新釈だけでなく、異なる作者の異なる先品群が、同じ京都の大学という舞台に乗っかっていて、そのつながりもまた面白い。元作品を知らなかったものはまずそちらから読んだので、二重に楽しかった。
    いつもの森見ワールドでありながら、よく知った名作でもあるという、見事な調和だった。解説まで徹底して”新釈”であったのも素晴らしかった。

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    2025年05月26日
  • 恋文の技術 新版

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    ギャハハ!!
    めっちゃくちゃ面白かったーーー!!!!

    笑った笑ったー!!



    恋文の武者修行中の守田一郎は
    京都の友達…妹…家庭教師の元教え子…
    偏屈作家の森見登美彦先生に手紙を書きまくる



    ヘタレ男子である守田一郎の純情が炸裂する!!

    んもー!
    ニヤニヤが止まらない!!



    0281(ゴロ合わせ!笑)ばんざーいって
    連呼してた守田一郎は…
    どんな美女をも振り向かせ 手紙でメロメロにする
    恋文のスキルを磨くことはできるのか…笑



    想い人に贈る 伊吹夏子さんへ失敗書簡集の章は
    大爆笑しながら読みました

    手紙で笑いをとるワードセンスがある守田一郎なのに
    本当に好きな

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    2025年05月21日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    走れメロスや三月記など、昔の有名な作品たちを現代風にアレンジした1冊。
    どれも笑えるし考えさせられるしで、印象的なものばかりだった。
    藪の中と百物語は原作を読んだことがなかったけど、十二分に楽しめた。
    でもやっぱり原作を知っていた方が面白いのかも。
    照らし合わせながら読むのに醍醐味を感じた。
    個人的に1番好きなのは走れメロス。
    主人公が、囚われの身となっている友人のもとから意地でも遠ざかろうとするのが最高にぶっ飛んでて好き。

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    2025年05月18日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    四畳半シリーズと同じ世界線で楽しめた!!!
    「藪の中」がいちばん好き。
    色々なもりみーがみれて楽しかったです。

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    2025年05月15日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦風近代文学名作5篇。

    『走れメロス』が想像を超えるバカバカしさになっていて、おもしろかったです。
    『桜の森の満開の下』は桜の美しさと息苦しくなるようなストーリーが合わさって、なんだか不思議な感覚でした。

    どの作品も京都が舞台で、これまでの森見作品とリンクしているところがあったりで、楽しめました!

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    2025年05月11日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見作品の原点にして、王道という感じ。面白い。
    登場人物がしっかりとひねくれてて、右往左往しまくるのが、なんとも可笑しい。

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    2025年05月10日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦の難解さとそれに伴う不気味さを煮詰めたような本作。短編であり四作入っているが、特徴的なのはそのどれもがホラーテイストであることだ。
    森見登美彦の世界は繋がっている、しかし同じ京都ではない。それぞれが違う世界線の京都でただ筆者のファンである者からすればにくい繋がりが存在するのだ。今作で言えば、樋口直次郎と四畳半シリーズ、夜は短しに登場する樋口師匠の関係性がその代表である。
    また四作を通じて登場するナツメさんと狐の面。これも四作それぞれで違う世界のナツメさんなのかなと思うこともあるし、はたまたやっぱり繋がってる?と思うこともある。そのこそばゆさが面白い。
    表題作の「きつねのはなし」は、ホ

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    2025年05月08日
  • 夜行

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    ずっと読みたいと思ってた作品
    すごく不思議な物語でした
    ゾッとするのになぜか美しいと感じたし、恐いと思いながらもどんどん読み進めてしまう世界観でした

    今自分がいる世界が表なのか裏なのか
    そもそもそういう概念自体あるのか
    読み終わってみると、自分の世界と照らし合わせて考えてしまいました

    物語の登場人物もどっちが本当の世界なのかわからずで、ただ最後の1行に戻って来れたのかな?という希望が見えました

    恐い気持ちもあるけど、一度夜行列車に乗って遠くの街に出掛けてみたいと思ってる作品でした

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    2025年05月08日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    走れメロスと桜の森の満開の下が好きです。
    馬鹿馬鹿しさ×新しい発想の新釈メロスと、綺麗で儚さのある桜の話。没頭して読むことができた!他の作品も読んでみます。

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    2025年04月27日