森見登美彦のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    これは傑作だと言わざるを得ない。とても面白かった。

    森見ワールドそのままに、繊細な事象がたくさん盛り込まれており、コメディ、ミステリー、ヒューマンドラマも全て完璧に組み込まれている。微かな違和感を持ち続けて読み進めていくと、鮮やかな伏線回収もあれば、有耶無耶で読者をヤキモキさせるリード。森見登美彦という作家の真骨頂があった。

    ラストあたりは確かにはちゃめちゃで、これでいいのかと思うところはある。しかし、本の中の結論に対して読者がなんと言おうと、その中で幸せに暮らしている登場人物たちに本来の暗い結末に還れとは自分は言えない。幻想の世界で生きて行くならそれでいいじゃないか。そもそもヴィクトリア

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    2025年11月13日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    ネタバレ

    久々の森見小説だったが、想像以上に良かった。今までの森見小説の中で一番好きかも知れない。

    ロンドンではなく、京都を舞台に活躍するホームズ&ワトソン。ベーカー街ではなく木屋町だし、テムズ川ではなく鴨川だし、宮殿と書いてあるがおそらく御所だし、でも登場人物は皆英名、ホームズ・ワトソン、だけでなくハドソン夫人、メアリ、モリアーティ教授、レストレーブ警部…。そこらのことは説明なしに物語が進行する。

    それでも許されるのは森見小説だからね…という信頼というかブランドの積み重ね、良くも悪くも森見登美彦だからと思わせるのが良い。
    ミステリーなのか、怪奇小説なのか、それもと四畳半シリーズのようなメタと箱庭構

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    2025年11月13日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    壮大なるファンタジー小説の大傑作!京都とロンドンの不思議な融合の世界。夢中で読む耽ってしまった。最高!

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    2025年11月12日
  • 有頂天家族

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    自分も赤玉ポートわいんをなめたくなって買いに行ってしまった。叶うならたぬき鍋もご相伴に預かりたい。ラストの疾走感が大好き。好きな小説は、映画をみたように映像が頭に残ります。

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    2025年11月11日
  • 夜行

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    昼の反対は夜。光の反対は闇。
    どちらの世界が本物なのか。
    平行世界のようなファンタジーなのか、それとも百鬼夜行のホラーなのか。
    不思議な物語。

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    2025年11月11日
  • 有頂天家族

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    海星がとにかくカワイイ。姿が見えないというのはこんなにドキドキするものか。ちょうど身内を亡くしかけているところで読んだので、「生きていればサヨナラと袂を分つことはできない」(ちょっとうろおぼえ)という言葉が身に沁みた。人生全体的には幸せでも次々にやってくる大小の悲しみから逃れることはできない。これくらいの軽々しさで乗り越えていくしかないんだろうな。

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    2025年11月08日
  • 宵山万華鏡

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    ネタバレ

    宵山を舞台にいろいろと不思議なことが起こる連作短編集。
    前の話で疑問だったところが次の話に出てきたり、同じ出来事が別口から語られたりとちゃんと連作してた。

    私は宵山とか、京都とかについてあまり造詣が深くない。
    でも、なんか不思議なことが起こりそうな雰囲気は似合うと思うし、十分楽しめた。

    お祭りの人混みの中ではぐれちゃうのは良くないですね。本当に。

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    2025年11月04日
  • 聖なる怠け者の冒険

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    人気者が実際誰なのかって、とても気になりますよねえ。そんな素朴な疑問から始まる物語。
    展開が忙しいのが楽しい本。
    森見さんのキャラは本当に面白い。
    どうしたんだい、とか落ち着いた感じの話し方なのに個性が出る。それが読んでていて美味しい。
    面白かった。

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    2025年11月03日
  • 有頂天家族

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    森見ワールド...ホントすき...
    京都を舞台にした狸と天狗と人間のドタバタ和風ファンタジー作品。ときどきシンミリして ときどきハラハラしても いつだって面白さを忘れない全編通して楽しく読ませてもらった。自分には『阿呆の血』が流れているのかもしれない。
    しかしアレやコレや未回収の伏線が多数残った今作。続編で回収されるのだろうか。読むのが楽しみだ。しかし、回収されなくても「まあ、狸だから仕方ないか...」と思えてくるから不思議な作品だな

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    2025年10月27日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦氏の友人、守田一郎氏が、京都大学からクラゲの研究のために半年間能登鹿島臨海研究所に出向することとなり、寂しさから友人たちと文通した書簡集。恋バナをしたり、下ネタに走ったり、実験ノートやデータの入ったパソコンを誘拐したりして、卒論制作ギリギリのチキンレースをしたり、バカバカしくも学生さんらしい生活がうかがわれて一緒に何かをやっている気分にさせられる爽やかで微笑ましい作品。

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    2025年10月25日
  • 四畳半神話大系

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    平行世界なのに主人公の境遇はあまり変わらない安定感
    繰り返すこで奇っ怪な出来事の因果関係が見えて深みが増す
    最終話は期待以上の展開

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    2025年10月23日
  • きつねのはなし

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    ネタバレ

    「水神」に最も惹かれる。高祖父から続く疏水脇の家の秘密。再読時にこの屋敷の年代記と間取りを書き留めながら読んでみた。この作業も面白かった。建物の間取り(構造)が物語に重要な役割を果たしている作品が、筒井康隆にもあったような記憶があるが、タイトルを失念してしまった。

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    2025年10月23日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    とても良かった!
    何より文体が好きだし、主人公の一人称視点の自著伝的、日記的な書き方かつ短文でスピーディな語り方が私の性に合ってた。
    内容もとても良く、現実にファンタジー要素を組み込んでいるのにもかかわらず、リアルである感じは捨て難く、ファンタジーとしてではなく現実として受け入れられた。
    今回が森見登美彦さんの作品のが初めてで、他の作品も読みたいと思えた。
    私も無駄に人生を過ごさないように惰性で堕落してしまわないようにしたい。現実にはタイムマシンはないのだから。未来を自由に過ごせるように行動しようと思う。日々勉強。

    実家にあった本を借りパクしてよんだ。皮膚科の待ち時間と寝る前の今。一日で。(

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    2025年10月20日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    大好き。本当にめちゃくちゃ良〜〜〜〜〜!
    大学生が眩しい。神話体系の濃いキャラたちに再び会えたのも、引かれた伏線も、会話のテンポも、最後の一行も全部良いな。眩しい。確かに腐れ大学生だし、本人は有意義な夏を過ごしたことがない。とは言ってるけど、めちゃくちゃ有意義で眩しい大学生の夏を過ごしてるよなあとおもう。ずっと面白いし電車で読んでて笑いがこらえきれんかった。大好き。

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    2025年10月10日
  • きつねのはなし

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    森見登美彦作品の中では「夜行」と同じジャンルになると思うが、よりじとっとした雰囲気がある。

    短編をまとめた様な話だが、それぞれの話の繋がりを匂わせる場面も多くて面白い。こういうのに弱い。

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    2025年10月10日
  • 有頂天家族

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    「面白きことは良きことなり!」と、阿呆であることを誇りを持って京都の街を動き回る狸たちの、ハートフルな大騒動。主役を狸とすることで、一家の父の死という出来事をこのように展開させることができるとは、素直な驚きがあった。また、次兄と母がお互いを気遣い合う姿には本当に心打つものがあった。
    弁天と海星の掘り下げがもっと欲しいが、2巻目に期待かな?

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    2025年10月09日
  • 恋文の技術 新版

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    やっぱり森見登美彦は最高だ!

    読書に教訓など求めるなと云わんばかりの気取らなさ! 基、事実云ってる!

    知的でどこか品のあるダサさ!

    妙にリアルな灰色の青春譚!

    なのに真夏のサイダーのような読後感!

    好きィー!

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    2025年10月09日
  • 熱帯

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    不思議な夢を見た後のように、この本を介して見た景色や感覚がぼんやりとずっと記憶に残っていて、読んだのは何年も前なのに、時たま思い出す。〈熱帯〉で過ごした日々と、私の実生活における過去の日々は、同様に記憶の中でしか存在しない確かな人生の一部となっていき、作者の空想でしか無いはずのその記憶は、時が経つほど朧げな現実味を増してゆく。

    読んでいる時はとにかく没入して、訳もわからず〈熱帯〉の中を彷徨った。実地踏査の様な読書体験だった。

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    2025年10月02日
  • 四畳半神話大系

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    アニメから入った
    京都に住んでいるからこそ情景も浮かんできて楽しい
    キャラの面白さと古風な語り口がハマる

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    2025年09月27日
  • 竹取物語

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    久しぶりに「竹取物語」を読んで見ました。
    現代語訳されていて、子どもの頃に感じたもの
    と違って、新たな発見があり楽しい。
    物語として、結構 奥が深かったのに気付きました。

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    2025年09月23日