ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
シェルターに逃げ込んだ初対面の人々の間で、なぜ連続殺人は起こるのか? 目覚めた場所は硬くて冷たい床の上だった―。「私」は自称ミステリ作家の富豪、火照陽之助の屋敷を取材する。目当ては庭の迷路に隠されたシェルターだったのだが……。そこで発生する極限状況下の連続密室殺人事件。地の底で待つ謎と恐怖と驚愕の結末とは何か? 「作家三部作」に連なるホラー&ミステリ長編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
核シェルターに閉じ込められた人間が一人、また一人と死んでいく典型的なクローズド・サークルもの。密室もてんこ盛りでプロセスは非常に面白かったものの、結末はこれまでの議論は何だったのと思える終わり方だったので満足出来ませんでした。 また、密室トリックも図説が必要な機械トリックばかりでややこしく微妙でした...続きを読む。 途中で繰り広げられるミステリー映画談義はとても面白かったです。
核シェルターで発生する極限状況下での連続密室殺人事件ーーということで、クローズドサークルものです。 文庫化にあたってあちこちいじられてるようです。(元を読んでないのでどう変更が加わったのかは判りませんが…) 三津田さんお得意の理詰めで展開する「終末」、あの展開はけっこうズスイな(笑)と思われる方いる...続きを読むかもしれませんが、後から反芻するとジワジワ来る感じで私は好きな部類ですね。あちこち読みながら「あれっ?」と思ってたことが、なんとおぉ、こんな展開にぃぃ!って感じw
――扉を閉ざした。 という一文から始まる、クローズド・サークルで次々と首つり死体が見つかる連続殺人事件。 この作品はクローズド・サークルの場所が一番の特徴で、なんと核シェルターの中である。 シェルターを見学に来た作家三津田信三が、核爆発か何かが起きたためにシェルターに入るところから物語が始まる...続きを読む。 なお、シェルターに入る原因となった謎の閃光や、警戒音を出す線量計の原因は最後まで明かされない。そのため、実際に核戦争が起きたのかは作品中ではわからない。 しかし、外気の高濃度の放射線を計量しているのは事実なので、主人公と閉じ込められたメンバーは誰一人積極的に外に出ようとはしないため、クローズド・サークルが形成されている。 舞台は「スラッシャー 廃園の殺人」の舞台となった火照陽之助の邸宅であり、前作に出てきた廃園の迷路の見取り図があるため、見比べてみても面白いかもしれないと思った。 しかし、前作では廃園となっているのに今作では持ち主の火照は序盤に庭園もろとも被爆しているようであり、この二作は時系列違いの作品ではなく舞台は同じのパラレルワールドのような扱いなのかもしれない。 前作と同様に、豊富なホラーやミステリー映画の知識が作品のあちこちに現れている。 ミステリーの作品中において、殺人を犯す理由は様々だが、自分が殺人犯であると世間に広まることや、探偵に知られることは隠したい、知られたくないことであるという前提はほとんどの犯人が持っていると思う。 だから犯人は様々なトリックを用いて自分が犯人である事を隠す。それが犯人と探偵の知恵比べとなり、ミステリーの中核を担う。 犯行が誰にもバレずに、完全犯罪を成し遂げた場合には犯人は、自分の犯行がバレるかもしれないという不安や悩みから開放されるはずだ。 しかし、この話は違う。 犯人が、自分は捕まらないと確信してもなお不安からは解消されない。非常時で警察が機能していないので、誰も犯人を捕まえない。しかしそれでも、自分からは逃れられない。 最後の犯人の行動は、自分に苛まれながら生きていく恐怖から逃れるために一歩を踏み出したとも取れるし、単に自己保身に長けた犯人が線量の薄れた世界に出ていくために理由をつけたとも考えられる。
「外部が放射能で汚染されている」という、クローズドにも程があるやろ〜!とミステリファンなら胸熱になること請け合いの舞台設定。 そんな究極の状況下で発生する連続殺人。彼等をここに導いた人物の事件への介在を示唆しながらも、絶望的な事実がそれを否定する…(胸熱)。 そして、遂には物語の語り手までもが死...続きを読む亡した!と思わせておいて実は…なトリックは、使い古された物ではあるのですが、そこは三津田先生です。見せ方がとてもスマート。説明がましくないのよね…めっちゃ説明してるけど…← そして、最後に明らかになる衝撃の真相。 想像するだに恐ろしい犯行状況に、ページをめくる指の先が冷たくなりました。 何より恐ろしかったのは、「被害者が本当に死んでいるかどうかを確認する為に取った生存者のある行動」だけどね…。この部分は、あまりにも有名なクリスティの某作品を彷彿とさせます。この行為をさせることによって、クリスティのトリックは今作では成立しないことを表現してるんですよね〜(・ω・)だから、「そっちじゃないんだ!」ってすごく嬉しくなっちゃったのよね〜 …かなり前に読み終わってて、感想もメモ書き程度しか残してなかったから、なんか箇条書きな文章になってしまった…(・ω・)うむ…いつも通り…←
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
シェルター 終末の殺人
新刊情報をお知らせします。
三津田信三
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
首無の如き祟るもの
碆霊の如き祀るもの
厭魅の如き憑くもの
「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)
試し読み
赫眼(あかまなこ)
生霊の如き重るもの
忌名の如き贄るもの
忌物堂鬼談
「三津田信三」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲シェルター 終末の殺人 ページトップヘ