三津田信三のレビュー一覧

  • ついてくるもの

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    ・隔靴掻痒(かっかそうよう)靴の上からかゆいところをかく、の意から、思いどおりにいかなくて、もどかしいこと。
    ・逡巡(しゅんじゅん)決断をためらうこと。ぐずぐずすること。
    ・リビドー(ラテン語)フロイトの用語。性的衝動の基になるエネルギー。また、ユングでは、あらゆる行動の根底にある心的エネルギーを広くいう語。
    ・ジュブナイル ティーンエイジャーを対象とする修飾詞。口語表現ではヤングアダルト作品 (Young-adult fiction) やjuvenile novelあるいはjuvenile fictionに置き換わる。

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    2019年03月05日
  • 怪談のテープ起こし

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    現実と虚構が入り混じる三津田さん短編ホラー。
    テープの自殺者たちが最後に見たものは?麻衣子が袴谷夫人に感じた歪さの正体は?目的や意味がわからないまま進んでいくのだけど、そこを考え出すとキリがなくて引き摺っている自分にハッと気づいてまた怖さが増す。サラッと読んでサラッと忘れるに限るな。忘れた頃にまた読むんだろうけどw
    わけのわからん石を押しつけられる「集まった四人」と正体不明の何かが近づいてくる「すれちがうもの」がイヤ~な怖さ。
    水遊びや水を注ぎたがったり、子どもが水に魅入られるのも何かしらの魔力だろうか。

    それはまぁ考えすぎだろうけど。
    「屍と寝るな」で久々に洋画『スケルトン・キー』を思い出

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    2019年02月17日
  • 誰かの家

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    作中著者が挙げているように、「オチの無い訳が分からない話」達からなる6編の短編集

    理屈がつきそうでつかない、あれこれと考えてみても訳が分からない、起こり得ないことや不可解な整合等が背後からじわじわくる不気味な感じ

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    2018年12月11日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    民俗学系のホラーが相変わらず素敵。
    推理部分はそこまでインパクトなかった。
    序盤地名とか名前の漢字読めなくて前ページとだいぶパラパラした。

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    2018年12月10日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    刀城言耶シリーズ長編。なんだか久しぶりのような気が。しかし安定の怪異っぷりでした。最初の怪談部分はいささか読んでいて長い気もしましたが、怪異に追われる姿を書かせれば右に出るものなし、といつも思うこの恐怖感。その後の展開はあっという間でとんとん拍子に読み進められます。でも今回は久々だったせいか、祖父江さんのわがままっぷりに若干イラつきました。

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    2018年10月05日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ最新刊。
    久しぶりのシリーズで楽しく読めたが、以前に比べて気味悪さが少し薄い気が。
    相変わらずの色々な考察は面白かったが、真相のトリックは無理はないのだろうか。
    蓬莱さんの存在も結局はっきりしないし。
    ただ面白かったのは確か。
    次作に期待。

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    2018年09月10日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    『蛇棺葬』→『百蛇堂』と順番に読んで、まとめて2冊分の感想。
    蛇棺葬は百蛇堂へ至るための物語(作中作)の扱いですので、純粋に怪異に翻弄される主人公を愛でながらホラー作品として楽しむ感じ。
    百蛇堂は、ミステリ的な解釈が入る解決篇に当たるわけですが、(目次をみれば気づくと思いますが)探偵役の「飛鳥信一郎の推理」が入るのが作品の真ん中辺り…というわけで、その後も三津田作品お得意の二転三転、解釈のつかない事も多々盛り込みつつ、物語は開いたまま終わる…という感じ。ホラー寄りの締め方で、こういうのも良いですね。
    「蛇足」としてエピソードを纏めるところも、この「蛇」にまつわる物語の締めとしてはとても良い言葉

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    2018年08月15日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    人為的なトリックがあるんじゃないかと勘ぐってしまい最後まで乗り切れなかった。別のシリーズは怪奇現象に人為的なトリックを見出してゆくので、そういうノリかと思ってしまった。除霊的なことをするのがカタルシスでそこに向けて論理を探るとは思ってなかった。てか怪奇現象に論理があるというのが違和感あり。理不尽にとにかく怖がらせてくる和製ホラーに慣れてしまったせいか。
    時々ある怖い現象の描写は本当に怖くて、ホラー作家の面目躍如という感じ。
    主人公のキャラは微妙、脇役もあまりキャラが立っていない。最後の老人たちとのやりとりにはほっこり。

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    2018年06月09日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    2018年、13冊目は、完全初読みの三津田信三。

    今回、あらすじは割愛いたします。

    独自のミステリ論や、マニアックな(ホラー中心の)映画の引用は付いていくのにやっと。

    その辺りを削ぎ落とすと、物語の骨格は、虚実織り混ぜた、ホラー>ミステリな内容と言えるでしょう。ただ、そのホラー要素が個人的好みとは、微妙に違ってる感覚。

    初読み作家。デビュー作。というコト含め、評価★★★☆☆はココが基準という感じ。追いかけて読むかは、微妙だが、判断までにもぅ1、2冊必要かな❔

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    2018年05月17日
  • 誰かの家

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    表題作で心臓ドキドキ慄いたものの、全体的に謎めいた不思議色が濃く男性願望が入ったエロい状況が多かった印象。まあこれはこれで…w
    余韻で不意に恐怖に駆られるのはお約束。『あとあとさん』の語り手の母親の立場から話を反芻してみるとおぞましさにブルッとなるし、読んでる最中はコントのようだった『湯治場の客』は一見普通と思ってた人の普通じゃなさを目の当たりにする現場を実際に想像すると怖気立つ。マイルドに終息と思いきや、やはり後を引くなぁ。
    タオルを頭からすっぽり被って追いかけてくる2歳の息子。連想しちゃうからやめて~。

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    2018年03月20日
  • 禍家

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    ネタバレ

    事故で両親を亡くした少年・貢太郎は、祖母に連れられて都心から離れた町へと引っ越す。12年間、生まれた土地から出たことはなかったのに、引っ越した町に抱く既視感。しかも不気味な老人から「ぼうず、おかえり」と声をかけられる。引っ越した晩から貢太郎を襲う怪異現象。貢太郎は町内会長の孫・礼奈に協力を求め、この町の過去を調べはじめる。

    怖がりなんだからやめときゃいいのに、ついつい手を出してしまう三津田さんのホラー。姿は見えないけれど気配はあるって怖すぎる。よくもこんな家から逃げ出さずに住みつづけるもんだ。で、気配だけのはずが、途中から生首やら四肢ちょん切れかけの幽霊が出てきて失笑。真相は面白く、オカルト

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    2018年04月10日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    ホラー短編集。
    ホラーと言うよりも怪談と言った方が合っている気がする。
    表紙の女の子、こっち見ないで欲しい。怖い。
    『赤』の漢字を『赫』にしているところがまた怖い。

    三津田信三は私の怖いツボを、とことんと突いてくる。
    ホラー小説って、どうして夜中に急に読みたくなるのでしょうか。

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    2018年01月10日
  • ついてくるもの

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    短編集。収録された7作品のうち好みは表題作「ついてくるもの」と「ルームシェアの怪」。やはり得体の知れないモノに『憑かれる』物語は判っちゃいるけどゾッとします。

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    2017年12月12日
  • ついてくるもの

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    ネタバレ

    記憶のすり替えは何の作用か不明な怖さもあるけど、続くとまたか~と気持ちが萎えてしまう。
    人形や禁足地探検は怪談ではおなじみだから新鮮味は薄いが、人形を見つけた時のシチュエーションや探検後のラストを飾る一言にはトリハダ。
    「裏の家の子供」がなかなかのパンチ力だったな。心臓を鷲づかみにされてるような恐怖の連続。
    次点は「祝儀絵」。意図的なのか無意識なのか謎だし、怪奇現象の怖さと実際の人間の怖さを同時に味わえる。

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    2017年08月01日
  • 禍家

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    最近著者の作品を読み始めて、なかなか怖くてお気に入りの作家になるかと思ったんだけど、そうでもないのかも?っていう。。。
    ジャパニーズホラーの怖さは、見えない場所にいる何者かを知覚してしまうことにあると思っている。少なくとも自分が怖いと思うのはそういう感覚。仄暗い水の底からっていう映画は、お化けが全然姿を現さないのが怖かった。
    本作では、お化けが見えてしまうのがしんどい。途端に怖くなくなる。森の話も二番煎じ感があったし。
    となるとどんでん返しもわざとらしい技巧的な物に見えてきてしまって。とはいえ楽しく読めたことは読めた。

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    2017年07月18日
  • ついてくるもの

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    やっぱホラーは長編の方が面白いのかなー。著者の緻密な描写や丁寧に丁寧に恐怖を煽る筆運びは短編集の本作でも際立つのだけど、いかんせん短編だと怖いシーンが各話に一つしかなくて、そこにたどり着くまでが退屈しがち。長編だと物語の縦の線を追いかけることにもなるから楽しく読めるんだけど。
    とはいえ、なんともいえない不気味な持ち味は健在。平山夢明みたいな都市伝説系ではなく、伝統的な階段に近い。作中における人間関係のあり方なんかは現代的なのに、携帯電話のような現代風のガジェットに頼ることなく古き良き怪談を紡ぎ出すのは、本当に素晴らしい仕事だと思う。
    雛人形の話と森の話が怖くて、結婚式の絵の話が着想が不気味で好

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    2017年07月17日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    冒頭の手記の恐怖感がピーク。決して悪くはないにもかかわらず、いまいちハマリきれなかったのは、前作があまりにも凄すぎたからでしょうか。

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    2017年06月16日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    ネタバレ

    〇 概要
     郷木靖美という人物が忌み山で遭遇した数々の怪奇現象。最後には一家が家から消失してしまう。その謎を解くために,刀城言耶が奥戸という土地を訪れる。奥戸で起こる連続殺人事件。六地蔵の童謡の見立てにより起こる連続殺人。その謎を刀城言耶が解明する。多段的に解明される謎解き。最後の最後で明かされるその驚愕の真相は…?

    〇 総合評価
     時代設定は,1954年。戦後すぐの時代設定で書かれた本格ミステリには,独特の味がある。怪奇的というか,猟奇的というか…。この作品も,その例にもれず,怪奇風味を味付けにした古き良き時代風のミステリとなっている。長所としては,どこかで見たような雰囲気の作品なので,安

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    2017年06月10日
  • 禍家

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    始めはB級ホラー映画の様だなぁと思って読んでいたのですが、最後の数ページでガツンとやられました。
    やはり幽霊より人間の方が断然怖い。
    三津田作品にしては怖くない方だと思う。

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    2017年04月08日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    俊一郎が探偵事務所を開いてまだ2週間。
    そこへ現れた依頼人は、「わたしには死神が憑いている」と言った。
    タイトルにもある「13」という謎にまつわる物語。
    死相学探偵・俊一郎の探偵としての初の事件でもある。
    資産家を舞台に起こる連続殺人。
    脅迫状を受けた者が、順番通りに殺されていく。
    ミステリーとしても面白いのだけれど、あまり「死相が視える」という能力はいかされていないような。
    避けられる死と避けられない死。
    誰にでも平等に訪れるものだけれど、他者の命を理不尽に奪う権利は誰にもない。
    結局のところ、犯人はマリオネットのように操られていただけなのでは?と思う。
    何ごともなければ平穏な暮らしが待って

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    2017年03月12日