三津田信三のレビュー一覧
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なんとも言えない。
弥勒教についても結局なんだったのか釈然とせずもやもや。
また無駄なシーンも多く感じる。
正直ライトが売りな死相学探偵シリーズだけれど、おばあちゃんとのやり取りが長すぎ進みが遅すぎてイライラしてしまう。
これから解決に向かって!というときに冗談が挟まれると今はそれどころではない!と思ってしまい……。
メリハリをつけてもらいたい。
曲矢の妹の亜弓もしたたかそうだが引っかき回していくタイプのおキャラクターで苦手。
ふと思ったけれど曲矢の下の名前って何なのだろうか。
特に出てなかった気がする。
妹ちゃんが、亜弓で、「矢」と「弓」になってるのもなんとなく引っかかる。
ただの言葉遊びな -
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シリーズ第六弾。黒術師の崇拝者を集めたバスツアーで起こる連続殺人事件。結界の中に閉じ込められた9名は無事に脱出できるのか。
お互い素性の知れない関係、行き先不明の謎のツアー、一人ずつ殺されていく状況…と『そして誰もいなくなった』風の演出で既に涎が。ホラー文庫なので、人外による襲撃をかいくぐりつつ、結界の中にはこのメンバーしかいないという状況から、誰が犯人なのか?という互いの腹の探り合いが繰り広げられるのが楽しいです。
シリーズ前作が、ちょっと駆け足でのストーリー進行だったので物足りなかったのですが、今作はぐいぐい引き込まれてたっぷり楽しませて貰いました。
いかんせん、黒術師の得体が知れない -
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自ら小説も書く編集者が、怪奇幻想小説の同人誌から執筆依頼を受け、雰囲気のある環境を探していたところ、偶然竹やぶと住宅に隠されたような洋館を見つけ、そこに住むことになる。
著者自身の不思議体験談?風なのかな。そこに同人誌へ連載する小説が挟まれてる。
とりあえず登場人物がみんな勘が鋭くて察しが良すぎる(不動産屋除く)。
ろくに話もしないうちから怪しんだり、察して勝手に話してくれたり。超能力者だらけか!と思う。
あと気になったのが、小説のファンで「漠然とした地名を頼りに探したら偶然」会えたと言ってる女性が手土産に大量の手作り菓子とコーヒー豆を持参してるという…こいつも超能力者か!
意味のない -
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このミスベスト10、2011年版7位。
この人の読むの3冊目。ホラー感満載の本格推理。京極さんぽいけどもう少し粗削りというか稚拙というか。途中の展開とかドキドキして、そんなに悪くないんだけど、いつも終盤が好きになれない。主人公の探偵さんが推理の過程を公開しながら解決していくんだけど、全て矛盾なく説明できたと思ったら、そのすぐ後、それを否定する事実(目撃証言とか)が判明して、それじゃ別の人が犯人だとかいうのが繰り返されるのが特徴。やっぱそこがいまいちなんですわ。どんでん返しの大安売りで、ほとんど誰を犯人にしてもストーリーが成立しちゃう感じがするのが、余詰めだらけの詰将棋みたいで美しくない。ちゃん -
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死相学探偵シリーズ第5弾
知らぬ間に出てたので購入。
いや〜読みやすいですね。
元々、作者の作品は(個人的にはですが)どれもスラスラ読めるのですが、このシリーズは読みやすさが特に顕著のように思います。
まあ、それだけ薄口ということでもあるのですが…たまにはこういうのも良いんじゃないでしょうか。
で中身なんですが、個人的にはいつも通り楽しめました。
シリーズで一番面白かったんじゃないかな…いや、他の作品の内容は忘れてるしな…
何にしろ、いつもの死相学探偵シリーズなら脱力してしまうのが最後のミステリとしてのネタの部分なんですが、そこが今回はある程度工夫されてて、(どこかで見たことがあるネ -
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刀城言耶シリーズの短編集。
このシリーズは前半で延々と
地方に残る奇妙な風習や
その地方の社会システム、
人間模様を怪異譚を交えながら描き、
事件の重要な伏線を
サラリと幾重にも張り巡らせる。
こうして物語の雰囲気を
しっかり作り上げてから
ようやく凄惨な事件が起こり、展開し、
名物のどんでん返しが繰り返される
謎解きが始まる形をとる。
雰囲気のある物語はいつも通り楽しめが、
ミステリとしては従来ほど重厚さ、
緻密さを感じられなかったのは
短編形式なので仕方ないところだろうか。
「密室の如き〜」は短編という制約の中でも
長編並みの高い完成度で素晴らしかった。