三津田信三のレビュー一覧

  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    〈呪い〉がテーマのアンソロジー。
    〈呪い〉と聞くと丑の刻参りが思い浮かぶが、土地に憑く穢れだったり、交換日記に込められた怨念だったりとその形は様々。
    いつもの三津田さん節が効いた「壱本樹様」のじとっと湿った旧家の雰囲気は格別。
    背筋さんの「劣化コピー」もどんどん視点を変えてループしたラストに全てが一気に繋がる気持ち良さと怖さが怪感。
    芦花公園さんの「しばらくゆっくり休んでください」は、こんな呪いの形があったのか!と斬新で驚いたなぁ。宗教めいた社員研修の穏やかな時間にすっかり油断した挙げ句の真相の炸裂に思考停止w

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    2026年05月10日
  • 魔邸

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    しばらく叔父の別荘で暮らすことになった主人公。しかしその別荘は神隠し曰く付きの森のそばに立っていた。
    いつもの三津田作品。ホラー、ミステリ、どちらに着地するのか楽しめる展開。サクッと読めるが刀城言耶シリーズと比較するとボリューム少なめに感じた。

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    2026年05月06日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    呪いって不条理ですよね、というのを改めて感じた一冊。
    いやそれは逃げられないやん、と諦めて「その時」が来るのを待つしかない、という絶望感がすきなので、なかなかに好きなお話が揃っておりました。

    上條さんの作品、件の方が事故で一年眠っている間に呪いが広がり……と読めるけど、その事故がそもそも呪いによるものだったんだろうなぁ、と思いました。
    となると何があろうとこうなることは確定だったので、やはり呪いは不条理ですよね。

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    2026年05月05日
  • 密室の如き籠るもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズの短編三編と中編一編。怪奇現象の謎を解く。とても、面白く読めました。ひとつ、スッキリしないのは赤い箱の中身はどういうことだったのか。

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    2026年05月04日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 上

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    読み始めてしまったら最後、そこに収録されている物語の謎を解くまで怪異に襲われ、最終的には皆行方不明になってしまうといういわくつきのミステリ同人誌「迷宮草紙」その謎解きに三津田信三と親友の飛鳥信一郎が挑む。

    ノベルス版で読んだのが8年前(そんな前か!?と驚く)改めて文庫版で再読。
    一冊の本に「迷宮草紙」というひとりアンソロジー挟まっているという豪華仕様が嬉しい。内容はあんまり覚えてなかったけど、書庫で逃げまどうシーンが非常に怖かったので印象に残っている。
    下巻に続く。

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    2026年05月03日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    民俗・怪異・殺人事件と私の好きなものが題材であるが、初めに書こう、犬が死ぬ。
    柴犬が!死ぬ(泣
    それほど細かい描写ではないから読んで後悔レベルではないものの、犬死んだー!!と声が出た
    鳥も死ぬ。

    以下ネタバレ
    著者の本は初めてなのだが、こちらはシリーズ2作目であり、他の代表作シリーズのスピンオフ的な本だった。
    謎解きパートでは二転三転、振り回されると警部が言っていたがまさにそれ。面白かったものの、そんなことある〜??(特に入れ替わり部分)
    あと、ところどころの怪異は結局なんだったの?やっぱそこはホラー小説なのか。
    そしてラストに四郎が語った嫁首様との遭遇譚は書いてないから想像するしかない…
    二日子は女傑っぽいし、当主でよかったんでは?婿取りで怪異が起きないなら、以降は女系になるかもしれんね

    別シリーズの二作目という中途半端なとこから入ったから登場人物に馴染みないにもかかわらず、するする読めたので、シリーズ今度探してみよう

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    2026年04月28日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    新名智の作品に懐かしさ爆発!
    ゲームブック、懐かしい〜!
    昔大好きだった。
    新感覚という人は若いんだな…
    芦花公園、別の意味で懐かしい笑
    ニビルにアヌンナキ…
    母を思い出します。

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    2026年04月27日
  • 呪いの☒☒

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    2026.04.23

    呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。

    でも。

    この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。

    上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。

    背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理がついたとき、妙なスッキリ感があった。いろいろと、深い。特に芦花公園さんは「キタコレ、よくわからん」からの怖っ。これも「いいぞもっとやれ」と思ってしまった

    「人を呪わば穴二つ」が全く通用しない本。

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    2026年04月27日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    ライトめな怖いお話でした。個人的には光文社文庫から出てる異形コレクションの方が好き。怖い話がそんなに・・・という方には優しめでいいのではないかと。
    最後の芦花公園さんの短編はメールの文面が読みにくかった。

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    2026年04月25日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」から始まる短編集。同じ1文からこんなに沢山のエピソードが生まれるのか、とこのシリーズはいつも思う。軽く読める1冊。

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    2026年04月25日
  • 七人の鬼ごっこ

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    「だーれまさんがこーろーした」
    生命の電話にかかってきた一本の電話から、
    忌まわしい過去が広がって行く。
    人生が上手く回らず30年前の友人が始めた
    友達ゲームが友人たちを死に陥れて行く。
    ホラーミステリー作家の速水は、
    誰の仕業か暴くために過去の土地へ向かう。
    土地の権力者、宗教上の仕業か?
    ホラーとミステリーは上手く融合できるのか?
    多少物足りなさが残ったが、
    三津田信三の作品の
    読んでいる最中の背中のザワザワは感じられた。

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    2026年04月21日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    色々な作家の作品が読めてお得アンソロジーだった。
    やはり函が一番怖かったかな。家ホラーとして短い中にも要素がぎゅっと詰まってた感じで面白かった。

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    2026年04月17日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 下

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    おーなるほど。
    ラストはぞくりとした。
    けども、もっと本の怪異に立ち向かう話かと思っていたのに、本当に各章の謎解きだけだったのがちょっと残念。
    読者がどんどん行方不明になるとか盛り上がったのになぁ。
    いや、ラストも本の力がすごかったのでよかったんだけど!なんかもう一捻りほしかった。

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    2026年04月02日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    文章がけっこう回りくどくてリタイアしかけた…
    冒頭のセリフに繋がるまで15ページもかかってて、今何の話だっけ?状態。

    とにかく序章と幕間がなかなか進まなくて情報量多くて読むのやめかけたけど、その先に実話系怪談が5篇収録されていて、そこまで行ってやっと一気に読める。

    4篇目・5篇目は「ここを読んで読者に何か災いが降り掛かっても責任取れません」「残り2篇が1番気味が悪く気持ちが悪い」って下拵えされたプラセボもあるかもだけど、4篇の『光子の家を訪れて』はたしかに気持ち悪くてよかった。
    てか沙緒里(12)の家探索が勇気ありすぎて笑ってしまう…

    構成?作風?がいまいち好みと合わなかったけど、見せ場はちゃんと面白いなーって感じ

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    2026年03月26日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    不気味で、どこか類似しているような怪談が読者の恐怖と読み進める気持ちを加速させる。最後どうなるんだろうとオチが気になり一気に読んでしまったが、まさかそういう結論に至るのかと言う感じで、よかった。

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    2026年03月25日
  • ついてくるもの

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    おもいっきりホラーというよりはそっと背後にはいよるホラーという感じ。ホラーなんだけどヒトコワ寄りなものもちらほら。

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    2026年03月19日
  • 怪談のテープ起こし

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    ノンフィクションなの?と途中で感じた。
    表紙と作品名のインパクトでパケ買い。
    初めて読んだ署名だったので
    途中の『幕間』等の内容は難しかった。

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    2026年03月18日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    ネタバレ

    今まで読んだシリーズとはまた毛色が違うように感じた。
    前半の村上水軍の説明のあたり、読んでてちょっと眠くなってしまった…その後の話にそこまで絡んでなかったような気が…

    秘められている儀式には何かしら理由があるから公開されていないわけで、暴きたいと考える素人が痛い目を見るというこの構図は数々のホラーゲームで見たことがあるやつだ…なんてことを考えた。
    霊的な存在に殺されるのではなく、まさか子供に殺されるとは研究者たちも考えてすらいなかっただろう。
    神社での巫女達、宗教団体とかでの洗脳教育と何ら変わりないよな。狂信的な思考に育っても、過去に失敗した巫女達のように直前で恐怖心が芽生えても不思議じゃないのに、朱音はそういう意味では巫女としての成功例なんだろうな。怖い。

    朱音が妊娠してるかもの件で、父親正声じゃない?と思ってすみませんでした。
    あれだけ合理主義を強調しておいて犯行に及んだ理由が姉由来で、わかるようなわからないような…因習めいたものは嫌いだけど姉は好きで尊敬してるから、というのもなんとも切ない。
    そういう意味では最後のシーンは結構好きだ。ミステリの犯人の最期として美しいと思う。

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    2026年03月15日
  • 幽女の如き怨むもの

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    ネタバレ

    怖いと言うより悲しい話。読んでてしんどくなる。
    男性作家の特徴(偏見です)というか、そういう描写にやたら力を入れて書く人多いよな。
    初穂売りの前の忍棒で…というある種の儀式や月影の堕胎は遊郭という場所の残酷さを強調するために意味があると思うが、緋桜の初穂売りの部分はグロかった。ジジイの描写がキモ過ぎる。あんな目に遭った女性が日記とはいえ詳しく書くだろうか。

    そういうモヤモヤはあったけど話としては面白かった。初代から三代目まで同一人物って、三代目はともかく二代目は5年しか経ってないわけだし普通にバレそうな気もするが…
    あんまりホラー要素ないのは確かだけど、身投げする直前に緋桜と月影が見た印のようなものは多分そういうやつだよなと思う。
    櫻子に呪いの言葉をかけて散々な目に遭わせた紅千鳥こそ痛い目を見て欲しかったけどなぁ。結局こういう奴が最後は強いんだよな(?)

    結婚して夫婦として過ごしていたあの頃以上の幸せってあの先にはないのかもしれないけど、少なくとも遊郭に身を沈めていた頃のような悲しみや苦しみがない生活を送れているといいな。

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    2026年03月15日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    死相探偵との関わりが分かる作品となっていて、死相探偵シリーズを読んでいると面白さが増すと思いました。

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    2026年03月14日