三津田信三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第2弾。
第1弾と第3弾は読んだので、読み残してた1冊。
以下印象的だった作品。
新名智「竜狩人に祝福を」
ドラゴンに支配された世界でドラゴンを倒すために旅立つ主人公。
ゲームブック形式は無条件にわくわくしてしまう。通常ルートで進むとたどり着かないページが点在していてそこを読むと主人公の背景が徐々にわかってくるんだけど、そのページが結構ぶつ切りになっていて、どうせならゲームブックの中に組み込まれて自然にたどり着くようになってたらさらによかったのになぁと思った。
内藤了「函」
突然一等地のお屋敷を相続することになった主人公。売れば3億円の価値があるという。喜ぶ主人公だが、その土地は呪われた土地だった。
古いお屋敷の描写や、その家のいわくがどんどん明かされていくところがぞくぞくする。座敷牢ってなんであんなに怖いんだろう。ハエとか虫の描写で不快感抉ってくるところが内藤了さんだなぁと思った。
三津田信三「湯の中の顔」
バーでたまたま隣り合った男から聞いた湯治先での怪異体験。
夜の温泉や山小屋での怪異との遭遇からの、そこから逃げる描写が怖くてさすがの三津田氏。最初の長々としたイニシャルトークは元ネタから拝借したけどパクったわけじゃないからねっていう言い訳かなと思ってしまうのは性格が悪いだろうか。Aの「K」とSの「M」しかわからん…。「怪異十三」は読んだので「竈の中の顔」も読んでるはずなんだけどさっぱり覚えていない。改めて青空文庫で読んでみたけど、言うほど類似してるとは思えなくて、なおさら最初のくだりが不要のように思えた。
小池真理子「オンリー・ユーーかけがえのないあなた」
司法書士事務所の助手として勤める主人公。故人の所有するセカンドハウスの整理に出かけたところ、そのマンションの管理人一家の暖かいもてなしを受けるが…
怖い、というよりは悲しい話だった。 -
Posted by ブクログ
『怪談のテープ起こし』がおもしろかったらこっちも。
かなり読みづらい!とくに家族構成を説明するフレーズが、珍しく何回もその一文を読み直しても理解できなかった。
それ以外にもちょこちょこ、普通の、本当に普通のホラーやミステリー小説を難なく読める感覚からすると、なんでだよな文章が多い。
あと作者が主人公のお話は楽しいのだけど、ここまで本筋とは関係ない自分の作品の話をしまくるのはどうなのと思った。
「これを執筆してる時にこんな縁があってこの話が〜」を言いたいだけなのに、"これを執筆"の部分が豊かすぎる笑
語り手の主人公が作者風で、縁や偶然やそれでは片付けられないものの繋がりにリアリティあるから楽しいだけで、語り手のことが好きなわけではないのよ。 -
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ネタバレホラーってオススメされたけどホラーじゃなくてちゃんとミステリーだった。主人は犯人じゃないですよ、と念押しされながら読み進め、途中から書き手の変わったその人が犯人であるなんてアリですか!?盲点ですね。一回やったら終わりのなんじゃこりゃネタがミステリーはありますが、これもまたそのひとつでした。メタ視点と言いますか、作者周りの話をやけにするなぁを伏線だと気づいてしまいたかったぜ…。
双子の入れ違いのあとの一体誰が最初に死んだのか、のところはえ!?結局誰が死んだん!?!と何回も読み直してしまいましたよ。しかもえーそういうことぉ…?となんとなく理解して進めるとまぁ犯人は別の人なんですけどね!を2回ほどやられてズッコケました。でも女の人でもやる気になれば斧で首を切断できるんですかね。わりと短時間で…。やった事ないので分かりませんが、普段肉体労働してなさそうな女性が何度も繰り返してやるにはすげ〜よな。うーん淡首様、後押しありがとう!ってことにしておこう?それともやっぱりよきたかくんが手伝ってたってことぉ?ここらへんイマイチよくわかんないんですよね。
それにしても、ミステリの最初に人物名簿書かれてると身構えません?そんなに名前覚えられませんけど?ってなりますね。こりゃぁ大変なミステリーを読み始めてしまったぞぉ…と思いますね。 -
Posted by ブクログ
【2025年117冊目】
この物語を読んでいる最中に、視線を感じたり、おかしな感覚を覚えたら、即刻読むことをやめるのをオススメする――作家である私は見聞きした二つの怪談に共通点があることに気がつく。「のぞきめ」と呼ばれる怪異について解き明かすべく、私は二つの怪異談を物語に仕立てたのだが…因習村で繰り返される歴史が怪異を形作る、ミステリーホラー。
もう少し、もう少し覗いて欲しかったな(?)と思う第二章でした。覗くよりも覗いてる方が多かった気がします(?)第一章は普通の人が怪異そのものに変容する感じが良かったですね。第二章はどちらかというとミステリー色が強く、推察という名の真相で「なるほど」となった感じでした。
よくよく考えると、人間が重ねた罪が現代への怪異になっているという…血の繋がりはできすぎでは?という気もしつつ、そうでないと説明がつかないのでしょう。
語り部の視点に立って物語にぐいぐい惹き込まれました。面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宮部みゆきさん目当てで読みました。
ネタバレ感想
あなたを連れてゆく
ふんわりホラー
アキラは幸せなのかな不幸なのかな?と思ったり。
とても怖い!というよりか少しノスタルジー感じるホラーファンタジーみたいな作品でした。
竜狩人に祝福を
この本はこの話を読んだだけでもいい収穫になると思います。新感覚選択式ストーリーでかつラストに驚愕の真実を得ます。順々に選択していくと…。
この作品はもっと評価されて欲しい、この作品だけで小説を出して欲しいです。
月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ
河童のお話
ナメてかかって読んだら意外と怖かったです。
この分野はなんていうんだろう…
函
あぁ…やってしまった感
怪しさ満点
まぁそんなうまい話はないわな
世にも〜にも出てきそうな怖い話
オンリーユー かけがえのないあなた
切ないホラー、最初から最後まで悲しいお話。
とても優しい家族がまさかの…。
慄くもネコがいましたが、
今作品、始まりも最後もネコでした。
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Posted by ブクログ
現代のような便利な品物や
デジタルが全く無かった時代に巻き起こるホラーミステリー
閉鎖的な集落や旅館、未踏の山中
怪異に対して合理的な理屈で考察していくお話です
マイルドな刀城言耶シリーズのよう
でも難読漢字少なめで読みやすいです
考察していくのは刀城言耶の助手、天弓馬人
師匠と同じくとても現代的な考え方をするお方で
怪異譚が大好きな師匠に比べて
助手は、怖い話が苦手だから合理的に謎を当てはめていきます
師匠とは正反対な人です
対する聞き手の学生、瞳星愛が拝み屋の孫で
怪異に耐性があるので
この対照的な2人の掛け合いがピッタリ
最後にそういうことか、と、、、
妖怪を生み出したり
伝承とか怪異が起こったり
昔の人は今よりも心が豊かで羨ましくなる時があります
新しいモノに感動しなくなってきている私
早くドラえもん開発されないかなぁ