三津田信三のレビュー一覧

  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    とても豪華なアンソロジー集。
    ただ、傑作選ということもあり決まったテーマは特にないので、なんとなくとっ散らかったイメージがある。
    最もインパクトがある…というよりは厭な印象を受けたのは、鈴木光司さんの『浮遊する水』。再読のはずだけれど、やはり厭だ。

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    2025年09月30日
  • のぞきめ

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    【2025年117冊目】
    この物語を読んでいる最中に、視線を感じたり、おかしな感覚を覚えたら、即刻読むことをやめるのをオススメする――作家である私は見聞きした二つの怪談に共通点があることに気がつく。「のぞきめ」と呼ばれる怪異について解き明かすべく、私は二つの怪異談を物語に仕立てたのだが…因習村で繰り返される歴史が怪異を形作る、ミステリーホラー。

    もう少し、もう少し覗いて欲しかったな(?)と思う第二章でした。覗くよりも覗いてる方が多かった気がします(?)第一章は普通の人が怪異そのものに変容する感じが良かったですね。第二章はどちらかというとミステリー色が強く、推察という名の真相で「なるほど」とな

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    2025年09月23日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    4つの家の話と幕間で構成されている。 
    赤い医院のテープレコーダーの文字起こしは、臨場感があり1番怖い。
    他3つも書き手、手法が異なる為、それぞれの良さ、怖さがあった。

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    2025年09月14日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    宮部みゆきさん目当てで読みました。
    ネタバレ感想

    あなたを連れてゆく
    ふんわりホラー
    アキラは幸せなのかな不幸なのかな?と思ったり。
    とても怖い!というよりか少しノスタルジー感じるホラーファンタジーみたいな作品でした。

    竜狩人に祝福を
    この本はこの話を読んだだけでもいい収穫になると思います。新感覚選択式ストーリーでかつラストに驚愕の真実を得ます。順々に選択していくと…。
    この作品はもっと評価されて欲しい、この作品だけで小説を出して欲しいです。

    月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ
    河童のお話
    ナメてかかって読んだら意外と怖かったです。
    この分野はなんていうんだろう…


    あぁ…やっ

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    2025年09月13日
  • そこに無い家に呼ばれる

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    幽霊屋敷シリーズ三部作最終巻。
    怖いと言うより不思議な話だった。
    最終的に謎が解明されずまま終わるのはホラー的には有りだと思うけど、スッキリはしない。
    新興住宅地の話しだったので同著者さんの凶宅を思い出した。
    凶宅は怖くて少しHで大好きである。
    幽霊屋敷シリーズは序章に出てくるいろんな本や映画の紹介が個人的に好き。

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    2025年09月10日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    最初のエピソードは時間設定が現代ということもあってリアリティがあって怖かった。
    幕間の自分の本の宣伝のような部分が少ししつこく感じた。
    個人的にはこっちより「近畿地方のある場所について」の方が同じような形式では好み。

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    2025年09月08日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    現代のような便利な品物や
    デジタルが全く無かった時代に巻き起こるホラーミステリー
    閉鎖的な集落や旅館、未踏の山中
    怪異に対して合理的な理屈で考察していくお話です
    マイルドな刀城言耶シリーズのよう
    でも難読漢字少なめで読みやすいです

    考察していくのは刀城言耶の助手、天弓馬人
    師匠と同じくとても現代的な考え方をするお方で
    怪異譚が大好きな師匠に比べて
    助手は、怖い話が苦手だから合理的に謎を当てはめていきます
    師匠とは正反対な人です
    対する聞き手の学生、瞳星愛が拝み屋の孫で
    怪異に耐性があるので
    この対照的な2人の掛け合いがピッタリ
    最後にそういうことか、と、、、

    妖怪を生み出したり
    伝承とか怪

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    2025年09月08日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    デビュー作。著者の分身のような主人公が、武蔵野の竹林に隠れた洋館を見つけ出し、そこに住んで怪奇小説を書き始めると自らも怪異に巻き込まれていくという話。
    ミステリとホラーが融合しているのが著者の作品の魅力だが、これは現実とフィクションの境目が徐々になくなってゆく感覚が素晴らしい。三部作らしいので全部読んでみたい。

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    2025年09月07日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    ネタバレ

    拝み屋を祖母に持つ大学生の瞳星愛と、作家探偵・刀城言耶の助手を務める天弓馬人のコンビが亡者や首無女等の怪奇な謎に挑む短編集。
    しっかり者の愛の勝ち気さと実はホラー苦手を必死に押し隠す馬人の強がりがぶつかり合うテンポのいい合理的推理はぶっ飛んでいるが、結果的にピタッと嵌まって快い読み心地。
    刀城シリーズで旧知の兜離の浦や媛首村のワードや事件も出てきて思わず血が騒いだなw
    怖さはマイルドながら、第三話の『腹を裂く狐鬼と縮む蟇家』の真相のように、垣間見える民俗学の悲しさと惨さが入り混じった暗部がやりきれない。

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    2025年08月19日
  • 怪談のテープ起こし

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    じとっとしたホラー短編集。
    モニュメンタリーのような部分もあって好きな感じ。
    暑い夏にはホラーだね。

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    2025年07月27日
  • 逢魔宿り

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    安定のメタ恐怖小説。
    オチのしっくりこないぼんやりとした恐怖でも、実話怪談とは何かが違う。
    メタ小説ということで実話怪談よりもファンタジー寄りのホラーなんでしょうか。それがとても面白い。

    とくに最初のお籠りの山の話が良かった。
    山で口笛を吹いてはいけないとか、魔除けで有名な柊や南天が結界のように植えてあるとか、名を名乗ってはいけないとか、いつかどこかで聞いたことのあるような民間信仰をうまく取り入れることで、なにか邪悪なものがその場所にいるのではないかという不安を読み手に感じさせる内容になっている。

    星4か迷ったけれど、残念ながら最後の話がよくわからなかったので僭越ながら星3にさせていただき

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    2025年07月16日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    ホラー要素が入ったミステリー……、なんだよね。
    このホラー要素が解明されないまま、謎解きできる部分だけで謎を解いていく感じなので、個人的には「え。この謎は放置なの?! そ、そうかぁー……」って気持ちになってた。それでも十分に面白いんだけど、ホラー部分をミステリーで強引にねじ伏せて解決する話が好みなので、この本の“ホラー部分で解けない謎には手を出さない”スタイルは、ホラーとミステリーのいいとこ取りっぽい雰囲気。
    三津田さんの本を連続で読んでみたけど(前回は黒面の狐でした)、両方ともミステリー寄りの話だったから、そろそろホラーが読みたい。

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    2025年07月12日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    舞台となるのは、金が出る山魔が出る山女郎が出ると、何かと眉唾ものの曰く付きの居み山。その麓に住む二家を巻き込んで起こる一家消失と連続殺人の謎に、一人の小説家が挑む。
    都市と隔絶した曰く付きの土地、常軌を逸した殺人、とめどなく積み重なる大量の謎、話が二転三転する解決編、とこれぞ三津田小説という要素が今作にも多分に放り込まれている。今作に特有だったのは、まず忌み山という秀逸な舞台設定。日本には古来より、山上他界観や山岳信仰などと言って山に超自然性を見てきた文化的性格がある。日本的ホラーを演出するのに山ほどお誂え向きの舞台はないだろう。そして童唄に見立てられた連続殺人。死体装飾による奇怪性の演出は例

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    2025年07月06日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    ホラーミステリーです。まずホラー(というより怪談)要素を含む語りがあって、その後で怪奇現象と思われるところを論理的に解きほぐしていく。そんな連作短編集になってます。面白いのは、完全に論理が勝つわけではなく、解釈しきれない部分を余韻のように残すところですね。
    個人的に気になったのは、難読な固有名詞が多いこと。私の識字率が低いと言ってしまえばそこまでなんですが、固有名詞で何度も躓くので、どうしてもテンポよく読めない。単純で簡単な漢字だと雰囲気が出ないのも確かなので、難しいところですね。

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    2025年07月03日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    無明大学の特別講師を務める刀城言耶の「怪異民俗研究室」で言耶の蔵書や蒐集品の整理を任されている作家志望の天弓馬人のところへ、拝み屋の祖母を持つ女子大生・瞳星愛がやってくる。
    瞳星愛は、怪異譚を語り天弓馬人がその推理をするという話である。

    瞳星愛が小学生の頃に体験した「歩く亡者」を始め、「近寄る首無女」「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」「目貼りされる座敷婆」「佇む口食女」と怪異が続き、その謎に2人が挑む。

    怖さもあるが、2人の会話に紛れる。
    愛よりも馬人の怖いのが苦手でビビりなことがわかり、存外に2人の掛け合いが楽しめる一面もある。
    怪異で終わらすのではなく、推理として解析できているので怖さの持続が

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    2025年06月24日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
    アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
    今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
    山あいの怪談が気分だったのかもしれない。


    ーーーーー以下ネタバレーーーーー


    三津田信三『集まった四人』
    これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに

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    2025年06月14日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    死相探偵シリーズ。大学の怪談サークル内で起こった謎の死。4隅の儀式で突然死した部員。過去に2人も無くなっている地下遊戯室なのに、そんな儀式するか?と、ありえなそうな設定から、次々と亡くなって行く部員。苦手な人とのコミュニケーション。
    聞き込みの為寮に泊まり込みの依頼に答える俊一郎。犯人は、あーやっぱりとなってしまった。

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    2025年06月06日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    ホラー監督に集められたホラーイベントで起こった惨殺事件。ホラーに携わるものたちが集められた因縁の館での事件。死相探偵シリーズ。犯人はいったい誰か?口下手な俊一郎が話す被害者の4歳児との謎解きの会話、相棒の鯖虎猫の僕にゃん。
    4歳の少女が握る謎の鍵とは何か?

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    2025年06月06日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    最高級の恐怖はなかったけど、それぞれのもちあじのあるホラーで楽しめた。個人的には内藤さんのどんどん狂っていく感じのストーリーや小池さんのしっとりとした雰囲気が好みでした。

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    2025年06月01日
  • みみそぎ

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    この作品には様々な怪異が記録されたノートが作中作の様な形で書かれており、読み進めるごとに違和感が膨れ上がっていく。
    この膨れ上がる違和感を含め、中盤までは面白く読めたが…
    面白い趣向だとは思うが短編でも良いんじゃないかと感じてしまった。

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    2025年05月31日