三津田信三のレビュー一覧

  • そこに無い家に呼ばれる

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    まず初めにこの本は幽霊屋敷3部作の最終話のようだ。(自分も知らずに購入したが…)
    序盤で作者から説明があるように、この話から読み始めても問題ない内容になっている点は安心してほしいが、シリーズを通しての伏線もあるようなので、折角なら「どこの家にも怖いものはいる」から読まれることをお勧めしたい。

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    2024年05月19日
  • そこに無い家に呼ばれる

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    ネタバレ

    モキュメントは映画でも大好物です。
    故に、すごく楽しめました。
    作中では
    「前2作を読んでいなくても〜」
    と、ありますが
    絶対、前2作読んでた方が
    楽しめたなぁと後悔です。

    同系統で言えば
    芦沢央先生の
    「火のないところに煙は」が
    単作で読みやすかったかなと。

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    2024年05月18日
  • 逢魔宿り

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    ネタバレ

    そこまで怖くないがちゃんとホラー。
    とくに【よびにくるもの】は、徐々に迫ってくる怖さがあってぞっとした。
    久々にホラーを読んだのでドキドキしている。

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    2024年04月26日
  • スラッシャー 廃園の殺人

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    なんてグロいんだっっっw
    残虐な殺人シーンを楽しむためのホラー小説でした。
    グロ苦手な人にはお勧めできませんw
    拷問シーンがエグいw w
    でもグロいだけではなくてミステリー要素もあり、終盤はそう来たか!と驚きました。
    ラストの余韻も良かったです。
    読み応えもあるし面白かったし楽しんで読むことができました。

    私はグロ耐性もあるし普段からホラー映画を嗜むので楽しめましたが、ホラーもグロも苦手な人は読まない方がいいかもw
    ホラーと言っても心霊現象系ではなく、ちゃんと生きている人間の殺人鬼に追い回される系のお話です。

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    2024年03月24日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    どれも読みやすく面白かったです!
    怖かったのは小池真理子「山荘奇譚」かなあ。細長い地下室にボロ切れだけ画鋲で留まってる光景、不気味すぎる。

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    2024年03月19日
  • 誰かの家

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    ネタバレ

    三津田信三の怪談の短編集。
    怪談は本来短いもの(背景やその後が不明なことが怖さにつながる)であると思うので、こういう形の短編集と相性が良いように思う。

    解説では本作について「幽霊屋敷」を強調しているが、私はそう思わない。これまでの三津田の作品の印象に引きずられすぎだと思う。
    確かに建物の中の話は多いが、怪談の構造的に「閉鎖空間」で事が起こるというものが多くなるだけではないか、と思う。
    自由な空間で逃げても追いかけてくるという話も怖いが、すぐには逃げられない場所での怪異や、「逃げ出せた」とホッとした後に追いかけてくる方が心理的な効果が高いように思える。”枠”のなかで起きていた(と思っていた)現

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    2024年03月04日
  • 禍家

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    ネタバレ

    【2024年38冊目】
    再読です。怪異と人間の怖さがミックスしたお話。初めて読んだ時は、怖いという感想しか思い浮かべませんでしたが、時間を置いて読んでみると、可哀想よりも「理不尽すぎる」という思いを強く抱きました。あと、主人公のメンタル強すぎる。発狂しててもおかしくない状況で、すごい立ち向かうじゃん…

    あとこれ…一番怖いのは、おばあちゃんじゃないのだろうか…住める?身内が惨劇に見舞われた家だぞ…?無理だろ。結構稼いでるのよって言うくらいなら、小さくてもいいから他のとこ住もうよ。いくら幽霊とか信じないタイプだとしても、そういう問題じゃないだろ

    そして終わり方…ストーカー並にしつこいじゃん!!

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    2024年02月16日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    ネタバレ

    ホラー小説のような前半の時点では、非常にワクワクしながら読み進めた。
    が、結末はしっくりこなかったかな。。。

    確かに、神の視点の記述、といった点は面白い(とはいえ、難易度高すぎ)が、
    諸々の舞台装置※が「作り物感」ありすぎて、ややチープな映画を観ているような感覚になった。
    ※村の入り組んだ構造、過去の言い伝え、等

    特に、和尚が急に蛇だなんだと語り始めたときには、ややシラケてしまいました。

    あとは、とにかく長い。。。

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    2024年02月15日
  • 凶宅

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    ネタバレ

    怖かった。ホラー小説。
    ちょっと現実離れしているけれど、次から次へと奇怪なことが起こり、テンポ良く、妙に引き込まれた。
    結局妖怪の正体が何だったのかスッキリしなかったところはあるが、家族に妖怪が憑依し最後には自殺してしまうという展開にゾッとした。

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    2024年01月28日
  • 七人怪談

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    ‘ふさわしいテーマ‘っていうのがとても良い。確かに望まれているのは、それぞれに振られている短編だろう。
    初見では名梁和泉さん、見知りでは福澤さんがよき。

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    2024年01月28日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    ネタバレ

    密室トリックをあれこれ検討していく過程が、ちょっと分かりづらかった。
    最後の推理ももう一段階あるのかなと思っていたら終わってしまって、うーん、という感じ。
    つまらないわけではないけど、前作ほどの衝撃はなかった。

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    2024年01月23日
  • 魔邸

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    ネタバレ

    怖がりのくせして好奇心に負けて読んでしまうホラー小説。三津田信三作品は特にお気に入りです。これまで読んだ中で私がいちばんビビった三津田作品は、『ついてくるもの』に収録されている「八幡藪知らず」でした。

    母親が再婚し、継父の海外赴任でひとり日本に残されることになった少年が預けられたのは、神隠しが噂される森近くの屋敷。

    「森」というだけで八幡の藪を思い出して背筋がぞわっとしたものの、追いかけられる怖さはあっちのほうが上。単なるホラーではなくて、幽霊も出るけどミステリー。

    最後の一文でものすごい嫌ミスになりました(泣)。

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    2024年01月19日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【2024年10冊目】
    ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

    1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。

    「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。

    「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体

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    2024年01月18日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    導入の怪談話が読み応えがあり、それで一作品になりそう。本編はホラー感なくサスペンス要素のみな感じで、ホラー嫌いなくせに少しあっさりに感じた。
    とはいえ、過去の怪談と現在の事件が見事にリンクしていて、どの話にも無駄がない感がすごい。

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    2024年01月14日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    ネタバレ

    4つの怪談にはぞわぞわとしつつ、ようやく始まった本編では廃道での偲のわがままぶりにイラッとしつつ(笑)、第一の被害者が現れたときには待ちかねたという気持ちになっていた。
    怪談とリンクする連続殺人事件。その裏には村の伝承そして村の秘密が……?
    試行錯誤する言耶の推理は楽しいが、ひとつひとつがおぞましい。
    秘密を抱える村の不気味さが最高潮に達するラスト。

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    2024年01月07日
  • 忌名の如き贄るもの

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    一見、シリーズ中では地味な謎。しかし、最終盤に怒涛のどんでん返し。ホラー要素も満点で、楽しめた。
    ホラー要素を残しすぎるとミステリーとして成り立たなく、シリーズの中でもそういう作品はあるが、本作はその辺りのバランスが絶妙。
    地方特有の悲しい業を事件の背景に感じる。

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    2024年01月05日
  • 怪談のテープ起こし

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    デジタルではなく、テープってところがいいよねー。
    怖い話が無性に読みたくなって買った作品。
    でも、これは本で読むより、映像で観る方が良さそう。実写化してないのかな?

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    2024年01月05日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    所々詳細に過ぎる説明や、著者のドヤ顔が浮かぶ解決篇などあまり肌に合わない。オチもイマイチ納得できないが、怪異が迫り来る恐怖描写はさすが。

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    2024年01月07日
  • 七人怪談

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    7つのホラーアンソロジー。
    「自分が最も怖いと思う怪談」という課題で集まっただけあって本当に怖いです。それぞれ全然毛色の異なる怪談なのですが、どれもズシンと肩が重くなるような、負のエネルギーを引っ張り込んでしまったような戦慄を感じます。

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    2024年01月03日
  • 凶宅

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    怪異についてはほぼ真相はわからず。すっきり解決していない部分とラストの1文とが相まって、いい感じに気持ち悪さが残ります。

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    2023年12月30日