三津田信三のレビュー一覧
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死相学探偵シリーズ第二弾。今回も「死相」というホラー的超常現象と、現実的謎解きミステリのブレンド具合が絶妙です。ぞくぞくさせられる雰囲気も健在。ミスリードにも、ミスリードだと予想しつつも引っかかりました。そして、謎の解明でやや笑えてしまうような見事な解釈も作品の雰囲気には調和してますね。一歩間違うとギャグなのに……。
「四隅の魔」の儀式ってのは、よく聞く怪談にあるネタで単純なものだと思っていましたが。これを読んでかなり恐ろしく思えてきました。こんなの、本式にやりたくないなあ。
個人的な感想として、今作の主人公は「僕」だと思いました(笑)。だって表紙では主役も張ってますし。可愛すぎるぞ僕にゃん! -
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7人の作家によるホラーアンソロジー第二弾。
編者の三津田信三が、それぞれのテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を書いて下さい」とお願いして出来上がった一冊。
澤村伊智「メタ系怪談」
川奈まり子「実話系怪談」
芦花公園「子供の怪談」
菊池秀行「不条理怪談」
立原透耶「中華系怪談」
白井智之「鬼畜系怪談」
三津田信三「民俗学怪談」
高波被害を受けた地域にあった母校の小学校から同窓会のお知らせが届く、芦花公園「またみんなで集まろうねという話」が不気味で好みでした。立原透耶「中華系怪談」は中国や台湾の人から聞いた実話系怪談でテーマかぶっててちょっと残念。白井智之「ロダエネケワルA」は怪談ではないけど、作者らしい胸糞強烈さで異彩を放ってました。
「自分が最も怖いと思う怪談を書いて下さい」っていうテーマのハードルが高すぎるけど、編者リクエストテーマの書き下ろしアンソロは豪華で面白いので第三夜も期待してます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ怪異民俗学研究室のシリーズ三弾。
田舎の旧家でいわくありげ儀式に出席することになって、それでそこでは過去に雪の密室みたいなので人が死んでたり、旧家のごちゃごちゃとした人間関係があったりして・・といういつもの三津田節。テンションが上がらざるを得ない。
そしてこれからいろいろな人間模様がありそうな旧家の人たちの描写があったと思ったら・・・いきなり全員死んでるという。序盤で。この辺りは「いつもの」でありながら飽きさせないベテラン作家の腕を感じました。
ただ残念ながらそこがピークだったかも。真相がちょっと・・・謎解き部分が駆け足なのはいつものことですが、えらくあっさりとこじんまりと終わってしまった印象。