三津田信三のレビュー一覧
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角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー、2冊目。収録されているのは以下の6編。
宮部みゆき×霊能を持つ従姉とのひと夏の思い出、『あなたを連れてゆく』。新名智×狂気のゲームブック、『竜狩人に祝福を』。芦花公園×河童との三つの取引、『月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ』。内藤了×一等地の土地家屋に秘められた呪い、『函』。三津田信三×怪談作家による怪談論、『湯の中の顔』。小池真理子×死後事務委任契約で訪れたリゾートマンションで遭遇する怪異、『オンリー・ユー―かけがえのないあなた』。
『潰える』と同様、名の知れた作家が名を連ねるホラーアンソロジー。新たな推し作家を見つけられるのを期待していた -
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ネタバレ初めての作家さん。ホラーも書いてる方らしく、気になって買ったはいいものの怖すぎたらどうしようという一抹の不安があった…
いざ読み始めると、やっぱりそれなりに背筋が薄ら寒くなりそうな不気味なシーンがちらほらありつつも、怖すぎて読むのを断念する程ではなく丁度良くて安心した^^;
音が同じ名前の登場人物が複数いて最初は覚えられるか心配だったけど漢字が違うから混同することもなく案外すんなりいけた。
途中途中起きた不可解な恐ろしい現象は一体どう解明されるんだろうと謎だったけど最後にちゃんと解決。
ちゃんとと言ってもおわりにまでいってやっとちゃんとわかる感じで私はそれまで全然ピンと来なかった…笑
と言って -
Posted by ブクログ
『七人の鬼ごっこ』と同じ摩館市が舞台のホラーミステリー。
六人の少女たちが笛吹き公園で隠れんぼをしていたが、そのうちの1人が行方不明になってしまう。
数日後さらにもう1人が不可解な状況で姿を消してしまう。その場に居合わせていた奈永も夕暮れの公園で何者かに襲われかける。
大人になりホラー作家『背教聖衣子』として活躍する京子も当時の六人組の一人で、二人の行方不明事件についての取材を始める。
まだら男、だれま様信仰、笛吹き鬼などオカルト要素も多いけどミステリーとして行方不明事件を解明している。ただホラーな要素は残されたままで幕引きになっているからモヤモヤは残る… -
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「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」生命の電話にかかってきた自殺志願者からの一本の電話。福祉センターの職員は電話主を保護に向かい襲われた痕跡を見つける。その後、電話主の多門英介が電話をかけた小学校時代の友人達が次々に殺されていく。多門の友人でホラーミステリー作家となった速水晃一は調べ始めるが、小学校時代の出来事が関係あるようで…。
ホラー要素は薄め。30年の時を超えて、閉じ込めてしまった記憶、忘れてしまっていた出来事がよみがえる。子供って怖いと思ったこと忘れることあるから、本当にありそうといえばありそう。表紙の印象とタイトルからホラーっぽいのかなと思ったけれど、わりとちゃんとミステリーものだ -
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【2024年207冊目】
新天地への引越し――普通であれば新たな生活の始まりにわくわくするものだが、翔太は言い様もない不安を抱えていた。幼少期からカンの良かった彼は、これまで何かと危機を回避してきた。もちろん偶然かもしれない、けれどそれらの時と同じ、言い様もない嫌な感覚。それは新居に近づくに強まっていって…「この家には何かがある」
「スマホを落としただけなのに」ならぬ「新居に引っ越しただけなのに」です。大体、家に纏わる怪異のお話は人間側から見るとめちゃめちゃ理不尽ですよね。家って一番逃れられないものですし。
真相がわかった時の絶望感、いい意味でめっちゃ良かったです。そういうことか〜最悪〜と