三津田信三のレビュー一覧
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横溝正史や江戸川乱歩などのミステリを好む人はきっと楽しめるだろう。ある意味「あれ?」と思ってしまうような部分さえも彼らに通ずるところがあるのだから(と少し意地悪く言ってみる)。
(あらすじ)「迷宮草子」というホラー系古書愛好家の間では有名な同人誌を手にした飛鳥信一郎と三津田信三。不思議な装丁のその本を開いてみれば、短編の内容に沿った奇怪でとにかく恐ろしい現象に巻き込まれてしまう。「迷宮草子」誕生の謎と収録された短編謎を解き明かしていくと――。(/あらすじ)
展開が多少漫画的なのが気になったがいつの間にかそんなものが気にならなくなっていた。個人的には多少引っかかる「謎解き」があるにしても、も -
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死相学探偵シリーズ第二弾。今回も「死相」というホラー的超常現象と、現実的謎解きミステリのブレンド具合が絶妙です。ぞくぞくさせられる雰囲気も健在。ミスリードにも、ミスリードだと予想しつつも引っかかりました。そして、謎の解明でやや笑えてしまうような見事な解釈も作品の雰囲気には調和してますね。一歩間違うとギャグなのに……。
「四隅の魔」の儀式ってのは、よく聞く怪談にあるネタで単純なものだと思っていましたが。これを読んでかなり恐ろしく思えてきました。こんなの、本式にやりたくないなあ。
個人的な感想として、今作の主人公は「僕」だと思いました(笑)。だって表紙では主役も張ってますし。可愛すぎるぞ僕にゃん -
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第一部は「覗き屋敷の怪」、
第二部は「終い屋敷の怪」。
本作は、日本に古くからある伝承や禁忌を融合させた怪異譚であり、著者があたかもこの怪異を記録していくかのようなモキュメンタリータッチの作品と言えるのではと思う。
タイトルがあまりにもストレートなため、
実在する民俗伝承がそのまま下敷きになっているのではないかと思い、調べてみたが、
「のぞきめ」という固有の伝承が存在するわけではなかった。
そこにあるのは、
日本における「覗き」という行為の禁忌、
視線そのものがもたらす恐怖、
見てはならないものを見てしまうことへの畏れといった要素を古い村の怪談とミステリー的構造を加えてのホラー。
20 -
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作品紹介・あらすじ
書物、人形、恋ごころ。人の噂も燃え盛る。炎ゆらめく25編!
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』『新しい法律ができた』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第六弾!
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第6弾とのこと。第1~5弾までは未読。とりあえず最新作から読んでみようと思い手に取った。
最初の一文は必ず「それはそれはよく燃えた」で