三津田信三のレビュー一覧

  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』2冊め。

    宮部みゆきさんと小池真理子さんの作品は、正直「これもホラーなの?」という感じ。お二人の柔らかい口調もあって、期待したほど怖くはなかった。

    『函(はこ)』がいちばん怖かった。残った穢れに起因するものか?と思い読み進めたが、そうではないどんでん返しに絶句。建物の持つ意味、タイトルが「箱」ではなく「函」である意味が分かるともう、救われない。

    救われないといえば芦花公園さん。何の話なのこれはと思いながら読んで、カッパの子憎たらしさに恐ろしさを感じながらも、やはり人が「堕ちていく」様はとても恐ろしい。

    私的

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    2026年03月12日
  • 禍家

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    三津田信三さんの作品、初読みです。
    2026年初作家、20人目です!
    ホラー小説が好きなので新たな作家さんを発掘しようと読んでみました!

    初めの方はなんか気のせいなのか、怪奇現象なのかわからない感じで、元々怖さを感じにくい自分には全然怖くありませんでした。

    中盤くらいから家の謎がわかり、面白い展開に。
    最後の展開も面白かったです!

    ラストのセリフがヤバいですね:(;゙゚'ω゚'):

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    2026年03月09日
  • そこに無い家に呼ばれる

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    ネタバレ

    幽霊屋敷シリーズの第3弾にして最終巻。
    ずいぶん前に読んだ気がするのだが、全く内容を覚えていなく初見の用に楽しめた。薄らこんな話じゃなかったっけ?と思っていた内容も違ったので、前2冊の内どちらかの内容と混同しているのかもしれない。

    別物と思っていた「存在しない家」が本当は全て同じ物だったという結末が、シリーズ1作目の「どこの家にも怖いものはいる」によく似ているなと思った。
    どこまで本当の話なのかわからないが(今で言うモキュメンタリーホラーなのかな?)もし似させる事を意識して書かれたなら最終巻として良い内容だなと思うし、これが本当にあった話なのだとしたら偶然の一致としてとても恐ろしいなと思った

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    2026年03月04日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 下

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    謎を解いたと思っても、怪異は明らかに現実を侵食している。読み進めるごとに不穏さはましていく。全ての謎を解いても呪いが完全に解けるのではないという最後はなるほどと思った。初読み作家さんだったので他の作品も読んでみようと思う。

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    2026年03月04日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    ネタバレ

    カカシ様の姿をどうしても笠と蓑を纏ったジャック・オ・ランタンで想像してしまうのはなぜなんだ。
    首無の〜に続きこちらでも双子が出てきたけど、この先もまた出てくるのかな。連続で双子の話だったのでちょっとお腹いっぱいかな…
    サギリと読む女性が多すぎて、小説だからまだ理解できてるけど会話してる君たち混乱しないか?代々サギリという名前をつける意味をもう少し納得できるようにしてほしかったかも。
    登場人物の名前の画数の多さになかなか慣れない。話は結構重々しいのに名前のせいでラノベ感がある。多分漫画とかアニメ映えすると思う(?)

    小霧が実は生きていたパターンも想像はしていたけど、儀式で死んだのが実は紗霧でみ

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    2026年03月05日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    今まで刀城言耶シリーズしか読んでなかったが、おもろい長編ホラーやったらこの人で間違いないやろと考え手に取る。
    初期の三津田氏でありがちな蘊蓄の羅列や冗長な考察は見られるが、ミステリ的なパズル感と日本ホラーの融合という手法はすでにハイレベル。あくまでホラーなので全てが論理的に解決されることはないが、現実と虚構が渾然一体となった怪奇幻想な世界でありつつも一定の解釈(もちろん衝撃的な)が示唆されるバランス感覚はやはり非凡。
    序盤は若干の読みにくさがあったが、舞台が整うにつれ物語が加速しページを繰る手が止まらず。

    でもやっぱり厭魅の如きが個人的にはトップ。作家はデビュー作に限る、ということも多いが今

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    2026年03月03日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 上

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    小さな古書店を見つけた短編集『迷宮草子』を読み進めるごとに、現実の世界で作品を彷彿させる奇妙なことが起きるようになる。そして自身を守るためには短編の謎を解かなければいけない。ホラーとミステリがいいバランスで面白い。下巻へ続く。

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    2026年02月26日
  • 首無の如き祟るもの

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    横溝正史、京極夏彦を彷彿とさせる薄暗さとじめっとした感じ。戦前後のドロドロした旧家の話って何故か惹かれるものがある。
    人がとにかく多くて最初覚えられなかった。ニとか三とかの家の奥方達なんてほぼ名前だけの登場だったから必要だったのか?
    ホラーを期待して読んでいったら、これはミステリなのか?と戸惑い、探偵役は誰なんだと視点が定まらないから逆にホラー感あって良かったのかもしれない。(定点カメラが変わるホラーゲームみたいな)話の途中まで探偵役が登場しない神津恭介みたいなやつかと思ったけど、半分ホラー入ってるからちゃんとした探偵役がいなくてもまぁいいのかな。
    死体の入れ替わりとかのトリックはなるほど〜っ

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    2026年02月25日
  • 妖怪怪談

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    妖怪がテーマの怪談集だった。
    一話に一つ妖怪が取り上げられて、どんな妖怪なのか説明があってから、その事例が提示されていくのが面白かった。
    どれもなるほどと思って、怖さもあってよかった。

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    2026年02月23日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    ネタバレ

    ホラーミステリー小説。
    一見、バラバラに見える5つの怪異に感じる奇妙な共通点を推理し怪異の原因を解き明かしていくミステリー。
    怪異に繋がっている謎を解き明かしていくのだが、一つ一つの怪異も読み応えがある。怪談好きとして、確かに似たような怪談話を聞く事があるが、それが全て同じ元凶から起こっているとすれば恐ろしさは増幅するだろう。

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    2026年02月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    「黄金の森の神様」風森章羽、「ファンの鑑(かがみ)」秋吉理香子が面白かった。
    いろんな方向性でいろんな物が燃えていて、それを一度に読めるのは面白い。

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    2026年02月18日
  • スラッシャー 廃園の殺人

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    猟奇的な作風で知られる作家が巨額の資金を投じて造り、惨殺死体が発見された曰く付きの廃墟庭園。
    新作のロケハンに来た映画関係者たちは、突如想像を絶する恐怖に遭遇する……。


    ホラー映画への愛に満ちたスラッシャーホラー小説。疲れていているときは、悪趣味と言われようとスラッシャーホラーやデスゲーム系が楽しい。
    こちらもグロテスクではありますが、ちょっとしたミステリ要素、メタ要素もあって面白いです。

    ちなみに、私は長時間じっとしてるのも映画館もジャンプスケアも苦手なので映画オマージュの部分はまったくわかりませんでした。
    でも、(想像上の)スラッシャーホラー映画展開だったりとか、ラストの「好事家のた

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    2026年02月15日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    作者が考察していくスタイルにリアルさがあり、ドキドキした
    そして家の中の物音に敏感になった自分がいる

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    2026年02月13日
  • それはそれはよく燃えた

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    中でも人形供養と全滅館の殺人が面白かった!
    最後の話は一体どう読めば良かったんだろう?正解が分からなかった。

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    2026年02月13日
  • それはそれはよく燃えた

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    ショートショートはゆっくり読まないとすぐに忘れてしまうから好きではないが高田崇史氏が載っていたので借りる。吉原の一廓が燃えた話だった。
    人形供養が不気味な終わり方と推し活が怖かった。

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    2026年02月12日
  • それはそれはよく燃えた

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    ネタバレ

    【収録作品】「吉原幻鏡」 高田崇史
    「暖炉神の恩寵」 高田大介
    「ともしびの花」 歌野晶午 
    「家族を守るためだった」 宮西真冬 
    「黄金の森の神様」 風森章羽 
    「悪魔」 丸木文華 
    「燃えろ恋ごころ」 米澤穂信 
    「蠟燭と竜」 須藤古都離 
    「プロクリャーチエ村の業火」 篠原美季 
    「怪物どもの棲家」 島田荘司 
    「回答」 神林長平 
    「書物の罪」 潮谷験 
    「マザー・ジン」 古泉迦十 
    「レヴナント」 多崎礼 
    「失われた史料、的外れな再建」 市塔承 
    「やなやつを燃やす遊び」 黒澤いづみ 
    「消えない炎」 我孫子武丸 
    「ファンの鑑」 秋吉理香子 
    「比翼」 河村拓哉 
    「人形供養」

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    2026年02月09日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    ネタバレ

    事件が起こるまでの前半は少し難解でした。同じ名前の人物が何人か出てくる為、混乱してしまいました。事件が起こってからはスラスラと読めました!

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    2026年02月08日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    ネタバレ

    主人公の弦矢は死が視えるっていう能力で、それを探偵に活かすんだろうなと思っていたがあんまり能力は活かされず、ほぼ弦矢の根気と努力でがむしゃらに解決しててちょっと面白かった。13の呪いも数字のカウントダウンっていう、まぁ、わかりそうではある…なぁっていう…。すごいストーリーが面白いって感じではなかった、けど弦矢のキャラクターはわりと好きだなぁと思った。

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    2026年02月05日
  • 妖怪怪談

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    柳田國男氏の名著『遠野物語』、その現代版…では無く、かの名著を准える様に綴られてはいるものの、各短編の後半部分にはそれぞれが悍ましい実話怪談が記される。

    更に、
    終章の結びには有り難くもないお土産付き(笑)。

    頁数の割に手こずったのは、読み終えるな…という自衛だったのかも。

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    2026年01月21日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」という同じ書き出し始まるアンソロジー。1作につき5ページ程度なのでサクッと読めて、作風も全然違うので飽きなかった。
    たくさんの作家さんが参加しているため、ページをめくりながら宝探しをしているようで楽しかった。
    アンソロジーなので当然だが、「とにかく何でも読んでみたい」「多様性を楽しみたい」人向け。
    好みの話だけ大量に読みたい人には少し物足りないかもしれない。

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    2026年01月18日