碆霊の如き祀るもの

碆霊の如き祀るもの

1,760円 (税込)

8pt

刀城言耶が祖父江偲らとやって来たのは海と断崖に閉ざされた犢幽村。
そこで次々と起こる不可解な殺人事件は、村に伝わる「怪談」をなぞるかのような様相だった。
刀城言耶は「怪談」の解釈の奥にある事件の真相に迫るのだが……

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碆霊の如き祀るもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年08月10日

    ー もっとも刀城言耶にはもう一つ、いつしか別の呼称がついて回るようになった。「探偵作家」がそれである。彼は訪れた地で、なぜか奇っ怪な事件に巻き込まれることが多い。それも土地に伝わる恐ろしい怪異譚などが絡む殺人事件がほとんどで、気がつけば成り行きで素人探偵を務めている。しかも、どうにかこうにか事件を解...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2018年09月05日

    刀城言耶シリーズ。
    相変わらずのホラ-調だけど、ストンとはいってくる推理&どんでん返し。
    楽しませていただきました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月16日

    どの考察も楽しめた。船については人身御供のほうの解釈のがゾッとしたししっくりきたかな。
    あれだけ色々な考察、トリックを次々出し惜しみなく披露されると圧巻。

    0

    Posted by ブクログ 2018年07月21日

    刀城言耶シリーズ。恐ろしい四つの怪談と、それになぞらえたようなあまりに不可解な事件の数々。そこはかとなく漂う怪異の気配と、地域に隠された古くて恐ろしい真相。言耶と偲の掛け合いが楽しいのでさくさく読めるのだけれど、重厚で読み応えたっぷりのホラーミステリです。
    とにかく謎が魅力的。竹林の謎が一番印象的だ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年07月20日

    2018年83冊目。冒頭の4つの怪談。その怪談になぞらえたかのように起きる連続殺人。終盤突きつけられる70もの謎。推理のスクラップ&ビルド。最後の圧倒的カタルシス。シリーズの魅力が存分に詰まった大作でした。個人的には最初の事件のトリックがかなりお気に入り。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月12日

    刀城言耶シリーズ。

    ホラーが苦手なので、最初の4つの怪談話はいつもながら気合を入れて読む。とは言いつつ、三津田さんのホラーは怖いけれどいつも惹き込まれて読んじゃう。江戸~戦後直後といった時代性と地域性が限定されているので、怖さよりも民俗学的要素の興味のほうが強くなっちゃうのかも。
    そして漸く刀城言...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    刀城シリーズは推理の内容が真実とは限らず、犯人の確保に至らないケースが多くどこか煮え切らない部分が残るのだが、新刊が出るとどんな怪異に見舞われてどんな推理をするのかが気になり読んでしまう。今回は事件のトリックはキッチリ暴かれ、碆霊の正体などはある程度考察で判明するため未解決の謎は少ない。女性編集者で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月06日

    相変わらずの膨大な伏線、迷走推理に心躍る。怖さはシリーズ中でも控えめだけど、また別種の「怖さ」が楽しめる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月18日

    これも多重解決なのかな。タイトルの字、初めて見た。いずれ滅び行く運命の村だったのだと思う。貧しさが全ての元凶と言える。年頃の女の子が消えるというのは貧しさの象徴だもの。哀しい祭り。刀城言哉はそういう伝説や祭りに引き寄せられる体質なのかな。寿ぐ系の祭りにはあまり出会わないよね。

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月10日

    今までの刀城言耶シリーズはミステリのスパイスに怪異譚を使っていたが、本作は軸となる怪異譚から現実の事件が産まれる感じ。ラストの投げっぱなし感といい、白魔の塔にも近く、近年の三津田先生が好む作風が分かる。

    0

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