森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレファンタジー。すごく不思議な物語だった。
物語の中で物語が始まるという構成が至るところで観られて読み進めることが楽しかった。
前半は「熱帯」と、その作者である佐山尚一の謎を追っていく話。後半は佐山尚一の物語。
個人的には前半のような謎を追っていく中で不思議な現象に巻き込まれたり、個性強めなキャラクターに振り回されたり、と言った展開が好き。池内氏と白石さんのやりとりがもっと読みたかったが、後半も南の島の描写が美しくて良かった。暑いシーンは暑いし、雨が降ると寒かった。熱帯、南の島の空気感や色がありありと感じられて気持ちよかった。
物語を創作することについても触れている。何もないからこそ何でもあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都を舞台にした、下鴨家の狸たちの物語。糺の森や詭弁論部、偽電気ブランなどが登場すると、思わずニヤけてしまう。「夜は短し歩けよ乙女」の李白らしき人物も現れる。
可哀想だけれど、食べちゃいたいほど狸が好きというのは、さすがに引いてしまった。さすが詭弁論部だ。この人も酔っ払うと詭弁踊りを始めるのだろうか。まあ、それでも、鳥が好きなのにからあげを食べる自分のことを考えると、人のことは言えないか。
金閣・銀閣の阿呆っぷりが最高だ。「捲土重来、捲土重来」からの「呉越同舟、呉越同舟」には、笑わずにはいられなかった。
下鴨家の兄弟になりたい。雷が鳴ったら母上や兄弟と一緒にくっついていたい。ちょっとした