三津田信三のレビュー一覧
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ネタバレ今まで読んだシリーズとはまた毛色が違うように感じた。
前半の村上水軍の説明のあたり、読んでてちょっと眠くなってしまった…その後の話にそこまで絡んでなかったような気が…
秘められている儀式には何かしら理由があるから公開されていないわけで、暴きたいと考える素人が痛い目を見るというこの構図は数々のホラーゲームで見たことがあるやつだ…なんてことを考えた。
霊的な存在に殺されるのではなく、まさか子供に殺されるとは研究者たちも考えてすらいなかっただろう。
神社での巫女達、宗教団体とかでの洗脳教育と何ら変わりないよな。狂信的な思考に育っても、過去に失敗した巫女達のように直前で恐怖心が芽生えても不思議じゃな -
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ネタバレ怖いと言うより悲しい話。読んでてしんどくなる。
男性作家の特徴(偏見です)というか、そういう描写にやたら力を入れて書く人多いよな。
初穂売りの前の忍棒で…というある種の儀式や月影の堕胎は遊郭という場所の残酷さを強調するために意味があると思うが、緋桜の初穂売りの部分はグロかった。ジジイの描写がキモ過ぎる。あんな目に遭った女性が日記とはいえ詳しく書くだろうか。
そういうモヤモヤはあったけど話としては面白かった。初代から三代目まで同一人物って、三代目はともかく二代目は5年しか経ってないわけだし普通にバレそうな気もするが…
あんまりホラー要素ないのは確かだけど、身投げする直前に緋桜と月影が見た印のよ -
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死相学探偵シリーズ1作目。
ホラー・ミステリーの旗手である筆者の代表作刀城言耶シリーズに次ぐシリーズもの。
ホラーは要素は健在だけど、蓋を開けてみれば近年存在感を増している特殊設定ミステリーの一種。探偵役の弦矢俊一郎は死が視える能力者。オカルト前提の事件の為、状況証拠だけで推理を進めるしかなく、一連の事件にどう理屈付けるかに焦点が当てられている。
とは言え初事件とあってその探偵ぶりはたどたどしく、怪異もあまり怖くない。何なら回想シーンの方が怖いくらい。
現状としては設定が活きているとは思えず、希薄なドラマ性、取ってつけたようなロジックが気になり、読後感はイマイチ。
今後に期待。 -
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『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』2冊め。
宮部みゆきさんと小池真理子さんの作品は、正直「これもホラーなの?」という感じ。お二人の柔らかい口調もあって、期待したほど怖くはなかった。
『函(はこ)』がいちばん怖かった。残った穢れに起因するものか?と思い読み進めたが、そうではないどんでん返しに絶句。建物の持つ意味、タイトルが「箱」ではなく「函」である意味が分かるともう、救われない。
救われないといえば芦花公園さん。何の話なのこれはと思いながら読んで、カッパの子憎たらしさに恐ろしさを感じながらも、やはり人が「堕ちていく」様はとても恐ろしい。
私的 -
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ネタバレ幽霊屋敷シリーズの第3弾にして最終巻。
ずいぶん前に読んだ気がするのだが、全く内容を覚えていなく初見の用に楽しめた。薄らこんな話じゃなかったっけ?と思っていた内容も違ったので、前2冊の内どちらかの内容と混同しているのかもしれない。
別物と思っていた「存在しない家」が本当は全て同じ物だったという結末が、シリーズ1作目の「どこの家にも怖いものはいる」によく似ているなと思った。
どこまで本当の話なのかわからないが(今で言うモキュメンタリーホラーなのかな?)もし似させる事を意識して書かれたなら最終巻として良い内容だなと思うし、これが本当にあった話なのだとしたら偶然の一致としてとても恐ろしいなと思った -
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ネタバレカカシ様の姿をどうしても笠と蓑を纏ったジャック・オ・ランタンで想像してしまうのはなぜなんだ。
首無の〜に続きこちらでも双子が出てきたけど、この先もまた出てくるのかな。連続で双子の話だったのでちょっとお腹いっぱいかな…
サギリと読む女性が多すぎて、小説だからまだ理解できてるけど会話してる君たち混乱しないか?代々サギリという名前をつける意味をもう少し納得できるようにしてほしかったかも。
登場人物の名前の画数の多さになかなか慣れない。話は結構重々しいのに名前のせいでラノベ感がある。多分漫画とかアニメ映えすると思う(?)
小霧が実は生きていたパターンも想像はしていたけど、儀式で死んだのが実は紗霧でみ -
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今まで刀城言耶シリーズしか読んでなかったが、おもろい長編ホラーやったらこの人で間違いないやろと考え手に取る。
初期の三津田氏でありがちな蘊蓄の羅列や冗長な考察は見られるが、ミステリ的なパズル感と日本ホラーの融合という手法はすでにハイレベル。あくまでホラーなので全てが論理的に解決されることはないが、現実と虚構が渾然一体となった怪奇幻想な世界でありつつも一定の解釈(もちろん衝撃的な)が示唆されるバランス感覚はやはり非凡。
序盤は若干の読みにくさがあったが、舞台が整うにつれ物語が加速しページを繰る手が止まらず。
でもやっぱり厭魅の如きが個人的にはトップ。作家はデビュー作に限る、ということも多いが今 -
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横溝正史、京極夏彦を彷彿とさせる薄暗さとじめっとした感じ。戦前後のドロドロした旧家の話って何故か惹かれるものがある。
人がとにかく多くて最初覚えられなかった。ニとか三とかの家の奥方達なんてほぼ名前だけの登場だったから必要だったのか?
ホラーを期待して読んでいったら、これはミステリなのか?と戸惑い、探偵役は誰なんだと視点が定まらないから逆にホラー感あって良かったのかもしれない。(定点カメラが変わるホラーゲームみたいな)話の途中まで探偵役が登場しない神津恭介みたいなやつかと思ったけど、半分ホラー入ってるからちゃんとした探偵役がいなくてもまぁいいのかな。
死体の入れ替わりとかのトリックはなるほど〜っ -
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猟奇的な作風で知られる作家が巨額の資金を投じて造り、惨殺死体が発見された曰く付きの廃墟庭園。
新作のロケハンに来た映画関係者たちは、突如想像を絶する恐怖に遭遇する……。
ホラー映画への愛に満ちたスラッシャーホラー小説。疲れていているときは、悪趣味と言われようとスラッシャーホラーやデスゲーム系が楽しい。
こちらもグロテスクではありますが、ちょっとしたミステリ要素、メタ要素もあって面白いです。
ちなみに、私は長時間じっとしてるのも映画館もジャンプスケアも苦手なので映画オマージュの部分はまったくわかりませんでした。
でも、(想像上の)スラッシャーホラー映画展開だったりとか、ラストの「好事家のた -