三津田信三のレビュー一覧
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ネタバレ事故で両親を亡くした少年・貢太郎は、祖母に連れられて都心から離れた町へと引っ越す。12年間、生まれた土地から出たことはなかったのに、引っ越した町に抱く既視感。しかも不気味な老人から「ぼうず、おかえり」と声をかけられる。引っ越した晩から貢太郎を襲う怪異現象。貢太郎は町内会長の孫・礼奈に協力を求め、この町の過去を調べはじめる。
怖がりなんだからやめときゃいいのに、ついつい手を出してしまう三津田さんのホラー。姿は見えないけれど気配はあるって怖すぎる。よくもこんな家から逃げ出さずに住みつづけるもんだ。で、気配だけのはずが、途中から生首やら四肢ちょん切れかけの幽霊が出てきて失笑。真相は面白く、オカルト -
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やっぱホラーは長編の方が面白いのかなー。著者の緻密な描写や丁寧に丁寧に恐怖を煽る筆運びは短編集の本作でも際立つのだけど、いかんせん短編だと怖いシーンが各話に一つしかなくて、そこにたどり着くまでが退屈しがち。長編だと物語の縦の線を追いかけることにもなるから楽しく読めるんだけど。
とはいえ、なんともいえない不気味な持ち味は健在。平山夢明みたいな都市伝説系ではなく、伝統的な階段に近い。作中における人間関係のあり方なんかは現代的なのに、携帯電話のような現代風のガジェットに頼ることなく古き良き怪談を紡ぎ出すのは、本当に素晴らしい仕事だと思う。
雛人形の話と森の話が怖くて、結婚式の絵の話が着想が不気味で好 -
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ネタバレ〇 概要
郷木靖美という人物が忌み山で遭遇した数々の怪奇現象。最後には一家が家から消失してしまう。その謎を解くために,刀城言耶が奥戸という土地を訪れる。奥戸で起こる連続殺人事件。六地蔵の童謡の見立てにより起こる連続殺人。その謎を刀城言耶が解明する。多段的に解明される謎解き。最後の最後で明かされるその驚愕の真相は…?
〇 総合評価
時代設定は,1954年。戦後すぐの時代設定で書かれた本格ミステリには,独特の味がある。怪奇的というか,猟奇的というか…。この作品も,その例にもれず,怪奇風味を味付けにした古き良き時代風のミステリとなっている。長所としては,どこかで見たような雰囲気の作品なので,安 -
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俊一郎が探偵事務所を開いてまだ2週間。
そこへ現れた依頼人は、「わたしには死神が憑いている」と言った。
タイトルにもある「13」という謎にまつわる物語。
死相学探偵・俊一郎の探偵としての初の事件でもある。
資産家を舞台に起こる連続殺人。
脅迫状を受けた者が、順番通りに殺されていく。
ミステリーとしても面白いのだけれど、あまり「死相が視える」という能力はいかされていないような。
避けられる死と避けられない死。
誰にでも平等に訪れるものだけれど、他者の命を理不尽に奪う権利は誰にもない。
結局のところ、犯人はマリオネットのように操られていただけなのでは?と思う。
何ごともなければ平穏な暮らしが待って -
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なんとも言えない。
弥勒教についても結局なんだったのか釈然とせずもやもや。
また無駄なシーンも多く感じる。
正直ライトが売りな死相学探偵シリーズだけれど、おばあちゃんとのやり取りが長すぎ進みが遅すぎてイライラしてしまう。
これから解決に向かって!というときに冗談が挟まれると今はそれどころではない!と思ってしまい……。
メリハリをつけてもらいたい。
曲矢の妹の亜弓もしたたかそうだが引っかき回していくタイプのおキャラクターで苦手。
ふと思ったけれど曲矢の下の名前って何なのだろうか。
特に出てなかった気がする。
妹ちゃんが、亜弓で、「矢」と「弓」になってるのもなんとなく引っかかる。
ただの言葉遊びな -
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シリーズ第六弾。黒術師の崇拝者を集めたバスツアーで起こる連続殺人事件。結界の中に閉じ込められた9名は無事に脱出できるのか。
お互い素性の知れない関係、行き先不明の謎のツアー、一人ずつ殺されていく状況…と『そして誰もいなくなった』風の演出で既に涎が。ホラー文庫なので、人外による襲撃をかいくぐりつつ、結界の中にはこのメンバーしかいないという状況から、誰が犯人なのか?という互いの腹の探り合いが繰り広げられるのが楽しいです。
シリーズ前作が、ちょっと駆け足でのストーリー進行だったので物足りなかったのですが、今作はぐいぐい引き込まれてたっぷり楽しませて貰いました。
いかんせん、黒術師の得体が知れない -
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自ら小説も書く編集者が、怪奇幻想小説の同人誌から執筆依頼を受け、雰囲気のある環境を探していたところ、偶然竹やぶと住宅に隠されたような洋館を見つけ、そこに住むことになる。
著者自身の不思議体験談?風なのかな。そこに同人誌へ連載する小説が挟まれてる。
とりあえず登場人物がみんな勘が鋭くて察しが良すぎる(不動産屋除く)。
ろくに話もしないうちから怪しんだり、察して勝手に話してくれたり。超能力者だらけか!と思う。
あと気になったのが、小説のファンで「漠然とした地名を頼りに探したら偶然」会えたと言ってる女性が手土産に大量の手作り菓子とコーヒー豆を持参してるという…こいつも超能力者か!
意味のない -
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このミスベスト10、2011年版7位。
この人の読むの3冊目。ホラー感満載の本格推理。京極さんぽいけどもう少し粗削りというか稚拙というか。途中の展開とかドキドキして、そんなに悪くないんだけど、いつも終盤が好きになれない。主人公の探偵さんが推理の過程を公開しながら解決していくんだけど、全て矛盾なく説明できたと思ったら、そのすぐ後、それを否定する事実(目撃証言とか)が判明して、それじゃ別の人が犯人だとかいうのが繰り返されるのが特徴。やっぱそこがいまいちなんですわ。どんでん返しの大安売りで、ほとんど誰を犯人にしてもストーリーが成立しちゃう感じがするのが、余詰めだらけの詰将棋みたいで美しくない。ちゃん