三津田信三のレビュー一覧
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民俗・怪異・殺人事件と私の好きなものが題材であるが、初めに書こう、犬が死ぬ。
柴犬が!死ぬ(泣
それほど細かい描写ではないから読んで後悔レベルではないものの、犬死んだー!!と声が出た
鳥も死ぬ。
以下ネタバレ
著者の本は初めてなのだが、こちらはシリーズ2作目であり、他の代表作シリーズのスピンオフ的な本だった。
謎解きパートでは二転三転、振り回されると警部が言っていたがまさにそれ。面白かったものの、そんなことある〜??(特に入れ替わり部分)
あと、ところどころの怪異は結局なんだったの?やっぱそこはホラー小説なのか。
そしてラストに四郎が語った嫁首様との遭遇譚は書いてないから想像するしかない…
二日子は女傑っぽいし、当主でよかったんでは?婿取りで怪異が起きないなら、以降は女系になるかもしれんね
別シリーズの二作目という中途半端なとこから入ったから登場人物に馴染みないにもかかわらず、するする読めたので、シリーズ今度探してみよう -
Posted by ブクログ
2026.04.23
呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。
でも。
この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。
上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。
背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理がついたとき、妙なスッキリ感があった。いろいろと、深い。特に芦花公園さんは「キタコレ、よくわからん」からの怖っ。これも「いいぞもっとやれ」と思ってしまった
「人を呪わば穴二つ」が全く通用しない本。
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文章がけっこう回りくどくてリタイアしかけた…
冒頭のセリフに繋がるまで15ページもかかってて、今何の話だっけ?状態。
とにかく序章と幕間がなかなか進まなくて情報量多くて読むのやめかけたけど、その先に実話系怪談が5篇収録されていて、そこまで行ってやっと一気に読める。
4篇目・5篇目は「ここを読んで読者に何か災いが降り掛かっても責任取れません」「残り2篇が1番気味が悪く気持ちが悪い」って下拵えされたプラセボもあるかもだけど、4篇の『光子の家を訪れて』はたしかに気持ち悪くてよかった。
てか沙緒里(12)の家探索が勇気ありすぎて笑ってしまう…
構成?作風?がいまいち好みと合わなかったけど、見せ場はちゃんと面白いなーって感じ
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ネタバレ今まで読んだシリーズとはまた毛色が違うように感じた。
前半の村上水軍の説明のあたり、読んでてちょっと眠くなってしまった…その後の話にそこまで絡んでなかったような気が…
秘められている儀式には何かしら理由があるから公開されていないわけで、暴きたいと考える素人が痛い目を見るというこの構図は数々のホラーゲームで見たことがあるやつだ…なんてことを考えた。
霊的な存在に殺されるのではなく、まさか子供に殺されるとは研究者たちも考えてすらいなかっただろう。
神社での巫女達、宗教団体とかでの洗脳教育と何ら変わりないよな。狂信的な思考に育っても、過去に失敗した巫女達のように直前で恐怖心が芽生えても不思議じゃないのに、朱音はそういう意味では巫女としての成功例なんだろうな。怖い。
朱音が妊娠してるかもの件で、父親正声じゃない?と思ってすみませんでした。
あれだけ合理主義を強調しておいて犯行に及んだ理由が姉由来で、わかるようなわからないような…因習めいたものは嫌いだけど姉は好きで尊敬してるから、というのもなんとも切ない。
そういう意味では最後のシーンは結構好きだ。ミステリの犯人の最期として美しいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ怖いと言うより悲しい話。読んでてしんどくなる。
男性作家の特徴(偏見です)というか、そういう描写にやたら力を入れて書く人多いよな。
初穂売りの前の忍棒で…というある種の儀式や月影の堕胎は遊郭という場所の残酷さを強調するために意味があると思うが、緋桜の初穂売りの部分はグロかった。ジジイの描写がキモ過ぎる。あんな目に遭った女性が日記とはいえ詳しく書くだろうか。
そういうモヤモヤはあったけど話としては面白かった。初代から三代目まで同一人物って、三代目はともかく二代目は5年しか経ってないわけだし普通にバレそうな気もするが…
あんまりホラー要素ないのは確かだけど、身投げする直前に緋桜と月影が見た印のようなものは多分そういうやつだよなと思う。
櫻子に呪いの言葉をかけて散々な目に遭わせた紅千鳥こそ痛い目を見て欲しかったけどなぁ。結局こういう奴が最後は強いんだよな(?)
結婚して夫婦として過ごしていたあの頃以上の幸せってあの先にはないのかもしれないけど、少なくとも遊郭に身を沈めていた頃のような悲しみや苦しみがない生活を送れているといいな。