三津田信三のレビュー一覧

  • 凶鳥の如き忌むもの

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    戦後すぐ位の田舎の方であれば、こんな狂信的な宗教家や、祟りなどへの強い怖れがあったんだろうな〜、と1作目より現実っぽさがあった。
    ちょっとやるせなさみたいな感じが残った。

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    2023年12月18日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    女性の身体ばかり連続殺人犯。彼の目的は果たして。
    悪くはないのだけれど、今ひとつ衝撃が薄い。テンポよくサクサクと進むのはいいけれど、衝撃が今ひとつ薄い。確かにトリックは「おっ」と思わせてはくれるものの、そこまで響かなかった。

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    2023年11月28日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    ある大学の学生寮、そこの怪談サークルが内部で起きた殺人事件の真相とは。
    今回もなかなかの出来栄えだった。前作に比べるとホラー度数よりもミステリ度数高めである。

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    2023年11月09日
  • 七人怪談

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    自分のこのみになってしまいますが
    読みやすい話や、さっと流してしまう話
    がありました

    でも、色々な作家さんの話が読めてよかった

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    2023年11月02日
  • 水魑の如き沈むもの

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    やはりこのシリーズは俺には難しすぎる。最後らへんの仮説の定立と否定、論理のどんでん返し、みたいなあたりはとくに理解がおよばない。
    とはいえ謎解きそのものの理屈はそんなに難しくなかったので一応理解できたのでよかった。
    怪異や怖い存在の描き方は本当に不気味で恐ろしく、さすがだなあという感じ。儀式も怖いしその由来も怖い。夜に一人で読んでいると普通に怖くなる。たまらない筆致。

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    2023年10月18日
  • 水魑の如き沈むもの

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    ネタバレ

    祖父江さんと阿武隈川さんのキャラがどうにもこのお話のテイストと合わないので、この二人はいらない気がしてしまう。すいません、先生…… それで欲しい4つから一つ消しました。

    今回は特にお話の登場人物のキャラが立ってたし、習わしに対して盲目的狂信的な人物の描き方が良かった!言耶が推理を何度も組み直すのはシリーズ定番なのでこれは多分別に真相あんだろうなと思ったけど。ハッピーエンドでよかった。神々櫛とさぎり、にはびっくりしたけど。ここで絡めてくるのかと。正一少年はどうなったんだろうなあ。どこかで生きてるのだろうか。

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    2023年10月15日
  • 七人怪談

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    発起人の三津田信三を含む七人の作家によるホラー短編集。
    それぞれ三津田氏から与えられたテーマに沿った『最も怖いと思う怪談』を集めた。
    読んだことのある作家さん、初めての作家さん、それぞれ雰囲気の違うホラーを楽しめた。
    これを機に読んだことない作家さんの作品に手を伸ばしてみようと思った。

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    2023年10月05日
  • 七人怪談

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    初めて読む作家さんの話、気になってた作家さんの話、いろいろ読めて楽しかった。
    特に澤村伊智さんの「サヤさん」はとても私好みですごく良かった。澤村さんの他の小説もぜひ読んでみたい。
    時代劇系のお話をホラーに関わらず全く読まないので、そこに触れられたのも良かった。
    ぜひ続編も期待したい。

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    2023年09月25日
  • 子狐たちの災園

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    読み始めて、何となく似たような作品を読んだような気がしていて、気になって最後のページを見ると「加筆修正して改題して角川から出版したもの」との事。
    成程、既視感が有るわけだ。こういうの良く有るけど、せめて裏表紙にでも書いておいて欲しかったな~。
    まぁ、結末は忘れていたからよかったけど、騙された気分で話にのめり込めなかった。
    あ~損した。

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    2023年09月20日
  • 首無の如き祟るもの

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    確かに推理が二転三転し、最後にどんでん返しという形ではあるが、首なし死体が続くということでどうしても先が読めてしまった。
    井戸や風呂場で首なしと遭遇する場面の描写はゾッとしたし、ホラーとしては良かった。
    作中、事件を振り返ることが何度もあってなかなか話が先に進まず、読むのに時間がかかった。
    各キャラクターは個性があり面白かった。

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    2023年09月17日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    ネタバレ

    【購入本】三津田 信三先生の本を読むのはこれが初。“ホラー小説”と銘打ってあるものの、そこまでの怖さは感じなかった。想像力不足か?(笑) まぁ、刀城言耶の二転三転する解説に目が回ったのは確かである。小霧といい、カカシ様といい、まだ不明瞭な点はあるものの、十分楽しめる作品であったと思う。次作以降は....自分の気が持つようなら、トライしてみるつもりだ。

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    2023年09月10日
  • 七人怪談

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    7人の作家によるホラーアンソロジー。
    編者の三津田信三が、それぞれのテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を書いて下さい」とお願いして出来上がった一冊。
    澤村伊智「霊能者怪談」
    加門七海「実話系怪談」
    名梁和泉「異界系怪談」
    菊地秀行「時代劇怪談」
    霜島ケイ「民俗学怪談」
    福澤徹三「社会系怪談」
    三津田信三「建物系怪談」
    霜島ケイ「魔々」と名梁和泉「燃頭のいた町」が面白かった。
    「魔々」田舎の古い家に一時的に住むことになった主人公が夜な夜な天井や壁からの異音に悩まされ、リフォーム業者に調べてもらうと、塗りつぶされた壁の向こうに階段があり、屋根裏には白い布が被さった神棚が…怪しさ満点。民俗学怪談好き

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    2023年08月25日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    三津田信三2作目。
    刀城言耶シリーズの四作目。
    首無よりおもしろかった。
    相変わらず話はおもしろくなかったけど、犯人の動機になるほどねーと思ってしまったので笑
    犯人自体は自分もだけど1番みんな予想してそう。
    トリックはやっぱりほとんど全部おもしろくなかった。自分だったら気づくのにと思っちゃったりするし。
    最後の20ページくらいの話の終わらせ方、演出がよかった。

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    2023年08月15日
  • そこに無い家に呼ばれる

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    ネタバレ

    “家の幽霊”って聞いてもパッと怖さを実感できないけど、それが意思を持っているとなると途端に恐ろしさがムクムク。
    三つの“家”の記録のうち「新社会人の報告」からは、ターゲットを何とかして家の中に呼ぼう呼ぼうとする家の不気味な意思が感じとれて背筋が寒くなる。
    一息つける幕間の編集者の三間坂さんと三津田先生の会話も、どんどん怪異の核心に迫っていく会話の中で前作の後日譚や烏合邸の『黒い部屋』との繋がりが急に明かされたりするから油断できないなぁ。
    ラストの仕掛けは心臓に悪いwもしかして減るのはこちらの寿命なのか!?

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    2023年08月07日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    金田一耕助シリーズと似ている小説を探して読み出した。ホラー要素が強いミステリー?怪異が実在する場合ミステリーは成立するのか?

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    2023年08月05日
  • 怪談のテープ起こし

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    初めての三津田作品。各話で完結しているものの序章、幕間、終章によって1冊のホラー作品になっている。フィクションなのか実話なのかどちらとも捉えられる書き筋でラスト1行にぞっとした。なかなか面白い、もしかしたら起こりうるかもなホラー。

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    2023年08月05日
  • のぞきめ

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    田舎のヤバイ村系。
    物語自体は大変面白いと思うがが、何故かあまり入り込めず、リアリティを感じられなかったのが残念。。

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    2023年07月29日
  • ついてくるもの

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    個人的には「祝儀絵」と「八幡の藪知らず」が好き。昔の田舎の話とか有りそうな気がするとこが面白いのかな?

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    2023年07月20日
  • 七人怪談

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    「サヤさん/澤村伊智」
    「貝田川/加門七海」
    「燃頭のいた町/名梁和泉」
    「旅の武士/菊地秀行」
    「魔々/霜島ケイ」
    「会社奇譚/福澤徹三」
    「何も無い家/三津田信三」
    七話収録の短編集。

    七人の作家が、霊能者・実話系・異界系・時代劇・民俗学・会社系・建物系の七つのテーマを題材に描いた書下ろし作品。

    澤村さん目当てで手にしたが、やはり一番面白かった。

    タイトルの『サヤさん』からそそられる。
    雑誌に投稿されたエピソードで構成されているが、『体験・報告』と明記されているのがミソ。
    実際に起こり得そうで震える。

    熱帯夜にオススメの一冊。

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    2023年07月14日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    恐怖も藝術も全ては解釈次第。
    私は自らの脳をもっともっと練磨し、多種多様な解釈を実現したい。ただ、そうしていつか手に入れた脳と暮らせるのはあとどのくらいなのか。
    時が惜しい。

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    2023年07月06日