碆霊の如き祀るもの

碆霊の如き祀るもの

1,177円 (税込)

5pt

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。その地を訪れた刀城言耶は、村に伝わる怪談をなぞるように起きた連続殺人事件に遭遇する。死体に残された笹舟。事件の現場となった“開かれた密室”の謎。碆霊様が遣わすという唐食船とは何なのか。言耶が真相にたどり着いたとき、驚愕の結末が訪れる。

“碆霊様”は何を祀る?
“唐食船”の正体とは?

海辺の寒村に伝わる四つの怪談。
怪談をなぞり起こる連続殺人事件。
数多の謎に、刀城言耶が挑む。

死体に残された笹舟。“開かれた密室”。
刀城言耶の訪れる先で、またも不可解な事件が起こる……

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碆霊の如き祀るもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月23日

    刀城言耶シリーズ第七作目。強羅地方に伝わる四つの怪談とそれに擬えた殺人。冒頭の怪談はどれもとても怖い。不可能かと思われる殺人事件。最後の二転三転のどんでん返しの解決編はとても面白かった。そして衝撃のラストに戦慄。

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    Posted by ブクログ 2021年06月23日

    これもまた面白かった~。待望のシリーズ最新作。大きな流れとしての展開はシリーズ共通だし、怪奇譚に絡んだ事件というのもいつも通りなんだけど、それにしてもこのワクワクドキドキ感は半端ない。小難しい書籍を読んでいるように一瞬錯覚させられる、難読の地名や人名のオンパレードも、今更ながら癖になる味わい。本作は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    ゆっくり味わいながら読む筈が、結末をのんびり待っていられない謎だらけのおもしろさについ夜更かし。
    時代を跨いだ四つの怪談からの始まりは好き嫌い別れそうだけれど自分はゾクゾクしてこの強羅という舞台特有の不気味さが感じられて好印象。
    押しの強い偲さんのキャラにもだいぶ慣れてきたなw
    薄々気づいてしまった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月14日

    導入の怪談話が読み応えがあり、それで一作品になりそう。本編はホラー感なくサスペンス要素のみな感じで、ホラー嫌いなくせに少しあっさりに感じた。
    とはいえ、過去の怪談と現在の事件が見事にリンクしていて、どの話にも無駄がない感がすごい。

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    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    【短評】
    決して悪くはないのだが、過去作と比較すると物足りない印象。
    まず、冒頭に「碆霊様(はえだまさま)」に纏わる四つの怪談を配置する構成は、導入として効果的だったと思う。碆霊信仰の得体の知れない薄気味悪さは本作の雰囲気作りに一役買っていたし、強羅地方の地理を頭に入れるという点でも奏功していた。刀...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月08日

    ★3.7
    怪異譚自体は怖かった。謎解きも良かったけれど、怪異譚以外の箇所に怖くてゾクゾクする感じはあまりなかった。

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    Posted by ブクログ 2022年03月13日

    偲のキャラ設定や会話が好きになれないが、その他は面白かった。主人公一行のキャラ設定はもう少しなんとかならないものか…。

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    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    このミス、2019年版6位。刀城言邪シリーズのホラーミステリー。自分が読むのは5作品目。4つの怪談の見立て殺人が発生して、いつもどおり探偵の刀城言邪が推理して行くパタン。何回も間違うのだけど、それでもいいんじゃないのんって感じが繰り返されて、結局真相はなんだったっけ。てなってしまう。今回は特に最後の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月12日

    久しぶりの刀城言哉シリーズ。
    まずは、今回の舞台となる地方に伝わる怪談が4編語られ、その地方に赴く主人公、そこで起こる奇怪な事件。と、シリーズのフォーマットを踏みつつ、事件に巻き込まれながら、その事件を解決していく。
    現実的にはあり得ない筋ではあるが、論理的に謎が解明されるのはスッキリ。
    そして、こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月27日

    断崖に閉ざされた海辺の村に江戸時代をはじまりに4つの怪談が伝えられている。その怪談をなぞるように次々と起こる不可解な連続殺人事件。民俗学の調査に訪れた刀城言耶がたどり着いた事件の真相はーー

    怪談の雰囲気作りはとても好み。解決篇では二転三転しながら事件を検討しつつたどり着いた真相が、二転三転に振り回...続きを読む

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