森見登美彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは傑作だと言わざるを得ない。とても面白かった。
森見ワールドそのままに、繊細な事象がたくさん盛り込まれており、コメディ、ミステリー、ヒューマンドラマも全て完璧に組み込まれている。微かな違和感を持ち続けて読み進めていくと、鮮やかな伏線回収もあれば、有耶無耶で読者をヤキモキさせるリード。森見登美彦という作家の真骨頂があった。
ラストあたりは確かにはちゃめちゃで、これでいいのかと思うところはある。しかし、本の中の結論に対して読者がなんと言おうと、その中で幸せに暮らしている登場人物たちに本来の暗い結末に還れとは自分は言えない。幻想の世界で生きて行くならそれでいいじゃないか。そもそもヴィクトリア -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々の森見小説だったが、想像以上に良かった。今までの森見小説の中で一番好きかも知れない。
ロンドンではなく、京都を舞台に活躍するホームズ&ワトソン。ベーカー街ではなく木屋町だし、テムズ川ではなく鴨川だし、宮殿と書いてあるがおそらく御所だし、でも登場人物は皆英名、ホームズ・ワトソン、だけでなくハドソン夫人、メアリ、モリアーティ教授、レストレーブ警部…。そこらのことは説明なしに物語が進行する。
それでも許されるのは森見小説だからね…という信頼というかブランドの積み重ね、良くも悪くも森見登美彦だからと思わせるのが良い。
ミステリーなのか、怪奇小説なのか、それもと四畳半シリーズのようなメタと箱庭構 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても良かった!
何より文体が好きだし、主人公の一人称視点の自著伝的、日記的な書き方かつ短文でスピーディな語り方が私の性に合ってた。
内容もとても良く、現実にファンタジー要素を組み込んでいるのにもかかわらず、リアルである感じは捨て難く、ファンタジーとしてではなく現実として受け入れられた。
今回が森見登美彦さんの作品のが初めてで、他の作品も読みたいと思えた。
私も無駄に人生を過ごさないように惰性で堕落してしまわないようにしたい。現実にはタイムマシンはないのだから。未来を自由に過ごせるように行動しようと思う。日々勉強。
実家にあった本を借りパクしてよんだ。皮膚科の待ち時間と寝る前の今。一日で。(