森見登美彦のレビュー一覧

  • 熱帯

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    物語の中に物語があり、それを語っていくことで続いていくというのがこの本の一貫したテーマだったのだろう。徐々にファンタジー的な要素が強くなっていきどんな結末を迎えるのだろうとワクワクして読み進めた。しかし残り少ないページ数になっても謎は解かれそうにない。結局、1番最後になってもよく分からなかった。その謎に放り込むのがこの本の目的だったのかもしれないが、私としてはモヤモヤした気持ちにもなってしまった。誰かと語り合うことでまた変わるのかもしれない。

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    2025年06月02日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    名作文学を新釈で描き直した連作集。単なる新釈だけでなく、異なる作者の異なる先品群が、同じ京都の大学という舞台に乗っかっていて、そのつながりもまた面白い。元作品を知らなかったものはまずそちらから読んだので、二重に楽しかった。
    いつもの森見ワールドでありながら、よく知った名作でもあるという、見事な調和だった。解説まで徹底して”新釈”であったのも素晴らしかった。

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    2025年05月26日
  • 恋文の技術 新版

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    ギャハハ!!
    めっちゃくちゃ面白かったーーー!!!!

    笑った笑ったー!!



    恋文の武者修行中の守田一郎は
    京都の友達…妹…家庭教師の元教え子…
    偏屈作家の森見登美彦先生に手紙を書きまくる



    ヘタレ男子である守田一郎の純情が炸裂する!!

    んもー!
    ニヤニヤが止まらない!!



    0281(ゴロ合わせ!笑)ばんざーいって
    連呼してた守田一郎は…
    どんな美女をも振り向かせ 手紙でメロメロにする
    恋文のスキルを磨くことはできるのか…笑



    想い人に贈る 伊吹夏子さんへ失敗書簡集の章は
    大爆笑しながら読みました

    手紙で笑いをとるワードセンスがある守田一郎なのに
    本当に好きな

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    2025年05月21日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    ネタバレ

    走れメロスや三月記など、昔の有名な作品たちを現代風にアレンジした1冊。
    どれも笑えるし考えさせられるしで、印象的なものばかりだった。
    藪の中と百物語は原作を読んだことがなかったけど、十二分に楽しめた。
    でもやっぱり原作を知っていた方が面白いのかも。
    照らし合わせながら読むのに醍醐味を感じた。
    個人的に1番好きなのは走れメロス。
    主人公が、囚われの身となっている友人のもとから意地でも遠ざかろうとするのが最高にぶっ飛んでて好き。

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    2025年05月18日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    四畳半シリーズと同じ世界線で楽しめた!!!
    「藪の中」がいちばん好き。
    色々なもりみーがみれて楽しかったです。

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    2025年05月15日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    森見登美彦風近代文学名作5篇。

    『走れメロス』が想像を超えるバカバカしさになっていて、おもしろかったです。
    『桜の森の満開の下』は桜の美しさと息苦しくなるようなストーリーが合わさって、なんだか不思議な感覚でした。

    どの作品も京都が舞台で、これまでの森見作品とリンクしているところがあったりで、楽しめました!

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    2025年05月11日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    森見作品の原点にして、王道という感じ。面白い。
    登場人物がしっかりとひねくれてて、右往左往しまくるのが、なんとも可笑しい。

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    2025年05月10日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦の難解さとそれに伴う不気味さを煮詰めたような本作。短編であり四作入っているが、特徴的なのはそのどれもがホラーテイストであることだ。
    森見登美彦の世界は繋がっている、しかし同じ京都ではない。それぞれが違う世界線の京都でただ筆者のファンである者からすればにくい繋がりが存在するのだ。今作で言えば、樋口直次郎と四畳半シリーズ、夜は短しに登場する樋口師匠の関係性がその代表である。
    また四作を通じて登場するナツメさんと狐の面。これも四作それぞれで違う世界のナツメさんなのかなと思うこともあるし、はたまたやっぱり繋がってる?と思うこともある。そのこそばゆさが面白い。
    表題作の「きつねのはなし」は、ホ

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    2025年05月08日
  • 夜行

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    ずっと読みたいと思ってた作品
    すごく不思議な物語でした
    ゾッとするのになぜか美しいと感じたし、恐いと思いながらもどんどん読み進めてしまう世界観でした

    今自分がいる世界が表なのか裏なのか
    そもそもそういう概念自体あるのか
    読み終わってみると、自分の世界と照らし合わせて考えてしまいました

    物語の登場人物もどっちが本当の世界なのかわからずで、ただ最後の1行に戻って来れたのかな?という希望が見えました

    恐い気持ちもあるけど、一度夜行列車に乗って遠くの街に出掛けてみたいと思ってる作品でした

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    2025年05月08日
  • 新釈 走れメロス 他四篇

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    走れメロスと桜の森の満開の下が好きです。
    馬鹿馬鹿しさ×新しい発想の新釈メロスと、綺麗で儚さのある桜の話。没頭して読むことができた!他の作品も読んでみます。

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    2025年04月27日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    京都、宵山の大冒険

    森見ワールド前回の素晴らしい作品
    頭の中を覗いているようで、
    本当に楽しい

    はちゃめちゃだ、
    脳みそが複雑に絡まってどうしようもない人なんじゃないかとつくづく思う。

    そんな小説を好きになる僕も大概

    人間の前に、怠け者だから
    わざわざ楽しかった気持ちを文字に起こさない

    心にあれば十分でしょう
    だってそうでしょう

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    2025年04月27日
  • 夜行

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    世にも奇妙な物語のような、不思議な怪談話
    旅をしているような、夜の闇に囚われるような、最後は朝焼けが見えるようなそうでないような、不思議な作品

    論理とか伏線回収とかそう言う作品ではないので、
    前記のような不思議な体験をしたい人は読んではいかがでしょう。

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    2025年04月22日
  • 有頂天家族

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    ネタバレ

    「捲土重来!」「くたばれ!」

    洛中での狸と天狗と人間の、笑って、呆れて、ちょっと心温まる物語。ラストは疾風怒濤のごとくストーリーが駆けめぐる。飛び回る。

    人間は街に暮らし、狸は地を這い、天狗は天空を飛行する。
    人間と狸と天狗の三つ巴。それがこの街の大きな車輪を回している。
    天狗は狸に説教をたれ、狸は人間を化かし、人は天狗を恐れ敬う。天狗は人間を拐かし、人間は狸を鍋にして、狸は天狗を罠にかける。そうやってぐるぐる車輪は回る。

    もうみんな可愛い!狸の4兄弟はもちろんだけれども、金角・銀角兄弟も、赤玉先生も弁天も、わがまま放題やりたい放題。でも、憎めない。
    狸の父の器の大きさ母の愛。家族の絆に

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    2025年04月21日
  • 夜行

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    ★4.1
    鞍馬山の火祭りの日、彼女は失踪した。
    彼女の不在を抱えたまま、五人の男女は五つの土地で、それぞれ“夜の物語”に出会う。


    「この話はどこまでが現実で、どこからが夢だったのか」
    読後、胸の奥に残ったのは、説明のつかないざわめき。怪談とも幻想譚ともつかない物語が、どこか自分の記憶や夢の奥底と響き合うような感覚。
    『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』で見られるような軽妙さとは異なり、森見登美彦がこんな静謐で不穏な語りを書ける作家だということに、素直に驚いた。

    この短編集の魅力は、“断片がゆるやかに円を描いていく構成”にある。
    それぞれ異なる「失踪の物語」、そのひとつひとつに違和感

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    2025年04月15日
  • 有頂天家族

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     推しの昆虫学者さんの愛読書だそうです。
     わたしが思うに、この物語の主役は「洛中」というか「京都」ですね。懐が深いです。
     そこで狸と天狗と人間が、おもしろおかしくかけずり回るお話です。「ファンタジー」だそうです。
     準主役は狸一家のお父さん「下鴨総一郎」さん。作者の森見登美彦さんも楽しんで書かれているみたいで、おもしろかったです!
     冒頭の説明だと狐たちも京都に相当数いるはずだけど、物語にはぜんぜん出てこないです。狸たちみたいな下世話な世界ではなく、狐たちはもうちょっと高貴な世界に、すみ分けしているのかもしれません。

     他人の愛読書ですし、若い昆虫学者さんは、何がおもしろいんだろうと考え

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    2025年04月12日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体の本は苦手だけど、なんか最後まで読めた。
    森見さんの本は1ページ目で森見さんとわかるからすごい。

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    2025年04月06日
  • 竹取物語

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    森見訳の竹取が文庫化されるのを数年前から待っていた。
    竹・美女・うごうごする男たちと、森見登美彦以外の訳者は考えられない作品。
    森見登美彦としては万感の思いであろう。
    読み物として普通に面白いのだが、森見登美彦の生真面目さが出ていて、「原作と自分の味のバランス」との間で、かなり慎重に悩んで書いたことを感じさせる文章となっている。

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    2025年04月05日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    森見登美彦を読み続けている人ならニヤリとする関連付けが各所にあって、また読み返したくなる程よい物語でした。
    宵山の迷宮に迷いたくなる一冊です。

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    2025年04月05日
  • 竹取物語

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    場面で区切られていたり、読みやすい文章だったりと、
    古文が苦手な私でもしっかり物語を楽しめました。

    起承転結まとまっていて洒落も効いていて、平安時代から
    こんなに面白い読み物があったのかと改めて感じました。

    現代小説に比べると描写が圧倒的に少なく、掘り下げも少ない為、もっと欲しい!と感じてしまいますが、そこが研究し甲斐、考察し甲斐がある箇所なんですかね…?

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    2025年03月30日