三津田信三のレビュー一覧

  • 赫衣の闇

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    物理波矢多シリーズ第三弾。時系列的には二作目の白の前の話。白がかなりホラー色が強かったのに比べると、一作目の黒に近いかな…。でも、最終的にはいつもの如くある程度の解決はつくけど、解決がつかないホラー的な部分もありって感じでした。時代背景のせいもあるのでしょうが、とりあえず全体的に薄暗い。あと、特筆すべきは違うシリーズのあの作家兼素人探偵がちらっと登場することですかね。

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    2022年03月23日
  • 赫衣の闇

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    ネタバレ

    物理波矢多シリーズ3。時系列的には、前作『百魔の塔』の前にあたる。
    終戦直後の闇市や戦災孤児・女性たちの生きざまが描かれている。ここだけでも十分読む価値があると思う。
    ミステリというよりは、戦後史を読んだ気分。

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    2022年03月16日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    偲のキャラ設定や会話が好きになれないが、その他は面白かった。主人公一行のキャラ設定はもう少しなんとかならないものか…。

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    2022年03月13日
  • 赫衣の闇

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    物理波矢多(もとろいはやた)シリーズ第三作だが、時系列としては第一作「黒面の狐」と第二作「白魔の塔」の間の事件ということらしい。

    これまでの二作品の舞台は炭鉱と灯台という、いわば僻地だったのだが今回は東京の闇市。<宝生寺>という地区にある、通称『赤迷路』という飲食店街。
    そこには以前から『赫衣(あかごろも)』と呼ばれる不気味な赤い男が女性を追いかけるという噂があった。

    波矢多は大学の同期生・熊井新市(くまがいしんいち)からの依頼で、『赫衣』の謎を解き『赤迷路』の不吉な噂を一掃すべく『赤迷路』の世話役・私市(さきいち)吉之助が営む私市遊技場(パチンコ店)を訪れたのだが、謎の解明を始めた直後、

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    2022年03月09日
  • のぞきめ

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    "俺が体験した怖い話を聞いてくれ!"
    最初は、そんな心構えで読みましたが、
    読み進めていくにつれ、徐々に引き込まれて
    謎が大きくなっていき、、、、
    最後に三津田先生なりの解説で占める作品ですね!

    これは好き嫌いが分かれる作品かなと思います。

    四十澤さんの、記録ノートが旨く分かりづらさを
    表現してるので、ただ単に呪いが蔓延している村に
    友人の葬式に参列し、不可解な現象が起こる青年。。
    っていう感じしか読み取れなかったす(笑)

    個人的には、三津田先生の解説で妙に筋が通っていた
    部分が大きかったです。
    自分でも、そこまでは予想出来なかったので十分に楽しめました。
    (※ただ、

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    2022年03月05日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    鳥坏島で十八年振りに執り行われる『鳥人の儀』。
    その儀式に参加した刀城言耶の目前で起きた人間消失。
    これは人々が崇める大鳥様の奇跡か、鳥女の呪いか、それとも事件なのか。
    驚愕の真相が待ち受ける怪奇ミステリー。
    謎の一つである『鳥人の儀』の意味を知った瞬間、背筋が凍った。

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    2022年02月04日
  • 赫衣の闇

    ネタバレ

    いつもより、、

    いつもの三津田さんより、淡白な気がしました。決してつまらないわけではないですが。怪談様子も少し薄めかな?と感じました。

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    2022年01月27日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    ヤバい物件を集めて、一つの大きなヤバい家を作ってしまうという、なんともヤバいお話。 それぞれの家での怪異とさしせまってくる障りにぞくぞくしました。 このシリーズ読んだあと、些細な物音が気になってやなんだよなぁ。笑 3作目も続けて読みます。

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    2022年01月25日
  • のぞきめ

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    ネタバレ

    さくさく読める文体。

    異なる時代で異なる二人の視点から語られる怪異を小説家が読み解くスタイル。

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    2022年01月21日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    このミス、2019年版6位。刀城言邪シリーズのホラーミステリー。自分が読むのは5作品目。4つの怪談の見立て殺人が発生して、いつもどおり探偵の刀城言邪が推理して行くパタン。何回も間違うのだけど、それでもいいんじゃないのんって感じが繰り返されて、結局真相はなんだったっけ。てなってしまう。今回は特に最後の方が解りにくくって、犯人逮捕されてないよねってなる。
    最後の方で読者への挑戦状といった感じで70個ぐらい謎が書いてあるのだけど、推理する気力がでなかった。
    本格ファンの人は楽しめるんでしょうかね。

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    2022年01月05日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    ネタバレ

    刀城幻耶シリーズをついに読もうと思い、その前に手に取った作品。
    メタ的な手法を上手く使っており、デビュー作としては非常にレベルが高いように感じる。

    あまりホラーを読んだことはないのだが、まさに(?)ホラーといった展開で物語は進み、陵子の正体が明かされるあたりから徐々にミステリ色が強くなってくる。伏線を仕込みながらホラーを描き、そして終わった後にミステリのような解釈を提示しており、ミステリとホラーの融合としてはそこそこ上手くいっているように思う。

    だが、正直ホラーの部分はそんなに怖くはなかったし、ミステリ部分だけ見ても弱いし、どうしても勿体ない作品という評価になってしまう。
    16年前のイギリ

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    2021年12月17日
  • 死相学探偵最後の事件

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    現実離れした妖怪・妖術世界の想像は難しいが、家族の隠れた過去が背景にあった。それは家族愛を求めた母親が子供と疎遠になったことで巻き起こった事件に繋がった。子と一緒に幸せな暮しを求めた母親はどれほど寂しかったのか。やはり家族は一緒にいるのが最高の幸せに繋がるのだ。

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    2021年12月13日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    久しぶりの刀城言哉シリーズ。
    まずは、今回の舞台となる地方に伝わる怪談が4編語られ、その地方に赴く主人公、そこで起こる奇怪な事件。と、シリーズのフォーマットを踏みつつ、事件に巻き込まれながら、その事件を解決していく。
    現実的にはあり得ない筋ではあるが、論理的に謎が解明されるのはスッキリ。
    そして、これまたシリーズ特有の怪談的オチがついて、久しぶりに楽しめた。

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    2021年12月12日
  • 犯罪乱歩幻想

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    乱歩・貞子・ウルトラQのトリビュート作品集。「赤過ぎる部屋」が一番好き。二人称小説が新鮮だし、オチも面白い。

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    2021年11月14日
  • 白魔の塔

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    ネタバレ

    炭鉱夫から灯台守へ、いわく付きの轟ヶ埼灯台に赴任した物理波矢多。
    灯台の怪奇事件を心待ちにしていたら、なんと半分近く読み進んでも肝心の灯台に着かなくてびっくりwやっと到着したら灯台長の過去話が延々。それでも退屈しないのは、“白女”や“白もんこ”の白に纏わる不可解な出来事と謎に惹かれるからなんだろう。
    伏線の回収→新たな謎を残して終わるいつものパターンはもうやみつきの快感。
    白い人の正体はせつなかったな。まさに「物凄い偶然と必然と運命が集中した」ホラーミステリー。波矢多の新しい道の先に再び彼女は現れるのだろうか。

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    2021年11月09日
  • 禍家

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    ネタバレ

    小野不由美の「悪夢の棲む家」を思い出した。
    詩美絵がどうなったのかわからないのが怖いが多分死んでる?

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    2021年09月08日
  • 禍家

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    ホラーだと思って読んだので、ミステリー色強めのラストは予想してなかった!
    いくらお金なくてもこの家に住もうとするおばあちゃん、なかなかのメンタルしてるな…。

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    2021年09月01日
  • 生霊の如き重るもの

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    ネタバレ

    メモ

    「死霊の~」
    四家の構造の由来が最低でなんか笑ってしまった。
    勝手に歩く下駄の真相は妥当なところ。
    お父上との絡み!

    「天魔の~」
    誰が魔物だったかという話し。
    子供が犠牲になる話しはやるせないわね。
    阿武隈川先輩の暴走が緊張緩和の役割をしている……煽るのがうまい。

    「屍蝋の~」
    みんなが大好きな屍蝋。

    「生霊の~」
    田舎のお家騒動×復員兵×なりすまし。
    依頼者が怪しいパターン、好き。

    「顔無の~」
    阿武隈川の怖れられかたが妖怪で笑うし事実なんだろうなというのも笑える。
    恐怖の余韻は四編のなかで一番。
    非日常の高揚と心細さがありありと想像できてよい。
    言耶の含みが気になるじゃな

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    2021年08月31日
  • ついてくるもの

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    短編集。7篇。怖さの強弱はあるけど、どの話も真偽が分からない感じでホントの話のように書かれていて、リアリティがあって怖かった。
    でも最後の話はいらなかったような。

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    2021年08月28日
  • のぞきめ

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    ホラーかと思ったら文章にするとそこまでで暑さを忘れるということはなかった。
    気温39度まで上がればそっちがホラーだ。

    ホラーは映像が1番だと思う。

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    2021年08月08日