三津田信三のレビュー一覧
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物理波矢多シリーズの2作目。前作「黒面の狐」とはまた違った方向性で物語を展開してきたところが面白い。
今回は「灯台守」テーマということで、灯台という閉鎖空間で過ごす男達に襲いかかる怪異モノになるか…と思いきやそうではなく、灯台が建つ地域(僻地)の因縁をテーマにした物語でしたね。
一部と二部で現在と過去が語られ、第三部で解決篇を描きつつも、第三部のタイトルが「五里霧中」ってのが良い。この物語の展開のさせ方、大好きです。映像演出でも見てみたいぐらい、ここぞという見映えポイントでしたね。
今回は怪異ウェイトが高いので、ガチ本格を求める人には評価は渋くなるかもしれませんが、怪異の雰囲気と物語の組み上げ -
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ネタバレ「最後」だからなのか、冒頭で作者の他の作品に出てきた探偵役や、作品が、作中で実際にあった解決済みの事件として登場しており、とても楽しい。
しかも、ただの雑談ではなく、謎解きに関連してくるために過去作を呼んでいればさらに楽しめる。
最後の舞台は黒術士のアジトがあるとされる孤島。
死相学探偵たちはそこに招かれるが、関係者や無関係のホテルの従業員たちが一人ずつ殺されていく。いわゆる孤島ミステリーである。
しかし、相手が黒術士なだけあって、一筋縄ではいかないトリックが使われていた。
連続殺人の謎解きの後には、黒術士の塔に招かれて直接対決を行う。
シリーズ全体のまとめがなされ、きれいな最終 -
ネタバレ 購入済み
村を題材にしたホラー小説
民俗学と呪われた家系と村を題材にしたホラー小説。軸としては上記に挙げたとおりなのでが、よくある言い回しだが「人間が一番恐ろしい」ということに収束する。
気の良い人物に対しても油断してはいけません。 -
購入済み
最後なの??
十三の呪から8作目で最後の事件。。孤島で1人ずつ死んでいく、アガサ・クリスティみたいだなと思いつつ読み進めました。黒術師の呪いってこんなに強力だったっけ?と思いましたが、今までは第三者を介してだったからかなと。。黒術師の正体が判明!んーなるほどねーと言う感じ。終り方が曖昧で今ひとつスッキリしなかったです。皆さん無事ってコトですよね?僕にゃんも。うーんまだ続いてほしかったです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ家シリーズは他を読んでないのでわからないけど、今回は豪華な別荘がでてくる割に、恐怖の核がじゃじゃ森のほうにあるためあまり家がメインな感じはしなかった。
一番怖かったのが、優真が過去二回異界にまぎれこんだ時の話。
メインの部分よりその話のほうが怖くて記憶に残った。
この辺の話は突っ込んでえがかれるのかと思ったけどそんなことはなくて、投げっぱなしな部分もちょこちょこある気がして気になった。
とはいえ、結果的にはミステリ調のホラーで面白かった。
小さな違和感や勘違いを後から回収してくるのはさすがだなぁと。
途中何度もエッていうポイントはあるけど、最後の最後で一番エッ!?!?ってなれる。
二度読みまで -
Posted by ブクログ
著者の得意な複数のエピソードが実は共通する怪異で。。。という構造ではなく、複数のエピソードそれぞれが主人公を襲った怪異の伏線になっているというのが非常にうまく効いている。砂歩きについてのどんでん返しも秀逸。普段は回収のための伏線やどんでん返しのためのどんでん返しといった必然性の乏しいギミックは好まないのだが、実在したのかしなかったのかわからない美麗の住職が語る怪異のそれぞれが完成度が高く、本筋に絡みつく構造がスリリングであるのため、肯定的に受け入れることができた。というか、それぞれの短編について語ることが主人公に対するセラピーの役割を果たしており、主人公が我に帰るきっかけになっているので、その