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忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。刀城言耶に送られてきた原稿には、山村の風習初戸(はど)の“成人参り”で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。「本格ミステリ・ベスト10」二〇〇九年版第一位に輝く「刀城言耶」シリーズ第四長編。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
刀城言耶シリーズ第四弾。 山村の風習の成人参りでの怪異と恐怖の体験を聞きつけ忌み山に訪れた言耶だったが、不可解な連続殺人事件に巻き込まれる。真相は如何に。 シリーズを順番に読んできていますが、今回のが冒頭から1番おどろおどろしい作品でした。 内容に関しては情報量が多くて整理するのが大変です。 解決編...続きを読むでは毎度の如く言耶の迷走推理が披露されどれも説得力があるが、いや違うんかい!っと突っ込みたくなる気分にさせられます。 真相は、頭の片隅にあったことではありましたが経緯は思いつかなかったです。 次は短編1に進みます。
刀城言耶シリーズ第四長編。成人参りの儀式で、遭遇した“山魔”に纏わる怪異譚から始まる。そして、刀城言耶が訪れた村で次々と見立て殺人が起こる!怪異描写は悍ましく、事件の謎は多い。解決編ですべてが繋がるどんでん返し。『首無の如き祟るもの』に次ぐ傑作。
すごい…!! こんな方法、思いつきます!? 盲点をついたトリックにびっくり(゚ロ゚) 先入観という言葉を恨む。 刀城言耶シリーズ 第4弾! 忌み山と呼ばれる初戸の三山にある集落に、昔から伝わる成人参り。 「乎山」(かなやま)と呼ばれる忌み山に迷い込み、恐ろしい体験をしたという原稿が刀城言耶の目...続きを読むに入る。 祖父江偲の願いもあり、現地に赴くことに。 そして、恐ろしい連続殺人に巻き込まれる…。 見どころは何と言っても「人間消失」の謎! この発想はホントすごい。 「えっ?!」ってなりました(°д°) 言耶は毎度少しずつ推理を披露していくのですが、 「警部をはじめ両刑事が、思わず息を呑んだのが分かった」 のも頷けますよ。 私もですもん。(^▽^;) 私は文庫本で読んだのですが、上手いこと次ページの頭に真相がくるように編集されている…♡ こういうのが、たまらなく好きです!! あと、シリーズ通して言えますが、意外な犯人。 文句なし! 私は毎回当たりません(^_^;) そして何より、今回もバッチリ怖い、ホラーでございます。 忌み山に棲むと言われる山魔。 方々から自分を呼ぶ声。 山中にぽつんと建つ一軒家。 血の底から響いてくるような童唄…。 一体あれは何だったんだろう…と、ゾッとする体験がむし暑さを吹っ飛ばしてくれます。 今回は◯◯◯◯を思わせる描写がありますが、全体として考えるとオマージュとまではいかない。 ただ、必要に応じてほんの少し要素を組み込んだ感じがしましたが…どうなんでしょう。 最後の最後まで言耶の言葉に気が抜けない。 やっぱりすごく面白かった!!♥(´∀`*)
このシリーズは、第1の殺人が始まってからの展開が非常におもしろいです。現場が脳内に広がり、次はどうなる?次はどうなる?と、読みふけってしまいます。そして最後の謎解きで、全てのフラグが回収されます。ホラーなのか、サスペンスなのか、どっち?と、怖さを残してくれる終わり方も好きです。
シリーズ最高作といわれる「首なきの如き...」より物語としては面白かった。 ラスト刀城言耶の推理シーンは毎度の二転三転だがここまで覆す必要があるのかなと思うくらい、ちょっとくどく感じる
今作もホラーと本格の融合という、 このシリーズの魅力を堪能できる名作。 今作はホラーとしての出来が、 特に見事なもので 深夜一人震えながら読む羽目に。 真相が語られるところでは、 散りばめた伏線を 繰り返される謎解きの最中に わざと幾つか回収せず、 こちらに違和感を覚えさせる。 「まだ何かあるぞ...続きを読む」と期待させ、 最後の最後に満を持して それらを全て回収し、 この上ないカタルシスを与えてくれた。 繰り返しのどんでん返しが あまり好きではない私も、 今作はそれを存分に楽しんだ。 おまけに怪奇的で余韻を残す ラストまで用意されていた。 個人的オールタイムベストに 数えたい作品。
さすがのシリーズ、期待に違わぬ出来映えで。今回はミステリ要素が比較的抑え目で、通常の謎として殆ど解き明かされてしまった感はあるけど、最終的に本当の答えは分からんままだし、何とも気持ちの悪い終わり方もならでは。面白かったです。
刀城言耶シリーズ第四弾。 終盤、犯人が入れ替わる。辿り着いた真犯人、その顔を刀城言耶が把握していなかったことに違和感。読み直したところ、確かにそんな描写が。このシリーズ、これに限らず些細な描写が地味に終盤に効いてくることが多いです。犯人が入れ替わるように事件に対して色んな見方ができるのは、なんだか怪...続きを読む異に対するスタンスみたい。 相変わらず楽しめたので次もまた読もうと思います。
「刀城言耶」シリーズ第四弾。 怪奇小説家・刀城言耶の元に編集部付で原稿が送られてきます。 それには、とある山村にある“集落の「成人参り」という儀式に臨んだ集落の地主、郷木家の四男・靖美が、迷い込んだ”忌み山”で遭遇した様々な怪異と、山中の奇怪な一軒家にいた家族がまるっと消えてしまったという不可思議...続きを読むな体験が綴られていました。 これらの謎を解明すべく、件の山村を訪れた言耶ですが・・。 まず思ったのが、 前三作に比べて読みやすくなっているな・・ということです。 お陰で話が入ってきやすく、内容に没頭できたせいか、個人的には評判の良いシリーズ三作目の『首無の如き祟るもの』より本作の方が面白く読めました。 ”忌み山”と呼ばれる禁忌の地での身の毛もよだつような怪異。 密室状態からの人間消失。 そして、わらべ歌になぞらえて起こる連続殺人・・。 閉鎖的な村独特の"陰"の雰囲気と不気味なわらべ歌に見立てた事件が絶妙にマッチして、この謎が謎を呼ぶ展開にどんどん引き込まれていきました。 特に終盤の"大惨劇"で描かれている殺戮シーンは、犯人のビジュも相まって、あの"津〇三十人殺し"(『八つ墓村』のベースといわれている事件)を彷彿とさせるような戦慄の恐ろしさでございます。 そんな訳で、お腹いっぱいホラー&ミステリを堪能させて頂いたのですが、肝心の真相解明部分がまわりくどいな・・というのがちょいと残念なところでして。 言耶が長々と披露した推理をあっさりと覆して"実は真犯人は別"みたいなこと言われると、"ちょ・・今までのは何だったん?"と、時間を返してほしくなった私です。 ただ、このように解決編で二転三転するのは今に始まった事ではなくシリーズ通しての傾向なので、言耶の謎解きは"解明+最終検証"と含んでおいた方が精神衛生上良いかも・・と思った次第です。 加えて、解決編の後で更なるどんでん返しもあるので、最後の最後まで気が抜けなかったですね。 それにしても、"彼"はどこに消えてしまったのでしょうか・・・怖っ。
まさに浅見光彦が金田一の事件に対峙したかのような。 1作目よりも火サス感の強い作品。 前作で刀城言耶がいなかったのは此処に来てたからか〜と、シリーズ物ならではの繋がりが見えるのも嬉しい。 ちなみに、私の中の浅見光彦は中村俊介。
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