三津田信三のレビュー一覧

  • 七人の鬼ごっこ

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    「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」生命の電話にかかってきた自殺志願者からの一本の電話。福祉センターの職員は電話主を保護に向かい襲われた痕跡を見つける。その後、電話主の多門英介が電話をかけた小学校時代の友人達が次々に殺されていく。多門の友人でホラーミステリー作家となった速水晃一は調べ始めるが、小学校時代の出来事が関係あるようで…。
    ホラー要素は薄め。30年の時を超えて、閉じ込めてしまった記憶、忘れてしまっていた出来事がよみがえる。子供って怖いと思ったこと忘れることあるから、本当にありそうといえばありそう。表紙の印象とタイトルからホラーっぽいのかなと思ったけれど、わりとちゃんとミステリーものだ

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    2024年11月23日
  • 凶宅

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    【2024年207冊目】
    新天地への引越し――普通であれば新たな生活の始まりにわくわくするものだが、翔太は言い様もない不安を抱えていた。幼少期からカンの良かった彼は、これまで何かと危機を回避してきた。もちろん偶然かもしれない、けれどそれらの時と同じ、言い様もない嫌な感覚。それは新居に近づくに強まっていって…「この家には何かがある」

    「スマホを落としただけなのに」ならぬ「新居に引っ越しただけなのに」です。大体、家に纏わる怪異のお話は人間側から見るとめちゃめちゃ理不尽ですよね。家って一番逃れられないものですし。

    真相がわかった時の絶望感、いい意味でめっちゃ良かったです。そういうことか〜最悪〜と

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    2024年11月17日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    どこか共通点のある5つの怪談を作者が読み解く話。
    一軒家の壁の中にいる何か。不気味な女に追いかけられて逃げ込んだ屋敷で…。
    屋根で異音がするアパート。

    全体の仕掛けはミステリーとして面白いものの、とにかく各章怖すぎる

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    2024年11月17日
  • スラッシャー 廃園の殺人

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    B級ホラーの味わいが楽しい。読み通した後でもう一度読み直すと登場人物がみんな可愛くて可愛くてたまらない気持ちになります。もはや愛玩動物の可愛いところ百連発動画のような感覚。殺人描写にも力が入っていて読んでいてワクワクするけれど、人ってこれだけのことをされてもショック死とかしないもんなのかなという疑問がわいた。致命傷じゃなければ結構元気なのだろうか。

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    2024年11月16日
  • 六人の笛吹き鬼

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    ネタバレ

    『七人の鬼ごっこ』の姉妹本。
    ホラーの雰囲気たっぷりのミステリ。超常現象もあるし、底流にあるのは「だれま様信仰」なので、気持ちの悪さが拭えない。
    が、事件自体は人間が起こしているので、雰囲気にのまれなければ、論理的に解ける…… 自分は雰囲気にのまれたが。

    人が死にすぎて辛い。まさに「寝た子を起こし」てしまった事件。

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    2024年11月01日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    作家6名のホラーアンソロジー。
    ダイレクトに怖いものと、じんわり怖いものと、読み終えの最後に怖さがくるものと、それぞれ感。イメージ的で読者の読解力に委ねられた、わかりにくく微妙な作品が多めに感じた。

    あなたを連れてゆく宮部 みゆき(霊を助ける娘)
    竜狩人に祝福を新名 智(選択をしながら読む)
    月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ芦花公園(人をあやつる?河童)
    函内藤 了(古い屋敷と血縁)
    湯の中の顔三津田 信三(頭部の霊?)
    オンリー・ユー小池 真理子(管理人一家の謎)

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    2024年10月29日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    久しぶりにホラー小説読んでみて、やはり作家ごとのカラーが強烈に出るものと実感。
    どれも読み応えありました。

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    2024年10月28日
  • 六人の笛吹き鬼

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    ネタバレ

    かくれんぼの最中の失踪、大人になってからその時の子供達が殺害される、など、ホラー&ミステリー好きとしてはそそられる内容でした。
    ですが全体的にモヤモヤというか、ちょっと無理がないですか?と感じる部分が多く、読み終わってもスッキリしないかなぁ。
    子供を攫うと一言でいっても、赤ちゃんでもない子供をどうやってカートなどに押し込んで連れて行けるのか。暴れるでしょ。
    ラジオおばさんちの二階にいたの誰?とか、列の真ん中にいた子供が消えるのとか、そういう所は怪異のせいなら何でもアリになるなぁとか。
    読み手の勝手な期待なんですけど、ちょっと残念。
    でも決してつまらないわけではなく、面白く読みました!三津田さん

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    2024年10月23日
  • 七人怪談

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    澤村伊智『サヤさん』が一番面白かった。

    今回のではじめて知ることができた作家さんだけど、名梁和泉『燃頭のいた町』もよかった。

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    2024年10月15日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    「あなたを連れてゆく/宮部みゆき」
    「竜狩人に祝福を/新名智」
    「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ/芦花公園」
    「函/内藤了」
    「湯の中の顔/三津田信三」
    「オンリー・ユー/小池真理子」
    6話収録の書き下ろしアンソロジー。

    お目当ては推しの小池真理子さん。

    6話それぞれにテイストが異なり、多種多様な恐怖を味わえたが、特に印象に残ったのは、宮部さんと小池さん。

    宮部作品は安定のリーダビリティの高さ。
    最恐と言うより、じっとりとした恐ろしさを醸し出しながらも読後感がいい。

    小池作品は流石の一言。
    怪奇小説作家としても秀逸。

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    2024年10月08日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まぁ、作風もいろいろ。
    私的には、宮部みゆきと小池真理子の話が綺麗でまとまっていて好き。
    内藤了は最近 よく読むけど 相変わらず世界観が怖い。都会の谷間の吹き溜まりって この人の得意の世界。

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    2024年10月05日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    ホラーにあるまじき爽やかな後味が秀逸の「あなたを連れていく」、ゲームブック形式にハマってつい夢中で何度も読み返してしまった「竜狩人に祝福を」、作者おなじみの展開ながらしっかりビビらせてくれる「湯の中の顔」、土地の怨念が牙を剥く恐怖直球勝負の「函」…どれが一番恐いかというより、こういう恐さ生んじゃうのか!と各話存分に発揮されたホラーの名手である先生方の様々な角度からの巧みな手法を堪能できる。
    期待の芦花公園さんホラーはSF色強めで意外だったな。
    「オンリー・ユー」は怪奇幻想と猫好きにはたまらない組み合わせ。

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    2024年10月02日
  • 忌名の如き贄るもの

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    ネタバレ

    今回は未解明な部分も多く残る結末。それでも許されるのがこのシリーズの特徴である。

    八百屋のお七的なサイコパス動機は衝撃的だったが、村人への聴取から尼耳家が村八分であることがバレる恐れはなかったのか。また、遠隔操作殺人というのが現実的じゃなくていまいちしっくりこなかった。約束どおり市糸郎が滝の側で望遠鏡を使う可能性、その望遠鏡が滝壺に落ちる可能性はいかほどか。仕掛けが別の場所で作動したら…望遠鏡が滝壺に落ちず現場に残ってしまったら…李千子も充分容疑者になり得ただろう。

    また、李千子の怪異体験は結局何だったのか。なぜ怪異は「生名子」と忌名のほうを呼ぶのか。忌名の儀式にも謎は残る。

    謎が残るこ

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    2024年10月01日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    ネタバレ

    5つのバラバラの怪談が資料として掲載。

    これらは、年代も登場人物も怪異の内容もバラバラなのに妙な共通点がある、と会談鬼オタクの2人がこの共通点を探っていく。

    先に3つの怪談が掲載されていて、それを読んだ2人の解釈、その後に残りの2つの怪談が掲載されて、2人がこの5つの怪談の共通点を見つける、というもの。

    これの嫌なところは「この本を読んでる読者にも異様な出来事が身の回りに起きてしまう」という「読者参加型」の怪談だった。嫌だよそんなの。怖い話は自分が安全地帯にいるからエンタメとして楽しめるのに、当事者になったらエンタメ要素皆無のただの恐怖になってしまう。

    だから俺は4つ目と5つ目の怪談は

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    2024年09月26日
  • 七人の鬼ごっこ

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    ミステリーとしては少し不思議な本。各登場人物の記憶を思い出すシーンが多くて途中までは話の進みがゆっくりだなぁとムズムズした。最後の最後で怒涛にクライマックスになったからそこは集中して読めた。他のシリーズも読んでみたいとは思うけどリピートはしにくいかも。
    童話をモチーフにしてちょっとオカルトなホラーも入ってるところは好みでした。

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    2024年09月21日
  • 禍家

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    ネタバレ

    主人公のメンタルが強い!
    もう、何度も何度も何度も恐怖体験してるのに寝たら治るみたいな笑

    トップギアで怪異現象が頻発してたのにラストは呆気ない印象

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    2024年09月19日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    後半、怪異の真相に近づくほど怖くてどきどきした。
    読後、部屋の中でバサッと音がしたのはどうしてだろう。

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    2024年09月10日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    怪異と論理的思考を組み合わせた硬めのミステリー。
    民俗学的な謂れが長くてやや辟易したり、推理が格式ばりすぎて頭がついていかなかったりと読中疲れるが、次回作も読むこと間違いなしのシリーズ。

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    2024年08月27日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    個人的・夏のホラー特集。氏については、もう安心のクォリティ。虚実の境が曖昧な、得意パターンの物語を集めた短編集。

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    2024年08月21日
  • 怪談のテープ起こし

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    カセットやMDに録音された6つの怪異譚と、これらが一冊の本になるまでの裏話を挟んだ作品集。
    まさにタイトル通りの怪談のテープ起こし。

    怪談自体のハッとさせられる内容も去ることながら、テープ起こしをしている編集者の身にも、何かおかしなことが起こる。
    ダブルで興味を惹かれた。

    これ、どこまでが本当で、どこまでがフィクションでしょうか?
    死人のテープ起こし、聞きたくないなぁ…。

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    2024年08月15日