三津田信三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
弦矢俊一郎シリーズの1作目。
探偵物はもともと好物で、
死相学という聞き慣れない単語にまず食い付きました。
ホラー文庫に入ってますが怖くなかったです。
スプラッタもありません。
ホラーとミステリーの融合という触れ込みでしたが、
感想としてはホラーもミステリーも物足りなかったです。
今回、主役の若き探偵弦矢俊一郎は事務所を開設したばかり、
何事も手探り状態でスタイルが確立していない所為か、
推理というより右往左往していて最後に思い付いたという感じでした。
背後に人の思惑があると分かってしまうと、
得体の知れない怖さというものが無くなり、
怪異現象なら何でも有りなので、
推理は主に動機に関してとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ作品世界と作中作の境界が曖昧になって読者を眩暈させる、という設定自体は真新しいものはないのですが、最後にここまでミステリ色の強いどんでん返しが入ったものは初体験かもしれません。
ただ、この手の話の陥穽になりがちだと思うのですが、読者を積極的に惑乱させようとする書き方は、下手すると若干あからさま過ぎて途中から辟易するんですよね…。本作は、非常にギリギリでした。
静かな夜に読むと、思わず家の中に何かいるんじゃないか、誰かに見られているんじゃないかと息を潜めてしまうような作品です。
単純にミステリ的なオチで締めることもできた本編を、文庫化に際して収録した短編を付けることでホラーに引き戻したやり -
Posted by ブクログ
ネタバレいや~怖かった。
引っ越した直後の深夜に一人で読むもんじゃないです。
道具立ては典型的といってもいいくらいで、パーツがそろった段階で全体の絵は大体想像がつくんですが、
それを、登場人物が気づいてないという辺りは、いかにも古典ホラーを踏まえてます。
そっちいっちゃ、ダメだ!的な。
作中作がカットバックで交錯していって、最終的に今日実の境目があいまいになる構成はなかなか。
編集者が主人公で、実在する現役作家の名前が出てきたり、乱歩や正史に関する薀蓄話を盛り込むなど、現実に片足が突っ込んでる分、虚実混沌が怖かったです。
最後も、結局どうなったのか良くわからんまま閉めちゃうし。 -