三津田信三のレビュー一覧
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「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」生命の電話にかかってきた自殺志願者からの一本の電話。福祉センターの職員は電話主を保護に向かい襲われた痕跡を見つける。その後、電話主の多門英介が電話をかけた小学校時代の友人達が次々に殺されていく。多門の友人でホラーミステリー作家となった速水晃一は調べ始めるが、小学校時代の出来事が関係あるようで…。
ホラー要素は薄め。30年の時を超えて、閉じ込めてしまった記憶、忘れてしまっていた出来事がよみがえる。子供って怖いと思ったこと忘れることあるから、本当にありそうといえばありそう。表紙の印象とタイトルからホラーっぽいのかなと思ったけれど、わりとちゃんとミステリーものだ -
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【2024年207冊目】
新天地への引越し――普通であれば新たな生活の始まりにわくわくするものだが、翔太は言い様もない不安を抱えていた。幼少期からカンの良かった彼は、これまで何かと危機を回避してきた。もちろん偶然かもしれない、けれどそれらの時と同じ、言い様もない嫌な感覚。それは新居に近づくに強まっていって…「この家には何かがある」
「スマホを落としただけなのに」ならぬ「新居に引っ越しただけなのに」です。大体、家に纏わる怪異のお話は人間側から見るとめちゃめちゃ理不尽ですよね。家って一番逃れられないものですし。
真相がわかった時の絶望感、いい意味でめっちゃ良かったです。そういうことか〜最悪〜と -
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ネタバレかくれんぼの最中の失踪、大人になってからその時の子供達が殺害される、など、ホラー&ミステリー好きとしてはそそられる内容でした。
ですが全体的にモヤモヤというか、ちょっと無理がないですか?と感じる部分が多く、読み終わってもスッキリしないかなぁ。
子供を攫うと一言でいっても、赤ちゃんでもない子供をどうやってカートなどに押し込んで連れて行けるのか。暴れるでしょ。
ラジオおばさんちの二階にいたの誰?とか、列の真ん中にいた子供が消えるのとか、そういう所は怪異のせいなら何でもアリになるなぁとか。
読み手の勝手な期待なんですけど、ちょっと残念。
でも決してつまらないわけではなく、面白く読みました!三津田さん -
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ネタバレ今回は未解明な部分も多く残る結末。それでも許されるのがこのシリーズの特徴である。
八百屋のお七的なサイコパス動機は衝撃的だったが、村人への聴取から尼耳家が村八分であることがバレる恐れはなかったのか。また、遠隔操作殺人というのが現実的じゃなくていまいちしっくりこなかった。約束どおり市糸郎が滝の側で望遠鏡を使う可能性、その望遠鏡が滝壺に落ちる可能性はいかほどか。仕掛けが別の場所で作動したら…望遠鏡が滝壺に落ちず現場に残ってしまったら…李千子も充分容疑者になり得ただろう。
また、李千子の怪異体験は結局何だったのか。なぜ怪異は「生名子」と忌名のほうを呼ぶのか。忌名の儀式にも謎は残る。
謎が残るこ -
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ネタバレ5つのバラバラの怪談が資料として掲載。
これらは、年代も登場人物も怪異の内容もバラバラなのに妙な共通点がある、と会談鬼オタクの2人がこの共通点を探っていく。
先に3つの怪談が掲載されていて、それを読んだ2人の解釈、その後に残りの2つの怪談が掲載されて、2人がこの5つの怪談の共通点を見つける、というもの。
これの嫌なところは「この本を読んでる読者にも異様な出来事が身の回りに起きてしまう」という「読者参加型」の怪談だった。嫌だよそんなの。怖い話は自分が安全地帯にいるからエンタメとして楽しめるのに、当事者になったらエンタメ要素皆無のただの恐怖になってしまう。
だから俺は4つ目と5つ目の怪談は