三津田信三のレビュー一覧

  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    初三津田信三。ホラーとミステリの融合。現実と架空の話が交互に展開されていきますが、いつしかその境界があいまいになって……。読者自身もこの物語の世界に足を掴まれて引きずり込まれるような恐怖があります。安っぽい脅かしではなくて、時間をかけてじょじょに恐怖に満たされてゆく、そんな手の込んだ作品でした。すっかり三津田さんの世界にはまってしまいました。

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    2013年09月02日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    ミステリとホラーを融合させた作風といわれる三津田信三の短編集。個人的にはこの短編集にはさほどミステリ色は感じられない。また、「ホラー」というカタカナ語よりも、怪奇小説とか恐怖小説と言い表した方がよいような、独特の湿り気と粘つきを感じる。
    作中で、著者の分身のような登場人物が、「昭和二十年代から三十年代の農山村や孤島などの閉鎖的な空間を舞台に、憑き物信仰や葬送儀礼といった民俗学的なテーマを題材にして、怪奇幻想色の強い探偵小説を主に書いています」と言っているが、なるほど、昭和の匂いが強いかもしれない。読みながら「口裂け女」などを思い出したりしていた。

    8編の短編の間に、4つの掌編というか、ごくご

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    2013年07月30日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    誰かが自分の名を騙って小説を書いていると聞かせれた私は気にしつつも、自分の小説執筆のために不思議な洋館に住む。
    小説中の私が書く作品と現実とが曖昧で今どちら側にいるのだろうとふと思うような作品でした。

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    2013年07月18日
  • 密室の如き籠るもの

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    短編集だが、長編と同様のホラー的雰囲気と緻密なミステリー。
    特に表題作は、シリーズ特有のどんでん返しの連続があった。

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    2013年06月30日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    おお、なんちゅー結末。完全に虚を突かれた。
    怪しげ要素満杯な人々で、見事騙された。

    背景はともかく、犯人は登場人物のうちの誰?
    って単純な流れなんだけど、仕掛けバッチリ
    話のテンポやよしでグイグイ引きこまれた。

    間違いなく面白いっす。

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    2013年04月02日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    今回は猟奇連続殺人事件が発生しての犯人探しで
    オカルト的要素である動機にスポットが当てられているので
    ホラー要素は低いです。っていうかミステリ要素が強い。
    「六蠱(むこ)」という呪術を行う為に女性が襲われるんだけど
    最後に犯人当てをする俊一郎は、人間嫌いで電車に乗るのも
    恐れるくらいなのに、視死の解説となると饒舌になり、
    曲矢やその上司を驚愕させてしまう。
    まるでビブリオ古書店の栞子さんのようです。
    黒術師の正体が明かされてないから続くんですよね?
    期待して待ちましょ。

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    2013年01月25日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    パンチ力があるわけじゃないんだけど、ジワジワと気づいたら包囲されてるような怖さ。読み返したくない。でもそこが三津田作品の魅力。

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    2013年01月14日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    成人参りの彼と共に忌み山をさすらい、幼い彼と共に祭壇に隠れて自分も怪異を体感した気分。
    ラストも地味に怖い。
    複雑怪奇な謎をどう解くのかワクワクするんだけど、謎が解けても憑かれた怖さを落とせないのがこのシリーズのおもしろさ。二転三転の推理の落ち着き先には毎回感心してしまう。

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    2013年01月28日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    死相学探偵第二弾、こちらも面白かった。もう少し、弦矢探偵の活躍のシーンが多ければもっと良かったかな。

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    2012年04月01日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    前作同様話のテンポに引っ張られて、一気読み。
    内容的には?ってなったり、なんとなーく終わりが見えるものの、
    全体的に面白うございました。
    主人公の凡人さにイライラがつのる。

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    2012年02月17日
  • 首無の如き祟るもの

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    ネタバレ

    すごい大作、傑作。
    切ない余韻も残る。

    再読しました。
    因習村の跡取り問題でこじれて…みたいなところで起こる惨劇、作中作スタイル。
    「首のない死体」がいくつも出てくる。
    どうやってこの広げた風呂敷を畳むんだろうと思ったら、「たった一つの要素」でちりばめられた謎が全部溶けてしまう。すごい!
    謎ときターンの気持ちよさといったら。
    読み終わってすぐ再読しました。
    あれもこれも伏線だった。
    じっくり読み返すとお話の全貌がまったく違うものに見えてくる。スルメのような本です。
    いいから最後まで読むのです!

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    2025年07月07日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香。
    転校生の目童たかりは、謎めいた美少女だった。
    学校を休んだ彼女に届け物をしに、少年が訪れた家の奥―そこには、あまりにも禍々しい何かが横たわっていた…(表題作)。
    合わせ鏡が作り出す無限に続く映像世界。
    その魔力に取り憑かれた男を襲う怪異とは(「合わせ鏡の地獄」)。
    書下ろし掌編を含む、悪夢のような傑作十二編。

    どれもこれも背筋がゾッとする作品。


    中でも「よなかのでんわ」、「怪奇写真作家」は特に後味が
    悪い作品。夜中に読むのはオススメしない・・・。

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    2011年03月26日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    おいおい本当にするのか?という殺人を犯す犯人。
    不気味なんだけど、俊一郎と曲矢と僕にゃんの醸し出す和やかな雰囲気が実に好きである。

    次巻ではどんな敵が出てくるのだろうか。

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    2010年08月08日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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     死相学探偵シリーズ第二弾。今回も「死相」というホラー的超常現象と、現実的謎解きミステリのブレンド具合が絶妙です。ぞくぞくさせられる雰囲気も健在。ミスリードにも、ミスリードだと予想しつつも引っかかりました。そして、謎の解明でやや笑えてしまうような見事な解釈も作品の雰囲気には調和してますね。一歩間違うとギャグなのに……。
    「四隅の魔」の儀式ってのは、よく聞く怪談にあるネタで単純なものだと思っていましたが。これを読んでかなり恐ろしく思えてきました。こんなの、本式にやりたくないなあ。
    個人的な感想として、今作の主人公は「僕」だと思いました(笑)。だって表紙では主役も張ってますし。可愛すぎるぞ僕にゃん

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    2014年05月22日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2012/12/25~12/29

    三津田信三さんのホラー短編集。これは、怖い。レベの高い作品が目白押し。
    最後の短編には、死相学探偵シリーズの弦矢俊一郎も登場する。このシリーズ、読むか読まないか迷っていたが、面白そうなので読むことにしよう。

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    2012年12月29日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    四隅の魔は怪談としては確かに問答無用で怖い上にかなり現実的だ。そしてそのためになんか出た。探偵さんは中盤くらいに面倒そうに出てきて大雑把にこなしていく。しかしアレよ犯人てそういう場に潜り込むの怖くないんですかね。復讐はホラーより怖いっていうかやっぱり人間が一番的なオチでいいんですかね。なんぼアレでもこのシチュエーションに素で混じるの嫌じゃね?

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    2009年10月07日
  • 子狐たちの災園

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    これから何か始まりそうな終わりだったからシリーズか?と思いました。違うのか…黒狐を使役して〜とかはないのね…マンガの読みすぎか…

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    2026年07月24日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    一家のトリックは薄々気づいてたので全体的な驚きは半減。誰にも気づかれないなんてあり得るのか?という点と、そもそも動機に繋がる行為をした理由が腹落ちせず、無理筋を多重解決で有耶無耶にしている印象が強い。怪異の合理的説明も今回は相当に酷い。
    ただし雰囲気は抜群。横溝のような古き良き本格で、第四の事件の禍々しさは抜群。

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    2026年07月23日
  • 最恐ホラー 深夜の残業

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    ネタバレ

    この赤黒表紙シリーズも3冊目

    前に読んだ2冊はイマイチだった。
    どうやら6冊出るみたいだけど……もういいや
    ……なのに

    タイトル見て予約して、私の元にやってきたのは赤黒表紙シリーズ……
    ふ、ふふふ……赤黒の呪いに絡め取られて
    こちとら歯車の一部って事ですか

    乗っかってやろうじゃないの


    ―――

    前に読んだ2冊より
    遥かに分かりやすかった!

    特に黒衣の女

    見知らぬ他人に自分の寿命を
    分けてあげる事は出来ますか

    結末で、そういう事だったんだ!!が、待っていました

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    2026年07月21日
  • 七人怪談

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    これぞジャパニーズホラーって感じの作品でした。
    「サヤさん」と「魔々」が特に面白かったですが、「旅の武士」は僕には難しかったです。

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    2026年07月18日